*.+゚ 2019-06-02 00:01:43 |
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( 背を撫でる手が優しくて / 好きだ / 力が抜けると実は唇が少し柔らかくなってたりする、俺だけが知ってること / 「そっか、よかった。じゃあ今日も俺の方があっためてもらうことになりそうだなあ」 / 少しの申し訳なさはあるけれど / くっつくのは前提 / ああもうこんな時間 / きゅ、裾を引いた )__おやすみ、周。もう少し話ができたらいいのにな……今日も愛してる、明日もきっと。少し遅くなるかもしれないから、もし先に帰ってきたらベッドで待ってて。大好きだよ、俺のおひさま。
( 優しさと、あったかさと、兎角素敵なものを詰め込んだふわふわの中 / 彼が戻るまでに居心地を良くしておくのは己の役目 / くるまって、台本でも眺めようか / 読書灯の明かりに照らされながら白を捲くる / あ、ここ、二人で確認したい / 思考の海に早速君が登場した )
( 8日、8日、よーか…… / ぶつぶつ呪文 / 怖 / 本当に予定を合わせられてよかった、なければ精神がやられていた / そろり寝室 / 「ただいま、……周、起きてるかな」 / ひそひそ小声で / 起こしたくはなかった / きみの隣にゆっくりと潜り込んで )
……アゲハ。 ( ぽつ / 目覚めたその先に、蝶々 / 微睡みに包まれる小さな声 / もぞもぞと抱き締めて、拙く唇を押し付けて / 「おかえり、…とりあえず、お菓子の代わり。明日、もっとちゃんとしたのをあげたいな」 / 眠る顔に向けて / すやり / 再び寝息がふたつ )
……お菓子くれるって言ってたのに、日付け変わる前に帰ってこれなくて、連絡もできなくてごめん。ただいま、( 空高く冴える星々、自分で置いた玄関のカボチャの虚ろな目 / 喉が締まって痛い / 特別な夜にしたかった分だけ辛くなる / 眠ってるかな、起きてるかな / どちらにせよただきみが健やかであれと、半ば祈るような気持ちで )
__…ああ、そっちか。おかえり、…それと、今から君には毛布お化けの仲間入りをしてもらうよ。 ( キィ / 聞き慣れた声に呼び起こされ、寝室の扉から現れたのは頭から毛布を被った雑な化物 / 隙間からちらりと覗き方向を確認すれば迷う事なく近付いて / ふわり / 眼前に寄ると自身の纏うそれを被せ、ふわふわの中で漸く顔を向き合わせた / 浮かべたのは溶かすように甘い笑み / 「ふふ、なんて。しょげた顔してるから悪戯しちゃった。一生懸命頑張って、ただいまって言ってくれて。俺はそれだけでとっても嬉しい。えらいえらい、遅くまでお疲れ様」 / なあでなで / 抱き寄せた頭を何度も、何度も / 頑張りやさんの悲しい顔が少しでも柔くなるように )
( きょとん / 口にした内容をすぐに理解できなくて / お化け、らしいけれど、己に毛布を被せる瞬間のそれはベールを纏った天の御使いみたいだった / 泣きそうだ / ぎゅっと唇引き結んで耐え / 「……きみに出会えたことだけは、神様に何度感謝したって足りないや」 / きつく抱き締めて / 指の先まで力を込めた / 彼の言葉が染み込めば染み込むほど報われるような気がした / そこで初めて、自分が思っている以上に己は頑張っていたのだと、少しだけ認められた / 「ありがとう、今日もきみに救われた。……実はね、ちょっと嫌なことあって、凹んでたんだけど。元気でてきた」 / 少しずつ適正の力加減に / すり、ちゅ / トリックもトリートも、きみからもらうとどこまでも嬉しい )
( そう、例えば、彼の悪夢を食べる獏のようになりたいと / いつも元気を貰ってるから、なんてそんなことを考える / いつぞやの話ではないけど傍についていられればいいのに / ふと思い立って台所へ / 相手の鞄に忍ばせたフロランタン、の残り / 一個だけ / 口の中に放り込んで、また思考を再開させた )
( 同じ時間にひとつ食べた / 早い時間の軽い夕飯は時折エネルギー切れを起こす / 甘い味が彼の思い遣りとリンクして、物理的なエネルギーだけじゃない何かを貰って、頑張ろうって思えて / 会いたいな / 「……ただいま」 / 寝室 / 寝ていたら困るから小さな声だけれど / いるかな )
( いつしか開く扉の音を聞くと心と顔が和らぐようになっていた / こんもりとした膨らみから体を起こし、ここにいるよと手を振って / 終着点はこちら、受け止める代わりに飛び込むのはお任せしてしまおう / 「おかえりアゲハ、お疲れ様。遅くまで頑張ったね」 / 腕を広げて待ちながら / きっと収まる君の体をどれくらいの力で抱き締めよう )
( あ / 視線が合えばぱっと華やぐ / 両腕を広げるのは飛び込んでいいときのサイン / 身体は休息の状態だろうからびっくりさせないように、それでも十分な勢いを伴って / ぎゅむー / 「ただいま、周。待っててくれてありがとう、凄く嬉しい。暫くはこれくらいの時間になることが多いから、無理せず寝ててもいいからね」 / ちゅ、ちゅ / 温かくて眠くなるからその前に、できるだけたくさん贈っておこうと )
( 眠気という強敵に打ち勝つのはどうにも難しい / そのぶん帰る場所をしっかりと快適にしておくことにしよう / ベッドの中に身を潜めれば周囲がじわじわと暖かくなっていくのを感じ / ふわふわの布団、丁度いい温かさ、それから己という片割れの存在 / 君を迎える三点セット )
__ただいま!( ちょっとだけ早く帰れた / つまりきみと少しだけ長くいられる / ♪ / ぽふん、ぎゅ / ぬくぬくベッドで更にご機嫌 / 擦り寄って )
( ぱち / なんとなく目が覚めた / 隣にきみ / ふふ / 頬に手を添えて、ちゅ / なで、なで… / このまま早起きして彼を起こしたら一緒にご飯が食べられるけれど、まだくっついていたいような、ギリギリまで寝かせてあげたいような / 悩むことすら彼の傍なら幸せで / もう一度、今度は額にキス / ともあれ、この人が今日も一日元気で過ごせますように )
( まったくもって時間が合わない、眠気もままならない / 赤丸をつけた数日後をちらり / …もう少し、もう少し / 心の内を落ち着かせるためのおまじない / 「ただいま、」 / せめておやすみが言えるといいな )
__ふふ、おかえり。なんだかお疲れのようですねえ( その挨拶にヒリついた焦燥感を感じ取った / 大変身に覚えがあるやつ / 翅を広げて世界からきみを隠してしまうように抱き寄せて / 実際はただの二本の腕だけれど / 「それとも、俺が足りなかっただけかな」 / 言いながら、そうだったら嬉しいのにまにまが隠せない様子で / なーで )
時間が取れない、話ができない、君が足りない。ないない尽くしで非常によろしくないね、ううん。…連絡すらできなくてごめん。とりあえず、俺は大丈夫だよ。君もあんまり無理し過ぎないように。また、頭が回るようになったら声掛けさせて。
連絡ありがとう、良かった、無事で。了解したよ、きみもあまり無理しないようにね。……今苦しんでるきみにこんな話をするのは少し酷かもしれないけれど、俺たちの予定が合わないのって、なんかよくできてるなって最近思っててさ。ほら、時間の有無って心の余裕に直結するでしょう? 共倒れしないようになってるなって感じるっていうか、きみが余裕ないときにこうやってへっちゃらな顔で構えていられるのが、実は結構嬉しいんだよね。……とは言っても、最近はどっちも忙しかったし、週末が明けたらお待ちかねの日だけど。ふ、楽しみ。それじゃ、家のことは気にしないで、俺のことはちょっと気にして、いつでも帰っておいで。愛してる。
…普段前向きな方だって自負してるからこそ、気が滅入るのにはどうにも弱くて。健康的な人間が珍しく熱を出した時の感じ、って言えばいいのかな。あんまり耐性がなくてとことん落ち込む。…でも、隣に凭れ掛かれるものがあって、こうして声が聴こえて。そうやってあたたかいものに触れてるうちに、気付いたらまた顔が上がってる。ありがとう、大切な人。掬われて救われて、君には何度お礼を言っても足りないくらいだから、どうかこれからも俺のために隣を空けておいて。…言わなくたってそうしてくれるのかもしれないけど、君も疲れたなって感じたら遠慮なく甘えてね。心の穴なら俺が埋める。今頃頑張ってるかな、お疲れ様。帰ってきたら大好きな君を抱き締めさせて。ご飯とお風呂も選べるようにしておくから。
( そろ… / 背後から / ぎゅ! )へへ、ただいま! 会いたくて帰ってきちゃった。お疲れ様、頑張ってて偉い( そそそ / 前に回り込んで / なでー )なるほどね、俺なんかちょっとしたことですぐ落ち込んじゃって、駄目だな直さないとなって思ってたけど、回数踏んでるっていう意味では良かったりするんだね、新しい発見だ。とはいえ俺がきみの役に立ててるならこんなに嬉しいことはないよ、何かできることがあるなら教えてね。どういたしまして、こちらこそいつもありがとう。言われなくたって俺の隣はきみしか認めないし、甘えすぎってくらい辛いときもそうじゃないときも甘えてるよ( すり、ちゅ / やってみせては、ね? と / 再びむぎゅり )ねえ周、ご飯もお風呂もいいからさ、今は俺の傍にいてよ。だめ?( するする両手滑らせて、片方ずつ相手の指握り / じ、 )
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