マフィアなわんこの非日常的日常！【創作なり／一対一募集】

あー、あの辺…まあ、痒くはないし、腫れてもいないからいいかなぁ…
（相手から聞いた目的の物の居場所に、そういえばと今更に最後に使った日を思い出して声を上げ。次いで、続く言葉に視線を鎖骨を擦る指先の方へと落とし、見えずとも捉えるその赤にほんの僅か悩んで首を傾げて。だがそれも数秒程、求めた物は使わず放っておく事を決断しては、手を下ろして再度相手に視線を向け。その瞬間、聞こえてきた声と些か機嫌の傾いたように感じられる眼前の面持ちに、意味を僅かな間掴みかねて何度か瞬きを繰り返し）

…もしかして。ノア兄ちゃん、虫に嫉妬してる？
（沈黙したのも瞬きの間のみ、窓辺の朝日ばかりが二人を彩るその中で、不意にまた口を開いて短く息を吸い。もしや、まさか。考え付いた可能性は自身でも可笑しいと思える、けれど、そうなら良いと願望も込めて。問いの形を取らせて相手に投げるその台詞は愉快さを多く含み、しかし頬は仄かな期待に甘く弛んで。言葉を紡ぐと同時、表情からも真意を確かめんと、踵を少しばかり浮かせ、その濃いブラウンの瞳と視線を確と間近に絡めて）



（／なら、良いのですが…ええ、部屋で二人きりになった時に「昼はうちの犬っころが悪かったな」って、普段よりちょっと甘やかすかと(笑) 薄めるのを諦めた方が早いですかね…(笑)ふふ、恐らくはテッドとドルフ君を筆頭にして、しっかり対策を考えて広めてくれそうですね(笑)その代わり、ビティスからもたくさんキスさせて頂きます。ええまあ…ビティス、結局の所ノアさんにキスする口実が欲しいだけっていうのもありますので(笑)ふふ…ソファーで一回押し倒させてもらうので、お覚悟を(笑)）

うっ…それは、その…(痒みがない、相手の感想に虫に刺された訳ではなさそうと判断すれば安堵と共に勝手に嫉妬してた事への恥ずかしさが込み上げてきては早くこの話題から逃げないと、と思い口を開こうとしたものの、相手からの嫉妬に関する指摘に開きかけた口から息の詰まる音が漏れては見て分かるほどにどう返すべきか戸惑い、目線を右往左往させながら頬を赤らめて。しかし、それも少しの間だけであり顔を赤く染め上げながら恥ずかしさから相手から目線を逸らしたままもはや開き直りのように肯定すれば照れ隠しにワシャワシャとやや強めに相手の頭を撫でながら着替えてくるよう伝えては手を離し、自分の行き先を告げながら自分は顔を洗うため洗面所へと歩みだして)

…そうだよ、嫉妬、してた…あぁ、もう。良いから着替えてこい！俺は顔洗ってくる！

(/らしさ全開なの大好きですよ？ふふ、素直に甘やかされて右になるか、身体で甘やかしてもらうという意味で左になるか……どちらでも有り得そうですね(笑)そうなりそうですね……(笑)次第に組織内に広がりそうですね(笑)勿論どうぞ……ふふ、ビティス君可愛らしい理由ですね(笑)ふふ、背後はドンと来いですよ(笑))

ん、へへっ…はーい
（図星を突かれた、という言葉がよく似合う、解り易く動揺したその態度。それから半ば自棄っぱちに肯定する声に、にんまりと満足そうな笑みを浮かべつつ、踵をまた床に付け直して距離を戻し。それと同時、普段よりも少々乱暴に己の髪に触れる手の軽い衝撃に一瞬目を閉じて、けれども相手の頬や届く言葉の色に胸がきゅんと狭まり。…ああもう、可愛いなあ。嬉しさと、相手に今抱く感情とにすっかり弛みきった顔付きで、部屋を出る相手を返事と共に見送って）

今日は、たしか…午後にヘンリー隊長の手伝いが…
（ドアの向こうに相手の背が消えるのを確認してから、己も自室に戻って身支度にクローゼットを開き。今日着る服を見繕う途中、この日の予定を思い出して一度動きを止め。一日の流れをざっくり見積もり、書類より運動の方が多いと判断すれば、
インナーに通気性が良く首元も広く開いたTシャツを着て。それに上着を合わせ、全体的に動き易いものに着替えて部屋を後にし。その後は何事も無く朝の支度を順番に済ませ、いつも通り二人並んで出勤して、職場の各々に挨拶をしつつ今日の最初の持ち場へと向かい）



（／それなら嬉しいですねぇ。ふふ、どちらでも…多分、テッドはその辺こだわり無さそうですね。「アンタのしたいようにしろ」って感じで…(笑)ええ。でも対策が職場の大半に伝わった所で、ビティス達は自重とかしなさそうですけれどね…(笑)まあ、キスで終われば良いですがね…相当興奮してなければ、という前提ではありますが、ビティス的には、特に身体にキスするのはなんとなく理由が要るかな、と思っております(笑)よし、ではちょくちょく時間巻いていきますか(笑)）

(相手から離れ、洗面所で冷たい水で顔を洗えば照れすぎて熱を持っていた頬はやや落ち着きを取り戻してきて。小さく溜め息を溢しては鏡を見ながら何とか平静を保てたのを確認しては何事もなく相手と二人で出勤し、自分は初めは部下と共に書類仕事があるため相手と途中で別れてそれ用の仕事部屋へと向かい。そして仕事場でドルフと共に書類の仕事をこなしていたが、その動きはやや怠慢気味で。その理由は言わずもがな相手の胸元が開いてる服装を思い出してたからで。かなり動きやすそうな服装ではあったが、自分がつけたキスマークがかなり余裕で見えるもので、一応自分のである証拠にはなるがあくまでも見せびらかすつもりではなかったからこそ、気になって仕方なく。そうしてればドルフから仕事の手が止まってる、とたまに注意を受けながら相手が誰かを誘惑してないか不安を抱きながら何とか仕事に励み)

(/どっちでも美味しいのでその時の流れに身を任せますか(笑)まぁ自重しないでしょうし余裕で惚気の被害者多くなりそうです(笑)キスだけで終わるのは多分身体を交える前でしょうね、きっと……ふふ、成る程。ノアがする時は人肌恋しくなったときにもですけど、基本的に甘える意味でやりそうです(笑)了解しました(笑))

（午前は自身の射撃訓練、及び武器等の手入れと部隊内の物資の在庫確認、それに少しの書類の纏めを行い。それから、昼の休憩を挟んで午後。丁度朝にも確認した通り、ヘンリー率いる百足部隊の、数多く居る隊員達への基礎訓練や、体術指導での手本等々の助けに回るべく、己以外にも集まった何人かの他部隊の指導係にテッドと共に混ざって。その途中、指導側の幾人かが、此方の首回りを見ては、渋いようなにやついたような、妙な反応をする事に気付いて、僅かに不審げに眉を寄せて首を傾げ。しかしそれ以上の事は何も無く、尚更眉間の皺を深めつつも指導に専念し。その暫く後、終業時間を合図に解散し、先に帰り支度を終えた職場の玄関先にて、相手を待つついでにテッドと言葉を交わし）

まあ、とりあえず…テッド、今日はお疲れ様

「おう。…あのな犬っころ、此処の連中が何も言わねぇだから俺が言うが…そこに付いてる赤いの、職場に来る時は隠せ。それ、目のやり場に困んだよ」

……え？これ？ただの虫刺され…
（指導した隊員達に関する話をやり取りした後、不意に切り出された己の赤い痕の事にきょとんと瞬いて。次いでその箇所を指先でなぞりつつ反論に口を開いたが、呆れ調子にそれを否定され、この痕について細かな質問と応答を繰り返し。そうしていく内徐々に、うっすらと、気付き始めた事実に声が詰まり。けれど決定的な結論を出すより前に、帰宅の途に着いたテッドを見送って、一人ぐるぐると思考を巡らせ。…もしかして。未だきちんとしたものでは無いにせよ、浮かんだ可能性に仄かな羞恥が芽生え、それが頬に薄く朱を差して。一先ず、脱いだままだった上着を着て鎖骨に付く痕を隠しながら、僅かに俯いて相手の姿を待ち）



（／ですねえ(笑)対策した所で…でしょうね。まあしないよりはマシかな、くらいしか効果無さそうです(笑)ええ、ビティスですからねぇ。キスしてる内に昂ってきちゃいそうです…ふふ、何度か暗転を繰り返す内にそれを理解したビティスが、「どうしたの？」ってちょっと嬉しそうに甘やかしてくれるようになるかと(笑)あ、そうだ。初暗転の直前、「どこまで進んだ？」という質問の後辺りに、暗転未遂するイベントとか、どうでしょう…？例えば自分が酔った（もしくは相手を酔わせた）勢いで（この場合、暗転する前に酔った側が寝落ち）とか…一緒に寝てる時にそういう夢見て夜中に起きて、寝惚けた頭で相手を求めるように触れて（こちらの場合、段々目が覚めてきて、途中で我に返る）とか。…勿論、当方的趣味の話なので無くても大丈夫ですが(笑)）

わ、悪かったって…(書類仕事もだが、午後の部下たちの武器の確認や指導の間にも相手の事が気になってしまい、モヤモヤとしていて結局時折注意散漫になってしまいその都度ドルフを呆れさせてしまい。更にはリアムもやけにソワソワとかなり短いスパンで声を掛けてきていて。ワチャワチャとした一日を過ごしては終業時刻、部下たちを見送りまだ帰りたがらないリアムに適当に理由をつけて帰らせればドルフも、とそちらを向けば今まで無かった集中力の無さを叱責され申し訳なさげに返して。溜め息混じりに「今後はちゃんとしてください」とピシャリと言い付けられ帰宅していくドルフを見送れば軽く自分の頭を掻きながら廊下を歩いていき。そして相手の姿を見付ければ安堵と幸せな気持ちが出てきては相手の元に駆け寄りながら声をかけて)

ビティス！ 待たせてすまないな、帰ろうか

(/まぁ、しないと惚気を聞き続ける羽目になりますから……(笑)そしてノアのことを誘って、ですね……それでノアが「分かってるくせに」とか言って甘やかしてもらう、と(笑)お、良いですね！是非是非やってしまいましょ！折角ですし、ビティス君にノアのこと(暗転未遂で)襲いかけてもらいましょうか！(笑))

あ、えと……大丈夫。うん、帰ろっか
（じわじわと思考を侵食していくその可能性に、伏せた目は彼方此方と落ち着き無く彷徨いて。…まさか。まさか、そんな。考える程傾いていく羞恥の感情の中、ふと相手の声と足音が響いて、思考ばかりに夢中になっていた身体は驚きに跳ね。その勢いで弾かれたバネのようにはっと顔を上げ、もう眼前にあるその姿と仄かに紅色の差す強張った表情で視線を合わせ。同時に口を開くも、考え事からの切り替えに掛かった数秒分、相手への返事も遅れてしまい。それでも何とか笑みを口元に形作れば、ほんの少し余裕が出来た気がして声が喉を通り。次いで手を繋がんと伸ばした片手は、また頭に浮かび出す鎖骨の痕の可能性に躊躇いが生じて、一瞬固まった指先は相手の服の袖口に伸び。身には触れずに摘まむ指にて相手を捕らえ、しかし妙な居た堪れなさにもう一度顔を正面よりやや下側に逸らしつつ、帰宅の道への一歩を些か大股で踏み出して）



（／テッド達には頑張ってもらわねばなりませんね…(笑)ええ、「ノア兄ちゃん、しよう？」って服に手を突っ込みますね…ふふ、「まあね」と抱き締めてちゅっちゅし合って、たっぷり愛情注ぎにかかるかと(笑)勿論、是非とも！なら、酔っ払うより寝惚けて…の方が自然ですかねぇ。もしくは、うっかりお酒入りの何かを口にして、でも良いですが…でなければ、ノアさんに酔ってもらうか、ですねぇ…(笑)）

…ビティス、どうした？いつも手を握って一緒に帰ってただろ？(声をかけただけで驚き、少し紅く染めた顔で此方を見るその様子に、もしかして胸元のがキスマークって気付いたのか？と思わずそんな考えが思い浮かび。しかし、笑みと共に大丈夫という言葉を聞いては、なら大丈夫なのだろう。なんて勝手に思い描きながらも、いつもなら握られる手が空いたまま袖を摘まむその仕草に少しだけ寂しさと相手の異変を感じ、相手の方を見るもその表情はうかがい知れず。早く帰らんとする相手の足の動きに一応合わせつつも気になったのかいつもの口調で本当は相手の異変の理由を察してはいるものの、本人から聞きたい、そんな邪な思いを抱きながら相手に問いかけて)

(/ですね、惚気を止めさせる事ではなく惚気から上手く逃げる方法しか無いのが何とも言えないですが(笑)それにはノアも抗う事なくアッサリと身体を自由にさせるでしょうね……良いですねぇ。ちなみにですがノアは寂しくなったらビティス君が疲れていようとお構い無しに背後から抱き付いて首筋にキスしたり甘えたいオーラ出します。さすがにビティス君がイライラしてたら自重します。勿論その間も寂しさは積もりゆくのですが(笑)どれも迷いますねぇ……あ、折角ですしノアを酔わせます？ノアとビティス君とテッドさんとドルフで飲み会兼今後の動きの相談をって感じで個室のあるとこで飲みつつ話し合ってたけど、ノアが最初に酔いが早く回ってビティス君に甘えだして話し合いどころじゃなくなったと判断されて、ドルフがタクシー呼びつつビティス君に連れ帰るよう頼んで……って感じでどうですかね？そしたらテッドさんとドルフの絡みも平行で進行出来ますよ！)

（相手からの異変を問う声に、袖を摘まむその力を強め、答える事への躊躇いに掠れた唸りが喉から洩れて。俯く顔も上げられず、眉尻も口端も垂れた情けない顔をひたすらに隠したまま、暫し普段よりも大きな歩幅と早い足取りで道を進み。しかし、職場である建物が見えなくなり、人もやや少ないいつもの通りに出る頃にはその勢いも萎んで、やがては重い動きで立ち止まって）

……ノア、兄ちゃん。一つ、訊くんだけど…その、あの…俺の、此処にある赤いのって……もしかして、虫刺されじゃなくて、き…き、き…っ…
（ようやっと相手を見上げたその顔は、歩き出す前よりも濃く染まり、怖々呼び掛ける声に力は無く、むしろ震えすら混じって。気まずげでぎこちなく、振り絞るように言葉を紡ぎながら、空いている側の片手を自らの鎖骨の辺りに持っていき。すり、と指先を上着越しに這わせてからその生地を掴み、声の震えが伝染してふるふると細かに揺れ動く身を縮こまらせ。その最後、決定的な単語を出さんと口を動かすも、今の自分には羞恥ばかりが勝って中々形にする事は叶わず、視線もふいと反対側へ逸らして）

っ…キス、マーク…なの…？
（それでも、何とかそれを声にして相手に核心を問い。…言った。言ってしまった。頭が沸騰してしまいそうな恥ずかしさは視界を僅かに滲ませ、身体を茹でていく熱が指先まで伝わって、巡る感情は心臓をばくばくと早く大きく叫ばせて。相手に聞こえるのではないかと思わせる程のその音に、堪らず痕をなぞった手で胸を強く押さえながら相手の返事を待って）



（／ビティス達は首傾げてるでしょうねぇ、話をしてると逃げられる、って(笑)うーん甘々ですねぇ…ノアさんと居る間なら、滅多に苛々する事も無いでしょうが、避けたらその分受け止め切れない程甘やかしにかかるでしょうね(笑)良いですねぇ。恐らくビティスだけお酒苦手で飲まずに素面でいるので、酔って甘えるノアさんを介抱する内に…的な感じですかね。テッド達の方も、「話し合いはもう無理だな」って思って、そのまま飲み直してそうですし(笑)）

っ…あぁ、俺からのキスマーク、だ。ビティスは俺のだって証拠…つけたかったんだ(問い掛けてから暫くは無言で歩いていたものの、次第に歩みが遅くなり、そして立ち止まったところで相手の方を改めて見やればその表情はより濃くなり震える声に困ったようすの相手すらも愛おしく感じてしまう自分がおかしい事は気付いているものの、相手が服越しにキスマークのある部分を触れる仕草に目を細めながらそのまま相手の言葉を待ち。そして核心に迫る問い掛けの言葉に思わずバクバクと心臓を高鳴らせ、息を小さく飲み。周囲に人が居ようが居まいが、そんなことはお構い無しに相手の事を優しく抱き締めては相手の問い掛けに肯定の言葉を返してはその付けた理由も述べて。しかし、勝手に付けた事への謝罪の言葉を述べようとしたその時、タイミングが良いのか悪いのかポツリ、ポツリと雨粒が落ちてくればそれが僅かな間に大雨へと変わっていき、相手と共に一先ずの雨宿りをするために近くの店の軒先へ駆けていき)

(/ですです。普通に惚気という感覚ではなく恋人の話題を出してるだけですからね(笑)まぁ、お仕事中にイライラしてたら寂しくても帰ってからもあまり声かけないようにはなるかと。勿論その甘やかしはノアからしたら全力で受け入れるかと(笑)ですね、それでタクシー乗ってる間も甘えてて……あ、酔ってる間の記憶、翌朝のノアに残します？別に酔ってる間の記憶がない状態でも良いのですが。そして飲み直してたら愚痴が溢れてきて、ですね(笑))

……っ…！
（俯いた己の背に回った腕に、張り詰めた気が刺激されて身が疎んで強張り。その直後、問いを肯定する言葉が聞こえた瞬間、物言いたげに見開いた目で相手を見上げ。そうして息を吸い込むも、続いた理由の否定も責め立ても出来ず声が詰まって。また顔を伏せたその矢先、空から落ちた雫が頬を掠め、それはあっという間に互いの身体を濡らし始めて。そのまま立ち止まる訳にもいかず、共に駆けた道の途中にある店先で雨を避けて。雨粒を多く含んだ毛先から頬に垂れる水滴が鬱陶しく、袖口でそれを拭いつつ、また頭に浮かぶのはキスマークの事で。しかし、身が濡れて頭が幾らか冷えたのか、先の問い掛けよりは熱も治まり、代わりに理解出来た相手の言葉へ理不尽とも思える不満が湧き出し、それを相手の腕を少々強めに掴んで自分の方へ引く事で態度に示し）

…なんで、朝言ってくれなかったの？キスマーク、付けたなら付けたって言えば…俺、皆にあんな顔…
（次いで、ぼそ、と先ず声にした文句の題材は今日の始まり、薬の所在を尋ねた時のやり取り。視線は地面を打つ雨粒達にじっと向けたまま、いじけたような低く弱い物言いでそれを投げ。途中に思い出すのは、今日一日周りの仲間達から受けた視線。今更になって追い付く仄かな羞恥と、目に見える形で独占欲を受けた嬉しさとで混線を起こす頭に視線もうろうろとさ迷い、頻りに首回りや痕の周辺を撫で。消えていった言葉の先は自身でも掴み損ねて、だがまだ言い足りなさを感じて口をもごつかせ。しかし、こんがらがった思考から何とか飛び出したのは、降りしきる雨音に掻き消されてしまいそうな程に細く、意味を持たない子供染みた悪態だけで）

……ノア兄ちゃんの、ばか



（／まあそれが、他の恋人持ちより濃くてどろ甘な惚気っていうのが問題なんですけどね(笑)そうなると、ビティスの方がスキンシップしたくなって寄っていきそうですねぇ。ふふ、もう甘えてるのか甘やかしてるのか解らない感じになりそうですね(笑)決定的に襲いそうになるきっかけは、恐らくベッドに運んだ辺りでしょうね…記憶は、残しておけばお互い程々に気まずくなって、初暗転の時まで、また最低限の触れ合いしかしなくなりそうですねぇ。ふふ、愚痴の言い合いしながら「お互い大変だな」ってお酒の注ぎ合いもしてそうですね(笑)）

…悪かったって、虫刺されと勘違いするビティスが可愛くてさ…？(雨宿りをしながら軽く濡れた前髪を指で軽くしごいて水気を取っていれば、グイと腕を引っ張られ。何事かと相手の方を見やればいじけるように言葉を紡いでいく相手がそこにいて、それすらやっぱり可愛いな、なんて考えていれば、すっかり子どもの様に拗ねて悪態を吐く相手に対して、不謹慎だと思いながらもその可愛さに頬が緩みニヤけてしまってるままでいて。優しく頭を撫でながら相手の頭についてた水滴を少しでも取ってやりながら、素直にその時に思っていた感情を伝え。しかし、悪いとは思っているのか未だ止む気配のない雨に少し視線を向けながら少し話を逸らすようにポツと呟いて)

…にしてもこんな大雨になるって聞いてなかったのにな…天気予報で雨って言ってたならビティスと相合傘出来たのに…

(/それですよね、本当に原因は(笑)それで思いがけないスキンシップに驚きながらもホントは寂しかったから素直に受け入れちゃう、と……まぁ、お互いにお互いを欲してる訳ですから(笑)ですね、運んだ辺りで抱き付いたまま離れないとか、服を脱がそうとしたら酔ってるノアがビティス君に煽るような発言しちゃってとか……必ずノアがビティス君が襲う切っ掛け作りそうですね！ 此方としてはどちらでも構いませんよ？ 都合が良い所だけ覚えてて他覚えてないとか、記憶バリバリに酔ってる間の事全部覚えてるとか、脳の記憶機能完全停止の朝起きたら酔ってる間の記憶何も無しでも……主様のお好きな展開をば！(笑)ですね、そしてそこから意気投合して愚痴言い合い相手兼飲み友関係から始まりゆくゆくは……ですね(笑))

……予報じゃ夜まで晴れだったし、仕方無いよ
（可愛い、の単語に曲げた臍を更に拗らせ、雨を見る視線を更に鋭く尖らせて。しかし自身の感情は案外単純なもので、いつものように頭に触れる優しい手付きに、胸中の刺々しさは徐々に和らいで。ふと耳に届いた呟きに、ちらとだけそちらへ目をやっては直ぐにまた逸らし。次いで未だ不機嫌さが残って低く、だが先程よりも随分と柔らかくなった声音で答えつつ、雨宿りの屋根先から空を窺って。と、その直後、雲に覆われている筈の其処から眩しい程の光が一瞬視界を塞いで。それと殆ど同時、どおん、と身の内まで響いてくるような重低音が辺り一帯に届いて）

っ…びっ、くりした。雷も来てるんだね…今の、結構近かったな。停電とかしなきゃいいんだけど…
（がらごろと尾を引くその音に乗り出しかけていた身を堪らず引いて、光の近さに驚いた心臓が大きく脈を鳴らす感覚に、数秒呼吸が止まり。それから追い付いた思考と共に息を吐き出しながら、掴みっ放しのその腕に自ら一歩近付いて。先程までの機嫌の悪さは今の雷鳴が粗方吹き飛ばしていったが、代わりにその音と光が空を走る度、腹や胸の中を弛く掻かれるような、妙に落ち着かない心地に襲われて眉を下げ。…これだから、雷って苦手。言い知れぬ不安に似た何かがじわじわと己の内に芽吹き始め、そのぐらつく気分を少しでも安定させんと、今度は相手にぴったりと寄り添い、雨足の強まっていく眼前の景色から足元へと視線を落として）



（／ええ、しかもどうしようも無いですし(笑)ふふ、まあビティスもその辺察してるので、「自分がノア兄ちゃんに拒まれたりはしない」という自信も多少持ってそういう行動してますね(笑)ふふ、では…一旦ノアさんをベッドに座らせて上着を脱がそうとするんだけど、ノアさんがビティスと離れないままベッドに倒れ込んで、それが丁度押し倒したような体勢で…とかどうでしょう？そのまま仕草か言葉で煽って下されば、ビティスも襲いそうになるかと…そうですねぇ、では自宅に帰った後、襲われかける辺りの記憶が絶妙に無い感じで…(笑)ええ…意識するきっかけも欲しい所ですね(笑)）

…凄い雷だったな、早目に帰らないとだな…(未だ拗ねていた相手だったが、大きく鳴り響く雷鳴に未だ恐怖感があるのか、寄り添ってくれるのはとても嬉しく、目を細めていたものの相手の気持ちを考えると、早目に帰ってからビティスと触れ合い安心をさせたい、そんな気持ちが芽生えてくれば、ポツと呟いては空いている側だけ上着を脱げば一度相手の手を優しく自分の腕から外させてはしっかり上着を脱いで相手の頭に被せて。そのまま相手の手をギュッと握っては相手に一言声をかけては安心して貰うべく手を離さない事も明言しつつまだ大雨降る中自分の頭を守る事はせず最低限視界を確保するため目の上に空いてる手を当てながら家路を急いで走りながら帰り)

…よし、走って帰るぞ。雷聴こえても大丈夫だ、俺がこの手は離さない…絶対にな。行くぞ！

(/ほんと手立てが無いですね(笑)ふふ、そこはもうビティス君が一枚上手と言うわけですね(笑)おお、良いですねぇ！ぜひそれ採用で！多分酔ってる間は恋人好き好きモード全開なので嫌なトラウマとか一時的に気にせず無意識煽りするかと……ふふ、了解です！それなら本番初暗転の時に嫌がるノアを見て、あの(酔ってる時に襲いかけた)時嫌がらなかったのにこんな風にしてしまうなんて……とレナードさんに嫉妬してトラウマ払拭頑張ってくれそうですね(笑)そうですねぇ……愚痴の言い合いになって飲み直して暫くしたら片方が潰れて連れ帰って翌日二人とも休みを取って介抱して……とかですかね？それか飲んで愚痴ってる最中にどちらからともなく褒めあいに発展するとか…ですかね？(笑))

…ノア兄ちゃ、っわ！？
（腕を確と掴んだまま俯き、相手の呟きを聞いていたが、ふと相手を頼っていたその手が退けられた事に顔を上げ。名を呼ぶのと殆ど同時、頭から視界が丸ごと塞がれ、驚きに声を洩らしたその次の瞬間には強く手を引かれて。その最中、雨に負けじと耳に届けられる声に、それまで感じていた不快な感覚も消え、代わりに浮かんでくる暖かな感情に、口許を弛めつつ頷いては相手の速さに合わせて道を駆け抜けていき）

え、と…ありがと、ノア兄ちゃん。でも、上着俺に被せてたらそっちが…
（雷の光も雨の音も遠くなった自宅の玄関内、漸く立ち止まった足を揃え、一度大きく息を吸い込んで整え。それから頭を覆う相手の上着の端を片手に掴み、手を繋ぐそちらへと視界を開き、心配に少しばかり曇った表情で声を掛け。しかし、其処にあった光景に目を見開いて言葉を止め。髪の先から首筋を垂れる雫、薄手故に濡れてぴったりと張り付き、身体の線を余さず教える服、そしてその下に透ける相手の…理解したその途端、心臓は喧しく騒ぎ立て、顔にはぶわりと熱が集まり。見てはいけないものでも見てしまったかのように、慌てて上着を被り直して一歩相手から距離を取り）

っ…と、とりあえず、お風呂入って来た方がいいよ。すっげーずぶ濡れで寒そ…っ…
（上着ごと背を少し丸めて顔を伏せ、自らの足元に視線を向け。零しかけた悲鳴を何とか飲み込んだ後、その名残に微かに震える声で相手に一つ提案をして。しかしその途中、自身も幾らか雨に冷えていたのか、ぶるりと一瞬身を竦ませ。次いで鼻先にむず痒さを覚えたその瞬間、ぷしゅん、と抑え込みの間に合わなかったくしゃみが飛び出し）



（／もう放っておきましょう(笑)ふふ、小さい頃からノアさんが可愛がってくれたお陰でもあります(笑)ええ、理性ギリギリで身体を起こそうとするビティスを遠慮無く煽っちゃって下さいまし。ふふ…初めての暗転の前は何度も「大丈夫」ってお互いに言い聞かせてキスしながら、ゆっくりトラウマを塗り替えていきそうですね(笑)ふむ…では、何回目かの愚痴り合いの飲み会（一対一）で、ドルフ君が潰れてしまって、どうにもこうにも起きないから、一先ずテッドが自宅に連れ帰って…とかどうでしょう？(笑)）

…いや。俺なんかよりビティスの方が先だ、身体冷えてるだろうしな(大雨の中何とか家に到着し、玄関へと入ってからは雨の音や雷の音はあまり大きく聴こえず、一先ずは安心できるだろうと安堵の溜め息を溢していれば相手の声にそちらを見るも自分が被せた上着に顔を隠したままだからこそその表情を見ることは叶わなかったが、提案を受けた直後に相手の可愛いくしゃみを聞いては持ってたのが傘でなかったからこそ、相手の身体が雨に濡れてしまったのだろう、と考え至れば相手の提案を首を軽く横に振りながら断り、すっかり濡れて目が少し隠れてしまう前髪をゆっくり掻き上げてオールバック風にしながら自分の事よりも相手の事が心配でたまらず相手に先に風呂に入るよう進言し)

(/そうですね(笑)それは良かったです。まぁ、暗転する時にもノアを恥ずかしい姿にさせようとしても断れないというオプション付きでもありますが(笑)煽りついでにキスもさせちゃいますか。勿論深い方で……ふふ、良いですねぇ。ゆっくりと塗り替えればその分、気持ちよさの時間が長く濃厚なものになりますからきっとトラウマも無くなる事でしょう。レナード自体は嫌いのままですがね(笑)お、良いですね。その時はいつもより飲酒ペースが早くて普段ならちゃんとペース守ってるからこそ愚痴大会が終わっても潰れないのに途中で潰れちゃって……それでテッドさんが連れ帰って気付いたら少し艶かしく感じるような衣服の乱れ方してた、とかにさせちゃいます？(笑))

で、でもっ…ノア兄ちゃんの方が、よっぽど…
（受けた返しに此方も反論しようと、赤いままの顔を相手の方に動かして上着をずらし、極力身体の方を見ないよう視線も相手の顔へ意識して向けるが、いつもとは違う髪型と片手で髪を掻き上げるその仕草に胸が跳ね。…格好良いなあ。今考えるには少々場違いな感想を抱いた事で声は止まり、数秒程見惚れて。しかし直ぐ様我に返り、もう一度抗議を紡ごうと唇を動かしつつ思考を巡らせ。だが、こうして相手が言葉を返す時、特に自分に関する事柄での意見は、中々曲げてはくれない。出来るのは、恐らく僅かな譲歩まで。それを理解している為に、一度視線を互いの足下へ顔ごと落として悩みに唸り。それから瞬き三度程の沈黙を置いて、改めて口を開き）

……じゃあ、さ。い…っ…一緒に、入る？
（相手への心配と、反論。…それから、あの張り付いて透ける服越しに見える身体を、もっとちゃんと見てみたいという少しの下心。それらを全て混ぜ合わせた妥協案を挙げる声は躊躇いがちで、羞恥に所々つっかえ、辿々しさと弱さを持ち。自らの発言で耳まで熱が広がっていくのを自覚しながらも、これを受け入れてもらえるかと期待したその視線を、未だ僅かに伏せかけた顔の中から相手に注ぎ）



（／可愛い幼馴染みの恋人からのおねだりですからね…代わりに、ノアさんからのお願いも断れませんが(笑)もう理性ぶっつり切れますね、それは。まあこれからって時にノアさんには寝落ちしてもらうのですが…レナードの件は仕方無いですからね。大事なのはトラウマの塗り替えですし、ノアさんにはたっぷり気持ちよくなってもらいます(笑)ふふ、連れ帰った後一瞬その衣服の乱れにどきっとして、でもそれは酔った所為だと言い聞かせつつ直していって…その後はドルフ君の寝顔観察しながら胸の高鳴りの原因考え込んでいる内に此方も寝落ち…ですかねぇ(笑)）

っ…しょう、がないな…分かった。なら一緒に入ろう(こちらの言葉に一度反論を告げようとしていたらしい相手の言葉が途切れたのに気付けば、ビティスが先にいってくれるかな、と勝手な想像をしていて。勿論濡れまくったままの身体では自分も風邪をひきかねないのは分かってるからこそ、簡単にタオルで髪を拭き、濡れた服を脱いで一足先に部屋着に着替えるつもりでいて。それだけで完全に体調崩さずに済むとは到底思えないが、相手が体調不良で倒れる方が自分は嫌でありそれを避けるための当然の思考だと思ってて。しかし、伏し目がちに告げられた相手からの提案に思わずドクンと心臓を高鳴らせ、頬を少しだけ赤く染めて小さく息を飲み。つっかえながらも相手からの可愛げあるそのおねだりともとれそうなその様子に思わず口元に手を当てながら、また可愛いと言ってしまいたくなるものの、その思いを何とか堪えては仕方ない、と言いたげに相手の願いに同意する旨の言葉を告げて)

(/ですです。ふふ、そこはもうお互い様ですからね(笑)ですね、キスしあっていざ襲わんと服を剥こうとした時に寝落ち、とかですかね……ふふ、初暗転でノアがビティス君に完堕ちしかねないですね。もっとも本人がそれを望むでしょうが(笑)おぉ、良いですねぇ。そして翌日に思いがけず仕事に出掛ける時間過ぎてしまうまで寝てしまって慌てて起きたは良いけどドルフもいるしで仕方なく突然のお休みをドルフのも共に申請しておくんですかね？それからテッドさん、たまに無意識にドルフのこと目線で追い掛けたり、何かと目をかけてくれそうですね(笑))

っ…それ、じゃあ…ノア兄ちゃん、お風呂の準備、お願い。俺、二人分の部屋着、取ってくるから
（案が了承された。その事実を理解した瞬間、嬉しさと恥ずかしさが幾つも織り混ざって思考を覆い、より一層早まる鼓動に僅かな息苦しさを覚え。…何か、まずい。一度、ノア兄から離れないと。望みが叶う喜色と逸る気持ちに半ば混乱を起こしつつある頭の中、感情を冷やす為に選ばれた判断は一時的な逃避。それを決断してから五秒程、ゆっくり大きく息を吸い込んだ後、半開きのままだった唇から音を紡ぎ。最初は辿々しく、そこから少しずつ確かな形に整えて己の意思を伝え、しかしそれとは反して、視線は徐々に相手から逸れて廊下の方を向き。話を終えて直ぐ、返事も聞く前に繋いでいた手を離し、上着も頭から完全に外して一歩通路へ踏み出し。だが、その動きもそこで半端に止めたかと思えば、そっと顔だけを相手の方へと向け）

……先に入って、待ってて
（ぼそり、と勢いも無く待ち合わせを投げるその表情は、これからへの期待と喜びに頬が紅潮して口許が弛み、けれどもそれ以上の照れで眉が下がって瞳の滲むだらしなくも情けない顔付きで。その二言だけを最後に再び正面に向き直り、今度こそ寝室を目指して足早に廊下を進み始めて）



（／お互いおねだりし合っていちゃついてそうですねぇ(笑)着ている服の系統にもよりますが、上の服を半分くらい剥いた時点で寝て頂く予定なので、相当辛い状態でお預けですね、ビティス…ゆっくりする方が気持ち良いとも聞きますしね。ビティスの方もノアさんの身体に溺れていくかと(笑)ドルフ君はまだ眠ってるし、ここまで豪快に寝坊したらいっそ休むか、みたいな感じで…勿論他よりも目を掛けるようになるでしょうね。ただ…テッド、恋愛沙汰は面倒事だとか、自分には縁の無いものだと考えてて、「ただの気の迷いだ」と言い聞かせる可能性大なので…ドルフ君に少し頑張って頂きたい所ですね(笑)）

あ、あぁ…そうするよ(ただただビティスが可愛い、その想いで思考が停止してしまいそうになっていたら、相手からのお願いの言葉が聴こえてそのままその答えを聞く前に離れ行く相手の手がまたすぐ会える筈なのに寂しくて。それでも了承をするため何とか頷いて返しては相手の待ち合わせの言葉に胸の高鳴りはより大きくなり、端的に返しては風呂場へと向かい。ピタリと水分でくっ付く衣服が鬱陶しくて全て脱いでから浴室を洗いながらふと相手とこうしてお風呂を楽しむのは小さい頃にやった以来で当然恋人になってから初めてなんだ、と考えては何故だか無性に照れの方が勝ってきてジワジワと顔が赤く染まり。しかし、相手を早く風呂場に入らせたいとしっかりと洗っていき、洗い終えて風呂の準備も整えればそのまま相手に呼び掛けて)

ビティスー、準備出来たぞー

(/してますね、間違いなく(笑)そうですねぇ……まぁ、上の服だけ描写するならシャツタイプの服に上着を着てる感じですかね。これはかなりモヤモヤしますね、それで誰かと一緒にいる場面見てしまうのですからそりゃ恋人襲いたくなりますわ……お互いに溺れて相手なしじゃ生きていけなくなりそうですね(笑)ですです。まぁ職場じゃ珍しいと話題になりそうですが……あらあら、ならドルフに誘惑させないとですね。暑い時にシャツの胸元摘まんでパタパタさせたりしちゃいますかね？(笑))