常連さん 2019-05-09 16:45:49 |
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「えー、そこではぐらかさんでよー」
(えー、そこではぐらかさないでよー)
困ったように笑い響の隣へまた座る。
「そうなん?ほのぼの育成系か~、響のことやき、バトルみたいなんかと思った」
(そうなの?ほのぼの育成系か~、響のことだから、バトルみたいなものかと思った)
楽しそうに笑い、響の顔を覗く。
「ほんと以外やね、でも確かに操作しにくいよねー。
あれ、なんでなんやろね?」
(分かりやすいかと思いますので省略…)
響の目を見て笑いかける。
「え~、なぁん?急に…そんなに俺のこと知りたいと?」
(え~、なぁに?急に…そんなに俺のこと知りたいの?)
嬉しそうに笑い、響の頬をつつく。
「…っお…そんなこと言っとらんけど…」
(…っお…そんなこと言ってないけど…」
パチパチと戸惑うように瞬きし、真っ直ぐに響を見つめる。
「別にいいんばい?言うのは。響やもん、信用しちょーし。でも、生徒に言ってもいいんやか…」
(別にいいんだよ?言うのは。響だもん、信用してるし。でも、生徒に言ってもいいのかな…)
ちら、と窺うように響を見る。
「もー、驚かせんでよ!びっくりしたやん…
でも、それなら彼女とかすぐできるんやなかと?」
(もー、驚かせないでよ!びっくりした…
でも、それなら彼女とかすぐできるんじゃないの?)
あはは、と笑って聞く。
「え、そうなん!?」
(え、そうなの!?)
きらっと目を光らせて笑う。
「誰?俺がしっとー人?可愛い?ねね、どんな人なん?俺にも教えて!!」
(誰?俺が知ってる人?可愛い?ねね、どんな人なの?俺にも教えて!!」
いたずらっぽい笑顔で響に顔を近づける。
「んふふ、せやなぁ…悪戯が好きで、元気で、
めっちゃ可愛い人やで」
響はクスクスと笑いながら言葉を紡ぐ。
「先生も知ってると思うで?」
「んー…なんも思いつかん…」
(んー…何も思いつかない…)
腕組みをして深く考え込む奈津。
「え、俺も知っとーと!?…誰なん…」
(え、俺も知ってるの!?…誰なんだろ…)
響の顔を見つめながら呟く。
「ホンマに分からん?」
響は苦笑しながら肩を竦める。
「…しゃあないなぁ」
響は奈津の顔をぐいっと引き寄せると、
ちゅ、とキスを一つ落とした。
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