退屈なんて。／〆

ったく、お前はいつも俺より早く帰ってくンのな。 （ あかりのついた部屋に戻ってくるのもなんだか習慣化されて、悪態つきつつも悪く感じてはなく。 疲れたのかベッドに体を投げやって ）

俺が出迎えるのは不満か？＿＿…！おい、怪我するぞ。来るなら始めから此方へ来い。(　相手の身体が倒れて来ると咄嗟に足を避け、上体を起こし太腿を叩き　)

そうとは言ってねェだろ。 …別に怪我なんかしねェっての、 （ と口は悪いながらもずりずりと体を動かし相手の太ももの間に身を入れ背中を預け ）

じゃあ、嬉しいか？俺の脛に頭が当たったら砕けるぞ。＿＿今日はその位置なんだな。(　軽く冗談混じりに忠告し上から顔を覗き見詰めると鎖骨辺りに触れ　)

俺は石頭なんだよ、砕けるのはお前の足の方だな。　（　コンコンと己の頭をノックし　）　ン、気分。　（　鎖骨あたりに触れられればふっと目を細め、これまた気分で相手の首に腕を回し頬に口づけをして　）

どんだけ強いんだよ。気分にしちゃあ何だか甘ったるい雰囲気だな…。(　くくッと笑み零れ、そのまま腕を緩く掴みと鼻先同士擦り合わせ　)

甘ったるいのは苦手か？　（　こちらも猫のように鼻先をすり合わせ。ちろ、と舌先で相手の唇を舐め、にっと笑いつつ相手の様子を見て　）

＿＿ン、苦手では無いが触れるのも触れられるのも初めての感覚で何が正解なのか分からない。(　ぴくッと肩揺らし真似るように唇に口付けて　)

正解とか考えてンなよ、真面目か。　…好きなようにがっついときゃいーんだよ。　（　くくっと笑みを堪え切れす笑って、相手の下唇を甘噛みし　）

その感情が俺には分からん。満たされれば満足なのか？(　微動に瞳を揺らし左右の目を真剣に見詰め　)

___。 満たされれば満足の奴もいるし、もっと求める奴もいる。 どっちでもいーんじゃねェの。 （ 真剣に見つめられれば暫し口を閉じ見つめ返し。深く考えるなと肩を竦め首元を撫で ）

＿＿すまない…今自分が思ってる事がそれに当てはまっているのか分からない。頭が回らない…お前のせいだ。(　額を軽く突き目を閉じ　)

ッはは、堅物だなァ、相変わらず。 …お前は俺に心酔してりゃいーんだよ。 （ くるりと体の向きを変え膝立ちになり相手を見下ろすと、両頬を両手で包み己のみしか見えないように顔を寄せ ）

…俺は一途なもんで心酔した時はお前しか見えて無いと思うが。(　瞳合わせ腰を掴みそのまま下へ太腿を一撫でし　)

した時？ ッは、俺もまだまだだな。 …ながーく心酔させてやるよ、俺と触れ合わないと酸欠になっちまうくらい。 （ 眉を吊り上げて相手を見下ろし顎先を指先でなぞり ） ふ、ァ、 ねみー。 俺は寝る。 お前も寝ンなら俺をあっためろ。 （ ぽす、とベッドに倒れ込めば腕を広げ ）

…ッ俺は彼奴らとは違う、出来るものなら物にしてみろ。それに酸欠したら命落とすぞ。俺も眠い、そんなのはお安いご用だ。おやすみ。(　包むように抱き締め鼻先を頬に寄せ眠りに落ち　)

…今日は俺が待つ方か。 （ シャワーを浴び終わり、シーツに包まりながらベッドに乗り窓際に寄りかかろ月明かりで本の続きを読み ）

＿＿シャワー浴びてきた。最近はその本にハマってるみたいだな。(　タンクトップに短パンに身を包み滴る髪をタオルで拭きながら声を掛け　)

読み終わった。 （ 丁度読み終わりパタンと本を閉じ。 ）ン。 （ と腕を広げ抱きしめるよう示唆し。 ）

俺も早く読んでお前と語ってみたい。…俺が居なくて寂しかったのか？(　ベッドの上に移動し相手を抱き締め温かい肌に身を寄せ　)