可愛がってる後輩がヤンデレだった件。(BL)

瑞樹
………佐山ちゃん。キミ…睡蓮くんに固執しすぎ。
…バレてるよ？
(佐山に近寄るとボソリと囁き)


悠
……悪いけど、外してくれるか？
俺ら三人の話だからさ、な？
(困ったように微笑む)


睡蓮
…………。

……そうですか、じゃあまた…
(哀しげな表情を浮かべて睡蓮の手を離して)
……桜井先輩、忘れないでくださいね…
(にこ、と微笑み)

睡蓮
………う、うん…。


悠
……なあ、瑞樹。あれ…。


瑞樹
……だね。あのさ、睡蓮くん。
佐山ちゃんいるじゃん。


睡蓮
…ん。


瑞樹
…あの子さ、睡蓮くんのこと好きだよ。
恋愛感情として。


睡蓮
…えっ？


瑞樹
でも、行きすぎてるんだ。睡蓮くんにバスケ
教わろうとしたら佐山ちゃんに睨まれたって
一年もいるからさ。
睡蓮くんから言ってくれない？あの子、
僕たちからだと聞かないだろうし。


睡蓮
……う、うん……。


悠
無理だったら言えよ？俺らが守ってやるから。

…はぁ…バカな奴にバレたし…面倒くさ…
まぁいいや、何があっても桜井先輩は僕のモノにするから…誰にも、誰にも…ワタサナイカラ…


(かなり病んでいきますけれど…大丈夫ですか？NGだったら言ってくださいね！)

(病みすぎはちょっと苦手ですが、
大丈夫です！)

悠
………おし、行ってこいっ！


瑞樹
……ガンバ。


睡蓮
…う、うん…行ってくるよ。

(了解です！やりすぎでしたら遠慮なくどうぞ！)


あーぁ…逃げるのかな、桜井先輩…やだなぁ…(ぼやっと言っては空を見上げて)

(了解しました！)

睡蓮
…あ、佐山…。

……桜井先輩。どうしました？(にこ、と優しく微笑むが近寄らず)

睡蓮
………瑞樹が、言ってた…。俺を好きなのは
構わないけど、行きすぎだよ…。

……それで？…桜井先輩は、それが嫌ですか？そんな僕は嫌い？

睡蓮
………だから、好きとか、嫌いとかじゃ
見れないよ。
佐山は、いいマネージャーだし…。

ちっ……いつまでそう言うんですか？僕はこんなに桜井先輩が好きなのに…どうして？

睡蓮
………俺にとっては、可愛い後輩なんだ。
だから、恋愛感情じゃ見れない。ごめん…。

…ふーん…じゃあ仕方ないですね…
(急に相手の両手を掴み)

睡蓮
…………っ！

(びくり、と体を震わせ)

ふふ、怖いですか？…でも大丈夫、優しくしてあげますから…
(そっと抱き寄せて)

睡蓮
…………………！！

(助けて、瑞樹。と唇が動き)

しー、ですよ、桜井先輩(耳元で厳しく囁き)
言うこと聞けないなら…あいつら、どうなるか分かりませんから(相手の唇を指で塞ぎ)

睡蓮
…………………！

(怯えた表情でこくり、と頷く)

ふふふ…とっても良い子ですね(優しく微笑み)
それじゃあ…僕の家に行きましょうか？

(申し訳ありません、希望のヤンデレくんを
言っても大丈夫でしょうか…？)

睡蓮
………………………っ。

(もちろんです！遠慮なくどうぞ！)
そんなに怖がって…ふふふ、大丈夫ですよ

(ありがとうございます！

自分的に好きなヤンデレくん

・保護者型ヤンデレ
(先輩には誰も近付かせない…式)

・束縛型ヤンデレ
(先輩はずっと一緒…式)です！

逆に監禁、暴力タイプは苦手です…)


睡蓮
………………………る、か…！

(微かに動く唇が悠の名を紡ぐ)

(了解です！)

桜井先輩…僕とずーっと一緒にいたくないんですか？そんなに他の人がいいの？

睡蓮
…………………悠と、瑞樹…は……親友、だから…。

(申し訳なさそうに頭を垂れ)

そっかぁ……でも、僕は桜井先輩をあいつらに会わせる気はないですから。僕の隣に置いておいたら、あいつらも手は出せないでしょう？
(妖しく微笑みかけ)

睡蓮
…………………そ、れは………。

ねぇ……いいでしょう？桜井先輩…
(相手の耳元で甘く囁き)

睡蓮
…………っ……でも…。

(一瞬身体をぴくりと震わせ、躊躇うような
表情を見せる)

何をそんなに気にしてるんですか？僕が桜井先輩を危険から守ってあげるんですよ？

…安心してください…必ず守りますから…(ぎゅう、と抱きしめ)

睡蓮
……………は、るか……ご、めんね…。

(名残惜しそうに悠、ごめんねと唇を動かすと
相手の肩に顔を埋め)

ふふふ…いい子ですね、桜井先輩…(そっと額にキスして)

睡蓮
……………僕、良い子…？


瑞樹
………蓮ちゃんっ！

(瑞樹が走ってくると、睡蓮を無理矢理
剥ぎ取って抱き締める)


睡蓮
………………み、ずき…？

…ちっ…
何しに来たんですか？僕の邪魔、しないでもらえます？
…ほら、桜井先輩…おいで？(両手を広げて優しく微笑む)

瑞樹

蓮ちゃん！…目ぇ、覚まして！


睡蓮

……瑞樹……あ、ねぇ…なら、一緒に行こうよ。
佐山の、ところ…。


瑞樹

………ごめん、蓮ちゃん…。

(ぐいっと顎を持ち上げ、キスする)


睡蓮

………んむっ！？

っ…なにやってんですか…(睡蓮を引き寄せ)
怖かったでしょう？…よしよし…

睡蓮

………？


瑞樹

……もう気は済んだよ。
じゃあね、「桜井」。また部活で。

(冷たく言い放ち、踵を返して消えてしまう)


睡蓮

……………み、ずき……きらわ、ないで……
ぼく、は…瑞樹が…好き…だか、ら…。

……桜井先輩、あの人は冷たい人です…僕があなたを暖めてあげます…(抱きしめて瑞樹の消えた方を睨み)

睡蓮

……………雲雀、くん……。

どうしました、桜井先輩…？(色っぽく見つめ)

睡蓮

……………もう、いやだ…。

…！…よしよし…(頭撫で)

睡蓮

…………誰が正しいのか、分からない…。

…大丈夫…あなたが正しいと思う人を信じてください…。
…でも、１つだけ…。僕だけがあなたを大事に想っています…

睡蓮

………瑞樹は、時々冷たいけど…僕の事を、
よく心配してくれるし……悠は、明るくて、
いつも僕を気にかけてくれる……。

……それで？(眼鏡押し上げ)

睡蓮

…………僕が信じたいのは、皆、だ。
瑞樹も悠も、雲雀くんも…。

…それで(右手をぐ、と握りしめていて)

睡蓮

………誰か一人だけのものになるのは、嫌だ。

…それでも僕は、あなたを自分のものにしておきたい…。大事にして、誰からも傷つけられない場所に、置いておきたい…

睡蓮

……………大丈夫。僕、すぐに傷つくほど
柔じゃない。