>217 (本日も雨。仕事帰りのため髪を解いたが湿気で広がる髪先を気にするように、指先でクルクルと弄り。地面に出来た水溜り越し、見覚えのある男性の横顔が映り思わず声を上げて)あ──あの!今晩はっ。今日は味方、必要じゃないですか?(つい話し掛けてしまった、覚えていないかもしれないとの不安から伏し目がちに目を逸らし)