梨花 2019-05-12 12:29:21 |
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さて、たかのぞのシーンを先行公開します・・・!
「───────なん、で」
声が漏れた。なんで、何時もこうなるんだろう。
ずっと色々なことに耐えてきた。
汚れて、穢れて───何時か報われると信じてきた。土方十四郎のそばにいたら、幸せになれると思ってた。
男の足元には、血に濡れた、見覚えのある手帳。
それは、確か、いつの日か、自分の家に押し掛けてきた、マスゴミの──────。
「──────────ま、って。なんで、なんで、お前が、それ。なんで、なんでなんでなんでッッッ!!!!!!」
「─────くくくっ・・・っあははははははははははははは!!」
勝ち誇り、ドス黒い感情をむき出した男を、希美はぼんやりと見上げた。
「・・・・あの男も、バカな奴だなァ・・・被害者の名前を、まだ生き残ってるヤツの名前を・・・書いているからなァ・・・・!」
男が考えてる事を、希美は想像できた。
同時に思い出したのは───あの惨劇。
血と臓物で塗り潰された、教室。
死体まみれの、廊下。
悲鳴で消された、日常。
鮮血で塗り潰された、青春。
やめろ、やめろ、やめろやめろやめろやめろやめろやめろ────!!!!
目玉が飛び出そうな程見開いて、涙が溢れるのを唇を噛んで堪えた。
「なァ、希美、お前の大切なモノが─────俺の合図一つで、壊されるんだぜ?お前が守ろうとしたモノが、お前が助けようとしたモノが・・・・
────ぜェんぶ、無駄になるんだぜ?」
途端。ぱりん、と。
希美の何かが、壊れちゃいけない何かが。
音を立てて、崩れ去った。
同時に、希美の喉元を喰らう。
黒い獣が、見えた。
以上で、先行公開を終わります。
テキストモチーフはPC版Fate/stay night-Heaven's_Feel-から一部引用しました
クロードとトーキーのセリフイメージ書けた、参考にどうぞ……
【クロード】
「言っておくがな、俺は鬼兵隊にもリディア・ゲシュペンストにも忠誠は誓っていない……俺が忠義を尽くすのは俺が認めた主だけだ」
「良い機会だ、ここにいるお前達に教えてやろう……獣性魔術師が何たるかをな」
「(土方スペシャルを見て)…………現代人は皆、犬の餌のような料理を食うのか……」
【トーキー】
「この身体の記憶はダフネス様というお方を敬愛している……それでもって僕はその『ダフネス様に瓜二つで力を引き継ぐ』ロベリアという少女が気になっているわけ。要するにこの身体と僕は気が合うって訳さ、変な気もしなくはないが」
「僕は美しいと思うものしか撮りたくないんだ、ゴミの写真に価値を見いだせないってことだよ」
「現代人の文明は偉大だね、特にこのインスタってやつとか最高じゃないか」
そういえば一個疑問に思ったこと……
未來ちゃんが仮に紫炎に会ったとして、人の姿も得ている竜種の中の邪龍である紫炎にはどんな印象を抱くのかな……?
というか、竜人のみんなが紫炎に出会ったらどんな印象を抱くのかなぁ……
え、可愛い……!!!!!
多分、紫炎目線から言うと来智ちゃんは姪っ子的な感じかなぁ……
多分紫炎は未來ちゃんには警戒されるな←
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