孤独の城

孤独の城

執事  2019-05-09 18:21:58 
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────主人をお待ちしております。

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  • No.1 by とある主人  2019-05-09 18:33:32 


(/スレ建てありがとうございます。そしてこの度はお相手に選んでいただきありがとうございました!ロル数も足りているようで良かったです。これからよろしくお願いしますね!)

  • No.2 by 執事  2019-05-09 19:02:53 


>契約書
───ようこそ、孤独の城へ───
この契約書を読まれた後、坊ちゃんかお嬢様キャラのプロフィールを作成した後ご提示くださいませ。
私めは貴方様にお仕えさせて頂きます、悪魔の執事でございます。まだ名は決まっておりませんが質問や疑問に思われる点が御座いましたら背後改めてこの執事をお呼び立てください。
まずは、簡単な場面設定から…貴方様と主に生活をする場はとある街の中心都市から外れた場所に創立する大きなお城でございます。街へと足を運ぶ際は馬車等を利用する程度の距離に貴方様のお城は御座います、貴方様はそこの主人。私はそこに使える執事、数人の召使いははっきり言えば私悪魔の手下共で構成されており貴方様の忠実な下僕。メイドから庭師やシェフも御用意しており貴方様が快適に過ごせる様サポートしてくれます。貴方は小さい身体ながらこの城や召使い達を纏めあげ、英国で大人気のお菓子ブランドの社長として毎日を忙しく過ごされております。過去には親を殺され奴隷として一度は人生のドン底へと身を沈められましたがそこで、私悪魔と契約されここ迄立ち上がられました。それでも貴方様の心に染み付いた闇や過去は消えることなく表向きは社長として、裏では奴隷商人などを成敗する闇の裁判官としてもご活躍されております。気高く、芯を持ったお強い心は私…悪魔としては極上の魂。その魂が命火を消すその日までずっとお傍に居させてくださいね───。
では、簡単な設定はここ迄に。長くなってしまいましたが最後にもう一つだけ、体の何処でもいいのですが目に付きやすいところに契約印を付けるのを忘れずに星のペンタクルでも蜘蛛の刺青でも。契約印のデザインは貴方様の好きな様デザインで構いません。では素敵な坊ちゃん、お嬢様に出会えるその日までお待ちしております…。

  • No.3 by とある主人  2019-05-09 19:36:31 


(/契約書拝見致しました。それではこちらの内容をもとにプロフ提出させていただきますね。いろいろと盛り込みたい要素が多く提出は明日になってしまうかも知れませんが、できる限り早く出させていただきます。1点質問ですが、年齢は16歳にしようと思っておりますが大丈夫でしょうか?小さい体とありましたので…もう少し年齢が低い方がよろしければ変更致しますのでお申し付け下さい)

  • No.4 by 執事  2019-05-09 20:07:45 



(/長い文になってしまって申し訳ございません!年齢の方は16歳で構いませんよ。何せ私得なものばかりを詰め込んでしまったものでお相手になって下さり本当にありがとうございます。)

  • No.5 by とある主人  2019-05-09 21:12:48 


「いいか、お前は僕の執事だ。つまり僕の意のままに動く駒。だからお前は絶対に僕を裏切るな、それが僕らの契約だ。絶対に……僕を見捨てるな」

「お前が僕のことをどう思っているか、僕に何を求めているか……そんなの当然分かってる。だがお前は僕の執事だ。僕が命令していないことはするな!いいかこれは契約だぞ、忘れるな」

「ご機嫌よう、今日はいい陽気ですね。おや、それはもしかして我社が提供しているチョコレートですか?手に取って頂けるなんて……ありがとうございます。もしよろしければそのチョコに使われているカカオについてお教えしましょうか?」

名前 アーサー・ヴェルドレッド
性別 男
年齢 16歳

容姿 身長159cmで細身の体型。肌は滑らかな蝋のように白く瑞々しくてキメ細やか。黒髪のミディアムショートヘアで、髪質はしなやかで光沢がある。前髪は僅かに目元にかかる程度の長さで左分け。目はハッキリとしていて丸く二重、瞳の色は澄んだブルー。笑顔を浮かべていれば非常に愛嬌があり年齢よりも幼く見えるが、黙って素の顔になるとまるで冷たい人形のよう。悪魔との契約の証は左鎖骨の下あたりに蛇の紋様が刻まれている。服装はでがける場所、その時の立場によって様々だがどれも高貴な貴族に相応しい服装。本人としてはシックな服装を好んでおり、あまり着飾るのは好きではない。標準的な格好は白シャツに漆黒のジャケットに漆黒の膝上丈のズボン、膝下丈で縦に白のラインが入ったソックス、藍色のリボンタイ、同じく藍色のロングコート。外出時は漆黒のシルクハットとステッキが加わる。

性格 表向きは非常に人当たりの良い優しい少年。貧富の差を超えあらゆる人に平等に接し、自分が作り出すお菓子によってたくさんの人を笑顔にしたいと目標を掲げ、その実現のため高級なものから庶民に優しい値段まであらゆる層に提供可能なお菓子を作り出す慈悲深い人。だがその実は非常に冷めた人間であり、自分の味方とその他を明確に線引きしている。味方と認識している人物に対しては非常に傲慢な態度を取り、自分が主人あるいは王であると自覚しているのを隠さない。執事や従者はしっかりとその立場通りの扱いをし、自分が上に立つ存在であることを自覚している。自分の力に溺れるほど愚かではないが時折無茶をしでかし自ら危険に飛び込む時もある。それを覆すことができるのが『執事』であると思うほど相手の力に対して信頼を起き、また裏切ることはないと確信している。執事に愛情を迫られる件については今は鼻で笑い一蹴している。愛なんて馬鹿げたものにかまけている時間はない、執事は執事らしくしていればそれでいいと現在は思っている様子。ただ相手に関しては契約がある限りは全面的に信頼している。

参考 ヴェルドレッド家の唯一の生き残りにして現当主。闇取引などを行う不届き者を罰する闇の裁判官の顔を持ち、その際には非常に冷たい判断も下せる。
『ヴェルドポフィン』なる菓子を扱う会社を経営し、現在ロンドンでその人気をじわじわと伸ばしているところ。貴族による慈善事業の一環として菓子会社を運営しているが、この会社もアーサーのもつ情報網のひとつ。
幼き頃同じく闇の裁判官として暗躍していた父と母を何者かに殺され、自身は奴隷として売られてしまう。そこで様々な屈辱を味わいその時に膨れ上がった復讐心や憎悪によって悪魔を召喚、その悪魔と契約し地獄の底から這い上がった。
普段は凛とした態度で貴族として気高く振舞っているが奴隷の姿を見たり生気を失った人間をみると当時の自分を嫌でも思い出してしまい精神が乱れてしまう。


(/明日になるかもしれないと言いましたが早くやり取りを始めたいあまりプロフを一気に作ってしまいました。確認のほどよろしくお願いします。もし改善点やこうしてほしいなどご要望ありましたら教えて下さい。)

  • No.6 by 執事  2019-05-09 22:14:32 

「坊ちゃん。私は貴方の剣であり貴方の盾…貴方を守り貴方の意のままにこの身を捧げます。だから命令をこの印が有る限り私は坊ちゃんの忠実なる下僕なのだから。」

「その小さき命が散る瞬間まで傍に居させてください。きっと欲望と絶望に浸った魂はこの世の全てのものに勝るほど…美味しいのでしょうね。」

「嗚呼、私は貴方以外の命令など聞く筈ないでしょう。生憎首輪が着いていますので他の飼い主になんて尻尾を降りませんよ。」


名前 ロイ・グレイアス
性別 男 (その場次第で女にもなれる)
年齢 不明(見た目は20代)


容姿 身長180cmと長身、細くしなやかな身体には無駄な肉など付いておらず適量な筋肉のあるすらりとした体格。長い手足に全身は黒一色の燕尾服、銀の装飾の施されたその服には時計も常備している白い手袋も有り胸元のポケットチーフは主人の瞳に合わせたブルーの色彩のものを使用、普段の服装等は無く何時も燕尾服を身につけ潜伏や隠密での行動の際はその場に応じて臨機応変に姿を変える。黒色の髪に同様の色の瞳は悪魔としての力を使用する際は赤く浮かび上がり、長く影をもたらす睫毛に一重のスッキリとした目元は目尻が上がりややつり目気味。シンメトリーの髪型は片方を耳にかけオールバックにした髪を逆の方に垂れ流している、後ろの髪は刈り上げており全体的にサラリーマンを思わせる形、右手の甲に主人と同じ蛇の紋様が刻まれている。傍から見ると優男に見える優しげな微笑みを絶やさない。

性格 主人に対しては執事として従順で温厚に優しく接するのが大体だが、時には悪魔として相手にとって苦渋の決断を迫ったり陥れようとする黒い部分を見せる。楽観主義な一面もあり人間が取る行動を何処か滑稽そうに見ていたり、残酷に手を下したりと元の性分は隠せていない根っからのサディスト。嘘をつくのも人を殺すのも特に何も思わない人として成り立っていないのだがそれは悪魔だから生まれ持ってのもので、普段は人間として執事として過ごす為に人当たりのよく卒無く何でもこなすのだがそれと同時に人彼好かれやすく、嫌われるのも早いどちらかと言うとはっきりとした性格をしている。主人から寄せられる信頼には本心から嬉しいとは思っているもこの信頼をどう巧みに利用するかと考えてたりもする策士な悪魔。

備準 古くから生き続ける大悪魔。今まで何百人何千人とその魂を食らって幾つもの欲望と願いを目にして来たのだが今はこの子供主人の魂に夢中になっている、強い執着とその小さいからだに秘めた闇に目を付け人として悪魔の執事として彼の傍にいることを決意した。復讐も執事としての一環の仕事も魔法を使えば楽なのだが主人からの一つ目の命令が「悪魔で人間らしく。」だったため手間を惜しんで全て地道に努力し身につけた、人同様の味覚は無いのだが相手の子供舌に合わせた料理から本格的なモノまでありとあらゆる世界の料理を作ることは悪魔さながら少し楽しさがあり、暇があれば仕事の幅を広げる為にスイーツの模索をしている。裏の仕事にも携わるので主人の護衛から暗殺や情報収集にも長けていて人間離れした身体能力で今の所は闇の貴族と称されるまで主人を引き立てた。





(/こちらも少し短めになりましたが悪魔執事サイドのプロフィールになります!
なんとも素敵なご主人様…!凛とした態度に見た目にそぐわないお強い性格に何度も何度も読み返しました。不備など一切お見受けられませんので是非ともこのお方に仕えさせてくださいませ!では、執事のプロフィールを拝見して頂き不備がないようでしたらお声をおかけください、そして次からさっそく物語を始めさせて頂きます。)

  • No.7 by とある主人  2019-05-09 23:04:58 


(/プロフの確認ありがとうございます!不備がなく安心いたしました。そしてとても素敵なプロフィールありがとうございます……!こちらも不備などございませんのでぜひこのまま物語をスタートしていただければと思います!)

  • No.8 by ロイ・グレイアス  2019-05-09 23:47:22 

────坊っちゃん、おはよう御座います。
(数回、主人の扉をノックすると案の定返事の無い相手はまだ眠っているようだ。ポットやティーカップを乗せたティートロリーを押しながら部屋へと足を踏み入れるとカーテンの締め切られた薄暗い部屋からまだ深く眠りにいる僅かな寝息が聞こえる、昨日は寝付くのが遅かったのかまだ夢から覚めぬ主人を起こすべくカーテンを開け切り太陽の光を差し入れた。ベットに横たわる相手は日の光に数階瞼を震わせるも重い瞼はまだ開かれない、眩しい程に己を主張する光に反射された黒髪は艶やかな色彩を放ちそっと手を伸ばした手からはするりと逃げていく、素直に美しいと思える自身と同様の黒い髪はまだ齢が幼いからか水っぽさを残し、寝癖の相見えるそれを手ぐしで治しながら「坊ちゃん、起きて下さい。この後の予定が詰まっております、ご支度の方を…。」なんとか座る体制まで身を起こしてやると予めお湯を入れて置いたポットと紅茶の一式を手に取る。茶葉にお湯を注いだ瞬間に芳醇な香ばしくも甘さを残す凝縮された香りが部屋一面を取り囲んだ。傍らに設置されている砂時計を逆さにすると、今朝届いた新聞を相手へ渡して「…今朝はイギリスから取り寄せたハロッズで御座います。香りが良くあっさりとしたものですので寝起きには最適かと、今朝の朝食にはスコーンとクロワッサンを準備致しましたがどちらに致しますか?」砂時計の砂が落ち終わるとつかさずティーカップに注いだ、湯気を立ち上らせながらカップの中に吸い寄せられていく茶色のそれはより強い香りを散らしながら波を描く。それをある程度冷まさせると寝起きの主人の元へ、今日も忙しい一日になりそうだ。)




(では、絡み文を投下させてもらいました!一旦背後は引っ込みますがご質問がある際はなんなりとお申し付けくださいませ。)

  • No.9 by アーサー・ヴェルドレッド  2019-05-10 00:41:36 


ん、────
(暗く、陰鬱な夢をみた、全てを失う瞬間を繰り返す夢。だが憂うことはない、その夢はいつも見る夢なのだから。眠りの最中、突然目に刺激が走り思わず顔を顰める。昨晩は新商品の企画書に目を通していて寝るのが遅くなってしまった、そのせいか圧倒的に睡眠不足で体は明らかに睡眠を欲している。しかし布団に潜り込む前に誰かが頭を触れる感触がして、その後体を起こされた。誰がこんなことをしているのかは言うまでもない、寝起きの頭でもわかり切っている。「無理やり体を起こすな……」ボヤくように言っていると鼻には華やかで僅かに甘みも含んだ香りが届き、そこでようやく意識が覚醒した。視界に入るのは1人の男、否男と言うのは厳密には正しくない。自分に仕える執事なのは間違いないのだが、その実は人間ではないのだから。朝からこんな奴に迎えられるとはなかなかに自分の運命も数奇なものだと頭の片隅で考えながら、手渡された新聞に目を通す。流行りものに政治の話題……新聞にはヴェルドレッド家が赴く必要がある案件は載っていない。それならば表の顔である菓子会社社長として情報を集めるとしよう。相手の問いには「スコーン」と短く答えつつ新聞に目を通していく。いつもと変わらない、比較的穏やかな一日の始まりだ。芳醇な香りを放つハロッズを受け取ると口に運んで1口飲み込む。喉奥から立ち上る爽やかな香りに包まれれば意識は完全に覚醒し、いよいよアーサー・ヴェルドレッドとして動く時間がやってくる。新聞に目を落としたまま「ロイ、今日の予定は?」と問いかける。予定はすでに詰まっていて早く動かねば全てをこなすことはできない。すっかりヴェルドレッド家当主の顔つきになりながら、また1口紅茶を飲み込むのだった。)

(/初回ロルありがとうございました!ではこちらも背後は失礼いたしますね。ご質問やご相談等などありましたらいつでも話しかけて下さいね。)

  • No.10 by ロイ・グレイアス  2019-05-10 23:47:23 

今日のご予定は、朝食後ドイツ語の勉学をされた後…大手キャンディーメーカー社長ロイド・ウォーカリー様と昼食を挟みながらの会談。アフタヌーンティーで休息を取り、次回行われる他各企業とのコラボ商品試案提示書類に目を通して貰います。
(つらつらと口から出る予定に、予想通りとも言える程に寝起きの悪い不機嫌な表情はもう見慣れて起こされた体から滲み出る不機嫌なオーラも自身から見れば飼い始めた子猫に似たふてぶてしさにも可愛さを感じてしまう。紅茶を口に新聞を片手にするのはもはや子供と言わず、貫禄を醸し出すのは頭首としては一人前で空になりつつあるコップの中身に合わせてベットから縁へと誘導して。細く、白く、陶器を思わせる無垢な足は自身から歩く事を知らない傲慢さを含めていて、そっと触れただけなのに潰れてしまうのではと錯覚してしまう。ソックスを履かせ、寝る服から仕事服へと着替えさせると読み上げた新聞と底をついたカップを下げて「…朝食の支度は既に整っております。」短めの返事に頷くと、扉を開く。忙しい日の始まりそれは繰り返される毎日のたった僅かな短い時間、今日も人間が作り上げる面白いナニかが見られるのか平凡に順風満帆にこの日が終わるのか。前を歩く堂々とした小さな背中を斜め後ろを歩きながら目を向けて、人知れず笑みを漏らしたのは内緒。大きめの扉を潜り広く先程の部屋よりも光を増したそこに真ん中に設置された整えられたテーブルは白いローズが添えられている食堂で、豪華で胃に重すぎずを主旨に作った少し簡単な朝食コースを並べて、「…本日は少しハードな一日になります、珈琲をお持ちしましたが砂糖は程々にミルクを多めに致しました。なにせ甘過ぎるものは虫歯になりえませんからね。」白いカップから覗く紅茶と違う色合いの波は濃い匂いも相違い、悪魔としては此方の方が好ましいのだが甘い物が大の好みであるのではブラックで飲むなどきっと不可能だろう。白いリボンを垂らすかのごとく含められたミルクをかき混ぜて、添えられた嫌味はいつもの事。)

  • No.11 by アーサー・ヴェルドレッド  2019-05-11 22:17:11 


ロイド・ウォーカリーか、あの会社の持つ技術は僕の会社にとって必要なもの、上手く機嫌を取らないと。ロイ、奴好みの手土産を用意しておけ
(執事である相手に着替えの一切を任せつつ自分は新聞に目を落としたまま、ぎっしりと詰め込まれたスケジュールを顔色ひとつ変えることなく聞く。ヴェルドレッド家頭首の座につくには自分がまだ幼いことは十分に理解している。だからこそ文字通りなんでもやらなければならない、しかも力を緩めることなく、だ。勉学も会食も一切の手を抜かずに自分を構成する血や肉にし取り込まなければ。ハードスケジュールを嘆いている暇はないのだ。着替えが終わり部屋を出ると廊下を歩き始め、その頃には寝起きの不機嫌さなど欠片も残っておらずこの家の主として優雅に凛々しく足を進める。後ろにいる執事が笑みを浮かべていることは気付かぬまま、食堂にたどり着き席へとついた。きちんと整えられたテーブルに身分に相応しい食事、それらが用意されているのはさも当然だとこの状況を褒めることはない。まずは暖かなスープから口にして体を温めようとしたところで相手から嫌味が飛んできて静かで鋭い目線を相手に向ける。「僕は限度というものもきちんと弁えている、お前に言われなくともな。それに今日くらいのスケジュールなんてことない。お前が心配したのを後悔させてやる」相手を睨んでいた目は自信に満ちた目へと色を変え、最後にはその口に笑みが浮かんだ。嫌味を言われるのがいつもの事ならそれを自信を持って切り返すのもいつものことだった。)

  • No.12 by ロイ・グレイアス  2019-05-13 17:16:46 

…これは失礼致しました。ですが私は坊ちゃんなら全て完璧になされるのは既に分かりきった事ですので。
(強気な返しににっこりと笑顔を向けて小さくお辞儀しながら頷いた、刺さった視線ににこやかな返事にも棘を残すのも忘れずに。揶揄うのもここまでにして朝食が終わると勉学を勤しむ書斎へと移動し、少し薄暗い部屋に窓を開け光を入れると重々しく分厚い本を一通り並べれば「では、語学の勉強です。スペル間違いに十分注意してください。」勉強時用の眼鏡をひからせながらペンを走らせるのを見届けながら口にするのは異国の言葉。スラスラと言葉を紡ぎ出し尚且つ文字の間違いに目を凝らして、幼い体に一からものを教えるのも容易な事では決して無いのだがもともと身に付いている吸収の良さはそれを苦にもせず淡々と時間が過ぎた。時計の針が昼近くを指し示しキリのいいところで本を閉じると「もう時期、ロイド・ウォーカリー様がお見えになられます。昼食の準備に取り掛かりますので暫しご休憩なされてください、それに今回のドイツ語のテストも申し分ない点数でした流石は…私の坊ちゃん。」満点のテストは綺麗な花丸が描かれ、言葉の最後に『私の』と強調したのはさて置き。静かな足取りで部屋を後にすると早速厨房で食材の調理に取り掛かる、柔らかな鳥の胸肉とハウスで育てた自家製ハーブ。新鮮な野菜と市場で仕入れさせた魚を取り出し厨房スタッフに指示を出していく、時間は有限てきぱきと仕事をこなす合間でも坊ちゃんの様子を確認するのも怠らず見が幾つあっても足りない重労働にも涼しい顔で全てこなすのがヴェルドレット家の執事としての役目。大体の事が済み一息つく間も無く静かすぎる坊ちゃんがどうしても気がかりで、書斎の扉を静かに開けると彼の元へと近づいた。)

  • No.13 by アーサー・ヴェルドレッド  2019-05-15 18:42:18 


お前は僕のものだが、僕はお前のものになった覚えはないぞ。身をわきまえることだな、ロイ・グレイアス
(朝からミッチリとドイツ語学を進めるも当然弱音を吐くことも、不平を言うこともない。集中してペンを走らせれば、当然結果は『完璧 』だ。いつの間にか時刻は昼時のようで語学の時間は終わりを迎え、軽く息をついてペンを置く。こちらに所有欲を向けてくる相手には静かな声色でそれを一蹴する。相手は執事だ、そしてこちらはそれを従える主人。相手の正体が人智を超えた悪魔などという存在でも、契約がある限りこちらが彼を所有しているのだ。相手が部屋を出ていったのを見ると、腰掛けていた椅子の位置をずらし、窓から外を眺める。この屋敷に『人間』は自分しかいない。両親、乳母、教育係、もといた人間たちは軒並みその命を消してしまった。いや、消された、という表現が正しい。窓から差す陽気につられ、少しずつ意識が沈んでいく。そして意識が沈む度に少しずつ座る椅子の周りに死体が増えていった。父、母、優しいメイド達、凛々しい執事……あの日みた光景に沈みかけた時、誰かが静かにこちらに近寄る足音が聞こえた。その音で沈みかけた意識は浮かび上がり、幻想の死体達は消え去っていく。ロイがこちらに忍び寄っていたようだ、他人が部屋に入ってくるのに気付かぬほど眠ってしまっていたらしい。「なんだ、昼食の準備が出来たのか?ノックをせずに入ってくるなと言っただろう」椅子に深く腰掛けたまま、まるでずっと静かにそこに座っていたかのような振りをして問いかける。眠っていたのを誤魔化すため、扉をノックしなかったお前が悪いと言いたげに不機嫌な顔を向けていた)

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