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No.81
by 桜庭 2019-06-29 12:26:37
「……別に…」
ふと足を止め、呟いた。
「ペン、ありがとね。じゃあ」
響の持つペンに手を伸ばす。
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No.82
by 常連さん 2019-06-29 12:28:42
「…俺、奈津先生に嫌われたくないねん」
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No.83
by 桜庭 2019-06-29 12:32:50
「…なんで?俺に嫌われたって、他の人が響のこと好きやろ?」
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No.84
by 常連さん 2019-06-29 12:46:33
「………俺が、嫌や。先生に嫌われたくない」
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No.85
by 桜庭 2019-06-29 12:49:32
「…そーなん」
顔を逸らし、呟く。
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No.86
by 常連さん 2019-06-29 13:24:19
「………俺の、何が悪いん?
言ってぇや…直すから」
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No.87
by 桜庭 2019-06-29 14:28:40
「……俺が嫌やっただけやし…」
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No.88
by 常連さん 2019-06-29 14:30:32
「……京と仲良くしとったんが?」
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No.89
by 桜庭 2019-06-29 14:46:16
小さく頷く。
「…響が俺とおるのに、他のやつの名前出すけん…。…でも、こんなん言ったら束縛しとーみたいやん…」
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No.90
by 常連さん 2019-06-29 16:17:28
「…んふふ。俺、束縛されんの好きやで?」
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No.91
by 桜庭 2019-06-29 16:27:21
「……じゃあ、俺とおる時に他のやつの名前、出さんで…って言ってもいいん?」
奈津はそっと響を見て言う。
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No.92
by 常連さん 2019-06-29 17:28:52
「ええよ」
響は笑う。
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No.93
by 桜庭 2019-06-29 19:01:13
「!…じゃあ、俺とおる時は俺に構って…でもいいん?」
響の返事に驚き、再び質問を重ねる。
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No.94
by 常連さん 2019-06-29 19:01:57
「んふふ、ええよ」
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No.95
by 桜庭 2019-06-29 19:23:49
「ほ、ほんとに?…気持ち悪いとか思わんの?嫌いにならん?」
不安げに響を見つめる。
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No.96
by 常連さん 2019-06-29 20:09:12
「何で嫌いになんねん」
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No.97
by 桜庭 2019-06-29 20:19:17
「だって…前はそれで振られたから……」
俯いて呟く。
「もう同じようなこと、したくないやん…好きな人、困らしたくないんやもん…」
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No.98
by 常連さん 2019-06-29 23:06:25
「んふふ、俺は困らへんよ」
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No.99
by 桜庭 2019-06-29 23:12:01
「…ほんとに?…俺に愛想尽かすとかせん?」
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No.100
by 常連さん 2019-06-30 06:46:49
「それは俺のセリフや」
響は笑う。