ヤンデレに愛された吸血鬼

………………………………(睨み)

テオ）でも、そうだね。一部なら食べてもいいよ。左腕とか、足とか、指とか。そのくらいならすぐに再生するからさ。吸血鬼の血がお気に召すか分からないけど。

………………(俯いて)

テオ）どうしたの？俯いて...

……………………喰い殺す…(睨み)

テオ）会えなくてもいい、自分の中で生き続けるならと解釈していいのかな？
テオは、ふぅっとため息をつく。実際、囚われている自分に逃げ場はない。手錠と足枷に繋がれている上代で逃げれるわけがないと、分かっているからだ。

………………いいのか？(見つめ)

テオ）この牢獄に出口はない。そして、俺は最後君に喰らわれる運命(さだめ)逃げる場所がなければ、この手錠と足枷を外すことも出来ない。死が早くなっただけだろう？食い殺すってことは、俺の姿は見えなくなってもいいってことだろう。残さず喰えよ。じゃないと、急所を狙われようが、頭を喰らわれようが、再生するから。
テオは、寂しそうに笑った。ゆうきの中で肉片として生きても、ゆうきに会えなくなるのが寂しいのだ。

…………………………(見つめ)

テオ）どうしたの？殺すならさっさとしたら？

……………………………っ…(逃げ)

テオ）逃げた。
テオはただただ、逃げていくゆうきを見ていた。そして壁にもたれる。
テオ）それにしても、喉渇いてしょうがないな。自分の血じゃ意味ないんだよ。しょうがない、次来たときにお願いしよう。

……………………なんか、楽しくない。

テオ）暇だな～太陽は差さないから、居心地はいいけど。

………………なんか、楽しくない。

テオは牢獄の中をごろごろする。
テオ）面白いことないかな～？

……………………なんか、楽しくない。

テオ）我慢できない...ん？
テオは、牢獄の奥に梯子があるのに気付いた。
テオ）もしかして...
テオは、そっと手をかけた。錆びているが登れそうだ。
テオ）よし。
テオは手と足が動く範囲で梯子を上った。
そして、明かりが見えてきた。
テオ）せーのっ！
開けてみると、ゆうきの住んでいる家の廊下だった。
テオ）ゆうきの匂いは...
テオは、ゆうきの匂いを辿り、一つのドアの前に来た。そして、ノックした。
コンコン

楽しくない。やめる。

中の人）わかりました。無理強いはしないから、ゆうきさんのトピでは、引き続きよろしくお願いします。