リスの人話そう！

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「踊り靴の唄」小原乃梨子・永井一郎・信沢三恵子

アニメ『母を訪ねて三千里』（監督：高畑勲）の中で旅の人形劇一座ペッピーノ一座が歌う「私の踊り靴」という歌があるが、これには実は元歌がある。アイヌ人研究者、知里真志保（ちりましほ）がサハリンで採録した、『山姥嫁入り』という説話の、娘と山姥(が化けた女)が結婚の宴で踊り比べをする時の歌で、娘が「私の踊り靴、私が踊ればチリン、チリン、チリン。私がつけてる首飾り、私が踊ればチリン、チリン、チリン。」と美しく踊ればその袖からは美しい財宝が飛び出し、山姥が「おいらの踊り靴、おいらが踊ればバタリ！」と踊れば、踊りは醜く、その袖からはゴミが出てくるので、化けの皮が剥げるというものだ。

だって。