終わらないセラフ(終わりのセラフ也)

ほう、そうなのですか。え、キ・ルクって、あのキ・ルクですか！？(一度戦ったことがある相手名が出たことにギョッとして聞き返し)

あぁ、あのキ・ルクだ

(とシノアに言われた事を肯定する。)

それは、なんというか…個性的な方を。(言葉に困り、頬をポリポリとかいて) フェリドさんも個性的でしたけど、吸血鬼の方々って…謎ですよね。

キ・ルクはそんなに個性的か？
(とシノアに問う)
確かにフェリドは個性的だな。
(孤児院の子供達にしてる事を頭に浮かべ言う)
あぁ、謎だな。
(同族の顔を思い浮かべ言う)

フェリドさんに比べたら、そうでもないですけどねぇ。あの変態…っ！(拳を握りしめ、ふるふると怒りで肩を震わせ) 同族なのにそう思うんですか？リオさんは、人間に近い考え方の持ち主なのでしょうか？

あぁ、彼奴はそんな奴だ

(血を吸われたのを思いだし青筋を浮かべる)
そうかもしれねぇな
(とシノアに言う)

あ、リオさんもフェリドさんに何かされたんですか？(相手の顔色見れば、「分かりますよ」と頷き) ああ、やっぱりそうなんですねー。何となくそんな気がしましたけど。

あぁ、血を吸われた。シノアもだろ？
(と相手に聞く)
なんか、血が甘くて美味しいらしんだよなァ…

私の場合は、ちょっと違うんですよー。まあ、変なものを見せられたんですけどねぇ。まったく、純真無垢な乙女に何てものを見せるんですかね！(思い出してはむすりと頬を膨らませ) うわー、鬼畜ですね。というか、それってセクハラにならないんでしょうか？

俺の方が上司なのになァ…

(と言い直ぐ声を聞いて誰か来るけどなと付け足す)

あー、名前間違ってましたね。すみません(あわあわ、)

上司に対して血を吸いにいくんですかー、まったく、何を考えてるんでしょうね。そんなおふざけを私の上司にしたら速攻で拳骨ものですよー。(「中佐怖いですから」なんて言えば、頭を押さえて)

まぁ、俺もフェリドの血吸うんだけどな
(と言いニィッと笑う)
シノアの上司は怖いんだな

やられたらやり返すって精神ですね！(「いいですね」と、グッと親指立て) 怖いですよー、優さんと君月さんの喧嘩の仲裁に足蹴りとかしますし。私とみっちゃんの時は二人とも首を掴まれましたからねー。女の子が相手だろうと容赦無いですよ。あの人は。(ふるふると頭振って)

実力があるからそんな事すんじゃねぇの？
(とシノアに言う)

実力…実力ですか、まあ確かに中佐は強いですけど。でも、だからってもう少し優しくしてくれてもいいと思うんですよー。まあ、あの人にとって特別なのは姉さんだけなんでしょうけど。何せ、姉の真昼は胸がばいーんな美少女でしたからね。(胸の前で手を大きく動かして) 大抵の男性は胸のある女性に魅力を感じるんだとか。

そう
(とだけ返事をする)
胸の大きさか
(と言い胸の辺りに視線を目を落とす)

あれー？もしかして、リオさん。中佐に興味があるんですかぁ？(ニマニマとしながら相手の様子窺い) 胸…大きいからっていいってもんじゃありませんよねぇ。大事なのは、それだけじゃないですし。(と、負け惜しみ口にして)

強いから興味があるだけだ
(フッと笑い言う)
デカくても肩が凝るだけだぜ？

あら、残念ですね。そんな理由ですかー。(ニマニマ顔を止めれば、ちぇっとつまらなそうに) うぅ、私だって今が育ち盛りですからね。そのうちにばいーんと、大きくなりますよー！