とある優秀な生徒 2019-04-13 23:46:26 |
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そうだな……出雲は学校好きか?
(明日からまた学校、それを聞いてクラスメイトを思い出し。自分は学校が嫌いではないが、相手はどうだろうと首傾げ)
(/返信遅くなって申し訳ございません…!)
うん、好きだよ…
(笑顔で答え少しの陰りを隠しては「明飛君も学校、好き?」と同じ問い掛けをして)
(/いろいろ忙しかったみたいですね。お疲れ様です。こちらも遅れて申し訳ありません)
……まあ、それなりに
(なにか隠しているのでは。ちらりと射るように鋭い視線で出雲を見るも、まだいいかとすぐにいつもの目付きに戻って)
(/お気になさらず。 学校始まってしまったので返信遅くなります…)
もっと頑張って明飛君みたいになりたいな
(いつも一人でいるイメージなので、寂しくないのかなと疑問に思いつつ「卒業までもっともっと腕上げたい」それには触れずに他の話題をして)
うん、明飛君にそう言われたら出来る気がしてきた
(嬉しくなりニヤけてしまいそうになるのを抑えながら「明飛君ありがとう」相手に感謝を告げて)
(/お疲れ様です。お返事は無理のないペースで大丈夫ですよ)
楽しみにしてる
(出雲が自分に追いついたら、良きライバルにでもなるんじゃないだろうか。そんな日を想像しては自分ももっと努力しなければ、そう考えながら自然に笑い)
(/ありがとうございます。)
出雲は頑張りすぎないようにな
(相当の努力家であろう出雲にそう伝えれば、少し間を置いて「こちらこそありがとう」と付け加えて)
…また明日
(出雲が見えなくなっても、しばらくの間手を振っていて。これで明日からは余裕を持って行動できそうだと思いながら帰路につき)
…今夜は此処にしよう
(一日の終わりに、人気の無い空き地を見つけては魔法の特訓を始めて。ふと、笑顔を見せてくれた明飛君を思い出しては手を止めて暫く考え込み)
あー…明日の準備しないとな…
(家に着くなり考え出したのは学校のことで。明日は体力つくりの一環で、そういえば1500m走が予定されていたことを思い出せば服を着替えてランニングを始め、)
…美味し
(自販機でスポーツドリンクを買い、その中身を一気に飲み干し。随分風が強くなってきたなと呑気に考えつつまた走り出して)
…っ
(体力がついていけず膝をつくと風が止み「…まだまだ、だなぁ」笑いながらそのまま地面に倒れ。星が綺麗、と夜空を見上げて)
一日に2回も会うなんてな
(ジャージ姿のまま、上から出雲を覗き込んで。「…邪魔か」もしかして出雲は夜空を見ていたかもしれないと、すぐ隣に腰を下ろし)
ああ…やっぱり、現実には敵わない
(出雲と同じように夜空を見上げ、プラネタリウムで見た夜空や、自分で作りだした夜空と比べ物にならない程綺麗な空を静かに見つめて)
俺の…? そうだったら
(「そうだったら破壊魔法なんて使えないよ」という言葉を途中で飲み込み、「出雲の魔法は綺麗だ、落ち着く」と独り言のように呟き)
明日の為にもな
(沢山動く予定の前日に夜更かしは禁物、と誰に言うわけでもなく付け足して。出雲に続くように立ち上がっては「…帰るか」)
今日は沢山明飛君と話したね…
(ゆっくりと歩き出しながら「クールだけじゃない一面も見ることできて嬉しかった」と明飛君の顔をみて微笑み)
…そんなの、皆の思い込みだろ
(クールに見えるのを狙っているわけではないのだが。顔を見て微笑まれれば気恥ずかしくなって顔を逸らし)
…ありがとな
(まだ話すようになって日が浅い出雲からそんな言葉をかけられるとは思っておらず、照れ隠しかまたいつもの表情に戻って)
どういたしまして
(普段の表情に戻ってしまい、少し残念に思うもふれず。十字路に差し掛かり「じゃ、また明日、学校でね」駆け足でその場から去り)
ああ
(気をつけて、そう付け足して自分も家に帰ればコップに水を汲みつつ、普段からああやって夜遅くも練習しているのだろうかと出雲のことを考えて)
眠い…
(翌朝、歩いて登校しながら瞼を擦り「徹夜しちゃった」あの後、場所を変えて幻覚魔法の実戦の練習をしたので睡魔に悩まされ)
…誰もいないか
(早くに目が覚めてしまい、少し迷ったが登校して。教室のドアを開ければまだ誰もおらず、ふわふわの猫を紙に描いては実際に猫を出してみせ、)
早かったかな
(まだ登校時間にしては早かったため、静かな廊下を一人で歩き「あれ、もう誰か来てるのかな」気配を感じると教室の前で立ち止まり)、
よしよし、かわいいなーおまえ
(かりかりと猫を撫でながら、まだ誰も来ないだろうと思っていて出雲の気配に気づかず。猫と戯れる表情は幼い少年のようであり)
…あ、いや、おい、いつからいたんだ
(ふと気配を感じ、ちらりと振り返れば出雲がいて。いつから居たのだろうか、かなり焦りながら猫を抱きつつ出雲に近づき)
…今来たばかりだよ
(あたふたしてる明飛君に微笑みながら、おはよ、と挨拶すると「かわいい…撫でていい?」抱っこされてる猫に顔を近づけて)
はい
(ずい、と猫を差し出して。猫の様子を見て、出雲のことを気にいったのだと判断すれば「こいつ、人が多くなると消えるんだ」と猫の頭を撫で、)
変なとこ見られたな…
(まさかこんなに早く誰かが来るとは。そう思って時計を確認すれば、自分が登校してきたよりもかなり時間がたっていて。「出雲ならまあ、良いか」)
明飛くんって、いつもこんなに早いの?
(ネコを抱っこしながら、時計を見る明飛くんに「みんなの知らない明飛くんは優しい眼をしてるね」ネコの鼻を撫でては小さな声で)
…まあ、暇だからな
(テストが近くなれば、さらに早くなるだろうと考えつつ。優しい眼をしている、その言葉を否定しようと口を開いた瞬間、遮るように「にゃう」と猫が鳴き。)
誰もいないと教室も広いよね
(暇だと答える相手に視線を向けては、本当は一人で努力したり大変なんだろうなと思いつつ。ネコの鳴き声に微笑み「だよね、このコもそうだって言ってるよ」と燥いでみせて)
あんまりそう言うこと言うな、
(調子が狂う、そう付け足せば近くの席に座り、「出雲は毎日、この時間に来るのか?」ごく自然に足を組み、頬杖を付きながら問いかけ)
落ち着いて勉強できるから
(参考書を開くとマーカーや付箋でチェックした箇所を確認しながらノートに書き込みをして「少しでも頑張って上を目指したいから」)
…出雲の隣がいいんだって
(応援しているのか、自分の隣にいた猫がとことこと出雲の隣に移動して。頑張っても報われないのが世の理だ、そう心の中で呟いては少しだけ口元を歪ませ)
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