ヤンデレ。 2019-04-16 16:33:51 |
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(彼の方は一体何を頼むのだろうと密かに興味を抱いていたところ、存外渋いチョイスを耳にしては先刻の彼を真似るごとく「ほう」と思わず声を漏らし。そして次の瞬間、息を飲む。フードを下ろした彼の横顔はまるで彫刻のような美しさを湛えており、同じ男だというのに目を奪われて仕方が無かった。束の間ぽかんと放心状態に陥りつつも此方に声を掛けられればハッと我に返り、平常通りの緩い笑みを浮かべながら「そう?類は友を呼ぶってやつかなぁ。お兄さんも大概変わってるし暇そうに見えたよ」否定はせず、歯に衣着せぬ物言いで応じ。ふと彼の首筋に目を留めれば好奇心のままに凝視しつつ「…それに“血の匂い”が云々とか言ってたし、こんなところにタトゥー入れちゃってるし、クレイジーの塊って感じ。絶対堅気じゃないでしょ」と間延びした口調でつらつら述べて。)
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