未知との遭遇…？

だって普通の猫じゃ無いもん。
(悪戯に成功した子供のような笑みを浮かべながらさり気なく相手)の手を自分の頭の上に乗せて、何故か猫の姿に戻らず相手に擦り寄り続け

か、可愛い～（あまりの可愛さに感動しながら）
それにしてもホントにさっきの猫ちゃん？（相手の顔を覗き込んで）
目も大きくて、さっきの猫みたいにふわふわだけど・・・

やっと分かった～？
(気付いたらしい相手を見て力を抜くと猫耳と尻尾が現れ、所謂獣人のような姿になりニコニコと相手を見つめ)

うん・・・
ねぇ名前は何ていうの？（首を傾げ）

名前なんて無いよ～？
(一々相手にぴったりと体を寄せ、尻尾を楽し気に揺らしながら相手を見つめ)

え、え～（ちょっと困ったように）
じゃあ私がつけていい？（ためらいがちに聞いて）

ん～…。じゃあ私にぴったりなのお願いね～？
(猫口になり相手をじーっと見つめて暫くしてから仕方無いといった様子で頷くも、尻尾は正直なようで相手の手に当たる程ぶんぶんと楽しそうに振り)

う～ん…えっと、、
（相手をよく観察し）
…そうだ！「ユキ」どうかな？
（真っ白な姿から雪を想像させ）

ユキ……。ユキ！良いね！私は今日からユキ！
(余程気に入ったのか度々「ユキ…」と声に出して、ふと相手に目を合わせると勢い良く抱き着き尻尾を狂喜乱舞させて)

(/上げです！

ふふっ　気に入ってもらえてよかった（喜んでいるユキを見て嬉しそうに微笑んで）
ところで、ユキは何者？（素朴過ぎる疑問を口にし、首をかしげて）

ん～？私は猫みたいな何かだよ～？
(クスクスと笑みを浮かべつつ猫の姿に戻り相手を見上げ)

えーわかんないよぉ
まぁいいけど・・・（笑みを浮かべるユキをにつられて笑いながら）
で、これからどうするの？うちに来てくれるの？（目を輝かせて）

勿論行くよ～！
(再び人の姿になると相手に抱き着き、頬擦りをしながら大きく頷き)

ありがとう！（ユキを撫でて）
じゃあ、行こう！ユキが居てくるの凄くうれしい！（手を差し伸べて）

ど～いたしまして！
(全く相手から離れようとはせずぴったりと抱き着いたままで)
うん！行こ行こ～！
(テンションマックスのようでその勢いのまま差し伸べられた手に抱き着き)

・・・着いたよ。ここが私の家（言いながらドアを開けて）
ただいま～って、お母さんもお父さんもまだ帰ってきてないから誰も今いんだけどね（少し寂しそうに）

ここが…？
(先程の勢いはどこへやら、ドアの開く音にビクリと体を震わせ更に相手へと密着して服を握り締め)
……。
(根底は猫なのか遂に無言になってしまい、若干震えながら相手に本気でぎゅっと抱き着いて顔を相手に埋めるように隠し)

・・・？どうしたの？
（急に喋らなくなったユキを振り返り心配そうに）

……。
(無言のまま猫の姿に戻り相手の腕に登り)