*.+゚ 2019-06-02 00:01:43 |
通報 |
( この人は自分が側にいれば何でもいいのかもしれない、なんて / それでも自分だけが寝顔を見られるというのはなんとなく気に入らないため / 確りと目を開いた、つもりだったのに / 「…、…アゲハ。顔に全部出てる」 / 分かりやすくて可愛いことこの上ないのだけど / ちょんちょん、笑み混じりに控えめに背中をつついたところで止まる様子もないため諦めた / これはこれで / ちう / 時折此方からも返しながら )
( ちゅ、ちゅ / 求愛にも似ていた / 好きをせっせと伝えていたのだけれど、可愛らしく笑う顔に不満も不安も急速に萎んでいって / 多分この子の笑顔にとにかく弱い / 「笑いごとじゃないもん……」 / しな、ぎゅ… / 脱力したように肩口へ頭着地 / 代わりに力強く抱きしめて / …もそ / 疲れきってソファに倒れた日のテレビのリモコンに手を伸ばす余力みたいな動き方で頭の角度変え / かぷ / 首筋やわやわと甘噛み )
( 針の先でほんの少し突付いた風船のようだと / 萎んで萎んで、ぺたり / 力加減が緩まないのは流石と言えようか / 大きな子どもみたいだと思ったら、また笑声が溢れてしまった / ようしよし / あやすように撫ぜる濡れ羽色 / 然しながら唐突に始まったおやつの時間に一瞬手を止めては / 「……痕つけるなら、服の下にしてね」 / ぽつり / 念の為、と注意喚起を )
( 彼相手に限ってはそれはもう単純なもので、丁寧に髪を梳かれるだけでなんだかご機嫌になってしまうのだった / 多分一生手のひらの上でころころされてる / ♪ / 擦り寄ってちゅっと口付けて / かみ、 / 痕もつかず痛みもないものばかり / 忠告にはんー、と噛んだまま生返事 / 軽い空腹 / あ / 「そうだ、周、何かやりたいこととかあった? ……もう昼過ぎだけど。ごめんね、ついだらだらいちゃついちゃって」 / 彼のお顔の正面へ戻ってきて / じ )
( 楽しそうならそれでいいかと絆されてしまう此方も相当甘い / 愛しいこの子が花のように笑ってくれるならそれだけで幸せだと思った / 擽ったい透明な愛情の印 / 分かっているやらいないやら、長い髪がさらさらと / 「ん?…ああ。いや、君と思う存分くっつくことしか考えてなかったというか、…やりたいことなら今やってる。」 / 圧も何もない大きな瞳を見返して / 頬に手の平 / さり、擦ってやりつつ考えてみても十二分 / 君は? / 緩く首を傾げ、言外に問うてみた )
( お日様の色をしたふたつの瞳が此方を覗いている / 綺麗 / ハンドクリームで手入れされた、努力の痕がいっぱいある手 / 条件反射で表情緩めて、そっと上から手を被せて頬に擦り付けて / すき、この手が、この人が / 「そっか。俺もおんなじ感じだ、今はとにかくきみとくっついてたい。もう少し充電できてたら、デートとか、色々したいんだけど」 / うっとりした表情は眠そうなそれに似ている / どうやらこのままでいいみたいなので、脚を互い違いに挟み込むように擦り合わせ / 充電ー / ああけれど / するる、駄目押しに少し強く頬擦り付けてから滑らせて離し / 目の前の指をはくりと口の中へ / 軽く甘噛みして一度解放 / 「でもお腹は減った」 / 食べていい?と )
( 双方に離れる意思の無い緩い拘束 / 温かい布団の中に居たからか、彼にしては少しばかり体温が高い気がする / 「それは何より。…そろそろイルミネーションが飾られ始める時期だしね。並んで歩くだけでも楽しそうだ」 / 布の下に隠れた肌色が擦れる感覚 / 衣擦れの音、君が動いて、指が消える光景 / …指? / はっとした瞬間に一言、ぽつり / たったそれだけで全てを理解してしまう / 見つめ合って徐にずいと顔を寄せれば / はむ、…ちう / 下唇を甘く食み、離れる間際に舌先でなぞってやり / 「そうかい。君の好きなものを食べるといいよ」 / 双眸を細め、生意気な据え膳になってやろう )
( しかし寒がりとは困ったもので、たとえ自分の身体が温かかろうとも熱源を容易に離したがったりはしないのだった / 直ぐに冷えてしまうことをよく知っているから / ぎゅ / 「いいね、絶対綺麗。紅葉も見に行きたいし、かっこいいアウター一緒に選びたい。美味しいご飯食べに行きたいし、うちで二人で料理もしたいし、旅行も行きたい、……けど多分、次の休みもこうなる気がする」 / ぽんぽこ出てくる出てくる / 言い出したら尽きない / ただ、想像が簡単なのは休み直前に相棒不足に打ちひしがれる姿 / はは、苦笑い気味に / 急に近付いた距離にびくり肩小さく跳ねさせ / ている内に食べられてしまった / 去り際のぬらりとした感触にんッ、と変な声 / 完全に油断 / 煽るような / どれだけ甘やかして蕩かしても消えないその小さな反抗心が、己の心を鷲掴みにして離してくれない / きゅううと胸が鳴る幻聴がした / 「うん、ありがと。いただきます」 / 目元をゆるゆるにして、愛おしいと言わずとも分かる表情で、相手の三日月になった目尻に指を添え / 頭のてっぺんから足の指のつま先まで、文字通り全身くまなく口付けて赤色に色付かせることが決定した瞬間だった / 可愛いが一日分より多くなってしまうかもしれなかった )
( ああ、それは違いない / 肯定とともにくすりくすり、苦い笑みに軽い笑みを混ぜ / 全部全部魅力的で、それでも優先順位の上位はお互いを満たすこと / それも悪くないとは本心で / 奇襲は成功したらしい / 口の端を引き攣らせるでもなく、眉根を寄せるでもなく、ただただ愛情に染まったその顔が近付いて / 唇が重なれば最後、彼のことしか考えられなくなる / 浅い小鳥が熱を呼んで、深い獣を引き摺り出し / 合間に挟まる吐息が自身のものだと気付くのに随分と時間を要することとなった / ぎゅ / 無意識のまま背中に皺を寄せてしまう / 離れたならもう一度、当たり前のように引き合って )
>3776
__はい、分かったよ。どうぞ楽しんで。
(にこり。美しさと少しの冷気ばかりが存在する笑みですれ違いざまナイフのお返しにと彼の髪を揺らす。子供の遊びのようだったその動作が今ではすっかりと板について、傍から見れば親が子にするようなそれになっていたけれど、そのことに自身は勿論彼すらも気付かない、なぜならそれだけ彼は彼の目的を達成し損ねたという証左に他ならないのだから。視覚的には己の横っ腹にぶっすりと突き刺さっているはずなのに何の手応えもなかったそれを彼が引き抜いて、此方を一瞥もせずに建物の中へ歩んでいくその背中に、なんとなく、嗚呼あの先見で見た日は今日なのかと悟った。夢か現かも分からないこの身が朽ちようとどうだっていいのに、あの子がここを去るという詮無い事実にはなぜだかつきりと胸が痛むようだった。だが同時に、少なくとももうその辺りの魔物に食い殺されることも、生活できずに飢えて死んでいくこともないだろうと思う、前者はともかく後者はこの魔女の自活能力の無さに起因するのだが。心残りを挙げるならば終ぞ彼に“生きたい”を教えることができなかったことだろうか、しかしそれもこれから人間の間で暮らす内に自然と見つかることだろう。「アマネ」いつもと変わらない完璧な、それでも特筆すべき事項があるならばほんの少しだけ寂しそうな笑顔で、きっと本当に数える程しか呼ばなかった名前を。恐らくは振り返ってくれるだろう彼に銀製のそれを投げ渡し)
持ってお行き、開かずとも構わないから。輝かせ方が分からなければ、人に尋ねなさい。
(儀式に使われるような意匠のロケット。中にはかの石を嵌め込んであった、きっとこの世のどんな宝石より美しく輝くそれ。これ以上の説明をくれてやるつもりは毛頭なく、その場に留まるようならば「ちきん……何だったか。ニワトリを殺して焼くのではなかったかい?」と追い払うような真似を。ぬろぬろと彼のうしろを追い掛けて地面を這う“彼女”に妖精の言葉で何かをキイキイと告げたあと、もう扉の奥へ行ってしまった彼の背をもう一度だけ見遣って、別れとした。さてと、と言葉だけ切り替えて、いつものように瞬間移動はせずに家とは逆方向へと歩みを進め。少し行けば美しい湖があり、そのほとりまでの道すがら、このような森の中にあってはまず有り得ない、深い海のえずきそうになるほど濃い潮のにおいを嗅ぎながら。)
やあ、待たせたかい。俺の足止め如きに、遠路遥々ご苦労さまだ。__
(__さて、キッチンにて。慣れた手つきで彼がフライパンに火をかけた瞬間、数えでも十年近く過ごしただろうその家が突如轟音をたてて爆発する。皇帝サマと隊長曰く、マトモに戦って勝てる相手ではないから、不意をついてその隙に全てを済ませて逃げ帰るのが最善、らしい。どうにもヒーローらしからぬ作戦であまり気乗りはしないが、子供の命が掛かっているのだからそうも言っていられない、と特大の一発をお見舞いしたところ、調理場の点火と相俟って大変な威力になってしまったようだ。恐らくは救助対象がいると思われるその方面へ、ガレキを踏み越えて炎の中を慌てて駆けて)
__みつけた、無事ッスね! 良かったぁ~! ……っと、こども、じゃない? けど外見的特徴は一緒だし……んん、なんか聞いてた話と違うけどまあ良いッス、助けにきたッスよ!
(爆発の中にあって五体満足でいるのは傍らにいる見たことのない黒い生き物(?)のお陰だろうか。一先ずほっと胸を撫で下ろすも、自分よりも少し高い体躯を持った相手に首を傾げて。小さな子供が魔女に囚われているという話ではなかったか。しかし年齢がどうであろうと彼は人間で、だとすれば何としてでも奪還しなくてはならないことには何の変わりもない。仲間が引き付けてくれているとはいえ急がなくてはならないという焦燥感を若干滲ませつつ、それでも燃える炎のように熱く明朗な笑顔で其方へ手を差し伸ばして)
( 学食にて / おむらいす / 人手が足りなくて話題のあの子が作ったらしい / ケチャップはご自分で!とぞんざいに渡されたチューブ片手に「……。」 / つついっと、木 / ユニット名 / 同席の友人が、描かなくても十分森じゃんと小さな椀に盛ったもりもりブロッコリーの木を指してバカ笑いしてるのを横目に、思うはただひとりのこと / 今何してるかな )
__ふふ、可愛いね( 本日何回目か知れない言葉 / なで、なで、 / ついこの間と同じことをしたけれど、それに比べてずっと穏やかで細やかで、きみのことに気を配れた / ちゅ、額 / 頭の中を閉める満足感と幸福感を少しずつ分けて発散するように )
__…俺のことしか見えてない君も、大概だとは思うけどね ( たらんと垂れた前髪はきっと彼が直してくれるだろうと思って気に留めず / どこまでも嬉しそうで、幸福そうな顔をしていた / 耳にタコ、という程度では足りないくらいに聞いたその言葉へ反論しつつ / 態とらしい半目ではもう一度同じ言葉を投げられてしまうだろうか / ほんの少し、頭を押し付けた )
…サプライズ。好きだよね、君も俺も。お陰で一気に元気になっちゃった、…ああもう、まだ顔が緩む。ありがとうねアゲハ。ふふ、今日は胸を張って最高の休日だったって言えるよ。
なら、きみも俺のことだけ見てくれてるってことかな。ふふ、可愛い、嬉しい( きみしか見えていない俺が可愛くて、きみが可愛いということは / 理屈が通らないのは承知の上だけれど、楽天的思考で / 前髪が垂れ下がってくたっとした姿もこの上なく愛おしくて、このままにしておきたくもあったけれど / そろり、壊れやすいものを扱う手つき / 大好きな人の顔が見えた / ちゅ / じとっとした視線 / ご想像の通り可愛いって思ったけれど、口にすると拗ねるかなって控えようとして、でも不意に口からぽろっと零れてしまって / まあいいや、事実だから仕方ない / なで、なで )
ふふ、びっくりさせられてアゲハさん大満足。でも俺的にはサプライズっていうか、内容はさておきタイミングは然るべきときに投下した感じかなあ。多分俺がきみを一番喜ばせられるのってやっぱりこれで、だから、なんていうか、感情だけでもぐちゃぐちゃにできないかなって思った結果、というか……? 代わりに一番俺だけできみを独り占めしたいときに上がることになるから、割と苦渋の決断の末だったりするんだぜ。何となく察したかもだけどたまに妙に時間空いちゃったりとか、ごめんね、もうちょっと上手にできたらよかったんだけど。喜んでもらえて嬉しいよ、此方こそありがとうね、周。
わかりやすくご機嫌だなあ、美味しい食事は人を笑顔にするとは言うけど。…俺はね、アゲハ。甘やかされた経験なんて殆ど無いし、厳しさを与えられる方が慣れてるけど。それでも、君にこうやって撫でられるのは嫌いじゃないよ。…むしろ結構好き、なんて ( 予想以上にポジティブだった / 思わず笑って、でもそれでいい / 綺麗な赤色が眼前に迫る / そう、こうやって口付けられるのも / 溢したのは素直な胸の内 / 心を染めるルビーの色 / 心地良さに双眸を細め )
つまり計画的犯行ってわけだ。べつに君の言葉なら全部好きだけどね、…うん、やっぱり嬉しいものは嬉しいな。狙った通りぐちゃぐちゃにさせられたから、今度は俺が掻き乱すね。楽しみにしといて。なあに、そんなに俺のこと考えて悩んでたんだ?気分良いね。ふふ。上手にやろうとなんてしなくていいよ、その気持ちが一番嬉しいんだから。…好きだなあ、やっぱり。ずっと変わらずに好き。こっちは適当に蹴ってくれていいからね。愛しい君にありったけの感謝を。
だって、きみのことが好きなんだもの。……うん、…うん。……例えば、学院に入学したばかりの頃、あるいはもっと前。こんなことになるなんて、俺たちのどちらも、誰も予想してなかったわけで。きみに対して誰かや何かが厳しいのが、今までずっときみの当たり前だったかもしれないけど、それは絶対じゃなくて可変性のあるものだ。人生は短いけど、色んなことが起こるから。甘やかされることも、いつか、きみの当たり前になればいいなって、思うよ( ふにゃ、満面の笑み / 他の誰でも、何でも、きっとこうはならない / 貴重なきみの過去のはなし / 目の前の半身を大事に大事に抱きしめた / 塗り替えたいとか、忘れてほしいとかではない / やっぱり大元は変わらなくて、彼が新しいものに触れるところを見るのが好きなだけなのだろう / ただ、今も痛いなら何かしたいと思っていた、けれど多分、きっと、痛いと感じることすら分からなかったんだ、分かってしまえば痛くなるから / それならばべつに、それでもいい / それが己でも、己ではなくても / なにより愛されるべきひとに、もう一度口付けを贈って )
……!? 周なんかちょっとだけ怒ってない? わああ待って待って、どうかお慈悲を~! お手柔らかにお願いします、俺の繊細な心臓が嬉しさのショックで止まっちゃう……! ……ってそれは当然悩むよ、きみのことだもの。独占欲強いの知ってるでしょ、でもこうしたらきみが喜ぶだろうなって思ったから。偉いでしょ、褒めて、…なんちゃって。ん、俺も好き、やった、俺たち今日も両思いだよ。未来の俺が大変なことになりそうだから、蹴ってって言ってくれたのについ返信しちゃった、ごめんね。ふふ、此方こそありがとうだ、これからもよろしくね、愛しい俺のおひさま。
( もう少し話していたかったなあ、と / ひどく幸福な夢を見るのも心身のコンディションを整えるにはいいのだけど、やはり目を開けて交わす言葉は格別だから / ああ、でも、お陰で素晴らしく軽い / 開いたドアの内側へ「ただいま、」と声を掛けつつ )
( お / 上着を脱いでる最中にばったり / ふわ / 「おかえり、ついでにただいま」 / ちょっと待ってね / ハンガーに引っ掛けてから / ぎゅっぎゅ、ちゅ / 心が安定する感覚 / すりり )
ごめん、寝ちゃう前に言っておかないといけないことがあって。明日と、来週の月~水曜日の3日間、帰ってこれるのが日付が変わって1,2時間とかの真夜中になるから、どうしようか訊きたいんだ。ああえっと、勿論先に寝ててほしいんだけどね。夜中にベッドに忍び込むか、それともちゃんと話ができる時間が取れるまで帰ってこない方が逆にいいとか、教えてほしいなって思ってさ。俺自身は帰ってきたいって思ってるけど、話せなくて虚しいなってなる気持ちも分からないではないから。……ごめんね、もっと一緒にいたいのになあ。( 運んだ先 / 可愛い寝顔 / やるせない笑みで髪撫でて / ちゅ / 「おやすみ。きみが素敵な夢を見られますように」 / オリオン座にでも願おう / そっと、守るように抱き締めて瞳閉じ )
ただいま。俺の方こそ、全然話せなくてごめん。…体質改善の賜物といえば聞こえはいいんだけど、どうにも夜更かしが苦手になってるね。おやすみが言えないどころか君と触れあえないっていうのは自業自得にしてもなかなか辛いな。帰りの時間、連絡してくれてありがとう。…そうだね、これは完全に、俺の我儘になるんだけど。直接話ができなくてもただいまって言いたいし、君のただいまも聞きたい。一言でいいから、ああ、無事に帰ってこれたんだなって安心したい。もちろん無理せず、眠気や疲れが酷かったらすぐに休むんだよ。それじゃあ、頑張りすぎずに頑張って、最後まで乗り越えられますよう。かなり気温が下がってるから、温かい飲み物でも飲んで体を冷やさないようにね。あったかくして待ってるよ。
トピック検索 |