姫百合さくら 2019-04-03 19:34:55 |
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十神「何か間違った事を言っているか?俺達はこいつのせいでこんな事に巻き込まれたかもしれないんだぞ?こいつの才能のせいでな」
新「っ……」
姫百合さくら
……たとえ間違ったことを
言ってなかったとしても、正論は時には
凶器になるんだからさ。
十神くんならさ、分からない筈は無いでしょ?
十神「!…ちっ」
新「いや…十神の言う通りかもな。俺のせいでこんな事になったかもしれないし…こんな才能持ったせいで、みんなも…」
赤松「そんなことないよ!!!新君のせいじゃない!!!確かに新君の才能が起こした事だとしても…悪いのは…あのモノクマだよ!全部が全部、新君のせいとは限らないでしょ?」
新「赤松…」
赤松「私はコロシアイなんかしないし…絶対にさせない。モノクマなんかの思い通りになんかさせたくない!!私はみんなでここから生きて脱出したいの!!それで…脱出して…みんなと友達になりたい」
沢渡「友達…?」
大河「だったら尚更、ここから出ねぇとな」
沢渡「友達になる気は無いけど…ここから出る策を考えなきゃね」
十神「…ふん、くだらん。だが、まぁいいだろう…協力はしてやる」
赤松「みんな…みんなで力を合わせれば、きっとなんとかなる。だからさ…新君も、希望を捨てないで頑張ろうよ。ね!」
新「…赤松……あぁ、そうだな。ごめん…またネガティヴになってたな。モノクマなんかに負けられないもんな」
赤松「うん!」
モノクマ「うーん?なんか僕が思ってたのと違う展開だけど…まぁどっちでもいいや!!!それでは…ようこそ!!絶望学園へ!!!絶望と恐怖が入り混じる新学期!!さぁ…楽しいコロシアイ学校生活の始まりだ!!うぷぷぷ…アーッハッハッハッハ!!!!」
紫苑:こんな友情ごっこみてえのはあんまり好きじゃねえんだが…仕方ねえ。俺も死ぬのだけは御免だからな。
東条:私も微力ながら協力させてもらうわ。
左右田:みんなで生きて脱出するんだ!
隆星:えい、えい、おー…(小声)
沢渡「…で、あんた名前はなんて言うの?」
大河「あ、俺か?俺は西川大河。超高校級のガンナーだ」
新「あ、だからエアガンを?」
大河「あぁ、元々エアガンとかが趣味だからな」
姫百合さくら
あ、先に言っておくね…。僕の翔は、
すっごく乱暴な人格なんだ。
襲い掛かられたら、逆にその人を
殺しちゃうかもしれないくらいの。
大河「凶暴なのかよ…」
赤松「所で…その眼帯、どうしたの?」
大河「あー…これか?これはなんつーか…俺って左目が悪くってさ。まぁ訳ありっつーか…」
沢渡「いや、不安要素のある奴はまだいるよ。西川とか…十神とか…波野とかね」
大河「やっぱ疑われちゃうよな…
十神「おい、なんで俺まで入っているんだ」
新「そ…そんなの起こすわけには行かないよ。コロシアイなんて…絶対」
十神「で?これからどうするんだ?出口を探すにしても、そんな簡単に見つかるわけ…」
大河「な、なぁ…出口なら…俺、それっぽいとこ知ってるぞ」
二人「…え、えぇぇぇぇぇ?!!!」
赤松「そ、それってどこかわかる!?」
新「てかそれ早く言ってよ!!!」
大河「いやー、中々言うタイミングがなくってよー」
沢渡「…簡単に見つかったけど?十神」
十神「なんだと…そんなバカな…」
大河「あぁ、つーかそこで俺倒れてたんだよ」
赤松「と、とにかく、そこに案内して!」
大河「がってん承知!そんじゃ俺について来てくれ!!!(走り出す)」
新「ちょ、待てよ西川!(走り出そうとするも勢い余ってすっ転ぶ)いだっ」
赤松「だ…大丈夫…?」
新「日常茶判事だから平気だよ…」
東条:そんなに簡単に逃してくれるかしら。
紫苑:だよな。おい、何が起こるかわからないから慎重に進めよ。
大河「ガンナーでも、ちゃんと瞬発力とかそういう運動神経がねぇとな。それに、俺って結構体育会系な方なんだぜ?」
赤松「確かに…西川君ってそんな感じするよね」
新「確かに…なんかガタイもいいっていうか…」
大河「ちゃんと鍛えたりしてるからな!」
十神「くだらん…鍛えるなど、時間の無駄に過ぎない」
沢渡「お坊ちゃんは鍛えなくても周りが守ってくれるもんね」
紫苑:……おし。覚悟は出来た。とりあえず俺からマンホールの中に飛び込んでみる。お前らも続いてこいよ。
十神「なんであろうと、この俺に不可能というものはない。大人しく俺についてくればいい」
大河「おっ、頼りになるじゃねぇか。頼むぜ御曹司!」
十神「ふん」
新「西川って…誰に対しても明るいよな…」
大河「そうか?」
大河「そんじゃ俺も!(マンホールの中に入る)」
赤松「ほんと元気だなー……ん?沢渡さん、どうしたの?」
沢渡「いや…今のあいつの反応がちょっと気になって…」
赤松「そう?」
白ヶ峰咲夜
図星突いちゃった系かも~?
姫百合さくら
咲夜くん、キミは…
白ヶ峰咲夜
あー、はいはい。遠慮知らない、でしょ~?
赤松「…何かあったのかな。西川くん…」
十神「あいつの事情など知ったことか。気にするほどでもないだろ」
赤松「ちょっと十神くん!!デリカシーがないよ!!」
大河「お前らー!!!!大丈夫そうだぞー!!!!(マンホールから声がする)」
新「!西川の声だ!!大丈夫だって!!」
沢渡「…なんかこいつイラッとするな…」
赤松「け、ケンカはダメだからね!?」
沢渡「言われなくてもわかってるよ。とにかくさっさと行くよ(マンホールに入っていく)」
赤松「あ!待ってよ沢渡さん!(マンホールに入る)」
新「俺も行く!!(マンホールに入る)」
十神「なぜ俺まで汚い下水道の様なとこに入らなくちゃならないんだ…(マンホールにはいる)」
白ヶ峰咲夜
さくらっちー、行こうぜ~?
姫百合さくら
…本当に咲夜くん、キミって奴は…
白ヶ峰咲夜
あー、うるせぇ~!
オレは本能のままに生きてるだけなんだぜ~♪
姫百合さくら
…つばき。春馬くん、菊乃くん、雛乃くん、
春川さん…それと、真宮寺くんと獄原くんと…
白銀さんも行こっか。
赤松「新君がはしごから降りる時に足滑らせて頭打ったけど大丈夫だよー!!!」
沢渡「それ大丈夫とは言わないから…」
大河「ん?あ!お、おい!出口みつけたぞ!!!」
赤松「え!?ほ、ほんと!?」
新「すごい…ほんとに出口あったんだ…!」
十神「出口という看板もあるな…」
大河「じゃあ、ここが出口って事だよな!!!」
新「………(これが出口…?あまりにもあっさりと見つけてしまうなんて………何か嫌な予感がする…)」
沢渡「………本当に出口なの?」
大河「え?」
沢渡「そんな出口と書かれた看板があるんだよ?それに…ここには他の教室にもあって大きなテレビもある…明らかに罠の可能性が高いよ」
新「沢渡…」
赤松「でも、行ってみないとわからないよ。私達はここから出てみんなで友達になるんだからさ!それに、超高校級同士が協力し合えば、恐れるものなんてないよ!!」
大河「赤松の言う通りだな!全員力を合わせればなんとかなる!!」
十神「まぁ、俺がいる限り不可能なことはないがな」
沢渡「…どうなっても知らないからね」
赤松「波野君はどうする?」
新「え、お、俺は………じゃあ…俺も行く…」
大河「よし!!!そうと決まったら早く行こうぜ!!!」
沢渡「もうちょっと考えて行動しなさいよ…」
新「(人の意見に流されちゃった…俺の悪い癖だ…)」
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