退屈なんて。／〆

(　暗い部屋の中に進むと月明かりに照らされた相手を見つけ思わず見惚れると近づき　)…遅くなった、久しいな。

…なかなか帰ってこれなかった、 （ 頭にかぶったシーツがするりと落ちてものぐさな性格な上疲れているからか下着しか着ておらず、寒さにふるりと震え ）

来れなかったとしても会いに来てくれたんだろ。…こっち来い。(　上の服を脱ぎ対面に座ると両腕を広げ　)

ん、…俺が帰って来なくて、どう思った、？ （ 直接触れ合う肌の部分の体温が上がり、もっと温もりを求めるように密着し。ふとこの会えなかった数日の相手の様子が気になったのか顔は上げず問いかけ ）

…寂しかった、なんて女々しいことは言わない。ただ…抱き締めたら愛しくてたまらないと思った。(　相手を包むように抱き肌を密着させ淡々と答え　)

＿＿…そ、う。 愛おしい、か、 （ 寂しくはないのか、と首に回す腕の力を緩めるも、愛おしいと思われてると知ると言葉が痞え。もう一度抱きつく腕に力を込め、肩に顔を埋め掠れて聞こえないくらいの声で、 ） 俺も、

ルー…俺とキスしてみるか？(　耳に入る声は僅かな震えしか無く、しかし抱き付いてくる相手に何かを感じ耳許で囁き　)

眠い、時間切れだ…。また来る。(　ぱたりと抱き締めたまま寝転び眠り　)

＿＿いつも肝心な所で聞きそびれてしまうな。会えるか分からんが待つか。(　寝る準備をしベッドに寝転ぶとシーツを被り丸まり　)

__帰ってたのか、 （ 帰ってくるなり視界に入る相手を見て一言呟き、荷を下ろしてシャワーを浴び終えるとベッドへ向かい酒瓶を手に取り飲みつつ座り ）

(　声が聞こえ起き上がると背中見送り浴び終えるの待ち。再び姿を捉えると　)＿＿お前も早い帰宅だったな。飲まずに帰って来たのか？

ン。 こうして静かなところで飲む酒も一興だしな、 （ 騒がしいところから逃げるように帰ってきて、疲れたのか丸まる相手に背中を預け ）

＿＿昨夜は会えたと思ったら俺が寝てしまっていた…。今夜も会えるか分からないが待つ。(　シャワー浴び終えシャツと短パンに着替えベッドに寝転び本を読み　)

…疲れた。 （ シャワーを浴びるなり下着だけ履いて髪も乾かさずベッドにうつ伏せに倒れ込み、誰もいない部屋で独り言を呟いて ）

＿＿今夜は早かったみたいだな。起きているか？(　風呂に入りシャツとズボンに身を包みベッドの端に腰を下ろせば顔を覗き　)

起きてるよ、 （ 埋もれている首を動かし相手を視野に入れると覗き込んだ相手の頬に触れ暖かさを感じ ）

(　見つめてくる相手が愛らしく感じ手を握り引き寄せ抱きしめ寝転べば　)…身体が冷えてる。俺が温めてくれるだろうと思ってこの格好なのか？

わかってっから抱きしめてンだろ。 （ 素直にそうだとは言わず遠回しに肯定し。寒さにすりすりと身体を寄せ暖をとり ）

暑苦しいとか言われるかと思ったんだが…意外と可愛いところがあるんだな。小動物みたいだ。(　足を絡め背中を撫でながら見つめて　)

小せェって言いてェのか。 （ 小動物と言われるとムッと眉を寄せ不機嫌になるが抱きしめる腕は緩めず ）