Palette/Gruppen 2019-05-18 22:33:41 ID:c8a35cf3c |
通報 |
[軍パロ/戦闘練習]
(普段の重量のある真っ黒の軍服、マントを脱ぎ捨て、ズボンにシャツという身軽な格好で寝所から姿を現した。手を包む手袋をキュッと上げ、気持ちを切り替えるかのように眼鏡を押し上げる。現在時刻は5時過ぎ。週末だから兵士達も早めに休養を取っているだろう。訓練も4時には終わっているはずだ。平机に置かれた確認済みの書類の上に"満足したら戻る。"と適当なメモ用紙に残して、総統室の扉からひょっこりと顔だけを伸ばし、誰も居ないか確認する。素早く足を立てずに部屋を出ては廊下を駆け、階段を降り、訓練場を眺められる窓を開け放てば縁に足をかけ飛び降りた。)………っと、眼鏡が…。(ザリ、と砂を乱して無駄な動作なく着地する。落ちかけた眼鏡を直しては眼前に広がる訓練場を見て、満足そうに頷き好都合だと鼻を鳴らした。我が軍の兵士達、幹部達が日々心身を練磨し、訓練に励む場所。総統という地位に達してからは身体を動かすことも減り、ここの土を踏むことさえ無くなった。ああ、恋しかった。元は己も前線に立ち銃剣を振って戦い指揮した兵士。身体の鈍る生活など戦闘狂の精神が疼いて仕方無かった。)……はぁー…。(砂埃が巻き起こる土臭い空気を満遍なく吸い、ゆっくりと吐く。相手が居ないのは遺憾であるが十分身体を動かす術は持っている。いずれ兵士に見つかって騒動を聞き付けた幹部にでも手合わせを頼もう。腰部に控えてある愛銃を撫でてから先ずは何をしようかと広大な敷地を眺め思考した。)
トピック検索 |