*.+゚ 2019-06-02 00:01:43 |
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( これも一種の栄養不足と言えようか / 抗えない眠気がこんなにも恨めしい / んん / ひとまず彼の姿を見て安心したいところ / きょろり、箱庭の探索を )
__ん、おかえり、ただいま( 寝室より顔出してちょいちょいと手招き / こっち / 近くまで来てくれたら思い切り抱きつこう / きみを感じる一番身近な手段 )
……ただいま、おかえり。アゲハだ。( 見れば分かることをいちいち口に出して確認したい気分だった / 誘われるまま近付いて、なにも考えずに手を伸ばして / 半分と半分がくっついた / すり、静かに顔を寄せて )
うん、アゲハさんですよー( くふふ / 気持ちはとても分かる / 離れていることで生まれる不安定や不確かを安心に変える儀式 / 擦り寄ってきてくれるのが本当に可愛くて / ふわふわ優しく撫でてから、抱き締めたまま倒れ込んで布団に受け止めてもらおう / 「いっぱい触って確かめて」 / 俺がここにいること / 幸せそうな顔で )
( 肯定が返ってきた / こだまでない、この腕に抱き寄せることのできる生身の身体 / 声も指先も表情も、全てが優しさでできていた / 「…ふふ、ありがとう、それじゃあ遠慮無く。君もどうかそうしていて」 / こつんと額を合わせ / 至近距離で双眸を緩やかに / ぴたりとくっつけば、命を刻むリズムが伝わった )
( 近くなったお日様のいろ / とくん、とくんと彼の鼓動が分かった / 生きてる、ちゃんといる / 温かくて幸せ / ささくれた心が滑らかに穏やかに整えられていく / くっついているだけでも十分な充足感だったけれど、ふと / ちゅ / 寝そうだって思ったから、勿体ない精神 / 愛しい黄金を見つめて / 「おやすみ、おれのたからもの」 / 同じように眠って、同じ夢を見たいと思った )
( つかつかつか、 / 玄関を開けて片付けを終えたなら真っ先に寝室へ / そこに彼が居て、抱き締めて布団に沈むことができれば何も文句はないのだけど / 「ただいま、」 / 扉を開けると同時に声を掛けて )
……ん、おかえり( のろり / きみが望んだその場所でゆっくり頭持ち上げて / 「ごめん、少し寝てた」 / 身体があまり動かない、けれど抱きしめたくて / …、 / ゆるく両腕広げ / いつもきみがしてくれること / 叶うなら飛び付きたかったけれど )
ん。…起こしちゃったかな、なんて聞くと、いつもと反対だね。おかえりって聞かせてくれてありがとう、少しでも休めた? ( ほっと息を吐けた / 赤色の寝ぼけ眼が世界の何より愛しくて / ぎゅっと、どこまでも優しい力で / 寄り添うように、預けるように / すりと頭を擦って )
ううん、きみに会いたかったから、もっと早く起きたかった( 願った通りに包み込んでくれる腕 / 悪いものが抜けていく感覚がして、気分が楽になって / まだ重い瞼に従って瞳閉じ、同じく頭の重さを少しだけ預け / 「うん、大丈夫、……けど、今の方がもっと休めてる」 / 頭痛いの飛んでった / ふわ、ふわ、撫で / 俺の代わりに痛くなったりしませんように )
( そういう言い方をされると何も言えなくなってしまう / ぎゅっ、と唇を結び / 布団のお陰で少しばかり温まった彼の体温が心地良かった / 「そう、それは何より。…今度は一緒に休もうか。君と優しい夢が見たい。」 / ぽすん、横に倒れるとそっと顔を近付けて / ちゅ / まだまだ話をしたいけれど、そろそろ目蓋が重いから / 「おやすみ、アゲハ」 / ああ、やっと言えた / 嬉しくて嬉しくて、容赦無く抱き締めてしまったかもしれない )
( 眠る間際のきみの声がまだ耳に残っているようで / 夢は覚えていなかったけれど、いい眠りだったことは確かだ / 今日は先だろうか / 時計見やって / 彼の癒しになるようなお迎えがしたかった )
( 吐く息が白く染まる気温 / こんなときには体だけでなく心まで寒くなりそうだから / 「ただいま、」 / 随分と遅くなってしまったけれど / 温めたい人、一緒に温まりたい人 )
あ、おかえり周( ぱっ / 姿認めては途端に顔華やぎ / とととっ、ぎゅ / 準備を万端にするだけの時間があってよかった / ぬくぬくでさらさら / 「寒かったでしょ」 / 勢いのままなでなでなでー )
( 軽快な足取り / なんとも幸せそうな顔をしていて、釣られるように気持ちが和らいだ / 「うん、すっかり冬本番って感じ。君はちゃんと温まってたみたいだね、偉い偉い」 / 此方からもお返しに / なでなでー / 相手のことになると判定が緩くなってしまうのは自覚済み )
( 彼の指が髪を揺らすと、お揃いのシャンプーのそれに加え今日使った髪油のにおいがふっと香って / きみを思って選んで使っている事実は我ながら気恥しい / 「んへへ、ほめられたー」 / ゆるっと緩む頬 / 温度分けるみたいにぎゅうぎゅう抱き着いて / 嬉しいからキスもしちゃおう / ちゅー )
( 鼻孔を擽る仄かな香り / 彼からはいつだって自身の好む香りがする / 偶然でもなければ、思い過ごしでもないのだろう / 好きだな / そういう選択肢を選ぶ君が / 「ふふ、褒めちゃった。温かいと離れられなくなるね、どうしよう?」 / 全く困っていない問い掛け / 冷たくても離れ難いのは秘密にしておこう/ 触れる唇にやんわり双眸を細め )
( む… / どうしても寝てしまう / もっと話していたいのに / 眉間に縦皺 / 「ただいま」 / きょろりと姿探して / 先かな / 一週間が少しだけ遠く感じた )
( 急ぎ足 / 寝てるかな、起きてたとしても眠たいだろうな / 一先ず抱き締めて、それから、… / んんって顔 / 考えるのは後にしよう / 「ただいま、」 / 寝室の扉を開いて )
……あ、おかえり周。待ってたよ( 布団と毛布に包まる蝶々 / 暖をとらんと / けれどそんなに眠たくはなかった / のにきみの顔を見ると途端に安心して / 困ったものだ / 「寒い、こっちきてくっつこ」 / 布団から抜け出し毛布の裾広げ / 抱きしめると同時に閉じ込めてしまいたくて )
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