BPM143　／　〆　　

あんたも夜更かしだろ？ンー、じゃあ取り敢えずお互い気ィ付けるって事で。（　彼の言葉に軽く苦笑浮かべれば近付いた温もりにそっと瞳細め　）ふは、ソレを都合良く使っちまう悪い男じゃなくて良かった。あんたの事は大切にしてェから。（　撫でる感覚に頬緩め　）

人のことは言えないね…俺も夜更かし…( 苦笑いしてはこくりと頷き。)…あー、都合よく使われてあとはポイってね…何度も経験してるのに学習しないのは俺の性格的問題なんだと思う…( 緩く目元伏せては小さく笑い。)

ほらなァ、でも最近はあんた早めに眠れてる気がする。（　思い返し乍ら　）優しくて他人を思いやれるあんたの何処に問題があるンだよ。きっと、その人らに問題はあるだろ。（　眉寄せ　）

最近は今までにない程の寝落ちで困ってるよ…( 頬を掻き。)いつも運んでもらっちゃってるし…( 眉下げ。)俺の恋愛経験は全部それだよ…利用されて終わりとか( 思い返しては肩竦め。)そんなんばっかりだから俺がいけないのかとずっと思ってた…

夜更かしが正しいワケじゃねェし、健康と美容には良いだろ。運ぶのは好きでやってるから大丈夫。それに約束は守るから。（　満足げに頷き　）…悲しいな、そりゃ。偶然だよ、きっと。俺が証明してみせるから。（　しっかり視線合わせ　）

…繭と一緒でもっと繭といたいって気持ちが優先する部分があるんだよね…俺も無理はしないようにしてるし気をつけてるよ( こくりと頷き。)こういう関係になって…いつかなくなる時がきたらって…たまに不安がよぎる…今が多分凄く充実して幸せだから…

一緒に居たい気持ちは痛い程分かるし、俺も優先しがちだけど。…ン、無理はしねェようにな。（　眉下げれば頭撫で　）切れる縁もありゃ、切れねェ縁もあるぞ。俺達は後者だって信じてる。幸せが続く事も、これからもっと幸せになれる事も。（　力強く言い切り　）

それは承知の上、大丈夫( こくりと頷き微笑んでは、撫で受けて。)…俺もそうだといいなって思ってるよ…もう利用されるのも掛け持ちされるのも消滅されるのも嫌だし…俺の心が保たなくなるよ…( 力なく笑ってはこくりと頷いて。)今日はあっち顔出す？( ふっと思い出しては相手に問いかけ。)

ちょっとあっち顔出してくるね、来れそうなら繭も来て欲しいし…( スマホ取り出してはメッセージ残し、部屋を出て。)

悪ィ、落ちてた。…ン、一応向かうかな。（　メッセージ確認しては席を立ち　）

ただいまァ。（　真っ暗な部屋に告げ、後ろ手に鍵を閉めて。手探りで部屋の灯りともせば毎度の如くソファーに腰降ろしてぼんやりと　）…まだ考える事は沢山ありそ。

雨降ってきてる…( 鍵開けては中へと入り、微妙に濡れた髪を触りつつ。鍵閉めては、靴を相手の分と揃え中へと入り。)ぼーっとしてるけど大丈夫？( リビングへと足を進めてはソファーへと座る相手を見つけ問いかけて。)

…ッえ、嗚呼。ちょっと考え事してただけ。（　突如意識引き戻されては視線そちらに遣り、眉下げた笑顔で対応して。「おかえり」と付け足せば雨に濡れた髪見遣り　）運悪く降ってきたよなァ。大丈夫だった？（　タオル取り出し相手の頭に被せ　）

…あんま抱え込まないでよ？俺に出来ることなら協力するし…なにより、今の繭は心配になる…( 相手の表情で何かを感じては目元伏せて。答えるように｢ただいま｣と述べて。)ん…俺は大丈夫、繭は濡れなかった？( 被されたタオルへと触れては相手の方へと視線向け。)

…該当しちまう人物に話を持ち掛けるのは気が引けてさァ。出来ること、ンー…。コーヒー飲みたい。（　視線逸らし呟くなり自責を交えた笑みでその先の言葉を飲み込み、代わりに小さな我儘を言ってみて　）すげェ走って帰って来たから平気。どうせまた朝に風呂入るし。（　けらけら笑い乍ら頷き　）

…それなら無理に話さなくてもいいよ、話しやすい人に話した方がいいと思うし…ん、沸かしてくる( 相手と視線を逸らしては、こくりと頷きそのままキッチンへと移動して。)あー、俺も朝風呂しようかなぁ…( 軽く髪を拭きつつ考え。)

あんたが話しづらい、ッてワケじゃねェんだけど…。フェアな関係性でいたい気持ちが強いから。後はなんだろな、もう少し頭ン中纏めるわ。ごめん。（　キッチンへ向かう背中見送り乍ら、弁解と謝罪の旨を述べて深く背凭れて　）降られちまッたンならソレが良いと思う。服は平気？着替えかそうか。（　ちらり服に視線配り首傾げ　）

なんとなく察しがつくし無理に問うこともしないよ、ただ俺のせいでこうなってるなら…俺はあっちに行くのは暫く辞めようかとも考えてる…( コーヒーを沸かしつつ淡々とそう述べて。)あー…どうしよっかなぁ…( 頬を掻きつつ、少し考え。)

は…？それは違うだろ、あんたが気に病む事じゃない。別に色香で惑わせたワケでも、故意に擦り寄ったンじゃないだろ。（　不意に肩揺らせば瞳見開き戸惑った声音で否定し彼の姿を見詰め　）あんたにゃ大きいか。（　パーカーとスウェット取り出すも相手と見比べ眉寄せ　）

…毎日あっちへ顔出すって決まりもないわけだし、事が収まるのなら俺はそうしよとも思ってるってことだけは伝えとく、ただそれが正解なのかもわからない…俺は直接的に彼に好意があると言われたわけじゃないから( マグカップを2つ取り出し。)パーカーなら着れるかも…( パーカーを見てはこくりと頷き。)