Palette/Gruppen 2019-05-18 22:33:41 ID:c8a35cf3c |
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>>zom .>37
私が丸腰でいると思ったか?私も、お前を仕留めようと思えばいつだってその胸元に風穴を開けてやれることができるんだぞ。(頭部から血を流す彼は一瞬でも気を抜けば仕留められるだろう、己も同様に。たとえ彼が傷を負っていたとしても気を抜けば出来たすきから狩られてしまう。互いの間に張り詰めた空気が流れ、一つの判断で決着が着く。今、彼の身体が宙を割って、床へと伏した。その上に迷いなく乗り上がろうとしたが、彼だって負けられないのだろう首に腕を回されてはヒタリと冷たい何かが首筋に当てられた。足を絡められ動けない、彼を押し倒し地面に手を着いてはこの状況をどう抜け出すか思考する。隠し種はまだある。そう口にしては腰部に控えさせていた愛銃に手を掛け、彼の胸へと押し当てようとした。元より発砲する気は無かったが、フリをすることすら叶わなかった。無線から聞こえた特徴的な発信音後、戦闘音混じりの音声が耳元に響いた。瞬間的に加速した思考は己の持つ小さな無線のマイクをオンにし率先して臨機応変に対応してくれているだろう幹部に指示を出した。目を配れば待っている彼。この傷で動かすべきなのか。)……来客の相手は既に他の奴らが対応してくれている。単純な動きで押し倒されるような状態のお前を戦線には出せない。今回の奇襲で相手国との対立の激化に備えて回復に臨んでくれ。(止まぬ無線からの報告に耳を傾けつつ彼の上から退いてそう伝えた。切り替えた無線で兵士を寄越せと対応に向かったであろう彼の支持する部隊から二人ほど呼び出し。立ち上がればズキズキと足の傷が主張し、踏まれただけの片方の足も圧力をかけられたせいか上手く扱えない。いや、この程度ならまだ動ける。詰まった息を吐き捨てて、呼び出した兵士が来るのはまだかと彼の様子を伺いながら。)
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