【D!】なりきり練習&ロル練習

>>zom . >14

(/いえいえ、私が好きでやっていることなので、礼には及びません。無事ご理解いただけたのなら喜ばしい限りです、またご不明な点があれば。)


頼もしい。トン氏のお説教で正座なんて勘弁だからな。(少ない紅茶を飲み干して、物騒な道具達を弄ぶ彼を見た。この部屋で誤爆でもしたらと注意しようと思ったが、彼に限ってそんなミスはしないだろうと喉まで出かかった言葉を飲み込む。頭の固い過保護な右腕については彼が理由を付けてくれるらしいし、それも含めて見逃してやろう。先に出て行った彼の背中を見送っては、暫くの静寂に響く己の身体の奥から湧き立つ興奮の音に耳を澄ました。クヒリも引き攣った笑みが零れ口角が緩く上がる。)はぁー…いかん。悪い癖だな。(ふう、と細く息を吐いては重たい腰を上げる。緩めていたネクタイを締め、手袋を上げて、彼が歩いたであろう道を辿って総統室を抜け室内訓練場へ向かった。未だぽつぽつと廊下を歩いている兵士の敬礼、その姿勢に我が軍の質の良さを感じる。やはり部屋に閉じこもっていてはダメだなと一人頷き、辿り着いた訓練場前に一度立ち止まってから室内へと足を踏み入れた。ああ、胸が高鳴る。久しく身体を動かすが鈍っていないといいが。)