他我 2019-04-19 23:11:09 |
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オリキャラに質問するアレ。
今回は仕事人に質問だそうです。レアル宜しくね。
[--] ようこそいらっしゃいました。本日はよろしくお願いします。
宜しく頼む。
[01] まず、あなたのお名前とご職業を教えてください。
レアル、清掃員だ。
[02] その仕事はいつ頃からやっていますか?
俺が18の時からだ。
[03] その道のプロと呼ばれる値に相当していますか?
…まだまだだな。こんなんじゃあの人にはとどかねぇ。
[04] 仕事先や関係者からあなたは何と呼ばれていますか?
「レアルさん」って呼ばれるよ。いつも担当が同じとこだからな、顔見知りも増えて来たよ。
[05] その仕事をしようと思ったキッカケを教えてください。
昔、俺が不良やってた頃の事だ。喧嘩に明け暮れ、ただ呆然と過ごしてた日々に、その人は現れた。俺が頭張ってたグループの溜まり場になってた雑居ビルに、あの人は「清掃」に来た。俺らの溜まり場を彷徨かれるのが気に食わなくて、何人かにボコさせに行かせたら、全員返り討ちにされた。これでも俺は、不良の中では喧嘩が強いって有名だったんだ。歯が立たなかったよ。それからあの人は毎日「清掃」に来た。その度に突っかかってったけど、勝てた事は一度もない。それから3年経った。毎日会う内に、その人のやってる清掃に興味が出てきた。それが始まりだな。
[06] 今の仕事は自分にあっていると思いますか?その理由もお答え下さい。
…あってないだろうな。いっくら清掃しようが、綺麗にするための俺の手が汚れちまってるからな…
[07] 弟子、もしくは後輩などはいらっしゃいますか?
いないな、みんな俺を避けてくからな。
[08] あなたを慕う方(お客さま、ファンなど)はいますか?
いる、一人な。俺に構って何が楽しいのか分からん、変わった奴だ。
[09] (↑続き)その方たちに普段どのように接していますか?
普通だぞ?
[10] 仕事での失敗談などがありましたら是非教えてください。
始めたばっかの頃、用具を何度も壊してたな。
[11] 仕事を辞めたいと思ったことはありますか?
無い。これを辞めたら、あの人に追いつく道が途切れちまうからな。
[12] その仕事をしなくなったら、あなたに入る収入はどうなりますか?
無くなるだろ。仕事してねぇんだから。
[13] あなたの仕事に欠かせない物を教えてください。
雑巾だな。これ一つで色んなところを綺麗に出来る、優れものだ。
[14] あなたの仕事に欠かせない環境はありますか?
無い。仕事場がどこだろうと、頼まれれば「清掃」に向かう。
[15] 仕事の気晴らしに何かをしたりどこかへ行ったりしますか?
特に無いな。最近はアイツ誘われて出かける事は多くなったが、自分から行く事はあんまりねぇな。
[16] その仕事をしていて得をすること・損をすることを教えてください。
得する事しかねぇ。人に感謝されるし、普段の生活でも清潔を保つ事を心掛ける様になるし。
[17] その仕事をしていてよかったと思うことはありますか?
さっき言った通りだ。
[18] 今している仕事の他に何かしていること/しようと思っていることはありますか?
仕事が無くなればレッグの店にでも厄介になろうかと考えてるが、今のところやめる気は無い。
[19] この仕事に出会っていなかったら何をしていたと思いますか?
まだ不良続けてただろうな。
[20] では最後に、あなたの仕事に対するこれからの意気込みを聞かせてください。
俺に落とせない汚れは無いそう言える様になるまで極めるつもりだ。
[--] お疲れ様でした。
お疲れ。
質問素材をお借りした場所のURL→http://99.jpn.org/-/ag/cgi/ag_m/gallery.cgi?no=18
今日 今
俺ってばすっごい幸せ。良い家族に恵まれて、良い友人に囲まれて、良い場所に住めて。俺の周りを取り囲む環境のまあ良いこと。本当に幸せだよ、こんなに周りが良くて。「周りは」良くて。
じゃあ俺は?友人の様に努力は出来ないし、何かに熱中は出来ないし、お兄ちゃんみたいにカッコ良くも無ければマトモですら無い。個性の意味を履き違えるわカッコつけようとするクセに塵みたいな事しか出来ないし。
俺に何が出来る?
嘘付け。知ってる癖に。言いたいだけ?その通り!
今は何も無くたって、いつまでも何も無くたって。俺には「俺」って言う神みたいな性格があるから大丈夫。その自信はどこから来るかって?フフフ、どこからでも湧いて出てくるさ。なんたって俺は「世界最幸の男」だからねっ!!
名前: カムネル・Y・ヴァストンティーネ
読み: カムネル・ユーグ・ヴァストンティーネ
性別: 男
年齢: 58
容姿: 青白い肌に痩けた頬、目元や口元には皺が刻まれており、優しげな青い瞳は、暗い。白も多くなった黒髪をオールバックにしている。黒のフロックコートを着ていて、手には白手袋。身長は192cmあり、腕などには殆ど肉がついておらず、枯れ木のような弱々しさがある。
性格: 落ち着いていて物静か。食事と会話を好み、よく人と話す。基本的には笑顔で人と接するが、どこか苦しげな様子が見られる。
過去:
備考:
久し振り
彼女が欲しいとか可愛い女の子とイチャイチャしたいとか言うけど、本音を言えば
あの人と比べれば他の人なんてみんな下の下みたいなもんだよ。あの人は可愛い過ぎる。中身を知らないから深くは言えないけど、少なくとも見た目だけで言えば全人類の中で一番可愛いと思う。
「なあ、俺とお前ってどっちが強いの?」
特にすることも無く、今自分達が借り受けているアパートの一室の床でゴロゴロしていると、突如同居人のサディがそう言った。
突然何を言い出すのか、と驚いたように体を仰け反らせ、サディを見つめて硬直して見せる。
すると、サディは自分の意図を汲み、説明してくれた。
最強の刺客・あきつ丸
ー30分後ー
龍驤「やったー!ウチが一番乗りや!」
提督「何!?」
あきつ丸「提督、先に上がらせて頂くであります!」
提督「なん…だと…!?」
提督「クソ、なんで俺ばっか負けるんだ!」
龍驤「提督、今のところ4連敗やからな…」
あきつ丸「提督、心中お察しするであります…」
提督「同情なんざされたかねぇんだよう!」
提督「あきつ丸!」
あきつ丸「はい!」
提督「気晴らしに散歩に行くぞ!」
あきつ丸「了解であります!」
ー鎮守府周辺の港ー
提督「潮風が涼しいな」
あきつ丸「そうでありますな。山から聞こえてくる鳥の声が心地いいであります」
提督「ちょっと立ち寄るか」
あきつ丸「?」
提督「おーい、親父さん!」
親父さん「おう、提督さんじゃねぇか!今日はどうしたんだ」
提督「丁度通りかかったのでね。今日のおススメでも聞こうかと思いまして」
親父さん「そうだなぁ、今日は貝類とキハダマグロが多く取れたな」
提督「おお、それは嬉しい。では、今夜も伺いますよ」
親父さん「おう、待ってるぞ。ところで、そっちの嬢ちゃんはどちら様だい」
あきつ丸「は、申し遅れました。自分、あきつ丸という者であります!」
提督「ウチの艦娘です」
親父さん「なあんだそうだったのか。宜しくな、嬢ちゃん」
提督「それじゃ、これで失礼させていただきます」
親父さん「おう、じゃあな」
あきつ丸「先程の方はどなたでありますか?」
提督「ああ、俺が通ってる料亭の主人だよ。自分で釣って自分で捌くのを信条としてるらしい」
あきつ丸「提督殿は地域の方とも親しみがあるのでありますな」
ちょっと失礼。書き掛け置かせて
番号:d
名前:昆野 一葉 (こんの いつは)
年齢:27
性別: 男
隊と階級:三番隊隊長
容姿: 凛とした風貌の顔には暗い緑の瞳が有り、若干緑がかった茶髪は短く切り揃えられている。ニヤリと上がった口角は、下がる事は殆ど無い。
軍服の上着は肩に掛け、下に着た緑のシャツを露出させている。戦闘時など激しく動く時には腰に巻いている。そのおかげで上着の腕部分は多少ヨレている。軍帽は深く被り、顔の上半分に影を落としている。隊長の証である白い袴のベルトの横には愛刀と、脇差を提げる。左腕には父の形見の懐中時計を巻き付けいている。
私服はポロシャツにスキニーパンツ。夏でも冬でもこの半袖長ズボンの体制を崩さず、強い拘りが有るようにも感じられる。
鍛えられた肉体は強靭で、服の上からでも分かる程。
性格: 気前が良く、楽天的。十年前の戦争によって親友を亡くし、吸血鬼への憎しみは強いが、普段はそんな事を微塵も感じさせないような朗らかさ。友好関係も広く、上司部下関わらず多くの知人がいる。
身長:
体重:
武器:
闘術属性:(属性と戦闘スタイルなど)
備考:
番号:d
名前:砂泥 津尖 (さでい つさき)
年齢:27
性別: 男
隊と階級:三番隊隊長
容姿: 凛とした風貌の顔には暗い緑の瞳が有り、色素の薄い茶髪は短く切り揃えられている。ニヤリと上がった口角は、下がる事は殆ど無い。
軍服の上着は肩に掛け、下に着た緑のシャツを露出させている。戦闘時など激しく動く時には腰に巻いている。そのおかげで上着の腕部分は多少ヨレている。軍帽は深く被り、顔の上半分に影を落としている。隊長の証である白い袴のベルトの横には愛刀と、脇差を提げる。左腕には父の形見の懐中時計を巻き付けいている。
私服はポロシャツにスキニーパンツ。夏でも冬でもこの半袖長ズボンの体制を崩さず、強い拘りが有るようにも感じられる。
鍛えられた肉体は強靭で、服の上からでも分かる程。
性格: 気前が良く、楽天的。十年前の戦争によって親友を亡くし、吸血鬼への憎しみは強いが、普段はそんな事を微塵も感じさせないような朗らかさ。友好関係も広く、上司部下関わらず多くの知人がいる。
身長: 177cm
体重: 86kg
武器: 流紋(りゅうもん)
名も無き刀鍛冶が打ったとされる刀。無名の刀鍛冶が打ったとはいえ出来は良く、力強く、荒々しい雰囲気がある。滑らかな刃紋は、宛ら流れ行く流砂の如く。
闘術属性:土の派生属性の砂
新人時代に任務で行った砂丘で、吸血鬼に襲われ生き埋めに成り掛ける。なんとか一命は取り止め、更にその経験から砂の闘気を手に入れた。
得意技は
備考:
「台詞をご自由に」
「恋愛系の台詞」
《名前》些儀 龍炎(さぎ りゅうえん)
《性別》 男
《所属校》我龍男子高校
《学年及び年齢》17
《ランク》S
《武器》セスタス。カテゴリー1のコモドドラゴン型の魔物の革と鱗から作られた革紐状の武器。両手に巻き付け、拳の保護と威力の向上の性能がある。龍炎自身が倒した魔物の素材を使って作られている。
《能力》 熱炎系統最上位の能力。
《主な技》
《二つ名》(かっこいい物を←)
《性格》
《容姿》
《備考》
「ハッ!雑魚がどれだけ集まろうと所詮は雑魚なんだよ!」
「雑魚は黙って俺に守られとけ!」
《名前》些儀 龍炎(さぎ りゅうえん)
《性別》 男
《所属校》我龍男子高校 三年
《学年及び年齢》17
《ランク》S 4位
《武器》セスタス。カテゴリー1のコモドドラゴン型の魔物の革と鱗から作られた革紐状の武器。両手に巻き付け、拳の保護をする。また、表面に残された魔物の鱗が攻撃の威力を上げる。
《能力》 熱炎系統最上位の能力。周囲の熱を操ったり、炎を出現させる事が可能。また、周囲の熱を吸収する事も可能で、これにより自身や味方の炎の影響が及ばないようにしている。この能力のお陰で龍炎の平均体温は四十度近くある。
《主な技》
纒炎
炎を自身に纏わせる技。自分の肌を焼かない様に皮膚周辺の熱のみを吸収し、敵に触れる部分は高温にするという緻密な温度調節によって成り立つ技。戦いがヒートアップしている時にこの技を使うと、自身の皮膚を焦がしがち。
現炎
炎を出現させるという最も基本的な技。用途は様々だが、広範囲に炎を出現させ、一気に大量の魔物を屠る時に良く使われる。
射炎
炎を発射する技。球状の炎を発射するタイプと、火炎放射器の様なタイプの二種類がある。
龍炎
龍の様に長く連なる炎の塊で攻撃する。突進、体当たり、とぐろを巻いて魔物を閉じ込めるなど、自由自在に操ることが可能。名前が自分と同じなのは偶々。
進炎
「射炎」の応用技。背中からバーニアの様に炎を吹かす事で高速で移動する。足の裏などから放出する事で空中を移動する事も出来るが、バランスが保ちにくい為余り使わない。
上昇気流
部分的に空気を熱し、上昇気流を発生させる技。主に「進炎」により空中を移動する際のバランス調整につかわれる。
《二つ名》欲闘の暴炎
《性格》 高圧的で短気。周りを下に見ている様な言動が多く、相手が大人であろうと構わず見下す。「雑魚が」が口癖で、他人の事を「雑魚」と呼ぶ。ただし自分よりも強いと認めたSランク1位のみは「1位」と呼ぶ。口が悪い。通常は高圧的だが、自分が認めた相手には若干丸くなり、優しさが垣間見える様になる。ただし口の悪さは変わらない。
《容姿》
《備考》
「
名前:ミル・ウィーリア
年齢:27
性別:女
性格:中二病を患っており、根は真面目ではあるもののふざけているように思われることがしばしばある。与えられた仕事はしっかりとこなし、生徒の活動にも積極的に手を貸そうとするが、中二病が祟り教員からは余り良い印象を持たれない。 生徒からは「面白い」と評価されるか「面倒くさい」と評価されるかの二択で、若干「面倒くさい」の方が多い。
容姿:明るい紫色の髪をボブカットにし、前髪は左目を隠している。
所属:3コースのどれかね?
属性:ひとつだけだぞ?
能力:得意な魔術だ。属性に合ったものにすること。特徴や弱点とか事細かにね。万能、最強とかも自賛に繋がるから控えめに。
備考:一人称や二人称。教師としての心構えとかなんでもいいんで、とりあえず教師らしい肩書きみたいなのよろしく。
「砕け散れぇ!」
「足止めは任せろ」
名前:グレイク・クーレハノア
年齢:23
容姿:身長172cm。ヘルム、メイル、ガントレット、グリーヴで構成される軽鎧を纏う。。関節部分や、腕の内側など、攻撃が当たりにくい部分には柔軟な革が使用され、軽量化が図られている。雑に切られた黒髪で、瞳は赤。日に焼けた浅黒い肌で、全身に筋肉が付いており、筋力は相当。戦闘時にはヘルムによって顔が覆われる。
性格:熱く、正義感の強いしっかり者だが、頭の固い部分があり、
グレイク : 軽鎧に全身を包む盾使い/23歳/172cm/全身の要所のみを鎧で覆い、鎧で覆われていない部分は柔軟な革に包まれる。/熱く、正義感が強いしっかり者だが、少し頭が固い/クライスと同様王都を拠点としている/乗馬はお手の物で、戦闘では盾を使って戦う。
戦闘方法 : 両腕に装備した腕を覆う程の盾を使って敵の攻撃を受け止めつつ、隙を見て反撃する。攻撃時は盾でそのまま殴りつける。頑丈な盾による打撃で、結構な威力がある。
俺のpfはこんな感じだ。
それと、一つ質問をしたい。俺は武器を使って戦うが、それに加えて召喚獣を呼び出すと言うのも出来るというのは大丈夫だろうか。可能ならば、この召喚獣を呼び出したい。
召喚獣:ウォルフ。体長2.5m程の狼のような召喚獣。素早い身のこなしが特徴。攻撃力はあまり高くないが、手数で圧倒する。騎乗可能。
もはや書きかけのpf置き場
英立ネクト学園。
数多の闇を退け、この世界を救った英雄達が創立した学園で、冒険者や衛兵になるために必要な事を基礎から学ぶ事が出来る。
目指す職業により科が異なり、大きく分けて三つ、戦士を志す者が集まる「戦士科」魔法使いを志す者が集まる「魔法科」そして魔法剣士を志す者が集まる「魔剣科」。
これは、魔剣科に入学した一人の少年の物語。
「よーし、これで今日の授業は終わりだ。」
板書をし終えた担任が振り向いて言う。
本来は高いであろう身長は猫背により低く見え、ボサボサの髪や寄れたシャツにはあまり清潔感が感じられず、教師というよりは研究室に引き籠る科学者と言われた方が納得出来る気がする。
「きりーつ、れーい、ちゃくせーき。」
どことなくやる気のない日直の挨拶で、その日の授業は全て終了した。生徒が各々の反応をする中、俺は叫んだ。
「おーわりだー!」
「終わりだねー」
返して来たのは、隣の席のミール。
隣の席と言うこともあり、入学して一番初めに仲良くなったのが、このミールだ。
「じゃあ帰るかー。」
「もう間違えないでよ?」
ネクト学園は全寮制で、男子棟と女子棟に別れている。寮の一、二階に女子、三、四階に男子の部屋がある。そして俺は一度、誤って女子の階に突っ込んでしまった事がある。ミールはその事を言っているのだ。
「大丈夫だよ。あれはまだ慣れてなかったから間違えただけだって。」
「本当に?大丈夫かなぁ。」
疑うように言うが、本当に心配しているのでは無く、ただ俺をイジっているだけという事をこの一週間で俺は学んだ。
さておき今日は週末。学園生活最初の週末で、何をしようかと胸を踊らせる生徒も多い事だろう。かく言う俺は学校で、教師と楽しく魔剣実習である。別に成績が悪くて補習になったのでは無い。自ら望んで休日講習を受講しただけだ。決して友人が居なくて休日講習に逃げた訳では無い。確かに魔剣科には若くて美人の教師もいるが、美人教師と二人きりになれるチャンスだとかは思っていない。断じて無い。
そんな風に一人脳内で言い訳をしている間に、俺達は寮へ帰って来た。
この時、ミルの顔がいつのまにか鬼のそれとすり替わっていたが、道中話しかけてくれていたミルを思いっきり無視し、一人で言い訳を考えていたのが理由である事は言うまでも無い。
?を膨らませるミールと別れ、自室に戻る。狭いが一人部屋で、英立ネクト学園。
数多の闇を退け、この世界を救った英雄達が創立した学園で、冒険者や衛兵になるために必要な事を基礎から学ぶ事が出来る。
目指す職業により科が異なり、大きく分けて三つ、戦士を志す者が集まる「戦士科」魔法使いを志す者が集まる「魔法科」そして魔法剣士を志す者が集まる「魔剣科」。
これは、魔剣科に入学した一人の少年の物語。
「よーし、これで今日の授業は終わりだ。」
板書をし終えた担任が振り向いて言う。
本来は高いであろう身長は猫背により低く見え、ボサボサの髪や寄れたシャツにはあまり清潔感が感じられず、教師というよりは研究室に引き籠る科学者と言われた方が納得出来る気がする。
「きりーつ、れーい、ちゃくせーき。」
どことなくやる気のない日直の挨拶で、その日の授業は全て終了した。生徒が各々の反応をする中、俺は叫んだ。
「おーわりだー!」
「終わりだねー」
返して来たのは、隣の席のミール。
隣の席と言うこともあり、入学して一番初めに仲良くなったのが、このミールだ。
「じゃあ帰るかー。」
「もう間違えないでよ?」
ネクト学園は全寮制で、男子棟と女子棟に別れている。寮の一、二階に女子、三、四階に男子の部屋がある。そして俺は一度、誤って女子の階に突っ込んでしまった事がある。ミールはその事を言っているのだ。
「大丈夫だよ。あれはまだ慣れてなかったから間違えただけだって。」
「本当に?大丈夫かなぁ。」
疑うように言うが、本当に心配しているのでは無く、ただ俺をイジっているだけという事をこの一週間で俺は学んだ。
さておき今日は週末。学園生活最初の週末で、何をしようかと胸を踊らせる生徒も多い事だろう。かく言う俺は学校で、教師と楽しく魔剣実習である。別に成績が悪くて補習になったのでは無い。自ら望んで休日講習を受講しただけだ。決して友人が居なくて休日講習に逃げた訳では無い。確かに魔剣科には若くて美人の教師もいるが、美人教師と二人きりになれるチャンスだとかは思っていない。断じて無い。
そんな風に一人脳内で言い訳をしている間に、俺達は寮へ帰って来た。
この時、ミルの顔がいつのまにか鬼のそれとすり替わっていたが、道中話しかけてくれていたミルを思いっきり無視し、一人で言い訳を考えていたのが理由である事は言うまでも無い。
?を膨らませるミールと別れ、自室に戻る。狭いが一人部屋で、
昔々あるところに、元剣術道場四代目師範のお爺さんと、かつて「食材の魔術師」と呼ばれた元天才的料理人のお婆さんが、隠居生活をしていました。
ある日、お爺さんは山へ芝刈りへ、お婆さんは川へ洗濯へ行きました。
お婆さんが川で洗濯をしていると、川上から大きな桃が、どんぶらこ、どんぶらこと流れて来ました。
元料理人のお婆さんは、最初こそ驚きましたが、直ぐに料理人の血が騒ぎ出し、是非調理してみたいと桃を持ち帰りました。
一方その頃お爺さん。お爺さんが芝を狩ろうと山に入ると、茂みの中からこの辺りの野犬を率いる歴戦のイヌと、周辺で「空のギャング」と恐れられたキジ。そしてこの山の主であるサルが、お爺さんの前に現れました。
彼らと旧知の仲であるお爺さんがどうしたのかと聞くと、サルが言いました。
「最近、ここいらで鬼たちが悪事を働いていると聞く。俺たちの縄張りでいい顔されるのは俺たちも見過ごせん。鬼を倒すというのなら、俺たちにも協力させてくれ」
確かに、お爺さん達の村は悪い鬼によって荒らされていました。金品を奪われ、若い娘を奪われて。しかし、鬼達に抗おうという者は現れません。何故なら、鬼の力は強大で、お爺さんが師範だった剣術道場の現師範ですら、鬼の力には敵わないのです。
その事を告げると、サル達は「俺たちの力が必要になったら呼んでくれ」と言って残念そうに去って行きました。
サル達に申し訳ない様な気持ちで芝刈りを終え、家に帰ったお爺さんが見たのは、台所に置かれている大きな大きな桃でした。
「お婆さん、これはどうしたんだい」
「ええ、実は川で洗濯をしている時に川上から流れて来たんですよ」
お爺さんは驚きました。桃の大きさもそうですが、何より料理人であるお婆さんが、落ちていたも同然の物を拾って来たことに、非常に驚きました。
「お婆さんや、よもやこの桃を…」
そこでお爺さんは、桃の中から感じられる微かな人の気付きました。
恐る恐る桃を切ってみると、なんと桃の中から赤ん坊が出てきました。
「これは奇怪な。一体どういう事だい」
お爺さんとお婆さんは驚きました。
この子供をどうしようか二人は悩みましたが、特殊な事情故に、他へやる事もできず。結局二人はその子供を桃から生まれた「桃太郎」と名付け、育てる事にしました。
桃太郎は大きな怪我や病気も無く、すくすくと元気に育って行きます。一つ不思議なのは、桃太郎は普通の子供よりも腕っ節が異常に強く、歳上の子供を投げ飛ばした事もありました。
それを見たお爺さんは「この子ならば、鬼どもを倒せるやも知れぬ」と、半年に一度やってくる鬼達に見つからぬ様に、桃太郎を鍛えました。
そして桃太郎が十五になった日。桃太郎は、遂に言いました。
「お爺さん、これまでの稽古、本当にありがとうございました。私は鬼退治へ行って参ります」
桃太郎の言葉にお爺さんは深く頷くと言いました。
「桃太郎よ、今のお前ならば鬼達とも対等に渡り合える事だろう。だが、お前一人で鬼を退治するのは不可能だ。イヌ、サル、キジ。この三匹をお供として連れて行け」
続けてお婆さんが言います。
「鬼退治へ行くのなら、これを持ってお行き」
そう言って差し出されたのは、お婆さん特製のきびだんごでした。
お婆さんの長年培ってきた経験や技術を、全て詰め込んだ逸品でした。
「ひとつ食べれば百人力。ふたつ食べれば千人力。これを食べれば、自分の力を存分に発揮できるはずさ」
お婆さんの説明を聞いた桃太郎は、きびだんごをしかと受け取りました。
さあ行こうという時に、お爺さんが何も言わず、一振りの太刀を桃太郎に託しました。
それは、お爺さんが若い頃に使っていた業物でした。
桃太郎はそれを受け取ると、目尻に浮かんだ涙を隠し、一言告げて鬼退治へ出かけました。
「必ずや、鬼どもを退治して参ります」
桃太郎はまず、お爺さんがかつて芝刈りに出かけた山へ向かいました。イヌ、サル、キジを仲間にするためです。山の中をずんずん進んでいくと、道にイヌが居ました。イヌは最初警戒していましたが、腰に下げた刀と、きびだんごを見て言いました。
「遂に鬼と渡り合える者が現れたか。貴様、名を何という」
「桃太郎と申します。お爺さんに稽古を付けてもらい、鬼退治へ向かう所です。貴方があのイヌ様ですね。どうか私に力をお貸しください」
イヌは言いました。
「そうか。ならば、共について行くとしよう…
が、その前に。腹が減ったから、そのきびだんごを一つくれぬか?」
桃太郎はそれを了承し、イヌにきびだんごを渡しました。
こうして桃太郎とイヌは、キジとサルを仲間にするため、山の中を更に進んでいきました。
桃太郎とイヌは、樹齢五百年を越える木々が立ち並ぶ、山の神聖な場所へやって来ました。
そこには、若い屈強なキジと、一羽の老いたキジが居ました。
「お主が桃太郎か。部下から話は聞いておるわい。」
老いたキジがそう言いました。
「それは話が早くて助かります。一緒に鬼退治へ来ていただけますか?」
桃太郎が明るい顔で言いますが、老いたキジは首を振りました。
「儂は老いすぎた。最早空も飛べぬ。」
キジが仲間に加わることができないと知り、イヌと桃太郎は顔を見合わせますが、老いたキジは言いました。
「その代わりと言ってはなんだが、この若いのを寄こそう。」
老いたキジが指したのは、隣にいた若く屈強なキジ。若いキジはお辞儀をすると、続けて言います。
「初めまして、桃太郎さん。ボスに代わりまして、あっしがお供させて頂きます。」
それを聞いて桃太郎は心強く思い、イヌも若いキジを認めたのか深く頷きました。
老いたキジが長生き出来るよう、きびだんごをいくつか渡して、若いキジを連れ、桃太郎とイヌは、サルを仲間にするべく、更に山の奥へと向かいます。
山の最奥、普段は野生の動物も滅多に訪れたないような秘境の洞窟にサルは居ました。
桃太郎が言います。
「私は桃太郎。お爺さんに稽古をつけて貰い、これから鬼退治へ行く所です。一緒について来て頂けますか?」
険しい顔でサルは言います。
「ようやく現れた者が誰かと思えば、まだまだ若造ではないか。本当に鬼に対抗しうる力があるか、俺が確かめてやろう。」
こうして桃太郎はサルに連れられ、森の中。一対一で力を試される事となりました。
「先手はそちらに譲ろう。さあ、掛かって来るがよい。」
サルから先手を譲られ、桃太郎は動きました。
「はあぁぁぁっ!」
威勢の良い声と共にサルに駆け寄り、刀を右から横薙ぎにしました。しかしその場にサルは居らず、辺りを見渡す桃太郎は、背後に気配を感じました。体を捻るようにして避け、振り向くと、丁度サルが拳を突き出しているところでした。
「ふむ、この程度は避けるか」
サルは顎にてを当て少し考えると、突然姿を消しました。再び背後にまわられるのかと思った桃太郎は振り向きましたが、サルが居たのは先程と同じ方向。桃太郎は背中に打撃を受け、体制を崩してしまいそうになりますが、なんとか踏みとどまり、振り向きざまに刀を振ります。
それをサルはいとも簡単に避けましたが、予想外の行動だったようで、目を見開いて居ました。
桃太郎はそこで止まらず、更に一歩踏み込んで袈裟斬りに。その一太刀ははサルの体毛を短く切り取りました。
「思っていたよりもやるようだな。流石あのお爺さんが認めただけの事はある…」
サルは何かを呟きながら考えると、再び姿を消しました。
しかし、三度目ともなれば桃太郎も慣れ、右側に現れたサルをタイミング良く斬りつけます。
しかし次の瞬間、桃太郎の刀が地面に叩きつけられました。何が起きたのかと見てみると、サルが刀を地面に押し付けていました。今回こそ対応出来たと思った桃太郎は、呆気を取られてしまいます。
サルは刀から手を離すと、桃太郎に言いました。
「良い腕だ。これほどの腕があれば鬼退治も不可能ではなかろう。」
「本当ですか?」
その言葉を聞いて、桃太郎は聞き返しました。喜びを隠しきれない桃太郎に、サルは言います。
「ああ、鬼退治に付いて行こう。その前にきびだんごを一つ貰おうか。腹が減った。」
サルの頼みを快諾し、サルも一緒に鬼退治へ行く事となりました。
イヌ、キジ、サルの三匹の仲間を連れ、桃太郎は遂に、鬼ヶ島へと舟を出しました。
ざざん、ざざん、ざざーん。
波の激しい、険しい航路でしたが、キジの空からの先導によりなんとか鬼ヶ島へとたどり着きました。桃太郎達が上陸したのは、島の裏手にある浜辺です。ここならば鬼の目もなく、安全に侵入出来ると考えました。しかし、その浜辺から鬼達を襲撃するには、目の前の断崖絶壁を登らなければなりません。この浜辺に鬼の監視が無いのも、「この断崖絶壁を踏破する事は出来まい」と考えての事でした。
とはいえ、桃太郎とて考え無しに鬼ヶ島へ乗り込んだ訳ではありません。まず、キジに崖の上に鬼が居ないかを確認して貰うと、用意していたロープとイヌを足で掴み、崖の上へと飛び上がります。次にサルが器用に崖を駆け登り、犬と共にロープを使って桃太郎を引き上げます。こうして、桃太郎達一行は無事、鬼ヶ島への侵入を果たしました。
「ここからはいよいよ鬼供の住まう場所。我らの存在が悟られれば命は無いと思え。」
崖の上でサルが注意しました。
皆はそれに頷くと、桃太郎を先頭に気配を隠しながら鬼ヶ島の中を探索していきます。
やる気のなさげな居眠りをする監視の鬼や余所見をしている鬼を見つける度に、静かに近づき、サルが気絶させました。気絶させた鬼は全て見つかりにくいであろう場所に隠しましたが、見つかるのも時間の問題です。桃太郎達は急ぎ、鬼の大将を探します。
すると、桃太郎達は島の中央へと続く道を見つけます。桃太郎達は顔を見合わせ頷くと、その道を真っ直ぐに進みました。
道は洞窟の中へと続きます。洞窟の天井には所々穴が空いており、そこから入る光が美しく辺りを照らしていました。
不意に声が掛かります。
「貴様らか、島に入り込みコソコソしていたのは」
「誰だッ!」
桃太郎が叫ぶと、洞窟の奥から大きな鬼が現れました。三メートルはあろうかと言う巨躯に、隆起した筋肉。額から二本の角を生やした黒鬼で、手に持つ金棒は桃太郎程の大きさがあります。
現れた鬼の大きさに圧倒される桃太郎達でしたが、唯一平常心を保っていたサルが、鬼に言います。
「その通りだ。俺達はお前ら鬼を退治する為に来た。お前が鬼供の頭か?」
それを聞くと、鬼は笑いながら言いました。
「いかにも。我が鬼を率いる大将だが…何を言い出すかと思えば、我らを退治するだと?冗談はやめておけ。」
鬼の大将が笑うと、暗闇から赤鬼と青鬼が現れました。
どちらも鬼の大将よりは小さいですが、それでも二メートルはあります。
「わざわざ我が貴様らの相手をする必要もあるまい」
鬼の大将が再び暗闇へ消えると、赤鬼と青鬼が声を揃えて言います。
「「矮小なる人間風情に黒鬼様の御手を煩わせる訳には行かぬ。」」
金棒で地面を突き、ガキン、と言う音を立てる鬼達を、鋭く睨みつけながら桃太郎が言います。
「我等の目標は鬼の殲滅。貴様ら程度に引けは取らん!行くぞ!」
桃太郎の声と共に全員が飛びかかります。
イヌとサルは赤鬼に、キジと桃太郎は青鬼に、それぞれ向かって行きます。イヌは鬼の脚に噛み付いて動きを封じ、その隙にサルは鋭い爪で鬼の腕を抉り、攻撃手段を減らそうと試みます。
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