隠れヴァンパイア 2019-06-30 18:08:24 |
![]() |
通報 |
ちょッ、… 。( 一瞬ではあるが何時もとは違った瞳の色に見え数度瞬きし ) アンタの瞳の色って、そんな深い赤だったか? … って、俺も酔ったのか?でもな、 ( 少しばかりの混乱でぽつり/ 何かしらあるのかと思案し ) _ … はいはい。照れ屋の絆火だししょうがねーか。( 相手の雰囲気で気になる事はあるが深く聞けず / 何時のも調子で笑い零し )
……なァに言ってんの、優。( 肩に蟀谷押し当てつつ下から見上げ / いつも通りの紫の双眸 )俺の目の色も分かんねえ程酔ったのかァ?( 精神の動揺から急激に酔いが回ったようで、緩んだ視線で見つめ )…嗚呼、喉乾いたァ。( グラスの中にあるワインが血に見えたのか、ぐいっと飲み干して )
… いや、なんでも。( 考え込んでしまった為に反応遅れ / 瞳の色に勘違いだったかと ) ただの勘違いだっただけだ。酔ってんのはアンタだろう。( 軽く額小突きつつ頬緩め / 目元に軽く口付け ) あー、そんな一気に飲んだら気分悪くなるぞ。( 飲み干したグラス取り上げ / 様子伺い )
ン゛ん…、( 相手の顎に手添え、ついと此方向かせ / 首筋食むように甘噛み )喉乾いたっつってンだろお、( 甘える様な語調で首に舌這わせ、肩抱き寄せ )
どうした、… ッ、ン。( 疑問符浮かべるも首筋の感覚にひくり肩揺らし ) ~ッ 、喉乾いたのになんで俺の首元ばっか … 水でも持ってくるか? ( 嫌がる事はないが頭にぽんと手置き / 何となく相手の様子に居ないであろう種族浮かび )
行くなよ、( 急に確りした口調で一言放ち )……俺から離れンなよ…、( 何処か切実な声音 / 一転してむにゃむにゃと )…やだ。お前が良い( 首に顔埋め )
前にも言ったが離れる訳が、… _ ッて、寝てるのか? ( 変わった声の音色に相手に視線向け / 数度瞬きして苦笑い ) … どうしたらアンタは安心してくれるんだか、俺はちゃんとここに居るだろう。( 動く事も出来ない為あやす様に背中一定のリズムで叩き )
……分かんねえだろ、そンなの。人の気持ちは変わる、何時だってそうだ( 顔埋めたまま落ちた声音で )――ッう、( 宥められる安心感と同時に、酒に酔って薄れた理性の所為でまた吸血衝動が呼び起こされ / 性急な動作で相手から離れ )…ちょっと夜風浴びてくるわ( 伸び掛けの牙を隠すように口許を手で覆いつつ背向け )
アンタなぁ、… _ そんなに俺は頼りにないか。( 眉間に皺寄せ言い返そうとするも背向ける相手に言葉飲み込み / 何かと相手との壁感じ表情歪ませぽつり ) 嗚呼、あまり冷え過ぎないうちに戻ってくるんだぞ。( ゆったり立ち上がり場の雰囲気から逃れる様に視線外し / 空いた皿など片し )
――ッは、糞…ッ( 玄関出るや否や翼生やしマンションから離れ / 人通りの少ない路地裏に降り立ち吐き捨て )優…ご免な( ふらふらと歩きつつ譫言の様に呟き / 瞳は紅く牙も伸び、翼を仕舞うのも忘れて )――…( 前方に泥酔して寝ている若者を発見し、思わずごくりと喉を鳴らし )
悪い、また遅くなった。時間空いたけど一応返事さしてもらったから、まだ愛想尽かさねぇでいてくれるなら、反応待ってる。( しゅんと眉下げ )
_ … 。( 相手が出ていき暫く静かな部屋に居たが独りと言うのに不安募り / 相手の様子も気になり外へと歩み進め ) … 絆火ッ、( 何処に行ったか宛はないが近所片っ端から探し )
いや、アンタのペースで大丈夫だぞ。休日は忙しいんだろうって前で何となく分かってたし俺はちゃんと待ってっからそんな顔するなよなー。( むにっと両頬手で挟み込み )
――ぅ…ッ( 喉に絡むのは獣の様な唸り声、人智を超えた猛威を表す様に大きな翼を広げ / 意識のない若者を組み敷く様な形で馬乗りになり、今にもその首筋に噛み付かんと顔を埋め )
頭が上がんねぇわ、ほんと( 切なそうにくしゃり目尻細め )有難な、( ぎゅう、/ 蹴推奨 )
――ぅ…ッ( 喉に絡むのは獣の様な唸り声、人智を超えた猛威を表す様に大きな翼を広げ / 意識のない若者を組み敷く様な形で馬乗りになり、今にもその首筋に噛み付かんと顔を埋め )
頭が上がんねぇわ、ほんと( 切なそうにくしゃり目尻細め )有難な、( ぎゅう、/ 蹴推奨 )
__ … 誰か居るのか、( そこそこな距離離れた所迄足運び / ふと視界に入った現実味のない影に足止め ) … 羽か? ッて、アンタ何してる。( 路地裏覗き込み暗がりで姿も違う為相手だと認識出来ず / 僅かに恐怖心はあるが反射的に肩掴んで離れさせ )
――ッ( 不意に働いた引き剥がされる力、獲物を逃すまいと反射的に両腕は若者を抱きしめる形になり / 首だけで振り向いた吸血鬼の双眸は、まさに夜闇の獣の眼光宜しく爛々と紅く輝き / 口の端からは長く鋭い牙と、顎を伝う赤い蜜が )……すぐ、る…?( そんな馬鹿なとばかりに瞠目 / あまりの衝撃に獲物を抱き竦めていた両腕は脱力し )
何で名前を、… _ アンタ、絆火なのか? ( 暗がりに慣れ視界が開け多少の違いはあれど恋人の顔に僅かに目見開き / 情報量の多さに頭が追いついていないが倒れてる人の安否確認し ) _ … とりあえず、帰るぞ。その翼無くせるのか。( 何時もより低いトーンで淡々と / 口元の赤に何となく察しはつき眉間に皺寄せ雑に拭い / 逃げられないよう腕掴みつつ翼指さし )
……お前にだけは…( 獲物に視線落とすように俯きぽつり呟き / 若者の首筋に手かざし、魔法で手早く噛み跡の傷を塞ぎ )―…ッう、!( 血を少量しか摂取出来なかった所為か、未だ本能は収まらず苦しげに眉間皺寄せ / 反射的に相手から距離取る様に一歩引き、)…離してくれ、優( 自分の意志とは関係なく、肉食獣の様な唸り声が喉に絡み / 吸血衝動を必死で抑え込みながら切実な声音で告げ )
… 断る。( 相手の様子に一瞬腕の力緩めるが逃すまいと掴んだ侭 )_ … 喉が乾いたなら、俺の血をやる。アンタがこれ迄俺のを飲まなかったの優しいアンタの場合想像はつく。だがなぁ、アンタが他のやつに触れたりするのは嫌で仕方ない、そうなるなら俺は無理にでも俺のを飲ませる。( これ迄の疑問が繋がり相手の大体の予想はつき / 数歩近寄れば首元の服開け / 眉間に深く皺寄せするり相手の頬撫で )
――!( 全く予想外の言葉に思わず瞠目 )…命懸け、だぞ。俺、手加減出来るか分からねえ( 情けなくも本能には抗えず、白い首筋に自然と視線が釘付けに )お前に言わなきゃなンねぇ事、他にも沢山あるって解ってる。辛い思いさせて、本当にご免な。…愛してる、優( 頬に触れた手に擦り寄り / 紅い双眸で見つめつつ、飢えの苦しさから無意識の内に表情歪み )
_ … 嗚呼、別にアンタになら命諸共くれてやる。( 本心からの言葉で意思の篭った瞳浮かばせ ) いいさ、そのうちアンタの口割らせてやるさ、俺だって … 。辛い思いしようがそれでも俺はアンタと一緒にいる、だからこれからは俺の血だけ飲んでろ。( ぽつり途中で言葉切り / 相手の瞳見据えゆるり首に腕回し )
|
トピック検索 | |||