梨花 2019-04-17 22:14:10 |
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「救われると思って 振るった刃は
何時しか君の心まで引き裂いて
「ごめんなさい」とありきたりな台詞を吐いて
未来も 希望も 予測変換してた
悲しみだけ 刻まれた歴史の傷
愛無き海には 誰も居なかったんだ
けれど だけれど勇者だと思い込んで
己の敵を切り裂いた
血を流してても 傷痕を付けても
生きた証が欲しかったんだ それだけで
誰かを祈りを 踏みにじっていたんだ
そんな 事は思い浮かばなかった
だって、僕は救世主‐メサイア‐なんだろ?」
(止まらずに、歌い続ける)by希美
「日常をのうのうと生きてた僕は
みんなの気持ちも分からずに過ごしてた
ある時 少女が僕の元に来て
「破壊者、侵略者」だと罵った
違う!僕はそんなじゃない
僕は!誰かが居ないとダメで
自分を勇者だと思い込んだ
マリオネットの糸は切れて泣き叫んだ
自分の正義が正しいと信じてた
僕こそ偽善者だと分かってしまった
僕が居なければみんなは幸せだ
そう言って 喉元にナイフを刺した
だって、僕は不良品だから ねぇ?
心壊れて 心壊して ココはもう砕けていた
午後6時のアニメの様な展開をください
「前を見ろ」「生きろ」と言う言葉が聞こえてきて
水底から光が漏れて──────」by希美
正義と信じて 正しいと信じて
誰かを気付かずに傷つけた
壊れた心は二度とは戻らない
けれど それでも生きていいですか?
「ガラクタでもいい オンボロでもいい
美しさだけがこの世界じゃない
醜く生きろよ 醜く生きてもいい
それが 我等が贖罪‐生きる‐答えさ。
掴めよ その奇跡を
絶望を消さなくてもいい
さぁ
生きろよ 共に生きろよ
気付いて お前の脳裏に見えるだろ
未来を託した奴の祈りを」by希美
詩穂「………」
花緒「これは…」
詩穂「っ…今更何…償いのつもり…?(ステージに上がり、マイクを倒す)ふざけないでよ!!!!!こんなので私の心は変わると思った!?」
・・・・・・・・分かってるさ。そんな事。
でも俺だって・・・・・・俺だって・・・・・・・!!!!!!!
“お前と、同じ気持ちを生きた”
俺は・・・・・高校の頃、大事な奴を失って・・・・PTSDになっちまった・・・・・
苦しいし、辛いし、悲しいし。そんな時期を生きた。
でもよ・・・・・俺は・・・・・俺は・・・・・。
高杉に居たことを後悔してる。けど、間違っては居なかったんだ。
分かってるさ、他の奴らは俺らを憎んで恨んでる・・・・・勝手な正義の押し売りみてぇなもんだ。
けど、お前を殺したら・・・全てが嘘になっちまう。
だから
“俺は、お前と、戦わない”by希美
詩穂「…情けのつもりか…!!!だったら私があんたを殺すだけだ!!!!!連鎖された刻印ーパルメニデスー!!!!!!!(弓を出し、希美に向かって矢を放つ)」
花緒「詩穂姉…!!」
詩穂「花緒は他のみんなを教会に入れて!!!!ここは私が守るから!!!!」
花緒「…うん!(外に出てる全員を教会に入れる)」
・・・・・・・・by希美
分かってないね、あんた。(緑の矢を蹴り落とす)
希美の奴は、本気だよ。byヒサノ
!!ヒサノ・・・・by希美
希美・・・・成長したね。
さーて・・・・いつまで経っても今の希美を分かってくれないアンタに、プレゼントさ。(そう言うと、詩穂の目の前に心が壊れた時の希美の動画を見せる)詩穂、目を背けるな、絶対に。これが・・・“アンタに会った時の希美”
希美はずっっと自分の事を攻めてたんだよ?
ずっと自分のせいだと言ってたんだよ?
それをあんたは、そんな残酷な言葉を突き付けて・・・・
忘れるなとは言わない、もういい加減に許せよbyヒサノ
あんたのやってきたことは間違ってない…?うぬぼれるのもいい加減にしてよ!!!!!!そうやって自分達を正当化したいだけでしょ!!!!!!!!あんた達を殺さない限り…また誰かが死ぬんだ…偽善者気取ったあんたらを今ここで殺さないと!!!!!!
それは「不殺」であるアンタの本音かい?byヒサノ
・・・・・・・・(詩穂を抱きしめ、強度の硬い宝石で希美と詩穂を縛り付ける)・・・・・・・・(目を閉じる)by希美
・・・・・・分かってるよ、偽善者ってのは
でも、それでもいいんだ。
俺は、お前を、殺さない。
俺は、お前と、戦わない。by希美
(すると、一人の少女が教会から飛び出す)
詩穂「…それが何…?後悔してた…?今更…今更そんなの受け入れろっていうのが…無理なんだよ!!!!!(風の刃を放つ)」
明菜「っ…!!!(希美を庇うように出て来て、もろに詩穂の攻撃を受ける)」
詩穂「…え…?明…菜…?やだ…明菜…明菜!!!!!!(明菜に駆け寄って支える)なんで…なんでなの明菜…!!」
明菜「…お姉…ちゃん…私……あの人…恨んでた……でも…あの人は……優しい人…なんだよ…?私……知ってるんだ……ちゃんと反省して……心を閉ざした人達に……直接…謝りに行ってた…こと……」
詩穂「え…?」
明菜「お願い……許して…あげて……私は…お姉ちゃんに…同じ過ちを…犯してもらいたく…ない……ガハッ!!!(血を吐く)」
詩穂「明菜!!!!」
明菜「はぁ…はぁ…(力もない笑顔を浮かべる)お姉ちゃん……私ね…よく…寝る子だって…言われてたけど……お姉ちゃんの…側で寝るのが……一番…好き…だったんだ……」
詩穂「だめ…もう喋らないで!!!貴方まで居なくなったら…私はどうしたらいいの…!!!」
明菜「…お姉ちゃん…なら…大丈夫……私…眠くなってきちゃった……お姉ちゃん……大好き…だよ(目を瞑り、ガクッとなる)」
詩穂「…え…?明…菜…?………あ、あぁぁ…!!!!!うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
ユリウス「(拍手をしながら詩穂の前に歩いてくる)…これが、
復讐劇の結末にござあい……その身をもって体感した感想は如何かな?
クックックックッ……我はまっこと…面白うありましたが
(拍手を止めると薄ら笑いを浮かべ)」
ファウスト「呼ばれてなくとも私参上!悲痛な叫びが聴こえたので、
急遽やって参りましたァ!!…患者は、何処…に…
…ユリウス!?(巨大な扉から現れるが、ユリウスの姿を見ると
声を裏返して驚き)」
・・・・・血は流さない戦いだって言ってたけど・・・・こんな事になるなんてね・・・・・(明菜に近づく)byヒサノ
詩穂・・・・・・(すると、みんなが希美の方に駆け寄る)by希美
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