ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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…そっか、良かった。俺、勉強はしたけど、ホントにするのは初めてだったから……色々、不安だったんだ
(返事を待つ数秒、身体の強張りがマグカップを持つ両手の力さえ強め、白い故に顔が映りもしない水面に視線を合わせ。だが、それも頭に乗るいつもの優しい重みに持ち上がり、その先にあった表情に此方も釣られて綻んで。続く言葉を聞いた瞬間には、固まった身体はすっかり脱力し。それと共にほんの少し吐息の混じった、安堵に柔らかい声で自らに凝っていた悩みの根っこと、何もかも未経験だった事を相手に吐露した後、目をまたマグカップの方に伏せて、その中身に漸く口を付け)
……俺さ、ノア兄ちゃんとキスする時も、ベッドで触れ合う時も、もうこれ以上無いってくらい気持ち良くて、幸せだったんだけど……昨日の夜は、もっともっと、もう堪んないくらい嬉しくて、気持ち良くて…幸せで…
(些か蜂蜜の風味が強いミルクを一口、二口と舌の上に流し、緩やかに減らしつつ暫し沈黙して。そんな己が作った穏やかな静寂の中、不意に開いた唇がぽつりぽつりと、昨晩から今に至るまで胸を締めて離さない感情を零し始め。相手が好きだから、その全てが愛おしいから、どうしようも無い程求めて、溺れていく快楽。注いでいるのに満たされて、また溢れる熱と情愛。…恋をして、初めて知ったもの。想いに追い付けない己なりの言葉はもどかしく、しかし懸命に相手に伝えんと口が動き。けれども最後には言葉が形を失って、しかし洩れた吐息の甘さと、ほんのり照れ臭そうに染まって弛む頬が幸福を示し。その口が一旦閉じて、次いで期待と仄かな熱に彩られた瞳が相手を見上げた一呼吸後、瞳の持つ色彩に違わずそわそわと浮き立った、その癖何処か密やかに息を籠めた声で相手に問い掛けて)
……ね、ノア兄ちゃんはどうだった?
(/ふふ、ノアさん相手だから、そんなおねだりもしまうのでしょうねぇ(笑)タイミング的には初キス直前ですかね…「ホントに邪魔だ」って悪態吐きながらも、ドルフ君以外の第三者に弱味見られた羞恥で、珍しくも顔真っ赤にして俯く事でしょうね…(笑)ノアさんに撫でられるの、ビティスは好きですからね…さて、どっかのタイミングでプレゼントを渡さなければ…(笑
(相手の安堵したような反応に安心しつつ頬を緩ませながらホットミルクに口をつけ、コクリコクリと飲み。マグカップの半分程まで飲んだ頃、相手から紡がれたその甘く愛おしさが存分に感じれる相手からの愛情の言葉にドクンドクンと心臓は煩く鳴り、頬が赤らんでいき。そして期待と熱の帯びたその瞳と言葉で問われてしまえばその熱が自分の瞳にも移ってしまい、ホットミルクで身体が温まるのとは別で相手を求めてしまう程に相手が愛おしく感じれ、目尻を下げながら相手の頭を撫でていた手は緩慢な動きで後頭部へ移動し、軽く自分の背を曲げ顔を近付ければチュッとその唇に自分のを軽く重ねて話せばまだ顔が近いままさもそれが当然であると言わんばかりの口調で熱の帯びた声色で言葉を返し自分もその幸福を返したいのだと伝えて)
…俺も昨晩は、幸せだったし、気持ち良かった…俺も、ビティスに同じこと、してあげたいくらいに…
(/まぁノアの方もビティス君だからお願い聞いてしまうのでしょうね(笑)そんなタイミングならドルフも顔真っ赤にして恥ずかしげにするでしょうね……それでノアが「お熱いこったな」とか揶揄いながらもどの程度で治るかとかの確認をしてから「んじゃドルフ、怪我治っても数日は休んでおけ…ここやお前の家じゃなくテッドの家で、な?」とニヤニヤしながら指示して帰ってそうですね(笑)ふふ、どのタイミングにしますかねぇ……ノアの反応も楽しみですからね(笑))
ん、っ…じゃあ、今度…俺が、ノア兄ちゃんにされたいって思ったら、ね
(どくどくと期待と回り出す熱に早まる自らの鼓動を聞きながら、答えを紡ぐ筈のその口元に視線を注ぎ。しかし、髪に添う手の位置が少し変わって、そちらに気を取られた一瞬、自身の唇に柔いものが重なった驚きに微かな声が洩れ。キス、と認識するのも一瞬で、相手からそうされた事に、届いた待ち望んだ答えに、溶けた砂糖菓子の如く表情がふやけて。堪らず此方から短い距離を縮め、此方からも軽く合わせるだけの口付けをした後、幸福を返される時への約束を、些か曖昧な期限を付けて結び。それから片手のマグカップを一度テーブルに置いた直後、衝動任せに、しかし緩やかな動作と力で相手の背に両腕を巻き付けて、その動きのまま自分の身をそっと寄り添わせ)
へへ…ノア兄、好き。…大好き
(ミルクの匂いと甘さを含んだ吐息をゆっくりと吐き出すのと共に、小さな笑い声を落としつつ、互いの頬同士をそっと擦り合わせ。次いで悪戯と冗談を混ぜた軽い仕草で相手の耳や口の端に唇を当てては弾ませ、小鳥の囀りに似た音を奏でて。そこに艶かしさは見当たらず、只子供が戯れるような邪気の無さと溢れる何処か幼い情を言動に示し。少しばかりの間そうして相手の存在を堪能していたが、ふと思い付いた様子で弛んだ顔を上げて傾け、自らの首元や耳を惜しみも無く晒しながら、相手からの同じ行動をジョークめかした色でねだり)
…ねぇ。ノア兄ちゃんも、して
(/お互いに「好きだから甘えたい」、「愛してるから甘やかしたい」、って感じでしょうからね…(笑)よりにもよって、ですからね…ふふ、それでノアさんが去った後で「あの野郎」とか「余計なお世話だ」とか悪態吐いた後で、「…家は妹居るから、せめてどっか他で」って、うっかり一緒に居る事前提に話進めていってしまうでしょうねぇ(笑)この次辺りにビティスに思い出してもらいましょうかね…ふふ、贈り物に籠められた想いも、全部受け止めてもらえると良いのですが(笑))
そうか…っとと(甘く溶けるように笑う相手のその表情はやはりとても愛おしく、これからも守っていきたい、そう感じ取っていれば不意にキスのお返しをされ、その嬉しさにユルユルとより頬が緩み顔は赤らんでいき。そして約束された、というには確かなものではないが、いつかは自分からも注がせて貰える、それが確認できた事に満足しているかのように呟いていたが、相手が抱き付いてきてそれに相手の後頭部を支えてた手を背へと回すことで対応しつつも、マグカップを持ったままだった手は一度相手と同じようにマグカップをテーブルへ置き)
ん、っ…ふふ、俺もだ…ったく、しょうがないな…(互いの頬が触れ合う、その微かな感覚も擽ったさの先の感覚…艶かしくこそないものの、耳や口元への軽いキス…それらと共に告げられる好きという言葉にそれこそまるで自分にすっかり懐ききった子犬のような可愛さを抱いては、無意識のままに片手は背のままもう片方は相手の頭を優しく撫でながらその言葉への返答をして。そうすれば相手の首や耳が視界に晒され、同じようにしてほしい、と告げられ心臓の音がまた一段大きくなった気がして。バクバクと煩い心臓の音が相手に聴こえてたら恥ずかしいな、なんて思いながらも平静を装いつつそう返しながら顔を再び近付け最初チュッと耳朶へ、そして痕がつかない程度のキスを何ヵ所か相手の首へと贈り、最後にまだ付けていなかった肩の服に隠れる場所を軽く舌先でチロリと舐めれば痕が残るように吸い付くキスをし、そこにしっかりついた自分のであるという所有痕に満足げに微笑めば顔を離してそれについてニコリと笑いながら話し)
…またビティスは俺のって印、付けといた
(/ですねぇ、お互い愛し合って甘えたくてで需要と供給追い付いてますし……ただ、二人きりの時にだけあれば問題は起こらないというやつですが(笑)えぇ……ふふ、それに気付いたドルフがより顔真っ赤にしながら「その…僕の、部屋…一緒に、居てくれます…?」とおねだりするかもですね(笑)了解です、とりあえずまたノアが服に隠れる場所につけたようですが……そうですねぇ、まぁノアの首もとには初夜な昨夜と今朝の暗転時の痕がいっぱいついてる事でしょうから分かるとは思いますけどね(笑))
っ……へへ、嬉しい。俺もお返し…
(貰えた返事と近付く顔に緩やかに目を細めつつ、僅かばかり重みを前方に寄せる事で期待で高鳴る胸を相手と密着させ。耳に鳴ったリップ音を始まりに、首元へ落とされていく柔らかい感触、どちらのものともつかない、どくどくと早い心拍音、互いの間に漂う甘い匂い。好きで堪らない相手から受け取る心地好い感覚に、抱き付く腕からは徐々に力が抜け、すっかり溶けた瞳を閉じて存分にそれを堪能し。その途中、相手の唇が肩口まで下った所で、不意に触れた湿りを帯びた擽ったさに微かに身体が跳ね。それから濡れた皮膚が吸い上げられて、覚えのある仄かな快感に洩れかけた息が詰まり、飲み込んだそれで喉の尖りがひくりと動いて。それを終わりに離れていった相手の顔を、ゆっくりと開いた視界に映しては、印を残したと丁寧に教えてくれる相手に素直な言葉を返し。次いで己も華を咲かせんと、噛み痕が濃くも多く残る相手の首元に目を向けた瞬間、ぱっと頭を過った事柄に動きを止めて)
…ちょっと、待ってて
(もう一度だけ相手を抱き締める腕に力を籠め、この場での待機を控え目な声で告げたかと思えば、少し名残惜しげな鈍い動作で相手から離れ。立ち上がったその足でリビングを出て寝室へと向かい、まだ其処に残る二人分の甘苦い匂いに燻り始めた熱を見ないふりして、目的の物が置いてあるベッド横のサイドテーブルに向かい、紙袋から取り出したそれを両手に相手の隣へと戻り)
これ…その、プレゼント。…ホントは、昨日渡すつもりだったんだけど…
(ソファーに座り直し、おずおずと相手に差し出したのは、愛しい人の瞳と同じ色のリボンをあしらった白く四角い箱。自分の両手よりも一回り程大きなそれの中にあるのは、緑色の蝶々達が一方の側面に連なって入った、ぴったりと巻き付く首輪タイプの黒いチョーカー。店で見た時、一目で相手に贈りたいと…否、付けてほしいと思った自分の色、模様。…相手を喜ばせたいと考えていた癖に、選んだのは独占欲の形のようで、改めて自覚し湧き出す羞恥が色付ける頬を、顔を伏せる事で隠し。同時に初めて物を贈る緊張に震える声で、言い訳染みた言葉をぼそぼそと紡ぎながらも、その反応を窺わんと相手の表情を上目に覗き見て)
(/ええ…問題なのはこの光景を見せられる周囲、ですねぇ…本人達は自覚があるのか無いのか…(笑)ふふ、それでテッドがそれを了承して、ドルフ君の部屋に行ってから漸く初キスですかね(笑)控え目なのか何なのか…ではでは、プレゼントといきましょうか(笑))
っ…ありがとうな、開けるぞ…?(相手から一瞬強く抱き締められたかと思えば待ってて、と言って一度離れ何処かへ向かう相手の後ろ姿にどうしたのだろう、なんて思いながらもその場で待っていたが時間にして数分も掛からなかったであろう時間が何十分にも思え。そして戻ってきた相手の手にはやや大きめな白の箱にダークブラウンのリボンのあしらわれたもの。それが自分へのプレゼントであることは理解でき、何処か恥ずかしげに言葉を紡ぎながら上目で此方をみるその姿にキュンキュンと胸の奥が幸せな気持ちで締め付けられ。思わず小さく息をのみ、頬を綻ばせながら感謝の言葉を述べつつこの場で開けると断りをいれ、片手でリボンをゆったりとほどいてはその箱を開けてみて)
っ…わ、ぁ…ありがとな…!(箱の中を確認すれば、そこには緑の蝶が片面に彩られた黒のチョーカー。それを見た瞬間、ドクンと心臓が大きく跳ねるのを感じ幸福感に息を再びのみ。色合いや模様のそれは確実に見た者全員にこれを身に付けている自分は相手のものなのだと教えたいと言われたような感覚に顔を赤らめながら感嘆の声が漏れ出て。ゆっくりと入っていた箱を膝上に置きチョーカーを両手で取り出してはよりその感覚が強くなり赤く染まったままの顔で少し恥ずかしげに笑いながら感謝の言葉を述べるも、自分で身に付けるよりも無性に相手の手で着けて欲しい、そんな想いが沸々とこみ上がってくれば相手の方へそれを差し出しながら少し恥ずかしげにその事を伝え)
な、なぁ…折角だから、ビティス、の手で俺に着けてくれないか…?
(/えぇ、甘々度合いとんでもなく高いですからね。初見なら間違いなく耐えれないでしょうし……自覚はあっても無くても周囲への甘さの被害は出るので……(笑)ですねぇ、それ以降はテッドさんの家へお邪魔する機会が増えてテッドさんの妹さんとも仲良くなって、いつ関係を言うか迷ったりするんでしょうね(笑)隠し独占欲、ですかねぇ……ふふ、ノアもとても喜んでますね(笑))
(窺った相手の表情が綻んでいく様子を視認して、安堵に身に入った力を弛めつつ顔を上げ、その箱を開く指先を期待に高鳴る鼓動と共に見詰め。箱の中身を確認した瞬間、朱を満面に注ぐ相手から上がった声に、再度告げられた感謝に、胸の内側がきゅうっと甘く締められ。…喜んで、くれた。その事実への嬉しさに、また相手に抱き付きたくなって両手を持ち上げ、しかしそれは相手からの言葉に止まって)
…へ?あ…っ…う、うん。…じゃあ、じっとしてて、ね…
(予想外の願いを一瞬受け止め損ね、何とも情けない裏返った疑問の声が転び出て。上げた視線を相手と絡めて数秒、漸く理解したその内容に、此方もじわじわと頬に熱が集まるのを自覚して、けれども他でもない愛しい人からの頼みを断れる筈も無くて。ゆっくりとぎこちなく頷いて了承し、相手の手からチョーカーを受け取れば、一言断りを入れてから自らの身を更に傍に寄せ。間近に迫った首にそっとそのアクセサリーの一端を当て、それから緩やかにそれを巻き付けて項へと両手の先で一度形を保ち。朝日の差す部屋の中、静かに、慎重に行っていくその行為は、互いを縛る証明を自ら形にしていくような、そんな儀式めいた神妙さと背徳感を覚えさせて)
っ……ノア、兄…
(拘束具に似た黒色のチョーカー、健康的ながらも白い相手の喉、其処に幾つも付いた己の赤い歯形。視界に映るそのコントラストに嫌に身体の熱が上がり、くらくらと目眩がして、留め具を繋ぐ指が微かに震え。その装飾が確かに相手の首に飾られたのを確認して尚、其処から手も目も離す事が出来ず、只片方の指の先でチョーカーの縁ごと喉をなぞり。…其処に口付けたい、噛み付きたい。抱いた衝動を示した口が小さく開閉を繰り返した後、吐息に掠れた声で無意識と名を紡いで。だが相手へ掛かる負担を重んじ、それ以上の行動を躊躇った理性が、熱と迷いを籠めた視線を相手に向けるだけに留め)
(/見た側がお砂糖吐いてしまいそうですものね…まあ、どっちにしろ巻き込まれる事に違いは無いですね(笑)ふふ、その相談で、テッドの方は存外あっけらかんと「俺から言っとくか?」って言い出して、ドルフ君を更に動揺させてほしいですね(笑)それはそれで素敵ですねぇ…そんなノアさんを見てビティスも嬉しそうです。ふふ、何だか良い雰囲気ですねぇ(笑)さて、それじゃあ今更なおはようのキスでもしてから、またテッド達の方に移りましょうか(笑))
…んっ、ふ…んぁっ…(本来なら抱き付こうとしていたであろう手が止まり、次第に顔を同じようにする相手の様子に我ながら恥ずかしくなって断りを入れようかとしたタイミングで自分の先の願いが許諾されてしまい、その言葉を告げようとしていた口からは何も言葉が出ずそのまま一言の断りに恥ずかしげに顔を耳まで赤らめ無言で小さく頷いて目蓋を閉じて。そして自分の首に着けられるその過程で当然首に相手の手が触れる訳であり、触れた瞬間に昨晩の、そして今朝の起き抜けの絡みで散々首もとを可愛がられたせいか僅かに触れるだけ、指が肌を撫でるように動くだけで甘い声色が無意識に出てしまい。留め具が止まった後に喉をなぞられては背筋に電流が走った感覚にピクリと肩が跳ね、再び甘い声が漏れ落ちては相手から名を呼ばれればゆっくりと目蓋を開いてトロリと今にも蕩け堕ちそうなその瞳で相手の方をみながら甘い声で名を呼び返して)
ぁ…ビ、ティス…
(/えぇ、そうなんですよね……ですねぇ、巻き込まれないようにしようと思ってもチームの面々は上司だからこそ逃げれないですしね(笑)それはもう顔真っ赤で動揺しまくって言葉にならない声が出ながら「そ、その…い、一緒、に伝え、たい…」と何とか伝えそうですね(笑)普段は見えないけれど服を脱いだりはだけさせたら確実に見える所有痕、ですから……ですです、案の定首の弱いノアは蕩け堕ち寸前です(笑)ですね。うつすさきは……この日の帰り際にしますか?それとも数日後と言うことでドルフの実家族のイベントにします?)
ノア兄…っ…
(此方を呼ぶ声はあまりに甘くて、絡まった視線は互いに蕩けて、その表情に惹かれるまま顔を近付け。こつん、と額同士を合わせ、瞳の色も混じりそうな程の近さでまた名を呼んで、漸く離れた片手を相手の頬に添えて。その間にもう一方の手は恋人を捕らえんと広い背に回り、僅かな距離さえ詰めて身体を密着させ、早鐘を打つ己の鼓動を服越しに相手に伝え。…快感を拾う声、赤い頬、熱を帯びた吐息、僅かに潤んで此方を見詰める瞳。そのどれもが己の衝動を駆り立て、理性を千切らんとして。文字通り相手に食らい付きたくなって荒れる呼吸の隙間、ぐるぐると喉の奥で獣の威嚇の如く唸りつつ、互いの唇をたっぷり一分程度、深くはせずに只重ね。それから静かに表情が見える程にまで顔の距離を離し、改めて眼前の相手を視界に収めて)
…ノア兄、約束。他の人に、そんな顔絶対しないで。…お願い、約束、して
(こんな顔を、目を、向けられて良いのは自分だけだ。…もしも、これが他者に向いたら。ふいと浮かんだ独占欲と不安に眉を顰めて、咄嗟に口を衝いたのは、相手を縛る言葉。ふ、ふ、と衝動と興奮に短く切れる息が零れ、各々の手の力も感情に合わせて強まって、口付けの物足りなさに歯の隙間からちろりと舌先が覗いて自らの唇を仄かに濡らし。それでも不機嫌にも思える程低く、そして何処か怯えに揺れるそれの返事を待つように、此方からの行動を留め、欲の籠った視線で相手を確と射抜き)
(/ああ…指示のついでに惚気が始まったんじゃ、堪ったものではないでしょうね…まあ、御愁傷様としか言い様が無いです(笑)ふふ…その様子に思わず噴き出しながら、「なら今度な」って頭くしゃくしゃ撫でて、一先ず相談は終わりですかね(笑)まあ、ビティスはノアさんが初恋で、他者からそういう欲を向けられる事に無防備そうなので、これくらいが虫除けに丁度いいかも知れませんねぇ…これはビティスも堪りませんね(笑)そうですね…では数日後、次の週末とかにしましょうか。早めに仕事が終わって、いつもの店に飲みに行く前、駅前を通ったら…という感じでどうでしょう?)
ん、っ…し、ない…こうなる、のビ、ティスだけ…っ(相手の腕の中に捕らわれ、身体が密着したからこそ分かる相手の鼓動、そして自分の鼓動が入り交じり、何だか1つの身体になったような錯覚に陥ってしまえばより自分のそれが速く鳴り響き。そんな状況で深くなく触れるだけではあってもキスをされてしまえば、自分が相手を求めていることを知られているようでありつつもそれでも何か物足りなくて。1分ほどで離れたその相手の唇を追い掛けるように無意識に自分の口の隙間から舌がチロリと顔を出し。そんな中で告げられたお願いに舌は一度引っ込んだものの、代わりに甘く熟れているような声色で約束事に同意する事を返して。次いで甘えるように相手の背に腕を回し、相も変わらぬ声色で相手に問いを投げ掛け)
それに、そんなの…誰かに、俺の首…滅茶苦茶にされて、良いわけ…?
(/ですです、しかも近くに相手がいればイチャイチャしながらコースになる確率高いですし……それしか言えませんよねぇ(笑)ですね。まぁ、いざ報告の日になったらドルフは結局緊張しながらになるのでしょうが(笑)一応ノアも(そう見えないが)ビティス君が初恋なんですけどねぇ……(笑)了解です、ではそんな流れで……飲み会での愚痴の内容は間違いなくノアとビティス君が今まで以上にとんでもなくイチャイチャしてる、ってヤツでしょうねぇ(笑))
(蜂蜜を煮詰めたような声で結ばれる約束に安堵したのも束の間、背に回る腕と共に問われた言葉に目を見開いて一瞬固まり。そこから数秒、開いた口は答えを発さず、只相手の唇を再度奪い。次いで舌を隙間に這わせて湿らせた後、今度は遠慮も無しに滑る先で割り開いたその口腔の中へと侵入して。温い粘膜に覆われる其処にある相手の舌を探って、先同士が触れた次の瞬間には絡め取り、己の唇に挟んで捕らえて。じゅる、と滲む唾液を奪っては飲み込み、そのまま何度もきつく舌を吸い上げては、傷が付かない程度に強く歯を立て。それは口付けというには乱暴で、一方的で、しかしそれを自覚しても行動は止められず、頬に添えた手で相手の顔を確と掴まえて、荒い息を洩らしながらその行為を続け)
っ、は……良くないに決まってるだろ。ノア兄は、俺の恋人で、婚約者で…
(どのくらい経ったか、自身の口が顎まで濡れてしまう頃になって相手を解放し。長い口付けに足りなくなった酸素を取り込んで漸く、相手からの問い掛けに顰めたままの不機嫌な顔付きと、苛立ちを剥き出した棘のある低い声で答えを投げ返し。端的なその言葉の後、相手の立場を自身にも聞かせるような調子で、一つ一つ区切って音に出して確かめ)
……ずっとずっと昔から、俺の一番なんだ。…絶対、絶対、誰にも渡さない
(…親よりも、同い年の友達よりも。恩人よりも、仲間よりも。幼い時から揺るがない己の最上位。向ける感情が変わった今は尚更、譲れないもの。独占欲と共に湧き出す宛の無い嫉妬心を、苦しい程に相手の身体を掻き抱く両腕で示しつつ、未だ険しい顔を肩口に埋めて決意を紡ぎ。それから其処にぐりぐりと頬や額を擦り付け、その服ごと肩に緩く小さく噛み付くのと同時に、すっかりと拗ねた調子で再度相手に念を押して)
…他の人に、触らせないでよ
(/いっそ可哀想ですね…(笑)ふふ、その時はドルフ君の緊張察して、テーブルの下とか見えない位置で手を繋いでてくれますよ、きっと(笑)ぱっと見は百戦錬磨って感じなんですけどね…何ならビティスもそういう風に勘違いしてる可能性ありますね…(笑)「何なんだアレ」みたいな愚痴メインですね、絶対…まあその前か後に家族の話もするでしょうが(笑))
んうっ!?っ…ふ、ぅん…(否定してほしい筈の問いへの真っ先な答えは言葉ではなく乱暴な口付けによるもので、突然のことに初めこそ驚きの表情を浮かべていたが、口内や自分の舌を強く弄ばれてしまえば次第にその表情とくぐもったその声はトロリと蕩け堕ち、相手の背に回した手は相手の服を握りながらも相手を離そうとは一切せず。そして長い口付けが終わりを告げれば、すっかり腰砕けになり相手にソファーに押し倒される形になっていて、その口はだらしなく開き、快楽による涙の痕が目尻から耳の下を通りうなじの方へ続いて、顔はすっかり蕩け堕ちて赤く染まっており)
んぁっ…だい、じょーぶ…ビティ、スに触られ、なきゃ…こんな、ならないし…(そして不機嫌そうに先の問いへの否定の言葉から紡がれた相手からの想いの籠った言葉を、強く抱き締められるその力強さをハッハッと必死に息を整えながらその全てを享受し、その締めとして肩に服の上から緩く小さくと言えど噛まれれば身体が快楽を感じるようになってしまってたからこそ、甘い声が漏れ出ては念押しの言葉にどこか幸せそうな表情で甘い声色のまま快楽により言葉が途切れ途切れになりつつ相手以外の他の人間に首を触られてもこの姿は見せないのだと話してはゆっくりと相手の首と肩の狭間に額を押し当てながらポツリと甘く優しい声色で呟きを落として)
だから…俺はビティスの一番だ…ずうっと、な
(/まぁ、耐性付けていくしかないですね……(笑)ふふ、そしたら顔赤くしながらもちゃんと自分でも伝えれるでしょうね……(笑)実際は滅茶苦茶ウブなのですけどねぇ、ノア……そして恋愛遍歴を聞いたビティス君にノアが勘違いしてることに薄々気付いて「恋とかしたの、ビティスが初めてだよ…」と少し顔赤らめながらも拗ねたように話すのでしょうね(笑)間違いなくそうですね……ですね、ドルフのイベント挟みますし(笑))
ん……なら、いい
(口付ける内に体勢が崩れていくのを追ってソファーに倒れ、それでも捕まえた身体を離すつもりは無くて、相手をソファーと自分の身体とで挟んでしまい。加えて文句や嫉妬の代弁として肩に噛み付いていたが、聞こえてくる声にそれも止めて。確かな約束と呟きまでを理解して漸く、立てたままの歯を退け、直ぐ横にある薄茶の髪に頬を擦り寄せて。安堵を得たからか、それとも深く口腔を探ったからか、この体勢だからか。また無性に肌を擦り合わせたくて、相手の背に巻いた腕の片方の力を弛め、己と密着する散々愛した身体の、脇腹から腰へのラインを掌で辿り下りて。…もう一回。服の裾に触れた指先をするりとその内に侵入させ、高まった欲求を示しかけた次の瞬間、己の腹が大きな音を鳴らして空腹を主張し)
…………ごめん。俺、腹減った、みたい…
(いっそ動物の叫びのようなその音に、昨晩から食事を摂っていなかった事を思い出すのと同時、堪らない羞恥に襲われて耳の端まで真っ赤に染め。次いでぼそぼそと、絞り出された弱々しい声で自身の状態を告げ、相手の素肌を擽った指を引き抜いて。その手をソファーの空いた部分に突き、力を籠めて己を抱き締める腕から逃れんと動きつつ、視線を明後日の方向に逸らして離れる為の口実を辿々しく萎む音で紡いで)
えと…何か適当に、簡単なの作って、来る、から…
(/ええ、頑張って強く生きていてほしいですね、周囲の皆様には…(笑)ちゃんと伝えられたその日の晩は、頑張ったご褒美も待ってそうですねぇ(笑)それで勘違いが解けて、自分が沢山の初めてを貰えていた事実に嬉しくなって、抱き付いてキスの雨を降らしてしまうかもしれませんね…どっかのタイミングでこのイベント入れたいですねぇ…(笑)楽しみですね…とりあえず、次かその次辺りで場面移させて頂きますね)
んっ…、…っふふ(相手の掌で身体を撫でられ指先が直接素肌に触れられるとまた甘い声が僅かに漏れ、3度目のを受け入れる思考になり掛けていたが、相手の大きな腹の虫に少しキョト、とするも真っ赤になりながら空腹を自白する相手の姿に目を細めながら思わず笑いが漏れて。引き抜かれた際にも素肌を少し撫でるようにされたためピクリ、と肩が揺れるも先程のでまだ幾分か思考はそちらの方へいっており、可愛く逃げようとする恋人の相手が愛おしく感じては首を伸ばし相手の頬に触れるだけのキスをしては相手の背に回してた手を相手の服から離し。そして快楽に堕ちかかってたまだ腰の重さも残る身体ではあったが自分も食べるのだから手伝うと返して)
なら、手伝うよ。俺も何か食べるつもりだし…
(/慣れればまたやってる、で済むんでしょうけど、これは慣れるの時間かかりそうですよね(笑)ふふ、報告しそれが受け入れられたら案外テッドさんのお部屋でイチャイチャしたりワンチャン暗転もあるかもですね……(笑)あぁ、それはありそうですねぇ……そうですね、2人で買い物に出掛けた帰りとかに周辺に初めて来た女性が道を訊ねてきて、それにノアが笑顔で親切に対応していて、ビティス君から見てたら女性がノアに惚れてるように見えて不安になって、女性とはその場でアッサリ別れて部屋に入ってから……とかになりますかね?(笑)えぇ、此方も楽しみです……了解です!)
(笑われた、と聞こえた相手の声に尚の事顔に赤色を注いで、一刻も早く逃れんと藻掻いたその矢先、ふと頬を擽った感触に思わず動きを止めて。それから数秒、逸らしていた視線をゆっくりとそちらへ向ければ、其処にあった相手の此方を見る甘い表情に、強く胸を締め付けられる感覚を覚え。…もう、堪んないくらい好き。どうしたらいいのかと憤りさえ感じてしまいそうな愛しさから一瞬言葉が喉に詰まって、もう一度この腕にその身を閉じ込めたくなる衝動にぐるぐると小さな唸りを口内に零し、相手を抱いたままの片手が微かに震えて)
……えと、じゃあ…その、お願い
(しかし、その衝動はまたも腹の虫に邪魔をされて。二度目のそれにすっかりと気を削がれてしまえば、今度こそ両手を離して相手を解放し、そのまま重なった身体から緩やかに退いて、ソファーを立ち上がり。次いで、未だ羞恥に赤さが頬に残った顔を再び逸らし、もごもごと歯切れ悪く手伝いの了承を伝えつつも、愛しい恋人の支えをせんと片手をその眼前へと差し出して)
「……んで、これがこっちの来週の予定表。後で他の面子にも見せとけ。それと、うちの連中は個々で急な仕事も入る事も結構あっから、細けぇ所は当日の朝隊長に…」
(前回の休みより数日経った週末の終業間際。此方の部隊の予定表を丁度その場に居たメンバーの一人に渡し、必要な事項を淡々と告げていくその最中、たった今口に出した青年の存在に一度言葉が止まり。…他でも無く思い出した、やけに距離の近くなった青年と、その恋人である彼らのリーダーの姿。加えてそれに嫌でも巻き込まれた数日の記憶に、元より不機嫌に眉の寄った顰めっ面が尚一層厳しくなり。そのままの顔で三秒程、唇を引っ掻く仕草と共に沈黙した後、深々とした溜息を一つ吐き出し)
「……いや、ロビンに聞いてくれ。あと、報告書の…」
(呆れか疲労かも解らぬその息の次、先の自身の言葉を取り消して、部隊の待機場からまず動く事の無い情報担当の隊員を代わりに指定し。加えて彼らの書類についても幾つか事項を述べたのを今日の仕事の締めとして、定時には彼是と自身のデスク回りを片付け、然して動作の多くも無い帰り支度を、疲れからか些か鈍い所作と人の近寄り難い険しい顔で行っていき)
(/ええ、何せとびきりの甘さですからね…(笑)ふふ、ありそうですねぇ。妹ちゃんも、二人が来たらちゃんと気を遣ってお出掛けしたり、自分の部屋に戻ったりして存分にいちゃつけるようにしてくれる事でしょうし(笑)そうですね、個人としては…以前寂しい時に会っていた人達の事もあって、道を尋ねた女性への対応が妙に手慣れてる(もしくは距離が近い)ノアさんにビティスが不安になって、そのまま家に帰って寝る間際まで様子のおかしいビティスにどうしたのかノアさんが尋ねたら…とかって感じのをイメージしておりました(笑)それでは、場面の切り替え、させて頂きます!)
「…だから惚気る暇あるなら、さっさとトップリーダーの元に帰ったらどうですか?…オズさん、これの確認をお願いします。あんなことがまたあっては困りますし、是非確認してください」(相手とリーダーが同時に急に休んだ日から数日後、今日の仕事である書類仕事も残りは後少しなタイミング、そんな折にもう仕事も終わり帰る支度を済ませたリーダーに近くの席である部下の一人が最近ホント元気ですね、なんて呟いたもんだから惚気が始まってしまい。ちょっとしたことですぐに惚気が始まってしまう程にまで距離感の近付いた相手とリーダーの様子に始めこそ安堵したものの、それが事ある毎にされてしまえばたまったものではなく。また部下に惚気を始めるその姿を一瞥しては帰るよう促してそれにそれもそうだ、なんて言いながら嬉しげに帰宅をするその後ろ姿に溜め息を溢しつつやるべき仕事を済ませ、プリントアウトしておいた翌週の予定表の確認をオズボルトに手渡しながらそう伝え。そして自分の帰宅の準備を整えればお先に、とまだ残ってる数人の仲間にそう声をかけてはその足でテッドのいる部屋へ向かい。部屋の中を軽く覗けば帰宅準備をしているであろうテッドの姿を見付け安堵しては少し頬を緩めながら声をかけ)
「テッドさん、お疲れ様です」
(/ブラックコーヒーが部隊内で流行りそうですね(笑)そしたら気を使われてる事に恥ずかしげにしながらもイチャイチャするのでしょうね(笑)あぁ、それの方がしっくり来ますね……ぜひそれ採用で!(笑)ありがとうございます!ちなみにあの後は一緒にインスタント食品を食べてまたイチャイチャしていたイメージです(笑))
「……ああ、アンタか。お疲れ」
(のろのろとした支度も終わりに近付いた頃、不意に耳に届いた馴染みのある声に、一度動きを止めて視線を音のした方へ向け。視界に収めた出入口から顔を出す彼を見付け、その柔らかな表情に釣られたか、眉間の皺が幾らか和らいで。其処に居る人物を確かに認識し、此方からも一つ声を掛けてから半端だった帰り支度を再開して。財布を上着のポケットに入れたのを最後に、逸れた視線をそちらへ戻し、次いで大股三歩、ゆっくり出入口に近寄り。それから足を揃えて立ち止まったその距離は、己が引いた一線を示すような、手を伸ばしても届かないぎりぎりの間を開き。そうして彼と向き合った顔付きはやはり不機嫌そうな色を湛えながら、しかし反して棘の無い低く静かな音で彼に自分から問いを投げ掛けて)
「…アンタも、今帰りか?」
(/「砂糖はもう足りてるから」って諦めに濁った目で啜る姿が浮かんできますね(笑)ふふ、テッドの方は積極的に何かはしませんが、ドルフ君の気が他に逸れていれば、然り気無く寄り掛かったりして不器用な「構え」アピールする事でしょうねぇ(笑)了解です。ではでは、何処かのタイミングでこのイベントを入れましょうか(笑)ふふ、きっともうその日一日ずっとべたべたすりすり抱き付いて、一緒にお昼寝なり何なりして過ごしてるかと(笑))
「えぇ。もし良ければ、一緒に行きませんか?」(テッドが帰宅の支度を済ませる最中に此方を向いた相手の部下の人たちにも軽く会釈をし。そして近くとは言えど間を開けて立ち止まったテッドからの問いにコクリと小さく頷いては、その開いてる距離感に何処か残念に思いながらもいつもの愚痴を溢すついでの飲み会を指し示すジェスチャーを小さくしながらそうテッドへと問い掛けて。今はいつもより早い時間ではあるものの、何処かで話をしながら待てば案外時間は潰せる筈であり、良くも悪くもリーダーの惚気の件での愚痴で話題には事欠かない。鞄から今日は日差しが強めな日だったから被ってきていた後ろがメッシュ生地になっている黒のキャップを取り出し程よく被りつつその提案もし)
「まだ少し時間もありますし、少し歩きながら行きませんか?」
(/ですねぇ……まぁ、甘いものがすきなノア隊のメンツ(若い面々しかいないだけ)からしたら一応微糖で飲む感じにはなりそうですが(笑)ふふ、そんな構えアピールされたらドルフも照れながらも構い倒すでしょうね(笑)どこにしましょうかね……ノアの実家にビティス君と共に帰省(ビティス君のご家族のお墓参りもその時に)して、家への帰り、とかにします?(笑)ですねぇ、流石に昨日の今日ですから暗転は……しない保証はないですが、まぁ間違いなく甘々イチャイチャはしてるでしょうね(笑))
「……ああ。なら、ちっと遠回りするか。駅の辺りまで回って来りゃ、店も丁度良い時間だろ」
(普段は己からする事が多い、飲み会に誘う動作。その仕草につい数日前の出来事が頭を過って、眉を微かに動かすのと同時に返事が喉に留まり。しかしその逡巡も数秒ばかりの間、直ぐ様了承の意を簡素な一言で伝えて。続く問いに一度室内の時計を視線のみで見上げ、現時刻を確認し、再び向け直したその目に彼を映して、具体的な道程を此方から提案し。その直後、また犬に懐かれてる、と己達を揶揄する間延びした笑い声がすぐ背後から飛んで、首を傾け振り返れば声の主たる赤毛の青年、名目上は部下であるアイクと視線が交わり)
「…行くぞ」
(だが揶揄や笑い声に何を言うでも無く、ただ一つ深い溜息を吹くように吐き出して。そのまままた険しさが顕れた顔を正面に戻した次の瞬間、言葉の代わりにその青年の脇腹に容赦の無い肘鉄砲を食らわせ。それを受けた側が怯んで悶える隙に再び大股で歩を進め始め、出入口でドルフと擦れ違うその一瞬に、共にこの場から脱出する事を彼へ促し)
(/どちらにしろ、普段よりはお砂糖控え目になるでしょうねぇ(笑)それで思う存分構われて満足したら、お礼とお返しの代わりに頬にキスしてくれるかと。…その後照れてそっぽ向きますが(笑)そうですねぇ…その辺でも問題無いですが、もう少し前でも良いかも知れません。それこそ、ビティス達の彼シャツの数日後、二人でデートなりお買い物なりしてる時とか…(笑)Dキスくらいまではしてるかもしれませんねぇ、とりあえず一日離れなさそうではあります(笑))
「は、はい」(テッドからの許可が確認されれば普段あまりしない誘いをして良かった、と嬉しげに頬を緩め。しかし、そんな折にまた犬に懐かれている、という声にそちらへ視線を向けやや不思議そうな表情を浮かべ。勿論犬のようになってる自覚なんてある筈もなく、ただ好きな人との時間を作りたかったから嬉しいだけであり。だからこそそれについて問おうとした矢先にその事をからかい口調で言った青年がテッドに鋭い肘鉄を受けているのに思わずめを丸くして。促されればそれに返事を返しつつ一瞬テッドと青年の見比べをするも、青年の方にペコリと無言だが一礼をしてからテッドの方へやや駆け足でついていっては近くまで行けばテッドと同じスピードで歩いていき)
(テッドと時折何気ない会話をしつつ、いつもなら直行で向かう飲み屋へ…だがそれでもまだそこの開店にはまだ早く駅前の広場の見える道を歩いていれば何か2人の少年少女がビラを配ってる様子が遠目に確認できて。こうしてビラを配ってる、となると大方人探しか何かの事件の目撃者探しか…そのどっちかだろう、なんて特に気にすることもなくまだ距離はある位置まで歩み寄っていたが、少しずつ聴こえてきたその人探しの声であろう『兄を探してるんです!』『兄さんの情報、お願いします!』そんなに思わず凝視すれば2人の横顔を見るやピタリと足を止め。まさか、なんで…そんな戸惑いと申し訳無さや後悔、それらの入り交じった表情を浮かべながらまだ少年少女が此方に気付いてないのをこれ幸いにと顔を俯けつつキャップの鍔を深くし少しでも彼らに顔を見せたくないと半歩後退りをし。少年少女の配るビラは時折歩行者に受け取って貰えてるようだが受け取った歩行者の半数はそのビラを興味ないと言わんばかりに手放しており、手放されたビラの一枚…探し人として自分の顔写真や情報、名前の記載されたそれが足元にヒラリと飛んで来ればビクリと肩を揺らし思わずテッドの手首を掴んでは不安感の混じる小さな震え声でテッドを別の方向へ誘導せんとし)
あ、あの…あの道、通らず、他へ、行きましょ…
(/えぇ、お砂糖はかなり控えめで身体には良い(惚気で精神的にはそこまで良くはない)でしょうね(笑)ふふ、頬へのキスに顔真っ赤にしながら頭をテッドさんの肩に預けたりするんでしょうねぇ……テッドさんとドルフはイチャイチャが本当に初々しいですよねぇ、間違いなく(笑)あー、それでも良さそうですね!とりあえずドルフの兄弟イベント後はまた数日経過させて逆彼シャツイベントしてその日のうちに帰省云々の話題を出させます?何か他にイベント挟みたいとかありますかね?(笑)まぁ、間違いなくDキスはして離れないでしょうねぇ……甘々イチャイチャは確実でしょうねぇ。夕食も一緒に作って一緒に食べ、風呂も共にしたりベッドで抱き合って寝たりでしょう(笑))
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