>242( 榛緋 ) …榛緋さん、有難うございます。( 一斉に灯る遊園地中の明かりに小さく歓声を上げ。頬を撫でられれば思わず緩む涙腺に、じわりと涙が浮かぶも笑みを浮かべ。「私にとっては、榛緋さんの方が王子様みたいですけどね。…なんて」繋がれたままの腕に軽く体を寄せるようにして。営業中となんら遜色のない園内に頬を緩めつつ足を進め )