終わらないセラフ(終わりのセラフ也)

はい、いつか絶対に君月さんにリベンジしてみせますよ。(拳を突き上げて宣言し) それにしても、うちの男性陣は私たちを女の子扱いしてくれないんですよねー。こーんなに可愛いのに酷いですよ(紅茶を一息に飲み干せば、むすりとして)

あぁ！リベンジしてやれ！後！シノアは充分可愛いぞ？

(とクッキーをかじり紅茶を飲み干し言う)

え、あー、その、そんな風に率直に言われると流石に照れますねぇ。(両手で顔を覆い赤らめた頬を隠すように俯き)

だって本当の事だろ？

(フッと笑いシノアに言う)

リオさんは、優さんみたいに天然なんですね。今、分かりましたよ。(笑う相手見遣れば納得したように頷き) みっちゃんなら確実に落ちてましたねー。

俺、そんなに天然か？

(自覚が無いのかシノアを見て言う)

ほほう、無自覚でしたか。恐るべしですね…(やれやれと溜め息吐けば、コホンと態とらしく咳払いし) リオさんは、天然ですよ。

そうか

(と返事をする)

良いですか、リオさん！(相手の鼻先にビシッと指を向け) リオさんが女性ではなく男性でしたら、先程のやり取りで女の子は確実に勘違いしちゃいますよー？ あ、でも、リオさんほどの美人なら男性でもコロッといっちゃいますね。

そうなのか？

(と首をかしげ言う)

そうですよ。人間の女の子はイケメンに『可愛い』と褒められれば浮かれますし。男の子は単純ですから、可愛い子が『カッコイイ』と褒めてあげれば喜ぶものなのです！(勝手な持論を口にして) まあ、これは飽くまでも私の経験から導きだしたものですけどねー。

そうなのか

(と言いシノアの持論を頭に入れる)

そういうことなんですよー。ですから、リオさんも気を付けて下さいね？美人の無自覚が一番危ないんですから。ああ、此処に優さんが居たら面白いことになったのに…(と、呟いてはニンマリと笑い)

あぁ、気を付ける。シノアこそ気を付けろよ？可愛いんだから。

(と言いまた無意識で相手を褒める)

わ、私は大丈夫ですよー！こう見えても強いですからね。変な人が寄って来ても、しーちゃんがあれば撃退できますし。(ひょいっと何処からともなく片手サイズの四鎌童子取り出し) それに、みっちゃんと違って大人ですから。そうそう靡きませんよ。(片手頬に当てれば、ニッと口角上げて)

なら良いんだが…

(と紅茶を飲みきり言う)

あはぁ、私ってそんなに信用無いですかねー。(へらりと笑いながらそんな事言ってみて) 私より、リオさんはどうなんですー？

俺？初恋は居るけどそれ以外はねぇよ

(とシノアに言う)

初恋ですかー、初ですねぇ。(ニヨニヨと頬緩め) しかし、“恋” ですか。姉もそうでしたが、やはり恋をすると女の子は変わるものなのでしょうか？私にはさっぱり分かりませんけどねー。(ふいっと視線を窓の外に向け)

変わると思うぞ？

(因みに初恋はキ・ルクだ、と付け足す)