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No.101
by 桜庭 2019-06-30 10:18:38
「そんなんあるわけないやん!俺は響のこと、誰よりも大好きなんやもん!……あ…」
勢い良く言ってしまった直後に、奈津は自分の言ったことに気づいて口を押さえた。
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No.102
by 常連さん 2019-06-30 10:19:33
「んふふ、おおきに…」
響はくすくすと笑う。
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No.103
by 桜庭 2019-06-30 10:32:32
「…なんか…ズルい…」
むすっとして奈津は響を見る。
「響はどうなん?」
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No.104
by 常連さん 2019-06-30 10:35:49
「俺?大好きやで?」
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No.105
by 桜庭 2019-06-30 10:45:33
「…ありがと…でもなんか…」
小さく言うと頬を染め、照れたように目を逸らす。
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No.106
by 常連さん 2019-06-30 10:58:09
「愛してるで?」
響は笑う。
「なぁ、奈津先生さ。走んの遅ない?
俺と一緒にランニングせぇへん?」
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No.107
by 桜庭 2019-06-30 11:19:33
「…ありがと」
照れつつ、奈津は言う。
「足の悪口言わんで!俺の可愛い足なんばい!…ランニング…走るのすかん……」
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No.108
by 常連さん 2019-06-30 11:50:12
「ごめんなぁ」
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No.109
by 桜庭 2019-06-30 11:52:29
「…でも、響がやりたいんならやろう」
にかっ、と笑って奈津は言う。
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No.110
by 常連さん 2019-06-30 13:24:31
「ええの!?」
響は子供らしい表情に戻る。
「じゃあ、軽く走ってみよか」
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No.111
by 桜庭 2019-06-30 17:39:51
「おっけー…でも俺遅いばい?響合わせれると?」
響の可愛らしい表情に微笑んで、奈津は言う。
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No.112
by 常連さん 2019-06-30 19:05:59
「任せてぇや。俺陸上部やで?」
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No.113
by 桜庭 2019-06-30 19:41:22
「おう、任せるばい!」
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No.114
by 常連さん 2019-06-30 20:35:42
「ん。じゃあ、着いてきてやー」
響はゆっくり走り出す。
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No.115
by 桜庭 2019-06-30 20:37:24
「りょーかい!」
笑顔で響のあとを追いかけて)
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No.116
by 常連さん 2019-06-30 21:08:20
「いけるかー?」
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No.117
by 桜庭 2019-06-30 21:18:17
「ん…なんとか!」
息を弾ませてこたえる。
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No.118
by 常連さん 2019-06-30 21:22:34
「しんどいんやったらペース落とすで?」
響の息は切れることもなく、
手足は軽快に動いている。
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No.119
by 桜庭 2019-06-30 21:34:20
「だいじょぶ…!…っちゅうか…ひびき…すごいやん!」
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No.120
by 常連さん 2019-06-30 21:40:19
「そら、現役陸上部やもん」
響は笑う。