マフィアなわんこの非日常的日常！【創作なり／一対一募集】

それ、は…心強い、けど……でも…
（治療されていた手が別の意図を持って相手に包み込まれる感触に、はっと思考の海から意識が顔を出して。次いで耳に届く言葉に唇が微かに動いて反論を探し始め、しかしそれも近付いた互いの距離と肩へ感じる重みに声にすら成らないまま消えていき。聞こえてくる呟きへ返す言葉に迷って瞼を伏せていたものの、僅かな間の沈黙の後出された提案に思わず見開いた目を相手へ向け。だが直ぐ様視線を右へ左へと風に舞う木の葉のように惑わせながら落とし、小さく細い声で零しかけた否定的な答えは半端に途切れ。五分はあろう長い静寂を置いて漸く結ばれた唇を開くと、短くもゆっくりと息を吸い込み）

……一つだけ、お願い。仕事中は俺とテッドの指示に従って。それがどんなもので、どういう状況でも、絶対に。…それだけ約束してくれるなら、いいよ
（言葉を発するのと同時に片手を相手へそっと伸ばし、力の入っていないその手で背に触れて緩く服を掴み。表情には何処か怯えに似た色を滲ませつつも顔を上げ、真剣さを持った眼差しで相手の姿をしかと捉えながら、強い意志の覗くはっきりとした声で提案への条件を告げて）



（／ええ、何だかんだ世話を焼くのは嫌いではない人なので(笑)友人としての域は既に越えてるように見えるんですがね。これからもっとイチャつけるよう頑張りましょう(笑)嬉しいですねぇ…ビティスも嫌って訳ではないのですが、色々葛藤しておりまして…(笑)）

っ…そ、れは…(相手の怯えにも感じ取れる表情ながらも真剣な眼差しを向けられつつ告げられた言葉に少し目線が落ちながら泳ぎどう返すべきなのか迷っており。相手の気持ちを尊重し慮りたい気持ちもあれど心のどこかには相手の提案を拒みたい自分もおり、心の中で葛藤しており。数分の沈黙の後に、まず相手の方へ視線を上げて)

…俺は、どんなときでも、ビティスの側に居たい。この気持ち、は多分ずっと変わらないし…この気持ちに反する指示を言われても、反する行動を取るかも知れない………でも、それ以外なら…ビティスとテッドの指示に従うさ。約束する(若干申し訳無さげな表情と声色で語り始めた自分の気持ち、そしてその気持ちに対する自分の行動の予測を告げ、一度閉口し目を軽く閉じて。しかし一分と経たず再び目を開いては、やはり完全に相手の出した条件を飲める訳ではない事が何処か申し訳なく思っている、そんな気持ちが滲み出てるような微笑みを浮かべつつ相手に自分の行動に関する約束を護る旨を告げて)

(/そこら辺は部隊長だったノアも似てますね。まぁ、ノアの場合は世話を焼きすぎなんですが(笑)まだ友人感覚がある、割に友人関係に見えないですよね……ですね、二人の関係性がどんな感じに深まっていくか楽しみにしておきましょう(笑)ノアも若干頑固ですけどかなり葛藤してますからね、いずれこの葛藤が恋愛方面での葛藤に変わっていけば良いとは思うんですけどね(笑))

（互いの呼吸音だけが響く沈黙の中じっと相手を見詰めながら答えを待ち、しかし次第に紡がれ出した返事を聞く内に眉が下がり。表情の色を怯えから困惑に近いものへと変化させながらも唇を開いたが、目を逸らさなかったからこそ映った微笑みに躊躇ってしまった反論が喉で渦巻いて呻き声の形を取り。暫しそのままの状態で口を開閉させていたものの、やがて目を閉じて一度だけ深呼吸をした後瞼を上げて再度相手を見据え）

……解った。でも、危ないって思ったらちゃんと逃げてよ。でないと俺、怒るからね
（惑いを消した顔つきで先ずは一言了承を返し、次いでもう一つ条件を付け足して。その先に少々ばかり圧を込めた低めの声で言葉を続けつつ、わざと眉を寄せ睨むような視線を作って相手に送り）



（／ええ…焼き過ぎた結果これから誘拐を計画される訳ですが(笑)お互いスキンシップに抵抗が無いのと、未だに小さい頃の感覚なのと、お互いへの執着心が言動に出てる、という辺りがこの距離感の理由かもしれませんね…はい、楽しみにしましょう(笑)恋愛方面も基盤は出来てきているのですが、いかんせん今は余裕がありませんからね…変化は組織に正式加入した後、ですかね(笑)）

あぁ、分かった。ありがとな、ビティス(相手の了承と付け加えられた条件、圧の込められた言葉に少し安堵する表情を浮かべつつ頷いては譲歩をしてくれた相手に感謝の言葉を述べて。ゆっくり立ち上がり、ふと窓の外の夜空に包まれた世界が視界に入れば、随分意外と長居してしまったな、と思えば相手に手をさしのべつついつもの笑顔で相手にそう声かけて)

すっかり遅くなっちゃったな…それじゃ、改めて一緒に帰ろっか

(/ですね、ホント面倒見が良すぎるのも問題ですね、リアムみたいに拗れるので(笑)ですね、いい加減二人とも良い年齢なので多少の自覚はしてほしいですが……まぁこの関係性も嫌いではないので問題はないですが(笑)そうですね、恋人っぽい人から(性的な意味で)襲われるイベント辺りがトリガーになってきそうですね(笑))

……うん
（交渉じみた会話が終わり、離れていく身を惜しんでか服を掴んでいた手を互いの中間に半端に伸ばしつつも追う事はせず。相手に釣られて一度暗い外へ目が逸れたが、再び掛かった声に意識は相手の方に戻り。丁度その目先に差し出されていた手がまず視界に入り、次いで視線を上げて見えた表情に此方も喜色に弛んだ笑みへと綻び。それと同じ色を持った声音で短くもはっきりとした返事をするのと同時に、目の前の手を半端に止めていた己の手で取ってソファーから立ち上がり。その手を握ったままゆっくりとドアの方へ歩を進めながら、普段通りに戻った表情と独り言の如き何気無い調子で言葉を零し始め）

帰ったらまずシャワーかなぁ…あっちもこっちも汚れてるし。でも腹も空いてるんだよなぁ…



（／リアム君は元々の性格もあったのでは？こう、信じ込み易いというか、一途というか…そういう感じの。まあノアさんについては弁明さえ出来ませんが(笑)二人共もう成人してますしね…当方も好きですよ、こういう恋愛の自覚や意識が無いからこそ出来る距離の近さ(笑)ですねー…恐らくそのイベントから尚更ノアさんから他の人の匂いがしてくるのを嫌がるでしょうから(笑)
あ、お好きなタイミングで時間飛ばして下さって構いませんので！）

そうだな、最初にシャワーしてサッパリしてから飯にしないか？(相手の呟きにいつもの自然な調子でそう返しながら相手と相手の執務室から出てそのまま二人で拠点から家までの道のりを歩いていき。その帰路の途中でノンビリとした口調ながらそう相手に問いかけつつ普通に繋いでいるのに相手が離れて行きそうなそんな感覚を突然覚えてしまい、無意識のうちに相手と握っている手を動かしつつ恋人繋ぎのようにしていき)

あ、そうそう…なぁ、ビティス。また、今日も一緒に寝るか？色々話したり、昔思い出したりしたいし

(/まぁ、突然裏社会に引き込まれて心細くなってるタイミングでノアが世話やいてますからね……そこら辺のが過剰に作用してああなったのかと(笑)ですね、この距離の近さが恋愛の自覚や意識をしだしてどうなっていくかを見届けるのが好きです(笑)まぁ、ノアは恋愛の自覚や意識なくても恋人っぽい行動で勘違いさせるの悪い意味で得意ですからね……今回の恋人繋ぎもですね(苦笑)まぁ、多分このイベント以降恋人っぽい人に関してはあまり関わりを持たなくなるかと……完全にそういった相手がなくなると良いんですが(笑))

そうだね、そうしよっかな
（呟きへの返事がくれば大して考える事も間も置かずに肯定の言葉を返し、頬を撫でていく夜風に目を細めつつ星が点々と光る空と見慣れた街並みをぼんやり見上げるようにして眺め。そのまま暫し相手と歩調を合わせて足を動かしていたが、ふと呼ばれた名に相手の方へと顔を向け、用を問う代わりに僅かに首を傾げて）

あ、今日は俺から言おうと思ってたのに……ねえ、今度はノア兄ちゃんの方で一緒に寝ていい？
（話の内容にまず小さく声を洩らし、次いで眉と口の端の下がった如何にも残念そうな顔付きと勢いに欠ける弱い声で不満に似た言葉を零し。しかしまた表情を弛んだ笑みへ変えたかと思えば軽く上体を傾けて相手を覗き込む体勢を取り、いつの間にか互いの指を組む形で握り合っていた手の指先に微かな力を籠めながら、少しばかりねだるような調子を含んだ問いを此方からも返し）


（／ああ、出会った場が拗らせる速度倍になる状況下ですもんね…(笑)当方もお互いを意識し始めて急に変な距離が空き始めたりするのを見るとニヤついてしまいます(笑)人タラシ並の質の悪さと器用さですよね…まあ、今のビティス相手ではあんまり効かないようですが(笑)でも暫くは無理そうですね…襲った人以外なら大丈夫かな、みたいな考えも多少あるかもしれませんし(笑)）

おう、良いよ。それじゃ今日は俺の部屋で一緒に寝よっか(自分の提案に相手の表情にマズい事を言ってしまったと感じるも、すぐ聴こえてきた不満に相手と気持ちが同じだったことが嬉しかったのかクスッと笑いが漏れて。相手の自分の方を覗き見上げるような体勢から告げられた相手からのおねだりに似た発言にドキリと胸が高鳴るも何とか平静を保ちつつ嬉しげに頷いては相手と共に帰宅し)


(2日後のお互いが完全に仕事のない日のお昼過ぎ、お昼も食べ終えた後に自室で日本の言葉についての勉強をしていたものの、あまり頭の中に入ってこずに頭を悩ませていたがふと、カレンダーを見上げるとあることに気付いて、そうすると相手に何かサプライズでプレゼントをしたい、と言う気持ちが沸き上がってきては勉強本を閉じそのまま部屋着から着替え始めて。着替え終わればいつもなら相手が家にいる時は相手に声をかけて出掛けるのだが何だか声をかける気になれずそのままゆっくり自室のドアを開けて自室から出てゆっくり閉めればそのまま小さな背徳感を抱きつつ相手への声かけをせずに出掛けようと玄関の方へ歩き出して)

(/ですです(笑)因みにノアの初めての部下はリアムを含めて数人居ましたが戦地での殉職でリアム以外を失っていますね。他の面々は上層部が引き抜いてくる(無理やり引き込む)度にノア隊の中に放り込んでました(笑)何だかんだで元ノア隊の面々も戦力として他の部隊に居ますからね。まぁ、上層部が編成権限持ってるので強くなったやつをノア隊から勝手に移動させてるだけですが(笑)良いですよねぇ、まぁこの二人の場合変な距離になりながらも吹っ切れたときに急激にまた距離が近付くんでしょうけどね(笑)タラシですからね、実際……でも後で何であんな繋ぎかたしてたんだろうって思うんですよね、きっとビティス君(笑)まぁ、襲われたら今までイイ人だったとしてもノアも関係絶ちたがるでしょうから問題ないでしょう。他の恋人っぽい人も襲われる可能性があれば避けるでしょうからその辺がどうなるか、ですね(笑)
とりあえずビティス君へのプレゼントの口実があまり思い浮かばなかったのですが、ちょうどビティス君が行方不明になってしまった頃合い、というイメージで行こうかと考えておりますが、どうでしょうか？もしこうしたい、というのがあれば仰って頂ければと思います！)

（予定も仕事も無く、かといって相手の勉強の邪魔も出来ず一人の時間を少しばかり持て余していた昼過ぎ。何とはなしにリビングの本棚に詰まった言語学習用の資料の一つを適当に手に取ってその場で立ち読み、頁を捲り終えた資料を棚に戻してまた別の資料に目を通すのを何度か繰り返し。しかしやがてそれを止め、己も勉強と学習の途中であった言語の本とそれに伴うノートを本棚から取り出して。だがペンケースが見当たらず、その捜索に本とノートを手にしたままリビング内を暫し彷徨いた後、ふと自室に持ち込んだのを思い出しリビングの出入口の方に歩いていき）

…あれ？ノア兄ちゃん、出掛けるの？……ねえ、俺もついて行っていい？
（丁度廊下に出た所で玄関に向かう相手の姿を見つけ、その様子に不審げに首を傾げながらも普段と変わらぬ調子で声を掛けて近寄り。次いで頭を過った思考に一度視線を下方へ落としたが直ぐ様相手に戻し、僅かに眉の下がった心配の色が覗く表情と声音で問い）



（／拗らせ速度が更に加速してしまう出来事…！しかしまあ…上層部が潰すのに何の躊躇いも抱かないレベルの屑でいっそ気持ちいいですね(笑)元々の距離が近いですからね、この二人(笑)そうでしょうねぇ…その日の寝る頃になって急に「あれ？」ってなるかと(笑)ええ、もし「この人は絶対襲ってこないな」って思える人が居た場合、面倒な事になる予感がします(笑)
大丈夫ですよ！そうですね、このイメージであれば…当時、事件が起こらなかった場合の元々の予定（夏休み中、プールにお出掛け）の日にも、何かの理由（夏休み前のテストの成績関係、何かしらの苦手を克服した、目標にしていた事が達成出来た等のちょっとした事）でプレゼントを渡すつもりだった、もしくは事件が起こった後、引き取る算段がついた時に元気付ける為に何か贈るつもりだったけど、というのを思い出して…みたいな切っ掛けが自然でしょうか。勿論、他に何かありましたらそれでも構いません！）

あ、あぁ。ちょっとな…っへ？(相手の声に思わずピクリと肩を小さく揺らしつつ振り返ればいつの間にかリビング側から来ていた相手に一先ずの平静を装いつつ出掛ける旨を頷いて返すも、相手から心配げに問われた質問に一瞬目を丸くして。しかしすぐに目線が相手から逸れると右へ左へ泳いでいき、サプライズを説明するわけにも行かず多少言葉につまりつつも一人で出掛けたい旨を相手に安心させようと普段通りの口調で説明してはそのまま相手の方を見ながらもゆっくりと後退りの要領で玄関方面へ歩を進めつつ)

い、いや…ちょっとした買い物だし…俺一人で十分だから、一人で行ってくるよ？

(/上層部はもうどうにもならないので、無理矢理にでも矯正させましょう(笑)ですよね(笑)でもノアは無意識ですし自然にする(例のごとく勘違いさせるのが悪い意味で得意な)タイプなのでそこはもうビティス君が上手く手綱握ってもらえれば、と(笑)ですねぇ……まぁ、流石に基本がビティス君優先ですし、余程のことがなければそういった人の方へ靡かないと思いますよ(笑)
そうですねぇ……ではその案でビティス君が苦手だった教科のテストで良い点が取れたからそれに対するご褒美を用意してたのを思い出した感じにしましょうか！ビティス君の反応が楽しみです(笑))

…でも、一人で外に出て何か無いとも限らないし。もしかしてって事もあり得るから、出来ればついていきたいんだけど…
（相手が断った事に一度は閉口し視線を落としたものの、再度口を開けば勢いに欠けて弱くはあるが相手に伝わるはっきりとした声量で一人での外出に物申し。心配の色が濃くなった顔を上げ徐々に遠ざかっていく相手をまた視界に捉え、先程の申し立てと同じく僅かに不安の覗く調子で己の希望を相手に伝えつつ、空いた分の距離を詰めるべくゆっくりと歩を進め）

買い物の邪魔になるような事はしないから、お願い
（再び相手の目の前まで来た所で足を止め、じっと相手の目を見据えながら、先程よりも強さを増した口調で改めて自らに科す条件と共に希望を告げ。それと同時に自身の手はそれ以上の後退を阻止せんと相手の腕に伸ばされ）



（／では命の危機を少し感じる程度の矯正を行わせて頂きます(笑)上手く手綱を握れるかは解りませんが…その辺りはビティスの頑張り次第ですね。修羅場にならないよう気を付けねば…(笑)ならば安心です。まあどちらにしろ暫くは警戒心丸出しのビティスがついて回るかとは思いますが(笑)）
OKです！苦手な教科は…ベタに算数ですかね。当時はギリギリ小学生ですし。当方も渡される時が楽しみです(笑)）

う、それは…(相手の物言いに困ったように眉をしかめつつ言葉に詰まっては後ろに歩く動きも相手の言葉の正当性で確実に鈍っていき。歩みが止まれば相手が歩み寄って来ることで結局先程と変わらずの距離ではあったが相手に目線を合わせる事が出来ず強さの増した条件付きの希望を告げられては戸惑いから目線を下げており。相手の腕が此方へ伸びてくる様子にピクリと肩が揺れて反応しては咄嗟に相手の伸びてくる手を自分の手で優しい力で掴んでは懇願と若干の不安、色々な感情の入り交じっている視線で相手と何とか目線を合わせればそのまま相手の手を押し戻しつつ自分の気持ちを告げながら、視線にこもった感情はそのままに何とか笑みを浮かべつつ確信の持てない予測を告げて)

………やっぱ、これは…俺一人で、行きたいんだよ。それに、アイツらと、そう易々と会うわけ…無いだろうし、さ？

(/どうぞどうぞ(笑)修羅場になった時にノアが宥めようとして黙ってて、と怒られるシーンが目に浮かびそうです(笑)ふふ、ですね。ビティス君の警護はとても心強いです(笑)
了解です！もしかしたら、ビティス君に頑張ってほしくてノアが算数教えたりしてたかもしれませんね(笑)ですね、何をあげるんでしょうかねぇ……何か身に付けるアイテムだとは思いますが(笑))

……ううん、無いとは言い切れない。この前の争いで、向こうがどれだけノア兄ちゃんを取り戻したいかが解った。次は一人で居る時を狙ってくるかもしれない。傷を付けてでも、って思ってるかもしれない。…だから、少しでも危険を減らしたい
（阻まれた手に一度はそちらに目を向けたものの直ぐ様戻し、しかし視線が合った瞬間其処に浮かぶ感情に圧されて声を詰まらせ、同時に表情に浮かんでいた強気さも僅かばかり奥へと引き。十秒程の間泳ぐ目線と共に黙り込んでいたが、再度相手の姿を捉えて首を左右に緩く振った後口を開き相手の意見を否定し。続いて不安に揺れながらもはっきりとした調子でぽつぽつと話を始め、自らの意思も思考も全て相手に伝えた所で一旦言葉を切り）

俺がついて行くのがダメだって言うなら、テッドか誰か呼んで護衛させる。…ノア兄ちゃんが強いのは勿論知ってるよ。けど、どうしても不安なんだ。……お願い
（改めて息を吸い込み、揺れが消えた芯の通った声音で此方からの提案を告げ。次いで腕を掴むのを阻んだ手を自ら握って自分の方へ引くように力を籠めつつ、真っ直ぐ相手を見詰めて真剣さを持った表情と声色で言葉をゆっくりと慎重に紡ぎ出して）



（／腕が鳴りますねぇ(笑)それは言うでしょうね、ビティスも勘違いさせられた人も。最終的にはノアさんが収めるでしょうけど(笑)色んな意味で強いですからね、ビティス。力の活かし所です(笑)
あーありそう…それで「良い点取れたよ！」って真っ先にノアさんに見せに行ったんでしょうね(笑)身に付ける物というと…アクセサリー系か服、後はバッグや靴、手袋とかの小物類でしょうかね。うーん選り取り見取りですねぇ…(笑)）

っ…わかったよ…なら俺につける護衛、ビティスが信頼できるヤツにしなよ(強気さがやや引っ込んだ様子にこのまま何とか折れてくれ、と必死に心の内で祈っていたものの、自分の意見を否定してからの相手の意思と思考を聞いては、言葉につまり。勿論、相手の言い分は尤もでそれは自分自身も考えてはいたことで。しかし、相手の言う争いで怪我を負わせた所に戻るつもりなんて既に無く、それを言おうと口を緩く開きかけるも揺れのない提案に思わず出かかった声は喉から出てこずそのまま口を緩く閉じては手を逆に握られ引かれていけば自然と目線が相手の方へ行き、相手の思いを聞いてはこれ以上断っても相手が折れそうにない、と悟れば一度目線をユックリ下ろして静かに息を吐くと同時に相手の護衛をつける提案を呑んでは相手の方へ再び目線を向ければ名前は言わずとも恐らく伝わるであろう言い回しで護衛を指名しては相手の方をしっかり見ながら付け加えるように明言しつつ優しく微笑んで約束をして)

ビティス、俺はアイツらにどう言われようともビティスのいる組織から出るつもりはないし、絶対にここに帰ってくる…約束するからな？

(/じゃんじゃんどうぞ(笑)ですよねぇ。ノアが収めれるのか……逆に見物ですね(笑)ですね(笑)ですです、それで何かプレゼント用意してあげるって言って、準備してたら……ですね。きっとノアはその時のプレゼント、まだどこかに大切に保管してそうです(笑)ホント迷いそうですね(笑))

……うん、約束ね。じゃあ、一番信頼してる部下に連絡入れてくるから、ちょっと待ってて
（受け入れられた提案に強張らせる程籠っていた身体の力が抜け、表情にも安堵の色が滲み。それから紡がれた約束に頬を弛め、僅かに細まった目で視線を受け止めて緩やかに頷き。次いで漸く掴んだ手を離すと、部屋着のポケットに突っ込んで携帯を取り出し。それを顔の傍まで持ち上げて相手に見せ、からかいに似た軽い調子で先程の指名の言い回しを真似てみせた後一度相手から離れ。片手だけで携帯を操作し通話を繋げつつ一旦リビングの方へ向かい、電話先との会話と同時進行でもう片方の手に持ったままだった本とノートを棚に片付け。十五分程度で交渉が終われば携帯を仕舞い、またリビングを出て相手の元へと戻って）

お待たせ。すぐに来るってさ。散々文句は言われたけど…マンションの出入口で待つって言ってたから、そこまでは一緒に行こう。…それくらいは、いいよね？
（先ずは一言簡単な詫びの意を籠めた言葉を告げ、続いて眉を下げて苦い笑みを浮かべ肩を竦めてみせながら話の結果を伝え。更にそこに自身の願望を付け加えた後、相手の顔付きを窺うような目線を向けつつ自信の無さに弱まった声音で問いかけ）



（／収めてくれないとずっと言い合いになるので…余計に修羅場拗らせないようお願いしますよ(笑)
あー…微笑ましいのが一気に…そうでしょうねぇ。捨てるに捨てられないでしょう。事件が事件ですし。もしかしたら渡せるかもって思って取っといたんでしょうね(笑)ネックレスは前にやりましたし…その辺もテッドに相談しますか(笑)）

あぁ、分かった(相手の安心しているような表情にとりあえず何とか本当の買い物の理由を言わずに済んだか、なんて考えながら相手の手が離れてからかいに似た調子で言い回しを真似されればクスリと笑いながら返して一度リビングへ向かった相手の戻ってくるのを待ち。十五分程で戻ってきた相手からの詫びに緩く首を横に振れば結果を聞けば何だかんだで了承したテッドに感謝の念を抱きながら相手の願望を聞けば続けられた自信のなさげな言葉に別段其くらいなら、と頷いて相手を安心させようと優しく頭を撫でながら相手の願望を受け入れることを明かせば撫でていた手を止め、相手の握りやすい位置へそのまま下げてニコリと微笑み言葉を続けて)

あぁ、問題ないさ…ちゃんと見送ってくれよ？

(/まぁ、そうでしょうね……ノアがどこまでできるか……ちょっと楽しみです(笑)何だかんだで言い逃れる術には特化してる気がしますね、ノアは(笑)実際ここも上手く事実を言わないよう逃げてますし(笑)
そう簡単に捨てれないですよねぇ。形見、と言うわけではないけど会えたら、と思っていたのでしょう。まぁ、実際に思い出したはいいものの流石に当時のプレゼントをそのまま渡すわけにはいかないからこその今回の買い物でしょうし(笑)ですね。今まで近くにいたであろうテッドなら何かしらの情報をくれる、とノアは思ってることでしょうから(笑))

うん、任せて
（撫でられる感触に柔らかさが戻った顔を上げ、出された手を確りと、しかし痛みを伴わないよう加減された力で握りつつ大きく頷いて。そのまま玄関から通路へ出て少しばかりゆっくりとした歩調で進み、マンションの出入口まで来た所で丁度来客用の駐車場に止まった黒い車からテッドが降りて此方に向かってくるのが見え）

あ、来た来た。テッド、早かっ…えっ、いだだだ！？

「…前々から言いたかったんだがよ。アンタは俺にも私生活がある事と、自分が休みの日にあの連中を纏めんのが誰なのかをもう少し考えろ。テメェの都合で振り回すんじゃねぇ、このワガママ犬っころ」

いや、だから悪かったって！ただ、頼むならテッドが一番良いなって思って…！
（大股で足音高く近付いてきたテッドに普段通りに声を掛けたが、言い切る前に頭を天辺から思い切り鷲掴みにされ、そのまま力が籠められて堪らず声を上げ。その状態で零される文句に焦りを含めた調子と半ば勢いで言葉を返していれば、不意に大きな舌打ちと共に痛みから一気に解放され。次いでちらりと相手に視線を向けた後溜息を吐き出したテッドに改めて声を掛け、続けて相手の方に目をやり、また僅かに不安を覗かせた声色で念押しの言葉を告げて）

それじゃ頼んだよ、テッド。…ノア兄ちゃん、大丈夫だとは思うけど気を付けてね



（／そりゃノアさんの口からハッキリ「そういうつもりは無い」って言えば…いや、どうでしょうね、これ(笑)まあビティスも「何買うか」より「一人での行動」を気にしてましたしね…後々になって「…そういや何買うんだろう？」ってなってる事かと(笑)
ううん切ない…プレゼント自体は多分当時好きだったキャラのグッズとかでしょうからね。流石に成人した今になって渡す訳には…(笑)４年近く一緒に仕事してますのでね、お任せ下さい(笑)）

…あぁ、大丈夫だ。それじゃ、行ってくるよ(相手と共に入口へ向かいテッドの様子を確認すれば相手とのやり取り中に離れた手がどこか寂しく感じるもやり取りを見ていると相手が改めて全幅の信頼を寄せているんだな、なんて感じれば何処かモヤリとした感覚を覚えて。しかし、相手のテッドへの声かけから再び自分に向けられた不安げな相手の様子にニコリと笑ってはクシャリと相手の頭を撫でつつ笑って返しては軽く手を振ってテッドの乗ってきた黒い車に乗り込んでは自分の方からも謝罪の言葉を述べて)

…悪かったね、テッド。本来なら一人で、と思ったんだけど

(/まぁ、少なからず相手方からの抗議が入るのは間違いないでしょうし、ビティス君も恋人と勘違いすることを平気で他の人にやってたことを不満に思いそうですし……中々に難しい問題かもですね(笑)でしたねぇ……それでノアが帰ってきてから事情を知って、でしょうね。どんな反応か楽しみですが(笑)でしょうね、それか子どもらしい原色系統の配色か……どちらにせよ成人してますから渡すのは流石に躊躇いそうですよね(笑)ですねぇ、任せちゃいましょう(笑))

「…別に。これも個別に報酬出すって言われたから来ただけだ。…さて、買い物ってのは酒か？煙草か？それとも女とか、そういうヤツか？まあ犬っころはどれも好まねぇだろうから、それなら一人でってのも解らねぇ事はねぇがな……で、一体どれだ？」
（相手の言葉に上司が和らいだ表情で頷くやり取りを眉間に皺を寄せたまま眺め、次いで相手が歩きだしたのを見て己も自身の車の方へ足を踏み出し。運転席に乗り込んだ所で耳に入った謝罪に一度相手へ視線をやり、だが直ぐ様正面に戻して素っ気ない一言とこの場にいる理由を適当にも思える調子で放り投げ。それから一呼吸程の間を空けてポケットからキーを取り出し、車のエンジンを回しつつ自らが思い付く買い物の内容を連ねて問い。更に溜息混じりに言葉を続けるのと同時に手をハンドルへ置いて出発の準備を済ませ、片方の手で頭を掻きながら未だ不機嫌さを含んだ顔を相手の方に向けて再度尋ね）



（／もうお相手さんの目の前でキスでもして見せ付けたら早いのでは？(笑)楽しみにしてて下さいませ。帰って来るまで部屋で落ち着き無くウロウロしてるかと思われます(笑)あー、目がチカチカするやつ…なら渡せなくても仕方ないですねぇ(笑)まあ相談の前にテッドの誤解を解かねばなりませんが(笑)）

…いや、そう、じゃなくてさ…ビティスに、サプライズプレゼントをしたくてな。昔、ビティスに渡しそびれたプレゼントを新しく買って渡そうと思ってな…あ、ビティスにこの事言うなよ？じゃねーと何のために黙ってたのか意味なくなっちまうし…(テッドの予想していた内容のは確かに相手といると買えないものかもしれないが、それらが自分のための買い物の内容だと直ぐに察してはまずそこからか、と思いながらも何処か少し言い淀みをしながらもテッドになら言っても今日だけでも黙ってて貰えば良いか、なんて気持ちになれば買い物の目的をテッドに明かしては少し懐かしむようにサプライズの理由を明かしつつもちゃんとテッドへの黙ってるようにの頼み込みも忘れず行い。その後前を向いてさらに言葉を続けては自分が行こうと考えていた大型デパートの名を告げるも、そこは一応現在の組織の縄張り範囲内ではあるが、自身の元々所属していた組織の縄張りもまた1km先まで迫ってきている場所で)

まぁ、ビティスはすっかり忘れてるっぽいけど、俺としては渡せなかったのがずっと心残りだったからどうしても渡したくてな…それで以前から利用してた○○デパートという場所に買いに行こうと思ってたんだ。大型デパートだし色々あるだろうからな

(/それアリですね。触れただけのキスしかまだ恋人っぽい人たちとしてないのでその先をビティス君として見せれば多少の戸惑いこそあれど相手も諦めそうです(笑)いっそのことノアの部屋漁ったりしちゃえば机の引き出しの中に1つだけ明らかに子ども向けの腕時計があるのでそれ見つけさせるのもアリですよ？まぁ、その場合は昔の事思い出さない限り何故あるのか理由わからないでしょうが(笑)これで解けるといいのですがね。当然釘をさす事も忘れてないですが(笑))