*.+゚ 2019-06-02 00:01:43 |
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ただいまー!( 元気な声 / 帰ってきたぞと報せるため / 靴があって抱き締められることが確定したのだから、嬉しくならない理由がない / どこだー / 探索 )
( 響いた / そろそろかなと思ってイヤフォンを外しておいたのは正解だったらしい / ベッドの上で横になっていた身体をむくりと起こし、扉を開けて存在を知らせよう / 「__おかえり。ふふ、アゲハ、こっち」 / 笑み掛けた理由は君の顔が見れたから / 寝室の扉から招く手は、近付いた腕を引き込んでしまうかもしれない )
( いた / ぱっと華やぐ表情 / 駆けて行けば腕を引かれて / 傾いだ身体を器用に反転させて足を意識的に滑らせた、繋いだ腕の先を道連れに / ぼふーん! / すっかり冬仕様のお布団へ / 何がおかしいかくつくつ笑えば / ぎゅう… / 「今日もふわふわだね、好き。いい匂い」 / 手のひらの中で感覚楽しんで / ちゅー )
( あっ、危ない / 瞳を見開いた刹那に沈む身体は柔らかな布に勢いを殺されて / ぱちり、ぱちり、瞬く陽色に笑い声 / 「…なんか、びっくりするのも久し振りで、妙に感慨深いというか。髪の毛も香りもそうだけど、君のためにそれを仕立てた俺が好きなんでしょ?」 / 唇が離れれば悪戯っぽく笑み掛けて / お返しに、ちゅ / 頬を人差し指でつつきつつ )
( ご明答!と明快に返事して甘えてたら寝てしまった / やっぱり好きだ、彼が / 胸の内を占める温かい感情 / 今日はおやすみって言えるだろうか / 「ただいま」 / きょろり )
( ふらっと、何も考えずに引き寄せられていく / 「おかえりアゲハ、」 / 目の前に彼を捉えるや否や勝手に腕が伸びていき / ぎゅっと / こうして抱き締められるだけでも嬉しくて、満たされていくのがわかる / なあでなで / お疲れ様の意を込めて )
( ぎゅう / ほとんど毎日行っているこれは習慣という言葉すら温い気がする / きみのにおい / 落ち着く / すり、手のひらに甘えて / 「これだけでも凄く幸せなのに、8日来たらどうなるんだろう」 / 自分の心臓が穏やかに拍動しているのが分かるような / ほっぺたくっつけて / むにー )
( 安心すると眠くなるのは同じらしい / とはいえ触れ合いが足りぬうちに瞳を閉じてしまうのでは面白くない / 早歩き、早片付け、早着替え / タイムを更新するのも慣れてきた / 「アゲハ、ただいま」 / 呼び掛けながらきょろきょろと )
( 髪に櫛をゆるり通して / 抵抗がないのを確認すれば目元が緩んだ / 頭に浮かぶのはただ一人のこと / よし / 立ち上がって物音の方面へ / 「ん、おかえり」 / ぎゅむ / 捕まえた )
( いた、というのを確認するのと同じくらいのタイミングで捕まった / くっついた彼からはいい香りがして、濡れ羽色の髪は艶めく輪を纏って / 素敵だ / 率直にそう思う / ぎゅう、と抱き締め返せばさらりさらり、撫ぜるついでに堪能する様子で / 「……いいなあ、君がいるの」 / ぽつり / 思った通りに言葉が溢れた )
( む… / じわじわ足りなくなってきている気がする / 誰も悪くはないけれど、起きていられない自分だけはどうにも / 「ただいま」 / いるかな、ぎゅってしたいな / きょろ )
( 音がした / となれば、向かう先は一つ / 一秒でも早く辿り着きたくて早足で向かう君の元 / 「おかえり、…ああもう、冷えちゃって。今日も頑張ったね」 / ぎゅうと力いっぱい身を寄せる / 冷たい表面を己の温度で塗り替えてしまいたくて / よし、よし / それでも濡れ羽は柔らかい )
( 経たずして / 迎えにきてくれた / それはもう嬉しそうにぎゅーっと / 「周ぬくいー、持っていきたい」 / 思ったことがそのまま口に出ていた / もぞもぞぐりぐり頭うずめて / すうぅー…… / 吸 / 片手で緩慢にふわふわ髪もふりつつ / 多分猫だと思っている )
( ぽんぽん花が飛んでいるように見えた / 側にいるだけで素晴らしく癒やされる / 「ふふ、何処に。何処にでも?」 / くすりくすり笑みながら / はたから見れば可笑しな光景も己の目には映し慣れている / なんだか楽しそうだけど、今度同じ事をやってみようかな / 旋毛を見つつ密かに思案顔 )
( ふう / 取り敢えず満足 / ぴとりと寄り添って温もりを分けてもらいながら / 「うん、一日中。あったかいし落ち着くし、休憩時間にこうやって癒されたい」 / 笑う顔がもうひたすらに可愛くて、もっと見たい、笑ってほしいと思うのだ / ふに、唇どうし何度か合わせては / ベッドいこ / 道中でポータブルになれない?と真面目な顔 )
( 残念ながら持ち運びサイズにはなれなかった / まあ、彼を抱えるのに適したこの体躯を縮める意思はないのだけど / 先か後か / 一言でもニ言でも、形の良い耳に多くの言葉を届けたい / 「ただいま、」 / もしかしたらおかえりになるかもしれないが / 翅の落とす影を探して )
( ソファの隅っこでうとり / 座り心地がそこそこいいのも眠くなるから困りものだ / ! / しまった出遅れた / 「おかえり周、」 / すぐそこでみいつけた / ぎゅーっ / 抱え込んで頭なでこ )
( 見つけた頭はおねむの様子 / 早歩きを一度止め、そろりそろり、足音を立てないように / __あ、 / 開いた赤と目が合った / 「ただい……っと。アゲハ、強い強い、…ふふ」 / 指摘の途中で思わず笑みが溢れてしまう / 咎めるつもりは皆無、むしろお返しに回した腕はこれまたしっかりと / ぎゅうむ / こうなったらもう離れない )
( 力加減を誤ったらしい / んぬ / 恐る恐るといった様子で抱き直しては / じゃあ / ちゅっちゅ、 / 多分彼が離さないでいてくれるから此方にシフト / 頬すりり / 「帰ってきてくれてありがとう。寒かった?」 / なぁで、なぁで / 自然甘くなる声色 / 疲れも寒さもはんぶんこしたくて )
( おや / 軽くなる力にぱちりと瞬いて / 大丈夫、嫌じゃないよと伝えるように背中を柔く撫ぜてみた / 小鳥の口付けは甘やかに / 「こちらこそ、待っててくれてありがとう。今日はよく冷えたけど、厚着してたから大丈夫だよ」 / 和らぐ、解れる / ふっと弛緩する身体は此処が居場所であることを知っている / ちゅ / お返ししながらのんびりと )
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