駄菓子屋 -寝猫堂- [無登録]

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⇒秋くん

ふふ、……食べ放題かい？秋くんなら構わないよ、なんならきみの好きなお菓子を多めに仕入れようか。
(整った相手の顔があらぬ方向を向けば薄らと朱の刷かれた頬が目に入り、案外子どもらしくて可愛い等という感想を抱いて益々頬を緩ませるもふと紡がれた提案にはきょとりと目を丸めて首を傾げ、しかしすぐに了承し頷いては少しばかりの茶目っ気を出して返答してみせ。咄嗟に手を掴んだ瞬間の相手の反応を見ては気持ち悪い人間だと思われてしまっただろうかと微かな絶望と諦めにも似た心地を覚えて知らず知らずのうちに表情を歪ませて俯くも、不意に聞こえてきた相手の笑い声には思わずぽかんと唇を半開きにして呆然と相手を見つめ。続けて紡がれた己を許す言葉にほっと安堵したのも束の間、不意に立ち上がった相手の体温が己の頬へ触れていることに気付いては先刻まで年齢相応の照れ方をしていた相手とは思えぬ変貌ぶりに酷く狼狽え彼方此方へ視線を彷徨わせながら必死に言葉を紡ぎ)
……ッ……秋、くん、…大人を揶揄うものではないよ、