春川佑冴 2019-04-04 16:57:19 |
![]() |
通報 |
俺?
そうだなー…
俺の死んだ父さんがパティシエだったんだよ。
小さいお店だったけど、優しくて暖かいお菓子作る人でさ。
…小さいながらにそれに感動して“お父さんみたいになりたい”って思ったのが原点、かな?
あの頃はまだ虐待とかも無くて、幸せだったし…
(過去に思いを馳せつつ、微笑み)
そう…なんだ…(聞いてはいけなかったと焦りつつ)
僕はね、夢なんて無いんだ。ただただ絵を描く。それだけ。(悲しそうに微笑むと立ち上がり)
お腹空いたな。なんか有ったっけ?(冷蔵庫を見に行く時腰を擦り)
?
あぁ、そんな焦らなくていいよ。(へらりと微笑み)
…夢、か…んー見つけたらでいいんじゃないかな?
もしかしたらひょんなことで見つかるかもしれないし(微笑み)
ん?このケーキなら有るけど…食べる?
(先程の桜のケーキを指さし)
(熱々のお湯を茶葉に注ぎ)
あっちぃ!!!掛かった……(あっちぃ!と大声をあげるが、冷静に小声になり)
凉希?どーぞ。(紅茶をテーブルに置いて)
あ、ありが…!!
ばかっ!
(火傷に気付き直ぐに水で冷やし)
馬鹿じゃねーの!?ちょっとそこで冷やしてて!
(保冷剤を取りに行き)
え……バレた?(「隠してたのに…」と呟き)
馬鹿では……無いよね。いや、馬鹿かも。(そう言うとふら~と歩いて)
火傷位平気だよ……僕の体に跡が残る位……(相手に微笑んで言うが、最後の方は、遠い凉希には聞こえず。※耳を澄ませば聞こえる)
馬鹿だ…っ!佑冴の馬鹿!!全然良くない!!
佑冴だって!好きなやつの体に火傷残るの嫌だろ!?
(聞こえた声に怒り、保冷剤で患部を、冷やして)
冷たっ!(保冷剤にビクッとなり)
そう、だね。馬鹿だよな……(腕の自傷の傷は三本程増えている)
嫌だね……凉希の体に跡が残るのは……
あ、ごめん…
っ…だろ?俺も佑冴の体に傷付くの嫌なの…
だから、すぐ対応して欲しい…
(傷を見つけるが、気持ちを押し殺し優しく伝え)
どう対処していいか分からないんだよ……(腕の傷を隠して)
何時もと違うからさ。自傷の本数は減ってきてるよ。(紅茶を飲む)
さあ、ケーキ食べよ?それとも僕の唇食べる?(悪戯っぽく笑い)
…傷付けたくなったら俺に言って…?
代わりに俺のを切ればいいから(自分の腕を出しつつ)
本当?
!…ケーキ食べる…
(照れつつ)
…めだよ!駄目だよ!!りょ、凉希を傷つけられる訳ないだろ?!(若干キレつつ)
自分を……自分を傷つけたいからしてるのに……!!(ぐすっと鼻をすすり)
………。(頷くとケーキを口に含む。完食するとドタバタと部屋に籠る)
俺は、佑冴を傷つけて欲しくないんだよ…っ
ゆー、ご…?
…美味しくなかったのか…
(悔しくて顔を歪めつつ)
…駄目だなー、俺…
…さんきゅ…
は、ぁ…駄目、か…っ
俺は父さんみたいに大切な人を笑顔に
できねーんだな…っ、クソ…っ
ごめんなさい…
(泣きそうになりつつ、ケーキを捨て)
トピック検索 |