2060年…
今、世界中で、とある職業に就く人が急減していた。
『サンタクロース』。
クリスマスの夜、子どもたちにプレゼントと夢を届ける、なくてはならない職業だ。
…しかし、子どもたちの勘違いからか、サンタクロースになる者たちは激減。
サンタクロースは親ではない。国から認められた者しかなれない、立派な『職業』なのだ。
しかし、素敵な職業が増え続けているこの時代。
なかなかサンタクロースになりたい、と思う者はいるはずもない。
そこで、国は、直々に選んだ『夢ある若者たち』を集め、
『国立サンタクロース育成学校』を開くことにした…
なぜ国はそこまでサンタにこだわるのか?
それを生徒たちが知るのは、もう少し先のお話。
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