ビギナーさん 2019-03-29 20:50:29 |
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…なーんて、あたしがそんなことするわけないでしょ。
(声に反応すれば伸ばしていた手を止め軽く咳払いをし何事もなかったように食べ進めていき)
そっか。ねぇ愛莉はさ…あ、晴から電話だ。出ない方がいい?
(貴方を見て微笑むと食べ始め、違う話題を振ろうとするも携帯のバイブで電話に気付き晴からだと分かれば出るべきか相談して)
…さすがにまた無視っていうのも可哀想だし、出てあげたら?
(何かを言いかけた一茶に対し首傾げていれば、電話のことを問いかけられ視線を逸らしながら呟き)
うん。──晴心配してくれてるのかな。場所を聞き出して迎えに来たりとか?…それはないか。
(離れた場所に向かう一茶を目で追いながらぶつぶつと独り言を呟き)
もしもし─────。
──ごめん、愛莉。晴来ちゃう。
何かね、返事こないから心配で探し回ってたんだって。それで店聞いてきたけどさ、デートだから嫌って断ったら、デートが気に入らなかったのかな…?
「お前らがいる店じゃないともう二度と飯食わねぇ、お前のせいで腹減って死にそうだ、俺を殺す気か」とかよくわかんないこと喚くから言っちゃった…。どうする?個室して会わないようにする?
(電話が切れると小走りで戻りまさか探し回っていると考えていなかったため自分でも驚きながら状況を説明すれば貴方が晴に会いたくないのではと心配して)
えっ?!晴が来るの?…まだ会いたくないかも。一茶ごめん、個室の部屋用意してもらいたいんだけど。
(まさかの言葉に目を見開き声を上げて。その後一茶の説明を聞けばやはりまだ会いづらいものがあり、無理を承知でお願いしてみて)
うん、分かった。晴が来ても案内しないように言っておくよ。ちょっと待ってて。
(個室を頼まれれば承諾し、常連のためすぐに店のオーナーを呼べば個室の準備と晴とは別にするように告げて)
うん。
───ほんと無茶苦茶だなぁ。
(貴方の背中を見送ると先程の電話内容を思い出しずっと探し続けていたことが晴らしいとも感じていると無意識に独り言を呟いて)
やべぇ…マジで腹へった。っつか一茶のやつ俺が探してたこと言ってねぇよな…。
(一茶から聞き出した店に着くと探し回っていたため疲れきっており、すぐに店に入ろうとするも手前でふと探していたことが貴方に知られれば迷惑だと思われるのではないかと心配になれば中に入るのを躊躇い)
──…はあ、晴もうお店来てるのかな…。部屋戻ってるときに途中で会ったらどうしよう…大丈夫だよね、個室だし会うわけないよね。
(化粧を直している手を止め鏡に映る自分を見つめながら小さなため息混じりに独り言を呟き。一通り化粧を直し終えるとポーチを片手に個室へと歩き出して)
──よしっ。
(不安な気持ちを払うように一言発するとそれを合図のように店に入り、一茶達のことをウェイターに尋ねるも二人っきりでの個室希望だと聞けば内心もやもやしている自分を不思議に思いつつ仕方なく御一人様として案内され廊下を歩いていて)
……え、あれ晴…?ど、どうしよう。このままだと会っちゃう…!
(廊下を歩いていれば反対側から晴が来ている事に気付き慌てて近くの個室へと身を隠し)
……くそっ、会いてぇ。
(貴方に会いたくなってしまうも一茶とデートしていること、避けられていることにとても不愉快を感じながら暗い表情で独り言を呟いて)
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