ビギナーさん 2019-03-29 20:50:29 |
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おー、いいねぇ。さっすが愛莉、いつも思ってたけど、やっぱセンス良いよね。
(携帯を直し服を見れば晴に似合いそうだと思い微笑んで)
──あたしを誰だと思ってるのよ。一茶の服も選んであげてもいいけど?
(胸の前で腕を組みながら自慢げに答え、少し悪戯っぽく笑いながら問いかけ)
んー…あ、これとかどう?一茶はなんでも似合うと思うけどあたし的にこれがいいと思う。
(数枚手に取れば遠目から服をかざして悩み、一枚手に取れば問いかけ)
あ、この服可愛い…晴褒めてくれるかな、なーんて。晴に限ってそれはないか。あ、これもお願い。
(気に入った服を手に取れば自分に当て独り言を呟き、買うつもりなのか何着か店員に在庫を用意させ一茶が着替えるのを待っており)
ほんと?ありがとう。
──ねぇ愛莉、買い物終わったらご飯でも行かない?美味しいところあるんだ。
(似合ってると言われれば嬉しそうに微笑み、このまま着ていくことを店員に告げると椅子に座り問いかけ)
嫉妬というより焦ってる感じかな。
なんで一茶が愛莉と?、みたいな。あとはね、夜遅くなんなよ、とか絶対家まで送れよ、とか。
何の話してるんだ。って凄く聞いてくるし、もう無視しようかな。
(メール内容を言えば、無視しよう。と冗談を交えつつ笑っていて)
焦ってる…か。ねえ、そのまま無視しちゃえばいいんじゃない?それくらいしないと晴絶対気付かないから。
(一茶の冗談に半分本気になれば「早くご飯行こ?」と服を引っ張り)
あー、お腹すいた。それにしても今日はいい買い物できたからよかった。…一茶ありがと。
(車に乗り込めば足を組み、先程買った服が入っている紙袋に視線を移したあとちらりと一茶を見ればぽつりとお礼を言って)
えっ、うわっ…なにこれすっごく嬉しいんだけど…俺も楽しかったよ。
(お礼を言われると思っておらずふいの言葉に戸惑うもとても嬉しそうに微笑み、今自分が着ている貴方が選んだ服を大切そうに見て)
ふふっ、そうだね。驚きすぎて失礼だったかな。
──あ、ここだよ。
(自分が驚きすぎたことに少し笑ってしまい失礼かと詫びるも楽しそうにしているといつの間にか車が店の前に着き)
うん、お気に入りなんだ。中はもっと綺麗だよ、デートにはいいと思うな。
(車からおりると店内に入り、オーナーと顔見知りなのか挨拶を軽く交わすと奥のテーブルに案内され)
…そう?ま、いつか誘ってみる…。ねえ、一茶のオススメってないの?
(一茶の言葉に頷きながら呟き。メニュー表を見つめながら問いかけ)
…愛莉海老好き?オマールブルーのソテー美味しいよ。俺はこれにする。後はお任せ、メインに合うようなコースにしてもらうかな。
(おすすめを聞かれれば少し悩んだあとメインのお気に入りを言い、注文を決めたためメニュー表を閉じて)
海老好き。じゃあ…あたしも一茶と同じやつにする。ね、1枚記念に撮っていい?
(こちらもメニュー表を閉じればお冷をひと口飲み。その後携帯を取り出せばカメラを起動させ返事を聞く間もなくインカメラにすればカメラに笑顔を向けシャッターを押し)
じゃあ…早速、──よしっ、じゃーんっ。
(一茶の言葉に楽しそうに頷けば慣れた手つきで携帯を操作し、先程の写真を待ち受けにして見せて)
おぉ~。愛莉はどうやって見せる?
俺の携帯なら手が離せないとか、適当な理由つけて代わりに見てもらうこと出来るけど、愛莉のは気にしそうだから。
(貴方の携帯画面を見ると益々楽しくなり、続いて自分も携帯を操作して待ち受け画面を先程の写真にすると晴への見せ方を相談して)
わざと携帯を机の上に置きっぱなしにしておくとか…それくらいしか思いつかないんだけど。
(一茶の話に相槌をうちながら頷き。ふと考えた提案はこれだけしかなく不安気な表情を浮かべながら上手くいくかな…と呟いて)
うん。でも今頃晴俺達のこと気になって仕方ないだろうな~。普段無視しないから。
(作戦も決まり微笑み、前菜を終え運ばれたスープを食べようとスプーンを持つも、現在の晴の様子が簡単に想像できてしまいクスッと笑い)
そわそわしてそこら辺歩き回ってそう。──あ、このスープ美味しい…!
(こちらも想像ができたのか可笑しそうに笑ったあと、スープをひと口啜れば頬を緩ませて)
ある意味一茶とデートしてよかったかも。こんな美味しいお店あったの知らなかったし…連れてきてくれてありがと。
(スプーンを口に運び頬を緩めればぽつりと呟くも、若干照れくさいのか視線は合わせずにいて)
…うわっ、可愛いこと言うね~。こちらこそありがと、またデートしてよ。俺も楽しいし、喜んでもらえるのも嬉しいし。
晴は幸せ者だね、愛莉に好きになってもらえて。
(視線を合わせずお礼を言う姿と、今日もずっと晴のことで頭を悩ませ一途に想い続ける姿に可愛さと同時に羨ましいとも感じてしまうが隠すようにして終止笑顔を絶やさず)
ま、晴と付き合ってなかったらデートしてあげるけど?…一茶は好きな人とかいないの?
(いっの笑顔につられこちらも笑顔を見せ、以前から気になっていた事を尋ねてみて)
付き合ってたらデートもダメなんだ…。俺?いないね。
(交際していてもデートは浮気ではないと思っていたため驚くも彼女らしいと思い、自分の好きな人を問われればそのままの本心を言いながら運ばれたポワソンを食べ)
だってそれ…浮気になるんじゃないの?友達として遊びに行くんなら大丈夫かもしれないけど…。ふうん、好きな人作ればいいのに。
(驚いた表情で一茶を見つめながらぽつり呟けばこちらもひと口食べ頬緩めて)
デートは浮気じゃないと思ってたよ。だって好きな人出来たら自由に遊べないでしょ?
(本心で言っているため何の悪そぶりも無さそうに微笑んでいて)
じゃあさ、一茶が思う浮気ってどこから?あたしの中では2人で遊びに行ってる時点で浮気になるんだけど
(一茶の言葉に少しだけ顔を歪ませれば食べる手を止めて問いかけて)
う~ん…難しいけど、口にキスしたらかな。でも遊びに行ったらは早くない?彼氏できたら話し合った方がいいと思うけど…。
(少し考え答えるも相手の浮気基準に驚き、誰でも遊びなら行きそうだと思い控え目に提案して)
どうだろうね。でも愛莉って意外と束縛彼女だったりして~。
(晴なら受け入れそうだなと思いつつ期待させても悪いと思えば自分の予想は言わず、貴方の浮気基準からあえてからかうように言い)
いえ、何でもありません。
お、美味しそうだなぁ。
(睨まれれば即座に謝り、話題を変えようと料理に視線をうつして自分もナイフとフォークを手に取り)
…なーんて、あたしがそんなことするわけないでしょ。
(声に反応すれば伸ばしていた手を止め軽く咳払いをし何事もなかったように食べ進めていき)
そっか。ねぇ愛莉はさ…あ、晴から電話だ。出ない方がいい?
(貴方を見て微笑むと食べ始め、違う話題を振ろうとするも携帯のバイブで電話に気付き晴からだと分かれば出るべきか相談して)
…さすがにまた無視っていうのも可哀想だし、出てあげたら?
(何かを言いかけた一茶に対し首傾げていれば、電話のことを問いかけられ視線を逸らしながら呟き)
うん。──晴心配してくれてるのかな。場所を聞き出して迎えに来たりとか?…それはないか。
(離れた場所に向かう一茶を目で追いながらぶつぶつと独り言を呟き)
もしもし─────。
──ごめん、愛莉。晴来ちゃう。
何かね、返事こないから心配で探し回ってたんだって。それで店聞いてきたけどさ、デートだから嫌って断ったら、デートが気に入らなかったのかな…?
「お前らがいる店じゃないともう二度と飯食わねぇ、お前のせいで腹減って死にそうだ、俺を殺す気か」とかよくわかんないこと喚くから言っちゃった…。どうする?個室して会わないようにする?
(電話が切れると小走りで戻りまさか探し回っていると考えていなかったため自分でも驚きながら状況を説明すれば貴方が晴に会いたくないのではと心配して)
えっ?!晴が来るの?…まだ会いたくないかも。一茶ごめん、個室の部屋用意してもらいたいんだけど。
(まさかの言葉に目を見開き声を上げて。その後一茶の説明を聞けばやはりまだ会いづらいものがあり、無理を承知でお願いしてみて)
うん、分かった。晴が来ても案内しないように言っておくよ。ちょっと待ってて。
(個室を頼まれれば承諾し、常連のためすぐに店のオーナーを呼べば個室の準備と晴とは別にするように告げて)
うん。
───ほんと無茶苦茶だなぁ。
(貴方の背中を見送ると先程の電話内容を思い出しずっと探し続けていたことが晴らしいとも感じていると無意識に独り言を呟いて)
やべぇ…マジで腹へった。っつか一茶のやつ俺が探してたこと言ってねぇよな…。
(一茶から聞き出した店に着くと探し回っていたため疲れきっており、すぐに店に入ろうとするも手前でふと探していたことが貴方に知られれば迷惑だと思われるのではないかと心配になれば中に入るのを躊躇い)
──…はあ、晴もうお店来てるのかな…。部屋戻ってるときに途中で会ったらどうしよう…大丈夫だよね、個室だし会うわけないよね。
(化粧を直している手を止め鏡に映る自分を見つめながら小さなため息混じりに独り言を呟き。一通り化粧を直し終えるとポーチを片手に個室へと歩き出して)
──よしっ。
(不安な気持ちを払うように一言発するとそれを合図のように店に入り、一茶達のことをウェイターに尋ねるも二人っきりでの個室希望だと聞けば内心もやもやしている自分を不思議に思いつつ仕方なく御一人様として案内され廊下を歩いていて)
……え、あれ晴…?ど、どうしよう。このままだと会っちゃう…!
(廊下を歩いていれば反対側から晴が来ている事に気付き慌てて近くの個室へと身を隠し)
……くそっ、会いてぇ。
(貴方に会いたくなってしまうも一茶とデートしていること、避けられていることにとても不愉快を感じながら暗い表情で独り言を呟いて)
…まだいる…早くどっか行ってくれなきゃ一茶の所に行けないじゃんっ…。
(そっと個室の扉を開け廊下の様子を見ながらぽつり呟き出るタイミングを見計らっていて)
……よし、今のうちに一茶のところに戻ろ。──ごめん、ちょっと遅くなっちゃった。思いのほか化粧上手くいかなくて…
(晴の様子を伺いながらようやく個室を出れば急いで一茶の元へと戻り、敢えて晴を見かけたことを伝えず)
ううん、全然大丈夫だよ。女の子を待つのは慣れてるから。でもそろそろ晴来たかな~?会わなきゃいいけど。
(ニコッと微笑み待ったことを気にする素振りもなく、それよりも晴と偶然にも会ってしまわないかが気になり)
さすが一茶。女の子の扱い慣れてるもんねー。──…あ、うん。そうだね…っ。
(若干棒読みに返しながらも晴の名前を聞くと一瞬間が開けば、誤魔化すかのようににこっと笑い答えて)
…ん?会いたく…なった…?
(返事に何か違和感を感じるも確信はなく気持ちに変化があったのではないかと憶測で尋ねると同時に一茶の携帯に晴からのメールが入り)
──…べ、別に。そんな訳ないでしょ。…ねえ、デザート食べていい?
(若干図星をつかれたのかふい、と視線を逸らしながら素っ気なく返事を返せばメニューを手に取り一茶に視線を向け)
うん、勿論いいよ。でもそっか、違うんだ。愛莉晴のこと大好きだからさ、てっきり探してくれてるの嬉しいのかと思ってた。あ、俺アイスにしようかな。
(デザートへの返事はするも話を晴に戻したがあまり晴のことを言って機嫌を損ないたくないためすぐにデザートの話題に戻して)
──別に、嬉しいとかじゃないから。あたしこれにする。
(ふい、と視線を逸らしながら呟けば再びメニューを見つめ、ティラミスを指差し「ねえ、この後ってどうするの?」と先程見た晴の姿を思い浮かべると「もしかして…晴に会うとか?」と問いかけ)
わかった。
──いや、会わないよ。会いたくないでしょ?
(ウェイターにデザートを注文すれば安心させるように微笑み晴には会う気はないことを告げ)
うん。でも気が変わったらいつでも言ってね。
(今更会いたくなったとは言いづらくなっていた場合のことを心配して上記を言うと晴も落ち込んでいるのではないかと心配し後程連絡しておこうと考え)
うん、ありがと。──あ、デザートきた。
(一茶の優しい気使いにぽつりとお礼を告げると、運ばれてきたデザートに早速手をつけティラミスをひと口食べ)
…ん!このティラミス美味しい。一茶も食べる?
( 満足気な表情でティラミスを食べ進め、スプーンで掬ったティラミスを一茶に差し出し)
…いや…間接キスとか、いいの?
(ティラミスを食べさせてもらい自分の方が照れてしまっていることに意外性を感じながらも晴に絶対報告しようと思いつつ念のため間接キスは大丈夫なのか確認をして)
…は?今更何言ってんの。そういう事いちいち気にしなくていいからっ…
(一茶の言葉にハッと我に帰れば気恥ずかしくなったのか口調を荒らげふい、と顔背け)
あ…はいはい。─愛莉って、可愛いね。…うん、絶対晴と上手くいってよ。で、二人の結婚式で俺が二人のキューピッドだって言ってね。
(急に態度をかえる貴方にクスッと微笑めば今日二人で過ごした時間から可愛いと感じたため呟くと本気で晴との仲を持ちたいと思い)
…け、結婚って…!気が早すぎるんだけど。そもそもまだ付き合ってもないのに…それに結婚まで行くとは限らないでしょ。──まあでも一茶がキューピットっていうのはほんとだからその時はそう言うけど…
(一茶の言葉に内心嬉しく思いながらも目を見開きながら驚き。敢えて可愛いと言われたことに対しては何も触れずさり気なく視線を逸らし)
結婚するでしょ。お似合いだし、性格の相性良いじゃん。──言ってもらうの楽しみだなぁ。
(以前から二人が合っていると感じていたため結婚すると当たり前のように言い、結婚式では自分の話をしてもらえると分かれば嬉しそうにして)
…ねえ、もしそれで結婚しなかったら一茶のせいにするからね?ていうかそもそも晴が結婚まで考える?
(自信満々な様子で語る一茶を横目でじとりと見つめれば未だに信じられないと言ったように晴のことを問いかけ)
考えるでしょ。あの神楽木家だよ?
(三大財閥の一つとあって嫌でも早目にすることになるだろうと考えるも結婚しなければ自分のせいになると言われれば「俺のせいになるんだ…」と独り言を呟き)
それは…そうかもしれないけど。晴のお父さんちょっと苦手っていうか…何、なんか言った?
(少しばかりぶつぶつと弱気発言をすれば、何なら独り言を呟くのが聞こえ、じとっと有無を言わさない視線を向けて)
なんでもありません。…でも晴と付き合う以上絶対関わるよ。真矢家なら大丈夫だと思うけどね。
(すぐさま謝れば咳払いを一つして家柄を気にする晴の父親となら心配ないと思えば素直に言い)
…それはそうかもしれないけど。出来ることなら関わりたくないんだけど。
(ため息混じりに呟けばテーブルに突っ伏す体勢になり、一茶をじっと見つめて)
そうなの?晴のためなら何でもできるんだと思ってたよ。
(小さい頃から晴のために色々なことをしている姿を見てきたため今回は弱気なところを見れば意外そうに貴方を見て)
それはまあ…そうだけど。と、とにかく苦手なものは苦手なの!…ねえ、晴から連絡あった?
(口ごもりながらも強気な口調で話し、ふと晴が気になったのか問いかけ)
うん、あったよ。明日の朝俺と話したいから晴の家来いってさ。待ち受け見せたり、今の服の写真見せようかな。
(晴からのメール文を伝えると貴方と撮った写真や選んでもらった服を見せやきもちを妬かせようと思い悪戯をする前のように楽しそうにして)
…そうなんだ。てか一茶ってほんと性格悪いよね。晴に恨まれないように気をつけてよ?
(相変わらずの意地悪な性格に半分飽きれたように呟けば腕を組みながら心配する素振りを見せ)
晴が愛莉のこと好きなら羨ましがるね。恨まれたりはしないよ、俺達同志で親友だから。
(晴との関係に自信があるようで全く心配しておらず余裕の微笑みを見せ)
同志で親友か…。ま、確かにそれなら心配要らないか。──そろそろ帰ろっかなー
(一茶の言葉に頷きながらもひとり納得をすればちらりと時計を見つめぽつりと呟き)
…ねえ、大丈夫?晴と遭遇ってなったら一茶殴るからね。
(一茶の少し後ろを歩きながら小声で話しかけ、いつでも殴る準備はできているのか右手を握りしめており←)
え?…大丈夫っ、大丈夫だからその右手ほどこうか!
(話し掛けられ後ろを向くと殴る準備をしていることに気付けば慌て出して先程より晴への警戒心を高め素早く入念に辺りを見て)
やだ、ほどかない。ちゃんとバレずに外に出れたらほどいてあげる。
(断固としてほどくのを却下し右手を握りしめたまま一茶の後を着いていき)
うん、分かった。大丈夫大丈夫。
(ほどいてもらえないと分かると近くのウェイターに晴のテーブルを確認し少し離れていることが分かれば安心したように後ろを振り返り)
それなら仕方ないからほどいてあげる。ウェイターが言うんなら間違いないし。
(一茶の事は信用しているものの、店員の言葉に安心したのか握りしめていた拳をほどき )
……愛莉?、…一茶…?。
(トイレからテーブルに戻ろうと廊下を歩いていると少し遠くに貴方の後ろ姿が見え早足で近付けば二人の名を呼び)
──…!晴…っ、ちょっと一茶どういう事よ!普通にバレてるんですけど?…あたし帰る。
(まさかここで晴と会うとは思わず一茶をキッと睨み右手を握りしめれば一茶の溝落ち目掛けて殴り、一言だけ呟けば晴と目を合わすことなくその場を離れ)
──いいから早く迎えに来て!…てかなんで晴追っかけてくるの…!どっか隠れなきゃ…
(いつもの使用人に電話をすれば晴が追いかけてくるのが目に入り、慌てて外に出れば辺りは暗くなっており公園の方に走り出し)
いった……。
──やばい…殺される。
(二人が店を出た後ゆっくり力無く立ち上がると晴が貴方を追い掛けて行ったことに焦り店のことは執事に任せ二人を追い始め)
俺が話してぇ!……それじゃダメか?
(話したくないと言われれば悲しそうにしながらも一度立ち止まり叫ぶと少し貴方を見つめ訴えるように呟き)
初めて…愛莉に避けられて、すげぇ辛かった。…でももう…前みたいには戻れねぇよな。
(ゆっくり貴方に近付きつつ真っ直ぐ見つめ、脳裏で今日の電話で一茶と貴方のデート内容を聞き出していたため貴方が好きなのは一茶なのではないかと考え始め)
なんであたしに避けられて辛いって思ったの?それどういう意味。…前みたいに戻れるわけないでしょ…。
(晴の本音が聞きたくなりこちらもゆっくりと近づき、胸の前で腕を組みながら視線を逸らし小声で呟き)
…なんでこんなに辛いのか、ずっと考えてた…。
何か焦ったんだ、お前から好きなやつがいるって聞いてから。
──俺、愛莉が好きだ。
(貴方の目の前まで近付くと言葉を探すように視線を反らしていたが少し呼吸を整え意を決したように真っ直ぐ貴方を見つめて)
──晴…今なんて言った…?あたしの事好きって…その言葉遅すぎ…ばか。
(晴の言葉に涙が頬をつたい、泣き顔を見られないように俯きながら話し)
遅いってなんだよ…。
(俯く貴方を見つめたまま以前貴方の恋愛を応援すると言っていたため心苦しく感じながらも視線を反らすことはせず)
…何よ、ていうかほんとに気付いてなかったんだ。──それで晴はどうしたいの?
(晴の言葉にため息混じりに呟けばこの先の事をさりげなく問いかけ)
うるせぇよ。
──絶対、幸せにするから…俺と付き合おう。
(鈍いと思われたことにひと言呟けば恥ずかしさを振り払うように一呼吸置いて)
二人で家出したときくらいから…だと思う。俺が一生守るって思ってた。でもフラれるのが怖くて、妹みたいだからって思うようにしてたんだ。
(見つめられれば照れくさそうにしつつゆっくりと真剣に答えれば本当の気持ちを話し、゛愛莉も恋愛の話はしなかったしな、ずっと好きなやつなんていないと思ってた゛と続けて)
…え、そんな前から?家出した時が懐かしいね。でもあたしはもっと前から晴の事好きだったんだから…晴しか見てこなかった。
(晴の言葉に驚き目を見開いて。しかしすぐに柔らかく微笑めば懐かしそうに目を細めて。「晴の前で言うわけないじゃない」とぽつりと呟き)
そう…なのか。もっと前っていつだよ
(相手の答えに驚きつつも゛自分しか見てない゛と言われ嬉しさのあまり頬が緩み、隠すように問いかけて)
…それは、言わない。──…一茶にもお礼言っとかなきゃ。晴と付き合えたのも一茶のおかげでもあるし。
(首を振りながらぽつりと呟けば思い出したように携帯を取り出し一茶に電話をしようとして)
いや…一茶も愛莉のこと好きなんだって…。
(一茶との電話から貴方を好きなのだと勘違いしており、ライバルになるつもりで行動し告白したためお礼と聞き混乱してしまい)
えっ?…あ、その事なら違うから。一茶があたしの事好きになる訳ないでしょ。
(晴の言葉に一茶と作戦を立てていた事を思い出せばすぐさま否定をして)
そうなのか!?……好きになるだろ…俺が惚れたんだからな
(一茶は違うと知れば大きく驚くも相手に惚れないやつはいないと思っているため惚れてしまうと本気で言うが恥ずかしさから視線を泳がせていて)
──…何それ、こっちまで恥ずかしくなるんだけど…
(晴の言葉と行動に思わず頬が熱くなるのを感じればこちらもぱっと視線を逸らし、少し怒り気味に呟き)
うっ、うるせぇ…。お前が照れんなよ、余計恥ずかしくなんだろ。
(照れる相手を横目で確認すると益々恥ずかしくなってしまい視線を合わせることは出来ないまま)
…はあ?晴が変なこと言うからでしょ!晴のせいだからねっ。
(頬は赤く染まったままじとりと横目で晴を見つめれば強い口調で言ってのけ)
俺のせいかよ!
(納得しているわけではないが二人で言い合いしていることが内心楽しくなっていて相手から顔が見えないように少し反らすと表情に嬉しさが出るのを我慢するように唇を軽く噛んで)
…ほんと、世話が焼けるなぁ
(二人を走って追いかけ見つけると遠目でずっと確認していて二人が上手くいったと分かれば愛莉に゛先に帰るから、俺のことは気にせず晴といちゃいちゃしてていいよ゛とメールを送り車に戻り)
他に誰がいるっていうのよ。──あ、一茶からメールきてる。…はあ?誰がイチャイチャなんて…!
(胸の前で腕を組みながらじとーっと見つめていれば鞄から携帯の振動を感じ、携帯を手に取れば顔を赤くしながら“一茶、今日はほんとにありがとう。一茶とのデート楽しかった。今度ちゃんとお礼させて”とメールを送り)
お、おい!どうした…?
(貴方が言ったイチャイチャというワードが気になり顔を少し反らしたまま様子を伺うようにチラッと視線を向けて)
だから気にしなくていいって言ってるでしょ。晴しつこい。言っとくけどあたしが好きなのは晴だけだから…
(ため息混じりに言葉を返したあと、恥ずかしさから視線逸らしながら呟き)
ちょっと、本気で照れるのやめてくれない?──ねえ、晴これから時間ある?
(晴が照れている事に気付けばこちらも頬を染め視線を逸らして。話題を変えるかのようにちらりと視線を向けて)
あ?あぁ、空いてる!
(相手もそろそろ帰りたいかと思いまだ別れたくはなかったが送ろうと思っていたため急な誘いに喜べば食い気味に返事をして)
え…っと……秘密基地…!俺と愛莉の、秘密基地に行きてぇ
(行き先を必死に考えるもデートに全く慣れていないため良い場所が思い付かず焦るも愛莉との思い出の場所に行きたくなり)
あぁ、一人ではたまに行くんだ。いいのか?秘密基地で。
(実は以前から一人では何度か行っていたことをサラッと言い、暗い場所なため愛莉が無理していないか気にして)
……。
(二人で秘密基地に行けることに喜びを感じているとふと星空を見上げ呟く相手を見て綺麗だなと思い見とれていると車が到着したことに気付かず)
ふぁ…なんか眠くなってきちゃったかも…。着いたら起こして?
(晴の隣に座り車が動き出すとウトウトし始め、晴の肩に凭れかかりながら呟き)
あ、あぁ。わかった
(肩に凭れかけられ急に緊張し出せば硬直してしまいドキドキしすぎる心臓を落ち着かせるために違うことを考えようとするも意識が肩にいってしまい落ち着かないまま一点を見つめ)
…っ!
(除きこみ顔を見ると同時に呼ばれ、まさか自分の名前を呼ぶとは思わず本気で喜んでしまいにやにやしつつ綺麗な寝顔を照れながら見つめて)
あっ……え…
(見つめていると急な顔の接近にドキッとしてしまい体に力が入り動きそうになるも何とか堪え心の中で落ち着けと自分に何度も言い聞かせ)
―――――――――――
お返事遅くなってしまいすいませんでした。スマホの乗り換えをしたところショップとのトラブルで使用出来なかったりと色々あり、遅くなってしまいました。
連絡できず本当に申し訳ないです。
んー……あ、ごめん…重かった?
(晴の声で目を覚まし眠そうに目を擦りながらそっと晴から離れ、小さく欠伸をしながら謝り)
(/お久しぶりです!そんな事情があったんですね…!体調を崩されていなかったようで安心しました。またよろしくお願いします!)
あ、悪い…。いや、お前くらいなら軽すぎて背中に座らせたまま腕立て伏せだって出来るぞ
(折角眠っていたのに起こしてしまったことに申し訳無さを感じ謝り、全く重くなかったことを伝えるため軽すぎる愛莉なら余裕だろうと思いながら言い)
――――――――――
(/体調は大丈夫です!ありがとうございます!こちらこそよろしくお願いします!)
え、ほんとに?なら今度やってみてよ。ていうかそもそも晴に腕立て伏せできるの?
(余裕でできるという晴に対しあまり運動神経がいい印象がなく疑いの眼差し向けて)
は!?当たり前だろ!俺を誰だと思ってんだ、神楽木晴様だぞ!
(疑いの眼差しを向けられ愛莉にはカッコつけたい気持ちが強くむきになって)
うるせぇ、お前が疑うから悪いんだ
(驚かせてしまったことを気にしいつもより小さめに話しているともう少しで秘密基地という所まで近づいていて)
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