他我 2019-04-19 23:11:09 |
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明石「提督!見て下さいコレ!」ドアバァン!
提督「ノック位してくれ、心臓に悪い」
明石「それはすみません。でも見て下さいよこの眼鏡!」
提督「ああ……別に何の変哲も無いただの眼鏡じゃないのか?」
明石「違います。コレはですねぇ、艦娘の心を読める眼鏡なんです!」
提督「ほほう?」
明石「コレを掛ければ艦娘の今の気持ちを知る事が出来ます」
提督「なるほど。それの実験台になれと」
明石「嫌だなぁ提督。そんな人聞きの悪い言い方しないで下さいよー。まあその通りなんですけど。
」
提督「まあ良い。早速掛けて見よう」眼鏡スチャッ
明石「どうですか?」(間宮さん奢って下さい)
提督「ああ。確かに考えが読めてるみたいだ。でも、間宮は奢らないぞ」
明石「えー、残念」(今日1日それで過ごしてみて下さい)
提督「了解した。任せてくれ」
提督「さて、鎮守府内を散歩してみるか。」
提督「...お、あれは最上じゃないか。」
提督「おーい、最上。」
最上「ヒィッ!...て何だ提督か、まったくもーおどかさないでよねー。」(よ、良かった。提督だ...)
提督(別に突然話し掛けたから驚いた訳じゃないみたいだ。)
提督「脅かしてない。そっちが勝手に驚いたんだよ。それよりどうした、何かビクビクしてるみたいだったが。」
最上「ああ、実は...」カクカクシカジカ
提督「なるほど。それで日向から逃げて来て、今に至ると。」
最上「そそ、そーゆーこと。」
提督「確かに、アイツ瑞雲の事になると性格変わるからな。」
最上「だよねー」(提督もそう思ってるんだなー。)
提督「でも、日向だって話したくなる事もあるさ。たまには聞いてやれよな。」
最上「分かったよ。それじゃ。」(提督がそう言うんだったら聞いてあげないとな。)
提督(さて、突然だが艦娘には「個体差」と言う物がある。例えば身長が何センチか違ったり、利き腕(目)が違ったりとか。)
山城「提督」
提督(それで何が言いたいかと言うと。ウチの鎮守府には、その「個体差」を抱えた山城がいる。)
山城「提督」
提督(それが何かと言うと…)
山城「提督!ちょっと、聞いてるんですか?」
提督「おお、すまない。少し考え事をしていてだな。」
提督(その山城に話しかけられているんだった。後にしよう)
山城「人が話してる時に考え事をしないで下さい。」(まあ提督だから許すけど)
提督「悪いな。それで、次の休みの事だったか。」
提督(…この眼鏡、まさか壊れてるんじゃなかろうか)
山城「はい、扶桑姉さまと行こうと思っていた映画のチケットがあるんですけど。姉さまの遠征の日と被ってしまっていて、行けなくなってしまったので一緒に行きませんか?」(よし、しっかり言えた!ニヤついても…いないわよね?)
提督「そうだな…」腕組み
提督(さて、さっきの続きだが。ウチの山城の「個体差」と言うのは…)
提督「…」チラッ
山城「…」ゴゴゴゴ
提督(目付きが、凄く悪い。)
提督(三白眼なんてもんじゃない、六白眼ぐらいありそうだ。元から暗めな性格と言うこともあって、もはや何人か殺してるんじゃないかってぐらい。)
提督(それに加えていつもぶっきらぼうな態度をとる山城の心の声がこれとは…やっぱ壊れてんじゃ無いの?)
提督「ちなみになんの映画だ?」
山城「『潜って新潟』と言う映画です。評判が良いみたいですよ」(興味を持ってくれてる!?いけるかも!)
提督「『潜って新潟』か、俺も気になってたんだよな。」
提督(これにどう返すか…)
山城「じゃあ行きましょう、」(やった!これはもうOKという事では!?)
提督(…これは…マジだわ…)
提督「そうだな、予定をあけておこう。」
山城「よろしくお願いします!」(やったああ!やりました!姉さま、見ててくれた?)
提督「じゃあな」
山城「はい、それでは!」
提督「…」
提督(人は見かけによらないな…)
提督「さて、気を取り直して次だ。」
?「提督っ」抱きっ
提督「うおお!?」ビクッ
時雨「やあ、提督。時雨だよ。」
提督「ああ、時雨か。本当にやめてくれ、寿命が幾らか縮みそうだ」
時雨「ごめんごめん。やってみたかったんだよね、これ。」(スッキリ!)
提督「まあいいだろう。それで、なんか用か?」
時雨「別に?これやりたかっただけだよ」(強いて言うなら提督に会いに)
提督「そ、そうか。 あ、そうだ。今から間宮行かない?」
時雨「うん!行く行く!」(提督と二人でおやつ…!やった!)
提督(俺って結構好かれてるんだなあ)
提督「折角だから何か一つ奢ってやるよ」
時雨「本当!?じゃあ何にしようかなー」(恋人用のパフェとか?)
提督(…覚悟しておこう…)
艦娘とバトスピ
提督「…」
天龍「コア、ドロー、リフレッシュ、メインステップ。」
提督(さあ、どう来るか)
天龍「そうだな…レオザードをLv2にして、アタック!アタック時効果で一枚オープン、光導、回復!」
提督「なるほど、それならユキノジョウでブロック、バトル時効果でドラグタウラスを疲労!」
天龍「…いや、これ失敗したな。負けか?」
提督「お、じゃあ勝った」
木曾「…」ジー
山城「…」ジー
天龍「サジタリアス・ドラゴンがいたら行けてたかもなー」
提督「それ以前にドラグタウラスからアタックしとけば良かったんじゃないか?」
木曾「……」ジー
山城「……」ジー
天龍「なんであそこで間違えたかなー」デッキシャッフル
提督「ははは…ところで木曾と山城。そんなに見つめてどうした」デッキシャッフル
木曾「ああ、何やってるのか気になってな」
山城「同じく」
提督「バトスピって言うカードゲームだ。そんなに気になるならお前らもやってみるか?」
木曾「良いのか?俺たちカードとか何も持って無いが…」
提督「構わん。取り敢えずルール説明をしなきゃな」
天龍「百聞は一見に如かずって言うだろ?俺たちがやりながら説明するから、見ててくれ」
提督「木曾は天龍の隣、山城は俺の隣にそれぞれ座ってくれ」
提督「まず物の説明な。この青いのが『コア』で、この赤いのは『ソウルコア』だ。ソウルコアには特別な役割がある」
山城「結構綺麗ね」
提督「それで、フィールド。」
木曾「机?」
提督「正確にはバトスピをやってるこの場所だ。右上のカードの束がデッキ、その下にカードトラッシュとコアトラッシュ、左が、ライフ、リザーブ、ボイドだ。」
木曾「デッキとトラッシュというのは、別のゲームでいう山札と墓地と同じでいいか?」
提督「ああ、そうだ」
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