マスカレイド 2019-04-25 21:57:43 |
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>フォックス
ノーチェ:アイツの性格かな(パレスの方を睨み)
モナ:さすがにそれは無いだろ。それより…さっさと行こうぜ(ジョーカーを見て)
ジョーカー:ああ、シャドウに気付かれる前にルートを確保しよう(歩きだし)
{ああ}
喜多川祐介もまた、歩き始める。
**
「…うっわ、こりゃひでーな。ありゃ誰だ?」
金髪の見据える先には、ひたすら
殴られ続けている女性。
〔……あれは…友人のお母さんです…〕
茶髪は顔面蒼白になりながらも答える。
「……最低だな。自分の嫁さんは
パレスん中でもサンドバッグって訳かよ」
>フォックス
ジョーカー:…これ、何人いるんだ?(箱に入れられ並べられた女性達を見て、眉を寄せ)
ノーチェ:そっちはマシでしょ。こっちの方が酷い(牢獄のような部屋に目をやり)
モナ:こりゃ酷いな…(牢獄の中でスーツ姿の男に殴られる女性達を見て)
{……………酷いな}
喜多川祐介は言葉少なに、しかし
吐き捨てるような口調で言う。
**
「…とっととオタカラ頂いて退散すんぞ、
お前ら!」
金髪の号令に、仲間たちによるもはや
怒声のような了解の声が響く。
『…シャドウに気付かれると厄介だ。
素早く向かうとしよう、リーダー』
「おうよ!」
>フォックス
ノーチェ:お、あの部屋それっぽくない?(廊下の向こうを指して)
モナ:みたいだな(歩きだし)
{お、もう発見か。流石に早いな}
喜多川祐介は笑顔で仲間たちについていく。
**
「……お、あの部屋じゃね?」
金髪の指差す先には、一際目立つ
ジムのような部屋。
『……そうかもしれないな…俺はオパールと
周りを警戒するとしよう』
《了解ですわ!》
理知的な少年と黒髪は部屋の前に陣取り、
ペルソナを出しながら周りを警戒する。
「おし、トリフェーン!」
〔はいっ!〕
「突入だー!」
金髪は茶髪を連れ、部屋の中へ飛び込む。
【トレジャーナビゲート、完了。
これがこのパレスのオタカラで
間違いありません】
宝珠玲子の機械的な声が、同時に響いた。
>フォックス
(扉を開けると黒いもやもや(オタカラ)が見える)
モナ:お、それっぽい部屋だ(部屋の中を覗きこみ)
ジョーカー:じゃあ次は予告状だな。戻るか(踵を返し)
{…ああ、そうだな。戻るとしよう}
喜多川祐介も同じように踵を返す。
**
「これかぁ?オタカラ…」
そこには黒いモヤっとしたものが
あるばかりで、オタカラは見当たらない。
〔…まだ、警戒度が足りない…って
ことですかね〕
「そーかもな。んじゃ、予告状出してから
また来るか!帰るぞ、お前らー!」
『…ああ、了解だ』
《了解ですわ!》
彼ら四人と一匹はパレスを走り去り、
アジトに駆け戻る。
>祐介
(屋根裏に帰還)
楓:モルガナー。これ持っていってもらえる?(予告状を差し出し)
モルガナ:了解したぜ!靴箱で良いか?(予告状を咥え)
蓮:ああ、靴箱だ。頼んだぞ(モルガナを撫で)
モルガナ:じゃあ行ってきまーす(階段を降り、外へ出て)
{蓮。すまないが、俺は失礼する。
黒髪の彼女との約束があるんだ}
喜多川祐介はばつが悪そうな表情をする。
**
「えーっと、確か阿久津慎二は…」
『ボクシングジムのオーナーだ』
「んじゃ、ジム宛でいいよな。
トリフェーン、作れたかー?」
金髪は茶髪に呼び掛ける。
〔あ、はい!出来ましたよー!〕
「おし、じゃあダイヤ!散歩ついでに
予告状出しに行くぞ!」
《私は失礼しますわ。あの男性との
約束があるのです、申し訳ございません…》
『ああ、構わないぞ…俺ももうじき帰る』
黒髪はドレスに着替えて上へと上がる。
金髪は犬を引き連れ、外へと出た。
茶髪も予告状を作成した後、黒髪と
上へ上がった。
取り残された理知的な少年はアジトの
電気を消し、施錠をしてエレベーターに
乗り込んだ。
>祐介
蓮:わかった。モルガナが帰ってくるまで惣治郎の手伝いをしてくるか(伸びをして)
楓:お、じゃあ私は怪チャンの確認しとくよ(スマホを取り出し欠伸をして)
{すまない、待たせてしまったか?}
喜多川祐介は目の前にいる黒髪の少女に
話しかける。
**
《いいえ。今来たところですわ》
黒髪は目の前の青年の声に答え、笑う。
{そうか、それなら良かった…}
青年は胸を撫で下ろし、彼もまた笑った。
《私、貴方と喋るのが楽しいのですわ。
時間がすぐに経ってしまうような…》
黒髪は首を傾げつつ、青年に言う。
{奇遇だな、俺もだ}
青年は少し目を丸くして返す。
楓:おーい蓮(テーブル席から手招きをして)
蓮:何かあったか?(カウンターから身を乗りだし)
楓:次のターゲット見つけた(スマホを見せ)
蓮:『東城由利江、いじめの主犯』か…メメントスになりそうだな(少し考えるそぶりを見せ)
《そうですわ、一緒にどこか出掛けませんか?
今日は私、暇ですの》
黒髪が青年に問い掛ける。
{そうだな…}
青年は暫し、考え込んだ。
《そうでした!私は喫茶店という所に行って
みたいのですわ》
{喫茶店か…ルブランで良いだろうか?}
《ルブラン…?良い名前ですわね!
そこに向かいましょう!》
黒髪は随分乗り気だ。
{ああ。…蓮に何と言われるか心配だが}
青年は苦々しげな表情をしながらも
黒髪を連れて歩いていく。
《失礼致しますわ》
黒髪が礼儀正しくお辞儀をしながら
入ってくる。
すぐ後、青年もまたのそのそと入ってくる。
{……}
気まずそうな表情で、じっと押し黙って。
{……………}
喜多川祐介は何となく察してくれた仲間に
ぺこりと頭を下げた。
**
《わぁ…とっても良い雰囲気のお店ですわ!》
黒髪はそんなことなど露知らず、
初めて見た喫茶店に目を輝かせていた。
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