ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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(傷に触れる度に跳ねる肩が、口付けに呼応して零れ落ちるその甘い声が、己の腹の奥に盛る火を積み重ね。堪らず一度熱い息を吐き出したその口を、漸く定めた狙いの場所へ当て。とくとくと打つ脈の振動を少しの間味わい、それからいざ痕を付けんと唇を押し付けた矢先、背にあった筈の相手の手が肩に移動している事に今更気付き。自分を引き離す仕草を見せるその手に、ほんの少し苛立った唸りと共に身動いで、しかし耳に入る声にそれを止め)
…っ、ごめん…!俺、またマズい事、して…
(途切れ途切れできちんとした意味こそ捉え切れなかったが、怖い、という単語に冷水を浴びせかけられたような心地を覚え、薄れていた理性もそれによって引き戻され。はっと我に返って先ず謝るのと同時、首に埋めていた顔を離し、見開いて強張った表情で相手の様子を窺い。次いで服の中に深々と差し込んでいた手をゆっくりと抜いて、その頬を微かに震える指先で撫で)
……今の、嫌、だった?
(自分の快楽を追うばかりに夢中になって、相手が見えなくなっていた。冷静になって見えた、先までの自分の姿に急激に冷えた頭の中、沸々と湧き上がるのは凍りそうな程の不安で。…怖いって、自分の事だろうか。相手への心配と混じるそれに眉を下げ、情けない顔で目の前のその瞳を見詰め、か細く揺れた声で一つ問いを紡いで)
(/そりゃあ勿論愛でたお返しに、って爪先から額まで丁寧にキスして蕩かして頂きますとも(笑)ならなかったら困りますねぇ(笑)そこはサボってた部下さんが悪いので…テッド達の進展の礎になって貰いましょう(笑)マフィアのボスですからね、えげつない事教えてくれそうです…何だったら、レイフさんからちょっとした制裁(暴力以外の何か)が落とされますね。自分の愛し子酷い目に遭わせたからって(笑)何とか止まりました…まあビティスもビティスで、「ノアさんが自分に乱されてる」って事に興奮してるのでお相子です(笑))
はぁ…はぁ、っ…い、や。その…ビティスが怖い、んじゃないんだ…今の、も嫌、じゃない…けど、その、だな…(相手の謝罪の言葉と共に相手の顔が離れるのを感じれば昂る感覚がゆっくりと下火になってくるのを感じれば、乱れていた息を整えながら、ゆるりと相手の方を未だ快感の燻る瞳で見上げる。そうすると不安げな相手からの問い掛けが降ってきてはそれでハッとしては、今俺は何をしてた?ビティスを押し退けたのか?、と考えるだけで自然と思考は落ち着きを取り戻し、瞳も普段のように戻ってきていて。先程の感覚を思い出すだけで身体がまた熱くなりそうにはなるものの、それを必死に抑え込みながら少し照れから頬を少し赤く染めつつ相手が怖いわけではないし、相手に首筋にキスをされたときも嫌ではなかった。それは確かだが、何よりも相手により自分が自分で無くなってしまいそうになるのが怖かった。その事をどう伝えるべきか悩んだものの、結局捻ることなく恥じらいながらカッコ悪い自分を見せたくなかったのだとも話して)
…その、あの時、俺が俺じゃ無くなる、のが怖くて…ビティスの前ではカッコいい兄貴で居たかった、から…あんな、カッコ悪いの…見せたく、なかった…
(/ですよねぇ、まぁそうなってしまうのがノアの宿命なのですが(笑)個人的にはノアが見知らぬ人物に声掛ける癖無くなるとは思いますけどねぇ……まぁ、昔からの寂しい時の癖みたいなもんですからちゃんと躾れば治る筈ですのでビティス君にはほんと苦労をかけます……(苦笑)致し方ない犠牲ですものね……まぁ、明らかにノアたちよりはベタベタしてないカップルですからね、あの2人がくっついても(笑)大人な玩具とかによる躾も提案するかもですかね?採用するかはビティス君によりますが……アハハ、それはもう仕方ないですしノアに制裁落としてもらいましょうか(笑)まぁ、嫌ではないと言ってる時点で大分アレですけどね……一応イチャイチャからの延長だったからこそ襲われてるトラウマからの恐怖は感じて無かったようです。やっぱり弟×兄(実兄弟、義兄弟等も可)って平常の兄のカッコ良さとイチャイチャでの兄の可愛さのギャップが良いですよね(笑))
…ノア兄ちゃんはいつでも、どういう時でも、何してても…凄く格好良くて、綺麗だよ。今もさっきも、格好悪い所なんて一つも無い
(嫌われたくない。ドライアイスの如く胸を焼くその想いを眼差しに乗せ、目を逸らす事無く返答を待って。返ってきた否定に漸くそれは和らぎ、無意識と入れていた肩の力を抜きつつ息を吐き出して。不安が無くなってしまえば後の言葉もすんなりと耳に届いて、それにくすりと微かな声を洩らして笑った後、触れていた頬の手を退け、仄かに赤いそこに軽いキスを落として。それから相手を見つめる表情は柔らかく、けれども言葉を紡ぐ声には何処か真剣さを覗かせて。目一杯に、真っ直ぐに、己の世界に映る相手の姿を本人へと伝えて)
それに…どんなノア兄ちゃんでも、俺は大好きだから
(愛おしい。笑った顔も、真面目な姿も、蕩けた様も。全部全部、何もかも引っ括めて。そんな胸の奥から溢れるままに告げる素直な感情を、もう一度緩やかに唇を重ねる事でも証明し。それをゆっくりと離して数秒後、漸く自ら贈った言動にとてつもない羞恥を感じ、血が沸騰するのでは無いかと思う程一気に顔が熱くなり。それに眉を下げて声無く静かな悲鳴を上げながら、身体を少し丸めて相手の胸へと顔を埋めて隠し。その体勢で誤魔化すように弱々しい声でわざわざ就寝を報告しては、ぐっと固く目を瞑って視界から相手の姿を消して)
……っ…俺、もう寝るから。お、おやすみ…
(/ふふ、そこはもう諦めてもらいましょう(笑)ベッドの上でしっかり寂しさを埋めて躾させて頂きます…まあ、普段はビティスが迷惑かけるでしょうから、お相子ですよ(笑)身体の所有印も見辛い所に付けますしね…(笑)とりあえず首輪と軟禁用の鎖はレイフさんから渡されますね。玩具は…一先ず保留にして隠しとくかと。積極的にノアさんに酷い事をしたい訳ではないので…ちなみにどんな制裁が待ってるかは、後々のお楽しみです(笑)これがいざ暗転って時にはトラウマ発動しちゃうんですよね…頑張らねば。ええ、それに普段は可愛い可愛いされてる弟側が、いかにも雄って感じの、色気のある格好良さを纏うのが堪らないですよねぇ…(笑))
っ…!(恥ずかしいながらも気にしていたことだからこそ、相手のクスリと笑うのが聴こえればそれに笑い事じゃないのだと返さんとすれば頬にキスをされカアッと頬の赤みを増やして言葉が引っ込んでしまい。柔らかな自分に向けられるその視線は自然と相手から告げられる真剣そうな声色の言葉が真意であるという事実をより強く感じれて。格好よくて、綺麗。その褒め言葉が脳内で強く反復され、その顔の赤みはまた強まると同時に幸福感により自分の身体が溶かされてしまいそうで。更に告げられる好きの言葉と共に与えられた触れるだけの優しい口付けにあぁ、敵わないな…と感じていて。そして可愛げに身体を丸め顔を此方の胸元に埋めて就寝を告げる相手を見てれば愛しさがより強まっては眠らんとしてる相手の身体を優しく抱き締めては、目を細めつつ素直な相手への感情をもしホントにもう寝てたとしたら聴こえないかもしれないが、それでも良いと考えながら伝えてこちらも眠りの挨拶を告げ、そのまま目を閉じて眠りに就き)
…ビティスは、凄くカッコ良くて、凄く可愛いよ…そんなビティスを、俺は愛してる…おやすみ…
(/えぇ。多分何だかんだ、毎回のように上になるのを諦めれずに願い出ては触れる愛で方をさせてもらいつつ、気が付けば逆に蕩けさせられ愛でられる……ってのがノアの日課になりそうですね(笑)ビティス君にベッドで愛でられればちゃんと寂しさは無くなりますから、お好きなように愛でて頂いて……そう言って下さるととても此方としてもホッとします、ありがとうございます(笑)ノアも一応見えにくい位置にはつけますけど、ビティス君の場合それを部下たちに聞かれたら軽く見せながら惚気てくれそうですよね(笑)やはりそこら辺はレイフさんがいつの間にか準備してたようですね。玩具に関しては最終手段のようなものでしょうかねぇ……ふふ、ではその時が来たらのお楽しみにさせてもらいますね(笑)まぁ、強引にベッドに寝かされ覆い被さられたらそれがフラッシュバックして、な流れでしょうね。初暗転時はノアが原因でビティス君余裕無さそうですし……そうなんですよね!ついでに複数人(3人以上)の兄弟だと個人的には長男総受け派ですね。愛することに長けてる長男が弟達に愛情注がれて恥じらうの、大好きです(笑))
……っ…
(体に回った腕の感触に、互いの間に置いた両手の先が微かに跳ね、それでも視界を閉じていれば更に言葉が重なって。その真っ直ぐな想いが頭をぐるぐると掻き回して、元より眠気など感じていなかった思考が余計に冴えて。相手の寝息が聞こえ始めた頃にこっそり瞼を開いて、真っ赤に染まったまま戻らない顔で相手の様子を窺い。ほんの僅かな明かりに照らされるその寝顔を見詰めながら、お互いに贈り合った言葉を思い出し、羞恥と嬉しさに静かに悶え、にやけては鎮まるのを暫しの間繰り返して)
ん…朝……起きない、と…
(いつ眠ったのかも解らない、しかし幸せな心地で夢も見ずに意識はいつの間にか水底に沈んでいて。相手と共に眠る夜は深く熟睡する為か、いつもアラームが鳴るより前、射し込む外の光によって意識が緩やかに覚醒を始める事が多く。今朝も例に漏れず朝日を目覚ましに瞼を開き、まだぼんやりとした視界と頭の中瞬きを数度行って。それから掠れた弱い声で自らに聞かせる命令を紡ぐその途中、不意に寝る前の出来事が蘇り。互いに求め合った長い長い口付けの生々しい快楽、伝え合った素直な想い。一気に流れ込んできたその記憶に小さな呻きを洩らしては、自らの髪を両手で掴んで乱し、戻ってきた熱に頬が紅潮するのも自覚して。それでも数滴程度残っていた冷静さで朝にすべき行動を思い出し、相手を視界から外す事も兼ね、先ずは相手の腕から抜け出さんと身をごそりと大きく動かして)
(/ですねぇ。ビティスがお触りでほんのり声上げて、これならいけるかなと思ったノアさんがキスした辺りからじわじわ逆転される、みたいな…ノアさんには色々と無駄に頑張ってもらいましょう(笑)とりあえずそういう躾の時は、普段の五割増ですりすり噛み噛みしますね…いえいえ(笑)服の裾とかちょっと捲って「こっちにもあるよ」とかってにんまりしながら惚気るでしょうねぇ、特に部下達(自分の、ノアさんの問わず)には(笑)首輪や鎖は敵組織の捕虜に尋問する時とかに使ったお古…ですね、恐らく。ビティスは大事な人を傷付けたくない子ですからね、まあ大切なものを守る為なら他や自分への情け、容赦、遠慮は即刻ぶん投げて捨てる子でもありますが…とりあえず、直接傷を付けたりはしない制裁、とだけ言っておきます(笑)一刻も早く他人の匂いを消さなきゃ、って必死になりますからね。きちんと話が出来るまでは余裕無いかと……慣れてないからこそどぎまぎしちゃうの、可愛いですよねぇ。普段凛としてれば尚更です(笑)さて、お次はノアさんの噛み痕へのトラウマ発動イベントでしたね!それからレイフさんからの質問なので…初暗転もいよいよ近いですねぇ(笑))
ん、うぅん…(微かに香る相手の匂いは鼻腔内に留まりどこか心の底から落ち着くし、相手から与えられた快感による身体の幸福感に満ちた疲弊が残ってるのも相まって今までになく幸せな深い眠りに就いていて。その深い眠りにより、例え抱き締めてる相手が動こうとも、少しモゾリと動いて僅かに抱き締める力を強めるものの、それもごく一瞬の出来事ですぐに抱き締めは緩まり、力も抜け落ちて相手の身体に腕を乗せてるだけになり、今はまだ眠りから覚めそうに無くて。それでも幸せそうな寝顔を浮かべたままであり)
(/えぇ、キスしてたら逆に気持ちいいところ突かれて怯んだ隙に主導権アッサリ奪われてしまう感じですね……ノアが許されるのはビティス君が拐われて恐い思いした時以降ですからね(笑)勿論構いませんよ(笑)それされたら、見せられた方々はやり方は様々でしょうが捲られた裾を戻させるでしょうね(笑)成る程、となればかなり頑丈な首輪と鎖でしょうね。手錠とも合わせて動きの制限は容易に出来そうですね……とても心優しい恋人でノアは幸せ者ですねぇ、その心優しい恋人を困らせるのもノアな訳ですが……ふふ、了解しました(笑)ですです、まぁ余裕無くしたのはノアが原因ですから致し方無しですからね……えぇ、そうなんですよ!ほんと素敵ですよね!(笑)ん、確かレイフさんからの質問イベントからの飲み会(暗転未遂)、からの初暗転イベントでは……記憶違いなら申し訳無いです!)
(上体を起こす直前、己を場に留めんとするように一瞬引き寄せられて、思わず半端な体勢で数秒動きを止めて。恐る恐る相手の方に視線を遣るが、そこにあるのは気の抜けた寝顔と共に安らかな呼吸を繰り返す姿のみで。その光景に、先の出来事で跳ね上がった心臓の早さを深呼吸でゆっくりと落ち着けつつ、その場に座る形を取って身体を布団から半分引き出して。次いで未だ羞恥の名残が顕れた顔付きのまま、相手の寝顔へ何気無しにちらと目を向けては、暫しそれを眺め。…やっぱり綺麗、だな。無意識と伸ばした指でそっと相手の頬に触れた後、その先で昨晩散々に重ねた唇を辿り、また手を離して。そうして何とも安らかな恋人の顔を見詰める内、胸中には一つ靄が蟠って)
……ノア兄、起きて
(自分は、今こんな恥ずかしいのに。何も知らないで幸せそうに。…何だか、ずるい。寝惚けの残る思考に浮かんだそれは、子供じみた理不尽な感情。拗ねる幼子に似たその衝動に押されるまま、もう一度手を相手へ伸ばし。先程壊れ物を扱う繊細さを持たせた指先に、今度は無遠慮な力を籠めて相手の鼻を摘まみ。まだ仄かな赤みを滲ませ、しかし何処か不機嫌そうに顰めた顔で、相手に対するほんの少しの不合理な怒りを乗せた声で相手へ起床を促して)
(/怯んで動きが止まった隙にベッドに転がして愛でます!ええ…「ノア兄以外にそんな事されたくない」ってノアさんに触って欲しがる時までお預けです(笑)ここまでマーキングやら何やらしてると、もういっそ動物みたいですねぇ、ビティス(笑)その場にテッドが居れば「しまえ」の一言と一緒に頭どついてくれるんですけどね…(笑)そりゃあもう…もしかしたら手錠も鎖で首輪と繋げられるタイプのやつかもしれません。目一杯困らせたら、目一杯仕返しが来るので良いんじゃないですかね…(笑)ええ、お互い様です…ふふ、解ります(笑)おっと…失礼しました。あれこれ混乱してしまいまして…では改めまして、この朝のイチャイチャ終わったら質問イベントいきましょうか!)
ん、っ…(眠る間に相手からの優しい頬への触れ方に僅かにピクリと肩を揺らし、触れるだけのキスを受ければそういった類いの夢を見ぬ程に熟睡していた筈なのに頬は少しだけ赤く染まり。そして鼻を摘ままれればその僅かな息苦しさに少し眉を潜めてはモゾ、と身体を捩らせて相手の呼ぶ声が聴こえてくればその声に反応するように目蓋をうっすらと開ければそこから見える瞳に相手の姿を映して。相手を見れば愛しの相手の姿を寝起きから見れて満足げに微笑みつつ挨拶を告げるも、相手は頬を赤く染めながら理由は分からないが不満顔であり、その理由が自分にあるなんて知るよしもなく緩く首を傾げながら相手の方を見上げながら布団の中に入ってた手を相手の頬の方へユルユルと伸ばしながら問い掛けて)
おはよ…ビティス、どうした…?何か…不満なこと、あったか…?
(/トロトロに蕩けながら転がされ名前を呼んで誘うでしょうね……触って欲しがられたら、ただただビティス君を気持ち良くさせまくるでしょうね(笑)ワンコ属性のマフィア、ですもの。仕方無いですよ(笑)まぁ居ない時は目線に困りそうですよね……コッソリメールでSOS出してノア(回収して欲しくて)かテッドを呼んで、と言った内容が回るでしょうね。まぁノア呼んだ暁には目の前でイチャつき始まりますが(笑)あ、良いですねそれ。手錠と首輪を鎖で繋げる事出来るタイプにしちゃいましょ!完全にノアの行動を制限できますし、手もまともに使えなくなるので、ノアの食事を含めた生活動作の全てをビティス君が管理することになるでしょうから……まぁ背後的には楽しみなので全くの無問題ですね(笑)それで暗転前後には普段兄呼びしてる弟が兄の事を呼び捨てにしてるとかほんと大好きです(笑)いえいえ、自分も記憶が怪しかったので……ですね!ノアがビティス君に書類仕事頼まれててそれ片付けてビティス君の部屋に持ってったら……の流れが一番やり易いですかね?他に何かこうするのが自然だろうとかありますかね?)
…おはよ。…別に、何でもない
(相手が反応を示した時点で鼻を摘まんだ指は直ぐに離し、その瞳が此方を映すまでの動作をつぶさに見詰め。視線同士が絡み合ったその瞬間、笑んだ相手の顔にまた心臓が早鐘を打って。それにまた募る理不尽な不満に寄った眉の皺を深め、しかしその感情を相手にぶつける事は羞恥が許さず、唸りに似た低い声で挨拶と言葉を返して。次いで払う事も避ける事もせずに受け入れた相手の掌は、布団の中にあった為か普段よりも温かく、仄かに熱の集まった今の自分には何やら妙に心地好く感じて。その温度と感触に、それまでの不合理な苛立ちも溶けて無くなり、そんな自分にほんの少し呆れて小さな溜め息を吐き出した後、眉を下げて表情をすっかりと弛め)
…ノア兄ちゃん、朝飯食おう。…一緒に
(己に触れるその手に自分の片手もそっと重ねて、頭を軽く傾げるようにして自ら顔を押し付け。そのままその掌へと頬を擦り寄せては、気持ち良いとばかりにうっとりと目を細めつつ、今度は動物の甘え声を彷彿とさせる柔い音色で相手の名を呼び。それから、また始まる普段通りの日常を、何気無いその時間を、相手と一分一秒でも長く共有し、味わいたいと誘いを掛けて)
(/後はもうそのまま甘々暗転、でしょうねぇ。ふふ、それでどろどろになって、いつもみたいな余裕無くなったビティスから「ノア兄が欲しい」って普段とは逆の意味でおねだりするでしょうねぇ(笑)ええ、まあひたすらに「わんこっぽく…わんこっぽく…」って念じながら行動させてる所もあるので仕方無いですが(笑)いちゃつきが始まったら、それはそれで目線に困りますね…ビティスがノアさんに気を取られた隙に逃げねば…(笑)なれば手の鎖は腹の辺りまでで、ちゃんと下げきれないような長さ、ですかね。これなら食事はビティスによる「あーん」を余儀無くされますね…そう言って頂けると嬉しい限りです(笑)解ります…!それで暗転でしかしない呼び捨てを普段の時に耳で囁いて、兄の方がそれに暗転を思い出してどきどきしちゃうのとか好きです(笑)有り難う御座います…ふむ、今出た案が一番自然かと思われますので、是非ともそれで…質問した時のノアさんの反応が楽しみです(笑))
…あぁ、そうだな(こちらが起きて相手をみた時僅かにより相手の眉間に皺が寄るのを見て不思議に思っていたが、相手の頬に触れれば少しして相手の溜め息と共にそれも無くなっていく様子に自分なら相手の気持ちを緩和できるのかも、そう身勝手ながら考え至り。そして相手の手が相手の頬に当てた自分の手を包み、自分の掌に相手の頬が擦り寄せられればまるで相手から自分のだ、と言われてるようで嬉しげにより頬を緩ませては、柔らかな声色で名を呼ばれ小さくトクンと心臓が早鐘をうち、身体中を血液が勢い良くめぐるような感覚を感じながら、相手からの愛らしく抗う気が一切起こり得ぬ提案に頷き返してはもう片方の手に力を込めてベッドから身体を起こし手を当ててる相手の頬とは反対の耳へ優しく感謝の言葉を囁いて)
俺が起きるの、待っててくれたんだな。ありがとう、俺の愛しいビティス…
(/間違いなくそうですね。そしたら「あぁ、いっぱいあげるからな」とでも返して甘々暗転でしょうな(笑)ふふ、自分もノア動かす時は兄らしさと無意識受けらしさ、恋愛観ガバ気味なのを出来るだけ意識しております……え、最後のですか?基本誰にでもベタベタして勘違いさせるのですから仕方無いですね(笑)えぇ、しかもW惚気が入りますからより逃げなければです(笑)ふふ、ちょうど良い長さですね。しかも身体洗ったりもそうですが、お手洗いの際もビティス君に介助してもらわないとですね(笑)ですです!それで顔真っ赤にしながら「今そう呼ぶなよ」って言いながら実質イチャつく時にはそう呼んで欲しいって言ってるのと、同義な発言を兄の方からして欲しいですし……弟の方にはたまに悪戯目的で暗転中に兄呼びして羞恥煽って欲しいです(笑)了解です!まぁ割と初心な反応にはなるかと……初恋ですしビティス君も同じ感覚になってるって逃げたしたビティス君思い出しながら考えてしまうでしょうから(笑)まぁ、ノアは寂しがりなので照れで触れ合いづらい、よりもビティス君と触れ合えなくて寂しい、の気持ちが強まりやすいのですが(笑))
ん、いや、その……っ、も、もう!早く起きよう!
(共に日常を過ごすのも勿論味わいたいが、頬にある感触が離れるのも惜しくて。もう少しだけ、と再び掌に頬を擦り寄せた矢先、起き上がった相手の顔が此方に近付くのが見えて。読めない行動に瞬きながらも、特に抵抗はせずにじっと動きを止めていれば、鼓膜へと直に言葉を注がれて。それに引きかけていた熱が一気に戻るのと同時、ぶわりと吹き上がった感情が頭の中に満ちて。嬉しい、恥ずかしい、好き、愛しい。あれもこれもと混ざり合ったその想いに、いっそ居た堪れない心地さえ覚え、布団に入ったままの足の先でシーツを掻くように蹴っては目を伏せて、ぎゅっと重ねた手の力を籠めて。ただ理不尽に相手を起こした事さえ伝えるのを忘れ、返す言葉さえ出ないその口から濁る音を幾つか零した後、最後には大きな誤魔化しの声で照れを隠しつつ、ようやっと相手から離れてベッドを降りて)
(相手とベッドでの一幕を終えてから少し経った、普段と変わらない日常の途中。職場にて相手や部下達に書類の仕事を振り分け、自身もまた個室にて仕事をしている最中、不意にノックを受けたドアを開くと、そこからよく見知った育ての恩人の姿が現れて。予期せぬ訪問を喜び、屈託も無く笑いながら言葉を交わしていれば、話は恋人の事へと及び。それを話す事に少々恥じらいつつも、初めの内は募るばかりの愛おしさを口にして。しかし、その彼から一つのとある質問を受けた瞬間、顔を一瞬にして真っ赤に染め上げ、声を詰まらせて)
…っ、失礼します!
(しどろもどろに言葉を落として、ばくばくと暴れる心臓を服の上から片手で押さえ付け。解り易く己の反応を楽しんでいる目の前の彼の笑い声に羞恥と苛立ちが芽生え、思わずその顔を睨んで。その直後には堪えきれない感情の衝動に従うまま、勢い良くドアを開け。一度その場で振り返り此方の行動を見守る彼に一言残せば、火照った顔を鎮めるべく、職場の屋上を目指して大股の早足で通路を歩んでいき)
(/ふふ、楽しみですねぇ。初めて上下逆転した日の事後は「たまには、愛されるのも悪くないね」って、普段通りになったビティスからキスさせて頂きます(笑)もう、ノアさんってば…いつか何処かのタイミングで修羅場起こさないと、懲りそうにありませんね…(笑)慣れれば、二人の視線がお互いに向いた所で即座に逃げられるかと(笑)何から何までお世話が要りますね…でも、お仕置きの最中なので最低限しか口は利いてくれないでしょうね(笑)良いですねぇ。そしたら暗転中の方は、恥ずかしさに顔を背けながら「いま、そう呼ぶなぁ…っ」って舌足らずに言ってほしいです(笑)ふふ、レイフさんが余計にからかってしまいそうな反応ですねぇ(笑)まあ、だから他の人と会ってしまうのですよね…さてさて、時間飛ばさせて頂きました!)
あれ、ビティス…?(とても可愛らしい反応を見せる相手を見てクスクスと微笑みながら頷き返して相手の後に続くようにベッドから降りて。そしてそれからは普段のように過ごしていき、相手から請け負った書類仕事をこなしていき。自分に与えられた書類仕事を終え、終わらせた書類を両手で持ち相手の執務室へと向かって歩いていき。しかし、もう少しで執務室、と言ったところで相手の部屋から相手が大股で何処かへ行ってしまうのを見てしまえば、キョトンとしたまま相手の名をポツと溢すも廊下の先へ行ってしまう相手を止める要素には為り得なかったようで、そのまま相手が居なくなるのを立ち尽くして見ていて。顔が見えなかったからこそ、何事かとまだ開けっ放しな相手の執務室へ顔を覗かせれば、相手の義父と言っても差し支えない組織のトップであるレイフの姿がそこにあり、会釈と共に声をかけ、何があったのかと問い掛けながら部屋へ足を踏み入れて)
あ、レイフさんどうもです…あの、ビティスが行ってしまってましたが…何かありましたか?
(/ですです。ふふ、良いですね。ノアはキスで骨抜きにされながらもたまにではなく愛したいと言った旨を伝えるでしょうね(笑)まぁ、寂しさ拗らせなかったら大丈夫ですから……まぁ、テッドさんとドルフが式をあげる程に仲進んだら、ノアはテッドさんとよく話したりお互いのデートの為のデートスポット下見とかするかもですね(笑)慣れない内は声かけしてしまって惚気の被害に遭うことでしょうね(笑)ふふ、ノアにとってしっかり仕置きになってますね、寂しがりノアからしたら話したり出来ないのも辛いですから(笑)あぁ、最高です!それからもたまに暗転中に兄呼びして羞恥煽られていてほしいです(笑)いよいよノアへの揶揄いが始まりますね(笑)そうなんですよね……ありがとうございます!あ、それと質問なのですが……2人の関係はレイフさんには既にお伝えしてる感じですかね?それか、まだ言ってはないけどレイフさんは恋人関係にあることを察してて……ですかね?どちらでも美味しいので主様のご意見お伺いしたく……)
「やあ、ノア君。…いいや、特別な事は何も。ただ少し、息抜きを兼ねてあの子と話をしていたのだが…残念ながら逃げられてしまった」
(愛し子の浮かれる姿に目元を和ませつつ、会話に興じていたものの、色恋沙汰に一歩足を踏み入れて訪ねた途端、顔を耳の先まで赤くして逃げてしまう姿に弛めた唇から息を洩らし。初々しい、と開いたままのドアを見詰め、先の表情を思い浮かべて細めた視界にふと相手の姿が入り、それにまた機嫌良くにっこりと朗らかに笑んで。片手を軽く上げて挨拶に答え、次いでその手をひらりと横に振り問いに対して否定を返して。些かわざとらしさの覗く仕草で肩を竦めては眉を下げ、一度相手の背後にある通路に目を向けて。それから右の手首にある腕時計に視線をやり)
「…あの子、最近は私よりも別の子にご執心のようで、前よりも話をしてくれなくてねぇ」
(ほんの数秒の沈黙を置き、一人納得した小さな声の後、再び相手の方へ顔を上げ。さながら巣立ちを惜しむ親の如く眉尻を垂らしたその顔で、如何にも気落ちした、寂しいと言わんばかりの溜息混じりに言葉を紡ぎながら、一歩相手の方へと近寄り。自分よりも僅かに背の高い相手のその目に己の灰目を確と合わせると同時、何処か揶揄の笑いを含めた、探りを入れるような問いを口にして)
「…君はどうだい、ノア君?あの子と、上手くいっているかい?」
(/ふふ、そしたら悪戯な笑みで「…気が向いたらね」なんて言って、またノアさんを愛する側に戻るでしょうねぇ(笑)拗らせないよう頑張ります…良いですねぇ。それで残されたドルフ君とビティスも何やかんやとお互いのパートナーについて相談し合ってるかもしれませんね(笑)そこをまたドルフ君かテッドが救出する羽目になるのでしょうね…(笑)ただまあ、ビティスの方もこれ辛いので、二日目の夜くらいには「…もう浮気しない?」って一度訊きに行くかと(笑)ふふ、あと兄呼びした時の反応が良いから、って暗転中に耳元で嫌でも聞こえるように囁くのも良いですよねぇ(笑)では、手始めに軽い質問から…(笑)ううん、そうですね…関係自体はまだ直接は伝えられてないです。ただ、二人のペアリング、ビティスに付いてたキスマーク(虫刺されと勘違いしたもの)は見てますし、ビティスやノアさんの部下達の噂話とかで大体の事は察してる感じで…ビティスに最初に話を振った言葉も、「(お相手がノアさんである事も察した上で)最近、恋人が出来たらしいね」ぐらいの所を想定しているので…)
そ、うでしたか…(特別な何かはしていない、そう語るレイフに別段違和感は感じ得ていなかったが、更に別の人へ執心してる、と言われればまるで見透かされている様な、そんな感覚にドクンと心臓が跳ねてしまい、別段詰まる必要もないのに僅かに詰まってしまいながらも一先ず相手の執務机に持ってきていた書類を置いて。そしてレイフが此方へ歩み寄り、まるで知っているぞと言われんばかりの問い方にどう返すべきかと悩んで。勿論相手の言い方的には確信はなさそう、に思えるものの本当に知らないのかも怪しくてまだ相手が言ってなさそう、と思えばレイフから少し恥ずかしげに視線を逸らしつつあくまでも相手との恋人関係はレイフに伝えぬまま関係は問題ないと話し)
え、えぇ。ビティスとは、よく話したりしてますよ…寝食を共にしてますし、幼馴染みですし…
(/それからは積極的に攻めようと努力しながら毎度のように返り討ちにあって攻められるのでしょうね(笑)まぁお互いがお互いにパートナーにしてるの知ってますからね。流石に拗らせたりモヤモヤしたりはしなさそうですね(笑)ですです、お互いの仲間を助けた後で助けられた人がそれぞれに(助けられたのがノア隊ならテッドさんが助けてドルフに、ビティス隊ならドルフが助けてテッドさんに)惚気に巻き込まれそうになったのを助けて貰ったと話してそれが2人の会話の始まりになったりしそうですね(笑)2日もそうされてたらノアも参り気味になること間違いないと思うので「しない、からぁ…」とおねだりしながら言うでしょうね(笑)素晴らしいですねぇ……受け兄側には是非とも悶えてもらって、最終的には暗転中の兄呼びを暫くされ続けた結果普段から兄呼びされても感じてしまって、普段の生活すら危うくなって欲しいです(笑)ふふ、これ態度でほぼほぼ自白してるようなもんですよね(笑)なる程、一応ノアは知られてるかもと警戒はしてますが、態度で丸分かりな為レイフさんに弄ばれること必至でしょうね。折角ですし、逃がさずノアのことからかいまくって欲しいですね(笑))
「ふふ、それは何より。仲良き事は何とやら、だ。…しかし、ビィにあれ程想われる幸せ者は、一体どんな人物なのか…どんな想いであの子の気持ちに応えているのか、どうにも気になってしまうねぇ」
(問われて解り易く視線を逸らす様と、所々不自然につっかえる声。…ああ、やはり彼は素直だ。ぎこちない言葉以上に雄弁に答えてくれるその言動に、思わず音を洩らして笑いながら、茶化す軽い調子で相手に返し。それから相手の隠すような態度に合わせ、知らぬ振りで愛し子の想い人についての話を続け。自らの顎を片手で擦り、些か遠くを見るように逸らした目を細めつつ、世間話と同じ何の気も無い朗らかな色の声ですらすら言葉を紡いだ後、再び相手へ目を向けて)
「まあ、独占欲が強い事だけは、あの子に付けられていたマーキングや、ペアリングで解っているのだがね。……仲の良い幼馴染みのノア君も、その辺りについて何か思う所の一つや二つ、あるんじゃないかな?」
(次いで顎にある手を少し下げ、その薬指の先で自身の鎖骨の辺りをつついて示すのは、何時かの日に見た愛し子の所有印と、目の前の相手の手にも煌めく指輪。目に焼き付きそうな程に濃い華を、指に填められていた誓いの証を、少々わざとらしい大きな仕草で話題に出しては、口許に手を当ててくつくつと喉に笑い声を回し。その音を混ぜたまま、幼馴染み、という単語を強調して相手に呼び掛け、軽く首を傾げる動作と共に話に対する意見を求めて促し)
(/あれですね、お触りで程好く力の抜けたビティスをノアさんが押し倒そうとした瞬間に、「だーめ、俺がするの」って首筋を舐めて反撃するかと(笑)ですねぇ。でも、どちらかが仲良く話をしてる時に「そっちのパートナーと浮気するなよ」なんて茶化すくらいはしそうですね(笑)ふふ、「お互い大変だな」って、また飲み愚痴会のきっかけになりそうですね(笑)そしたらビティスも「…絶対だからね」って言って、漸く解放して仲直り…ですかね(笑)個人的には…初めて普段の兄呼びで感じてしまった時は、その場で腰抜かして、そのまま「なんで」って理解の追い付いていない顔して弟見上げててほしいですね(笑)まあ殆どモロバレですね(笑)まあ、レイフさんは揶揄うでしょうねぇ。とことん…とまではいきませんが、ノアさんの口から自白くらいはさせるかもしれません(笑))
そ、そうですか…(レイフの軽い調子でありつつも自分の言葉に乗るその話し方に完全に見透かされてると確信へと変わってしまい。しかしそれでも、完全に無駄だと分かっていても抗ってしまうのは負けてる気がしてしまい、視線を逸らしたままポツと溢して。しかしレイフの言葉に、自分が相手に付けたマーキングの痕や、自分が相手とのお揃いで購入しお互いに着けあった婚約指輪、それらを指摘する言葉にハッとレイフの方をみれば…否、見てしまえばレイフの薬指で自身の鎖骨を指し示す完全に知ってるぞと言わんばかりの仕草に無意識にカアッと顔を赤らめながらパッと自身の左手をレイフの視線から隠すように背に回し。それでも、レイフから幼馴染みをやたら強調する言葉遣いで意見を求められればウッカリと反論せんとレイフの方へ視線を向けながら声をあげてしまい、その言葉をほぼ言い切ってしまったの後に言葉を止め目を開きながらしまったと右手で自分の口元を覆い)
っ…俺とビティスはそれまでの関係じゃっ…!
(/ですです。ノアは首舐められたらもう綺麗に力抜けてビティス君に容易く押し倒されるかと(笑)確かにしてそうですねぇ「そりゃ此方の台詞」とでも楽しげに返したりしながら……あ、でも事情(ビティス君とドルフ、テッドさんとノアの組み合わせで居る理由)知らない部下(どちらの部下でも可)が遠目で見たらW浮気してるのではと勘違いしてしまって、それが噂で広まる可能性もワンチャンあったり……しますかね?(笑)ですです(笑)まぁ解放されてすぐは抱き締めたりする力も弱まってる事でしょうから少しの間はやはりビティス君にされるがままでしょうね(笑)あぁ、良いですねぇ……そして弟もその様子に初めはキョトンとしつつもすぐその理由を理解して、わざと兄の耳元で兄呼びしながらもうまともに生活出来そうにない事を直接的に囁くようにその理由を伝えて兄に自覚させて欲しいですね(笑)きっとどう報告するか話し合ってて、少なくともレイフさんやノアの家族には2人でちゃんと報告したいな、とか話してたんでしょうね……まぁそれでも、割とアッサリ自爆してしまうノアでした(笑)もう少し粘るかなぁ、と思ってたんですが意外と早く語るに落ちましたね(笑))
「ふ、ふふ…っ…君は、君達は本当に、隠し事に向かない性格だね。いや、君とビィの関係は概ね把握しているとも。二人が私に、それを報告する機会を窺っているのも、何となくね」
(示した途端に紅潮する顔、リングを隠す手。いっそ自分が恋人だと告白しているその態度に加えて、己の言葉を否定する声。そんな簡単な揶揄に翻弄される姿に堪えきれずに噴き出し、笑う顔を伏せて肩を震わせながらもう一つだけ冗談混じりに言葉を落とし。次いで幾らか可笑しさの治まった顔を相手と向き合わせ、互いの間で軽く手をひらつかせる仕草と共に、己の知る愛し子達の事情を偽り無く相手に話し)
「…正直、安心したよ。あの子は恋の一つも知らないまま、私や自分の仲間の為に、その身を砕き尽くして逝くのでは…なんて思っていたからね」
(僅かな沈黙に、深く息を吐き出してから数秒、自身の両腕を胸の辺りで組んで落ち着かせ。次いで思い返すは、今言葉にした通りの苛烈な懸命さで、思春期の青臭い楽しみを全て投げ打ち捨てた愛し子の姿。それを見守った親心から芽生える安堵を、穏やかに、静かに相手に伝えて目を細め。それから間も無く。先の言葉に相手が何か口を出すより先に、またにこやかな人の良さそうな顔付きで、仕切り直しとばかりに声を上げ。そうしてもう一度相手に向けた問いは、最初のそれに似ていて、けれども今度は明確に愛し子達の関係を強調して紡ぎ)
「…さて。では、余計なお世話かもしれないが、改めて窺おうか。…あの子と、恋人として、順調に関係を築けているかい?」
(/そうしてまた、可愛い可愛い言われながら愛情注がれて蕩かされてしまうのでしょうねぇ(笑)無くは無いでしょうね…ただ、恐らくビティスの部下の一部は、解った上で面白がって噂を広める可能性もあります(笑)ビティスも触ったり話したりするのを我慢していた分、普段以上にじっくりノアさんを味わって、普段以上に大量の痕を残すでしょうね(笑)「今ので感じちゃったんだ?…もう人前じゃ、兄さんを呼ぶ事も出来ないね」なんて笑いながら囁かれて、真っ赤な顔になった兄をその場でつまみ食いするのも良いですよねぇ(笑)ええ…ただの恋人ではなく、婚約者ですからねぇ。まあ、ビティスも殆ど顔と態度に出ていたので問題無いかと(笑)ノアさん大変素直ですからねぇ…レイフさん思わず笑ってしまいました(笑))
…隠して、すみません。ちゃんと改めて、報告しますから…(レイフの笑う様に恥ずかしくて赤面しつつ、無言で彼の言葉を待ち。勿論相手の養父であるからなのだが、隠しきれていなかった事がただ恥ずかしく。それでも、相手が既に知ってると分かってもキチンと報告はすべきだと考えているからこそ、まず隠してた事への謝罪の言葉、そして改めて相手と報告をしたいという言葉を恥ずかしさが残ってるからこその小さな声ながら伝えては。そしてレイフから告げられる言葉を静かに聞いていて。それでもやはりその言葉へ、そんな事させるつもりはない、そう言わんとレイフの方を見やろうとしたその時に仕切り直しと声をあげられては言わんとしてた言葉を飲み込むしかなく。そしてもう一度問われた内容…今度は相手との関係性を明確にしたその問い掛けには、やはり慣れないのか頬を赤らめながらも関係は良好であることを頷くことで告げ、恥ずかしがりながらも一応デートはしていたことを明かしつつも、相手との生々しいキスの経歴等は流石に恥ずかしく言えずじまいで)
っ…はい。その、デート、も行きました、し…
(/ですね、そこまでもう確定事項ですね(笑)あはは…解った上で流した部下の人、テッドさんやビティス君にバレたら2人から仕返しを受けそうですね……(笑)ノアはもうドロドロに蕩けさせられますねぇ、間違いなく。特にビティス君、ノアの首筋の服やチョーカーに隠れない辺りにたくさん痕付けそうですねぇ……(笑)ですです。兄の方も人前で兄呼びされて何とか平静を保ってるかのように耐えようとするんでしょうけど、二人きりになった途端に我慢してた分深いキスをせがむようなキスをするのもまた良いですよね(笑)まぁ、一応ちゃんと報告し直すようですから、その時には2人で報告させたいですね(笑)まぁ、近い将来隠さずオープンになりますから、割と恋人関係は無意識に情報ガードがやや緩いのでしょう(笑))
「そうかい。…うん、良い事だ。これはビィにも言ったが…折角想いの通じ合えた恋人同士、お互いの身も、二人だけの時間も、これからは今まで以上に大切にしなさい。後になってああしておけば、こうしておけば…なんて、悔やまないようにね」
(またきちんと報告を、と話す相手の言葉に軽い頷きを返し、此方からの質問に答えるその様をじっと見詰め。愛し子に問うた時と似た反応を見せる姿に、また込み上げる笑いを吐息として零しつつ、相槌を打って。それから自身の経験を思い返しての助言を、何処か懐かしいものを見るような柔らかさと哀しさを含んだ表情と音で相手に伝え。それを言い終えると同時、その色をすっかりと無くした穏やかな顔付きに戻し、もう一度短く息を吸い)
「…時にノア君。あの子とキス以上の事、するつもりは無いのかい?」
(愛し子と相手、慣れない恋について話すその初な二人の態度に、まだ次に踏み込めていないと察する事は容易で。若いな、と小さく喉を鳴らしてひっそり笑いつつ、改めて相手と確と視線を向き合わせ。緩やかに開いた唇から、愛し子にも問い、意図して感情をつついたその揶揄を、嫌ににっこりとしたわざとらしい笑顔で相手にも紡ぎ放って)
(/ええ、そこは譲りません(笑)とりあえず全力でのデコピンと五割増訓練ですかね…へろへろになるまで頑張ってもらいます(笑)もうべったべたに付けまくるでしょうね、キスマークも噛み痕も。特に噛み痕は腕や脚にもくまなく付けて、暫く消えないようにしておくかと(笑)良いですねぇ。それで貰えたキスにがっついちゃって、弟の方から「…そんなに俺が欲しかったの?イケない兄さん」なんて煽られてほしいです(笑)ふふ、きっとレイフさんも楽しみに待ってるかと(笑)まあ、何せ日頃からペアリング填めてるくらいですからねぇ…(笑))
…はい、ビティスの事は絶対大切にします(レイフからの助言、その伝え方は何処か懐かしげであり哀しげでもあり。そんな表情と声色に思わず口を閉ざしていたが、悔やまぬように言われれば頷きながら相手の事を大切にする、そうレイフに宣誓し。そしてレイフとの視線が合ったかと思えばわざとらしい笑顔と共に問われた内容に思わず言葉を詰まらせながらカアアッと顔を赤らめて。勿論考えてこなかった訳ではないし、相手ともしたいとは考えている。けれども相手の身体を慮るとどうしても二の足を踏んでしまうもので、そんな事を相手の養父に問われるなんて思いもしなかったからこそ、その場で身体を強ばらせつつもその場から逃げ出したくなる感覚に何とか意地を見せ、ながらも顔は真っ赤で視線は伏せぎみに右往左往させていて、分かりやすく言葉がたどたどしくなりながらブツブツと呟きながらもいつかは、と話して)
っ…、あの、えと、その…したい、のは、あります、けど…やっぱ、その、ビティスの、身体の事とか、大切にしたい、ですしその…いつか、は…
(/まぁ、今のノアはまだそんな未来が待ってると知らないわけですがね(笑)あらら、まぁ相手が悪かったですね(笑)ふふ、ノアからむしろ「いっぱい、欲しい」とおねだりしてそうですね、キス痕もですが噛み痕も(笑)ふふ、最高です。それで煽られた兄にはトロトロに蕩けた表情と声色で弟のことを誘って欲しいですし、弟からまだダメとお預け食らってて欲しいです(笑)その頃にはもう2人とも仕事場でイチャつける程にはなってそうですけどね(笑)それもそうですよね(笑))
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