主 2019-05-20 18:05:42 |
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別にいいんだよ。
俺じゃ頼りないかもしれないかもしれないけど女は男を頼れ。
(別にいいんだよと言ったあとに女は男を頼れと言い。病院まで着いて降ろして)
…私より歳下なのにカッコイイこと言うじゃん…。あ、ありがとね。
( トクンと心臓が高鳴れば悟られないように呟き、病院に着くと少し恥ずかしそうにお礼を述べて )
じゃ、俺は病室にいるんで。
(病室にいるんでと言って病室に戻り)
Zzz……
(病室に戻って来てしばらくして疲れたのか眠ってしまい。その寝顔は中学生らしく幼くて)
中原くーん──…あ、寝てる。寝顔ってこんなに幼かったんだ。
( 病室を覗けばいつの間にか眠っている相手を見て微笑ましく見つめ )
んー…あ、先生いたんだ…
ねぇ、俺って高校行けんのかな…
(起きて先生を見ていたんだと呟いたあとに高校行けない夢を見ていたからか高校に行けるか聞いて)
あ、ごめん…起こしちゃった?──えっ?高校…当たり前でしょ、今の所安定してるしこのままの調子だったらきっと大丈夫だよ。
( 相手の問いかけに少し答えに戸惑ったものの笑顔で安心させるように答えて )
そうかな。高校の入学式とかあったら先生来てくれる?
俺、両親いないからさ…
(両親がいないから入学式があったら先生来てと言って)
いいに決まってるじゃんか。
姉だと思われてもいいよ。可愛い姉だって自慢してやる。笑
(いいに決まってると笑顔で言ったあとに、こちらも笑いながら冗談を言って)
分かった。じゃあ高校に入れるように今のうちにしっかり勉強しておかないとね?…私のこと可愛い姉って自慢してくれるの?ありがとう。
( 頷きながらも悪戯な笑みを浮かべれば冗談だと分かっていながらも嬉しそうにして )
え~…勉強わかんないもん。
先生が教えてくれるなら別だけど、院内学級は絶対やだ。
(先生が教えてくれるならいいけど院内学級は何がなんでも嫌だと言い張り)
えっ、私が?それはまあ、教えられる範囲なら大丈夫だけど…。
( 学生時代成績は良い方であったため教えるのは苦手ではないのでそう答えて )
うーん、なら頑張って院内学級通ってね?その方が勉強になると思うし。どうしても分からない所は教えてあげるから。
( 相手の言葉に優しく語りかけにこっと微笑み )
わかった。ありがと。
(わかったと返事をしたあとに教えてあげると言われてありがとうと言い)
~次の日の院内学級終わり~
先生 : すみません。宮原先生。珍しく院内学級に中原くんが来たんですけど…なにしたんですか…?
(珍しく院内学級に来たため、なにをしたのか気になり言って)
あ、お疲れ様です。えっと…私は特に何もしてませんが…。ただ院内学級通ってねって伝えただけですよ。
( そんなに通ってなかったのかと不思議に思いながらもにこっと微笑みかけて )
先生:たぶん、その可愛い笑顔が原因で通ってるのかもね。
(彼女の微笑みを見てその笑顔が原因かもねと言って去って行き)
そこまで楽しくないけど、先生が笑顔になるなら俺はそれでいいや。
(院内学級の先生の予想は当たっていて笑顔になるならいいやと呟いて)
えっ、私の笑顔…?そんなにいいのかな…?あ、中原くん。ちゃんと院内学級行って偉いじゃん。
( 先生の言葉にあまりピンときていないのか首を傾げながら呟き。相手の姿を見つければ嬉しそうに笑いかけながら話しかけて )
先生が行けって言うから行っただけ。
別に楽しくもないし、だいたい何で俺が行かなきゃいけないの。親に捨てられただけで病気があるわけじゃないのに。
(やっぱり思春期なのか素直ではなくて。親に捨てられただけ…と言って携帯を手に取り)
まっ、別にいいけどさ。
俺も病気はなくても、病院にいるから行かなきゃいけないんでしょ。
(行かなきゃいけないことには変わりはないからいいけどと言い)
そういうことになるね。…ねえ、中原くん。毎日院内学級通うって私と約束してくれる?その代わり私も中原くんのお願い聞いてあげるから。
( そっと彼の頭を優しく撫でればゆっくりと視線を合わせ優しい口調で話しかけて )
えっ、そんな事言わずに毎日通おうよ。──そんなに嫌なら私が教えてあげようか?
( 相変わらず素直じゃない言葉にしゅん、としながらも1つ提案をしてみて )
え?いいのか?
なら最初から通わないで教えてもらってた。
(いいのか?と聞いたあとに、それなら最初から通わないで教えてもらっていたと言い)
私の仕事が終わってからになるけどそれでもいいなら。──…一応院内学級は行かないと先生だって心配してたし。
( 頷きながら視線を向け、彼のもっともな言葉に少し間を置きサラリと続けて )
全然いいよ!
あの先生が心配…?
(仕事終わってからでも全然いいと笑顔で言ったあとに、いつも厳しい院内学級の先生が心配と不思議に思って)
じゃあ仕事終わったら病室に顔出すから待っててね。──いつもは厳しいかもしれないけどちゃんと心配してくれる優しい先生なんだからね?
( 笑顔でそう伝えれば仕事に戻る準備をし、去り際に優しい微笑みを浮かべ )
えーっと次は…305号室の患者さんの検温と点滴…っと。
( 相手が脱走計画を立てているとは露知らず、黙々と仕事をこなしていき )
(/遅くなってすみません…!)
──よし、とりあえず今日の仕事は終わったー。中原くんちゃんと病室いるかな…また脱走しなきゃいいんだけど…
( ナースステーションにて最終チェックを済ませ、相手のいる病室に向かい )
中原くーん入るよ?…って寝てるし…──ん?これなんだろ…脱走計画か…脱走計画?!ちょっと、これはさすがに見逃すわけにいかない!とりあえず没収しなきゃ
( 相手の病室を軽くノックし中に入り、机の上に置かれた紙に目を通せば慌ててその髪を没収し )
んー、もう、うるさいなぁ…
こっちは気持ちよく寝てるのに。
もうちょっと静かにしてよ。
(先生の驚く声が大きくて起きてしまい、気持ちよく寝てるのにとちょっと文句を言い布団に潜り)
あ、ごめんごめんっ…。ねえ、せっかく仕事終わって来てあげたのに寝ちゃうの?
( 脱走計画が書かれた紙をポケットに入れながら何事もなかったかのように問いかけ )
あ、そうだった…
ん~…で、何するんだっけ?
(眠たい目を擦りながら何するんだっけと聞いて。いつものような声ではなく子供らしい甘えた声で言って)
…何って、勉強するんでしょう?って言っても眠いならまた別の日にする?
( 小さくため息をつきながらも眠そうに目を擦る仕草にキュンとすれば優しく問いかけ )
いいよ。今やる。
だって先生、せっかく時間とってくれたから。
(別の日にするか聞かれると今やると即答し、せっかく時間とってくれたからと言って勉強道具を広げて)
──そっか、よしじゃあ早速始めよっか。まずは…何からする?苦手な科目とかある?
( 勉強道具を広げる様子にくすりと笑いながら、近くにあった椅子に座り苦手な科目を聞いて)
ん~…数学とか、英語とか…
でも先生って勉強できるの?
(自分の苦手な教科を教えたが、先生が勉強できるのか失礼なことを言って)
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