年下彼女。 2019-03-29 07:22:27 |
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……。( 沈黙した後に深いため息をつくも、席を立って彼女の隣に座り。申し訳なさそうな彼女を励ますように頭を撫でて )──会長と一緒に帰りたいんです。それでいいじゃないですか。今更遠慮なんていりませんし、どうしても気が引けるというなら…僕のこともっと意識してください。
──それならお言葉に甘えて送ってもらっちゃおうかな、でも植野くんの事意識するって…どうすればいいの。( 今まで異性に頭を撫でられる事がなかったためか戸惑いながらも頷き。ふと彼を見つめながらぽつりと呟くと首を傾げて )
……。あの、今まで恋愛とか…好きな人とかいなかったんですか?一度も?( 作業の手を止めるとじいっと彼女を見つめて。しかし、この鈍感な彼女に果たして自分の気持ちがちゃんと伝わっているのか不安で額に手を当てて )
あー、うん。今まで恋愛対象として見てこなかったから…。私おかしいのかな?( 彼の反応に不思議そうに首傾げながらもこれまでの事を思い浮かべて )
はい、かなり会長は変わってます。鈍感にも程があると思います。( 眼鏡をくい、と上げてばっさりと吐き捨てるように述べるも少し考え込み。そっと彼女の手を取ると、瞳を揺らがせ彼女に問いかけをして )──…どうしたら、意識してくれるんですか?年下ではダメ、ですか?
──そこまで言われちゃうと流石に傷ついちゃうんだけど…。( ストレートな発言に胸の辺りを押さえつつぽつり呟いて。ふと彼の手が重なるとドキッと胸を高鳴らせ )…そんな事聞かれても私にだって分からないよ、でも年下は…ダメなことはないから…。
…僕はそういうところ、可愛いと思います。──会長、今ドキドキしてますか?( ホッと胸を撫で下ろすと、彼女の表情を見ては瞳を覗き込み )
──こっちを見て言ってください。これでもずっと好きだったんですよ、会長のこと。( 重ねた手を引き寄せると、切なげで、焦がれたような眼差しを送り )…後夜祭には返事ください。待ってますから。
……っ、こんな顔…見られたくなかったのに。( 赤い頬のまま仕方なく彼と視線を合わせれば恥ずかしさから瞳揺らし。「…わかった。それまでにちゃんと考えておくから」と続け )
…なんだかその言い方だと僕が虐めてるみたいではないですか。少しずつでも構いません。そうやって僕のことを考えてください。…今まで言えなかった分、伝えますから。( 彼女の手を離すと心臓が飛び出しそうなくらい音を立てていることに気付きながらも、抱き締め。そのあとは離れたものの、「…そろそろ仕事も終わりますし、帰りましょう。送りますから」と話して生徒会室の鍵を持ち )
……植野くん…。( 抱き締められた事に驚きながらもどうする事も出来ずただ立ち尽くし。彼の言葉にこくりと頷けば鞄を手に取り生徒会室をあとにして )
( そして、文化祭を目前に控えたある放課後を迎えると明日のこともあり今日は皆早く帰宅しようとの事でそれぞれ帰宅の準備をしていて。その時、生徒会室に一人の綺麗めな女子生徒が「あの、すみません。植野くんいますか?話があるんですが…」と訪ねてきて。周りが「告白か?」と囃し立てる中、それに気にかけることもなく女子生徒に呼ばれるまま生徒会室を出ていき )
……。皆、明日の文化祭成功させようね。お疲れ様。( 最終チェックを行っていた矢先、彼が呼び出しを受けて生徒会室を出たのを見送ると何やらチクリと胸が痛むのを感じながらも特に気にすることなく他のメンバーにそう伝えて )
会長は──…。( 女子生徒との話が終わると、小さなため息を零して。一旦荷物を取りに生徒会室へと戻り。彼女が残っていないかとバッグを肩にかけながらキョロキョロと室内を見回して )
さっきの告白だったの?あの子確か校内でも人気の子だよね。( 帰る支度をしていると、呼び出されていた彼が戻ってくればストレートに聞いてみて )
そうなんですか。…気になりますか、会長。( まだ帰っていなかったと彼女の姿を確認すると、直球な問いかけにちらりと視線を上げ聞き返し )
タイミング悪いですね。……その通り、告白ですよ。( はあ、と小さなため息をつくも生徒会室を出ていき、彼女が出るのを待つようにくるりと振り向いて )
それで…告白の返事って──あ、いやっ…やっぱり何でもない…!ごめん、今日は先に帰るね!( ついうっかり彼の返事が気になればそんなことを口にしては、慌てて否定しながらも気まずそうに足早に教室を出て )
え──…。会長!待ってください!( きっとそれほど彼女からは気にされていないだろう、と思っていた矢先に言いかけた言葉が引っ掛かり。教室を出ていく背中を追いかけ、手を取ると引き止めて )
……っ、どうしたの、植野くん。私急いでるから…( 手を取られ引き止められてしまえば、大人しく立ち止まるものの顔を合わせずにいて )
…少しは気にしてくれてるんですか?──会長が僕のことを好きになる可能性はありますか?( 掴んだ手を離すことはなく、少し強く握ると静かに問いかけて )
…そう、ですよね。すみません、焦っていたようです。( 彼女の手を離すと己を制し息を吐いて、一歩彼女に近付き )ですが会長。何故僕の方を見てくれないんですか。
……それは──。私にも分からないの…植野くんの顔見ると胸が苦しくなっちゃう気がして…。( 視線は相変わらず斜め下を向いたまま胸辺りを抑えて )
──……っ。( 彼女の言葉に期待するように胸は高鳴りを覚えるも、いやいやと思考を消し去ろうと軽く首を振り )…後夜祭までには理由がわかりそうですか?聞かせてくださいね、会長。もう暗いですし、一緒に帰りましょう。
多分、後夜祭には気持ちがハッキリとしてると思うから…。──いつも送ってくれてありがとう。( 深呼吸して気持ちを落ち着かせるとこくりと頷いてその日は帰路につき )
( その日は帰宅し、いよいよ文化祭当日を迎えて。いつもより早くに学校へ着けば、すぐ様文化祭の準備に取り掛かり生徒会役員たちと忙しそうにしていて )
よし、今のところどのクラスも特に問題は発生していないみたいね。( 滞りなく準備が終わると待ちに待った文化祭は開催され、毎年何かしらの問題が発生しているのだが今年は順調にどのクラスも盛り上がっている様子を伺いながら、生徒会の控え室で座っていて )
会長、そろそろ見回りの時間です。( 他の役員たちと相談しながら控え室へ戻ると、彼女の姿があり隣に座り。役員たちが出ていく中話しかける機会を伺いながらも、席を立って言葉少なに控え室を出ていき )
──えっ、あ…ちょっと待って!( 座って作業をしていると、隣から声をかけられ顔を上げると既に控え室を出る姿に慌てて追いかけていき )
まずはどこから見回りしますか?( 彼女が追いつくようにと歩く速度を緩めて、パンフレット広げ屋台や立て看板などへ視線を送り )
うーん、とりあえず1年生の所から順番に回っていかない?1年生は行事自体が初めてだからちょっと心配な部分もあるし。( パンフレットを眺めつつ1階のフロアの1年生の教室を指差し )
わかりました。見たいところあれば言ってくださいね。( 一年生の教室へと並んで歩いていくと、呼び込みをしている生徒やカップルなどが行き交い。自分も興味深げに一年の教室を見て回りどこにするか考えているようで視線を巡らせ )
今年の1年生は割と凝ったお店出してるんだね。看板も派手でパッと見て入りやすい感じっていうか、惹き付けられるっていうか…。( 時折すれ違う生徒に挨拶をされると笑顔で交わし、「植野くんは気に入ったお店見つかったの?」とちらり視線向けて )
言われてみるとそうですね。今年の一年は柔軟な発想があります。( 彼女の言葉通り装飾へと視線を向ければ立て看板には絵が丁寧に描かれており、工夫を凝らしたデザインに同意を示すように頷いて。目に止まった縁日らしい外装の教室を指差し、歩き出して )そうですね…ミニゲームでもやります?
今日で付き合って2周年かな?おめでとう。( にこ )愛美、今まで続けてくれてありがと。それと…色々迷惑かけてごめんね。色々あったけど、今後もずっと俺は愛美が好きだし、大切にするからね。今やってる設定落ち着いたらリアタイに戻す?…ひとまずおやすみ。( ぎゅっ )
聡くんおはよう。昨日はバタバタしててお返事が出来なくてごめんね…!それから、付き合って2周年おめでとう!いつの間にかこんなに経ってたんだね?時間の流れってあっという間なんだなあ…。こちらこそ、こんな私ですがこれからもよろしくお願いします。聡くん大好きだよ。
今やってる設定が終わったらリアタイにしよう。聡くんと会えないの寂しくなっちゃうから。
いいよ、無理しないペースで大丈夫だし、俺も気付くの遅い時あるから。
…寂しいか。ありがと。わかった。愛美が落ち着いた時で構わないから、返事待ってるね。
ミニゲーム面白そうだね。やってみようかな、でも先に植野くんがやってよ?( ミニゲームのコーナーに向かうと列に並びさり気なく彼の後ろに立てばにこっと微笑み )あ、ほら次植野くんの番だよ。頑張れ副会長。
あ。……まあいいですよ、会長。僕こういうの得意ですから。勝負でもします?負けた方が…勝った方の言う事を聞く、とか。( 彼女に先へと案内され声を上げるも、余裕たっぷりに笑みを見せるとダーツで高得点を出し )
私だって負けないんだから。──って、何その得点…私絶対不利じゃない?( 彼の意見に頷くと彼の投げる姿を見守り、コントロールのいいフォームに周りがどよめいていて。まさかの高得点に苦笑い浮かべつつ自身もダーツを投げるも、なかなか当たって欲しい場所には当たらずにいて )…当たらない、なんで当たらないのー…。
仕方ありませんね…。会長、そのまま構えてください。( ダーツの投げ方を後ろから見ていたが、彼女の背後へ立ち。投げ方を教えようと説明しながら手首を取って、角度を教えるようにして )──これで投げてみてください。
──えっ…あ、うん…!当たった…!植野くん見て、当たったよ!( まるで恋人に教えるようにする姿に周りから歓声混じりの声が響けば、恥ずかしさから半分上の空で返事をしており。しかし彼の言う通りに投げてみれば見事に命中し、嬉しそうに笑顔を向けて )
──よかったですね、会長。…僕も負けていられないですが。( 周りの冷やかしを軽く受け流していたが、笑顔を向けられ照れくさそうに視線を逸らし。再びダーツを構えて投げ、安定した先程と同等の高得点を出して次に投げる彼女を見て )──次、会長の番ですよ。
よーし、次こそ高得点出さないと…このままじゃ負けちゃう。せーのっ、あー…さっきよりは得点上がったけど植野くんには敵わなかったかあ。( 張り切ってダーツを投げるも、思うように得点は伸びず肩を落とし )
ああ、惜しい。でも、会長の負けですね。そんな落ち込まないでください、会長。これ、景品だそうです。あげますよ。( ゲームを堪能し教室を出ると励ますようにお菓子の詰め合わせの入った紙袋を彼女に差し出し )じゃ、僕のお願い聞いてくれますか?
え、くれるの?ありがとう…。で、植野くんのお願いって何?( お菓子の入った紙袋を受け取ると嬉しそうに頬を緩めて。その後、彼からのお願いを聞こうと耳を傾けて )
…会長にその気があれば、ですけど。文化祭終わったあともこうやってデートしたいです。会長といるのは楽しいですから。( 照れくさそうに視線を外していたが、再度彼女へ視線を戻し )
でっ、デート…?!でも私、そういうのした事がないからよく分からないんだけど…。それでもいいのなら…( 思いもよらないお願いに、噎せてしまい苦しそうに胸を数回叩いた後に気まずそうにしながらも小さく頷いて )
今も一応はこれ、見回りを名目にしたデートのつもりなんですが──…って、大丈夫ですか?そんな驚きますか?( 顎に手を添え考えるも、噎せた彼女に不思議そうに視線を向け )
…ん、大丈夫…。だってデートって付き合ってる人達がするものでしょ?私達まだそういう関係じゃ…。( ようやく落ち着きを取り戻し深呼吸すれば冷静に対応し )
……。わかりました。これは“見回り”でしたよね。舞い上がっていたみたいです。( 変わらぬ表情が次第に悲しげなものになっていくが、軽く頭を振ると彼女から距離を置くように少しだけ先を歩き )
──あっ…。( 彼の表情を見て、もしかしたら傷付けてしまったのではと申し訳なく思いながらも弁解の言葉を出せずにいて。先を歩くその姿を小走りで追いかけていき )
…次はどこを見ます──あ。( 沈黙が続いていたが、歩くスピードを緩めて問いかけていると、以前呼び出しをした女生徒に呼び止められ。「あ、植野くん。あと会長も!見回り?よかったらうちの占いしに来てね。よく当たるの、タロット占い」と笑みをたたえ )
──タロット占い…。植野くん、どうする?( 見覚えのある彼女の声に思わず足を止めて。占いはテレビや雑誌で見ることはあっても実際に占ってもらったことはなく、興味深そうに呟いたあと彼に視線を向けて )
…会長が行きたいみたいですから、構いませんよ。( 彼女の様子をちらりと一瞥すると軽く頷いて、女生徒に「じゃ、案内するね。ついでに二人の相性見てもいいと思うな。お似合いだし…」と小さく笑ってからかわれるも、素知らぬ顔をして。“占いの館”と書かれた教室へと案内されると段々と口数が減り )
……。( 教室へ入り席へと案内されると彼と横並びに座り。タロット占いが始まると妙な緊張感に襲われ急にソワソワし始めて )
( 落ち着かぬ彼女とは反対に冷静にただただ占っている様子を見つめていると、占いの結果を聞き。どうやら“相性は良好、お互いの足りない部分を補える最高の関係”とのようで、言葉は淡々としているが「そうですか…当たればいいんですが」と切なげに呟き、占いの館を後にして )──会長、見回りは他にどこ行きますか?
──えっ?あ、あー…次は、2年生の所に行かない?( 占いの結果にぼーっとしていたため彼からの問いかけに反応が遅れたものの、気持ちを切り替えて上を指差せば階段に向かい )
わかりました。( 彼女の反応に怪訝そうな顔をしたがそれを指摘せずに、階段を上がり。2年生の教室のある廊下を歩きつつ、特にトラブルが起きていないかと見回りをし )──特にトラブルもなさそうですね。次は3年の階を見ましょうか。
──あれ?なんだか騒がしくない?何かトラブルでもあったのかな。( こくんと小さく頷くと3年の階に向かえば、何やら騒いでいる声が聞こえ不思議に思いながらも気にかけた様子で声のする教室に向かい )
…そうですね、何があったんでしょうか。( 彼女の指摘に耳を澄ませば頷き、教室の周りには人だかりが出来ているのを確認すれば状況を把握しようと「すみません、通ります」と人を掻き分けながら教室へと入り )
植野くんやっぱり何かトラブルでもあった?毎年3年生は色々トラブル起こしがちだから──。( 恐る恐る彼の後に続いてちらりと中の様子を伺うように彼に問いかけ )
──…!( 教室に入れば模擬店の内装は荒れており、他校の不良たち数名が机に座ってふんぞり返っており、客や生徒が萎縮していて。思わず漏れた言葉をぼそりと )なんだ、これ…。
──あ、あの…他のお客様のご迷惑になっていますのでそういった迷惑行為は辞めていただけませんか?もし、此方の要望に応えられないと言うのであれば──!( そこに居たのは不良ばかりがいるという有名な高校の生徒で、恐れながらも深呼吸すればゆっくりと近付き生徒会長としてきちんと注意をしたものの、1人の不良に目をつけられてしまえば腕を掴まれ半ば強引に引き寄せられてしまい )
──離してください。…会長、後ろに。( 酷い有り様となった教室に呆然としていたが、隣にいたはずの彼女が教室に入り絡まれ触れられているのを見れば居ても立ってもいられず、怒気を孕みながら不良から引っペがし。気に食わない様子の不良が舌打ちし殴りかかるが、それを眉一つ動かさずに避ければ腕を捻り上げて )──…会長、大丈夫ですか?
だい…じょうぶ…。ありがとう。( 不良達の勢いに圧倒されていれば、すかさず助けに入ってくれた彼に不良の1人が手を挙げそうになり思わずギュッと目を閉じるも、落ち着いた声の彼にそっと視線を向ければ彼の意外な一面にただ驚きの表情を浮かべていて )
よかった。( 彼女にちらと視線を投げた後に今度は不良と対峙していたが、誰かが呼んだのか「おい、何があったんだ!」と教師たちが駆け付けると不良たちは「クソッ、ずらかれ!」と慌ててその場から走り去っていき。めちゃくちゃになっていた教室を黙々と直して )
──よし、とりあえず元通りにはなったけど…。どうしてこんな事になったのか説明してもらえる?( 数名の生徒達と片付けを済ませ再び元の賑やかな教室に戻れば、そのクラスの代表である生徒に話を聞いていて )
………。( 教室の隅にいた女子生徒が彼女の前へ向かうと、「べ、別に何もしてないんです…。ただ、彼らは文化祭をめちゃくちゃにしようとしてる感じで…たまたまこのクラスが目に入ってなのかな」と話しながら項垂れるのを見れば、考える素振りをして教室を出て )
…そう。だけど今回は誰も怪我人が出なくて良かったけど、もう少し早めに報告に来てくれてたらここまでの被害は免れてたんじゃないかな。なんて、私達も早めに見回りに来てれば良かったんだけど…。( 項垂れている彼女の背中を優しく撫でながら此方の落ち度も反省し。ふと教室を出る彼の姿に気づけば彼女から離れ後を追い掛け )植野くん、どうしたの?
──……。( 無言のままズンズンと歩いて人気のない廊下へと向かえば彼女の手を離し。長い沈黙のあとに向き直ると、じっと見つめて )会長。後先考えずに突っ走るのは得策ではありません。ああいうのはやめてください。
だけどあのまま放っておいても誰も何も言えなかったじゃない。だから私が会長として責任を持って行動しただけで…。──どうして植野くんにそこまで言われなくちゃいけないの。( 確かにあの場合は得策ではなかったのだが、周りの男子生徒も誰一人として動く者がおらず、そのままにしておくと更に状況が悪化するのではと先を見越した行動だったのに、と負けじと言い返し )
──それで自分が危険な目に遭ってもいいと?…それじゃあ何のために一緒に見回りしていたのかわかりません。( 詰め寄り彼女を壁へと追いやって手をつき苛立ちを覚えた様子ではありわかりにくくはあるものの、少なからずも心配からの言葉だったらしく、視線が次第に落ちて切なげに )彼氏でもないくせに…でしゃばりましたね。頼りにならなくてすみませんでした。
それは──っ…。( 所謂壁ドン状態に一瞬ドキッとしたものの、彼の言葉から苛立っている事を察すればつい言葉に詰まってしまい。何も言い返せずにただただ彼に視線を向けていたが、悲しそうな表情浮かべつつ彼から離れ )…こっちもごめんなさい。ちょっと頭冷やしてくる。
…わかりました。( 気まずい雰囲気が流れるも、遠ざかる彼女を引き止めることはできず、そう答えて反対方向へ歩いて行ってしまい )
……はあ──。これでため息つくの何回目だろ…。そろそろ戻らないといけないのになんだか戻りづらくなっちゃったな。( 無意識にため息を何度も吐けばポツリと独り言を呟いて。1人になった事で多少は頭は冷やせたのだが、戻りづらい状況に自然とその場に座り込み )
……。( 反対方向へそのまま歩いていき、階段に腰を掛けるとため息を零し。まざまざと複雑な感情が渦巻くのを感じていたが、時間の経過と共に落ち着きを取り戻すと彼女を探しに行きしゃがんで話しかけ )──会長。座り込んでどうしたんですか。
──なんでもない。ちょっと自己嫌悪に浸ってただけだから。そろそろ後夜祭が始まる時間だよね?早く行って準備しないと。( 依然として顔を上げないまま答えるとゆっくりと立ち上がり。携帯で時間を確認すると文化祭の最大のイベントが始まる時間になっていて。よし、と気持ちを入れ替えると「さっきはごめんね」とだけ告げると足早に会場へと向かっていき )
……。( 彼女の背中を切なげに見つめていたが、次第に文化祭の後片付けに取り掛かる生徒たちの会話や窓から差し込む夕陽に自分も後夜祭の会場へと向かい。準備は滞りなく進められ、打ち合わせ通りに後夜祭が始まると彼女の隣で立ち止まり報告し )──会長、花火の準備はできてるみたいです。
…分かった。この花火を見ながら告白して結ばれるカップルが今年は何組いるんだろ──って私には関係ないか。じゃ、いつもの場所で花火見よっか。( 数分後に打ち上げられる花火の下で告白すれば、必ず結ばれるというジンクスは校内で有名になり、毎年数組のカップルが誕生しており。ふとぽつりと独り言を呟けば何事もなかったかのように定位置に向かっていき )
……なんとか無事に終わりそうですね。( 文化祭の表彰式が行われている中、彼女の微かな呟きに気付けば、小さなため息を零して。数日前に自分が告白したのを覚えていないのだろうか、と不安が駆け巡るも定位置につき。花火がもうすぐ打ち上げられるであろう時刻になり皆が空を見上げているところへ空いている彼女の隣に行くと、話しかけ )
──ねえ、植野くん…。本当に私で──。( 彼の言葉に静かに頷きながら視線を上に向け、ゆっくりと口を開いたものの肝心な所で花火が上がってしまえば「…やっぱりなんでもない」と苦笑いを浮かべて )
──もう一度、告白させてください。僕は堀川会長が好きです。( 皆が打ち上げ花火に夢中になる中で、言葉を飲み込んでしまった彼女の横顔を見つめた後にそっと手を取り。僅かながら緊張に瞳を揺らがすも再度自分の気持ちをしっかりと口にして )
植野…くん──。本当に私なんかでいいの?恋愛なんて初心者並だし、デートだってした事ないし…。そもそも付き合うって何っていうレベルだよ?( 再度告白されてしまえば素直に気持ちを受ける事はせず、確認するように指折り数えながら話し )
──会長、貴女だからいいんです。…言っておきますが、僕だって初恋ですよ。しょうがないじゃないですか、それでも好きになったんですから。( 手をぎゅっと握ると視線を外さずに真剣な表情で答えるも、そっと彼女の頬に触れて )──それで、答えは?
──…よろしくお願いします。だけど私、植野くんの事まだ好きなのか分からない。でもねさっきからこの辺りが凄くドキドキしてて…こんなこと初めてで…。( こちらも視線を合わせると小さく頷き。先程から速まる胸の鼓動に疑問に思いながらも胸に手を当てそう続けて )
( 視線が重なり赤く染まる自分の頬に気付けば、瞼を軽く伏せ。やっと想いが伝わったことに嬉しさが胸を込み上げるも、そのせいか言葉に詰まり。そんな自分を落ち着かせるように一息置くと普段の素っ気ない言動ではなく、柔らかな表情でそっと彼女の額に唇を寄せ )…それが好きってことなんじゃないかと思います。僕を、好きになってくれてありがとうございます、会長。
これが好きってこと…。って、い、今の…っ!( 彼の言葉を復唱していれば不意に額に彼の唇が触れたことに気付けば、慌てて額に手を当てて )
これくらい、いいですよね?( 恥ずかしさもあったのか、視線を逸らしながらも述べて。そうしているうちに花火は終わり、後夜祭は幕を閉じ )
お久しぶり。( にこ )一応このシチュエーションも完結ってことで大丈夫かな?お互いペースもゆっくりだし、今後どうするか話しておきたいな。のんびりデートでもいいし、ダラダラ話すのでもいいかなって思うんだけど…どう?
聡くん久しぶり!なんだか久しぶり過ぎてちょっと緊張しちゃってるかも( ドキドキ )本格的に夏になってるし、海とか夏祭りデートしてみたいなあ…なんて。もちろんお話するのも大歓迎ッ。( にこっ )
俺もドキドキしてるけど…もっとドキドキしてほしいから抱きしめちゃおっかな。( にこ / ぎゅー )それなら…昼は海水浴、夜は花火大会なんてどう?海から見る花火も綺麗だろうし。プチ旅行みたいな感じでね。
……もうっ、聡くんてば…。( 顔を真っ赤にしながらも更に鼓動早まり )わあ…それロマンチック!海から花火見れるなんて贅沢すぎるーっ。その計画で行こう!( にこっ )
こんな真っ赤になっちゃって…愛美は変わらず可愛いね。( 頬つん / くす )決まり。それじゃ行く準備して──あ、宿予約しておくけど、海がよく見えるとか海鮮料理がおいしいとか宿の希望ある?俺はこの二つのどちらかが良さげだなって思うんだけど。( 携帯取り出し、画面を見せ )
うーん…あ!それならお部屋に露天風呂が付いてる所がいいなあ。大浴場でも入るけど、聡くんとも一緒に入りたいっていう私のわがままなんだけど…( 恥ずかしげにちらり )
…なにそれ、不意打ちはずるいな。( ふい、と顔を逸らし )じゃあ…せっかくだし、海がよく見える露天風呂にしよっか。のんびり一緒に入ろ。( にこ )
あ、聡くん照れてる。久しぶりに見たな…照れてるところ。( ふふ )うんっ!何着て行こっかなあ。せっかくだし新しく買ったワンピース着ていこうかな。( クローゼット開け / わくわく )
あ、はーい…!今ちょうど着替え終わったところだからすぐに行くね!( しばらくクローゼットから服を出し悩んだ結果、小さい花柄のワンピースとそれに合わせたピアスを付け。軽く香水を付けつつ荷物を持って彼の元へ )
それ、新しく買ったワンピース?よく似合ってるね。どうしよ、また惚れ直しちゃうな。( 彼女の姿を見て照れくさそうにはにかみ )じゃ、愛美と久しぶりの海デートだね。…よし、モカも連れていかないとね。
ふふ、惚れ直してもらえるように選んだんだよ?( 悪戯な笑み浮かべ )モカーっ。海に行くよー!いっぱい遊ぼうねっ。( モカを抱き上げ頭撫で )
ずるいな。それなら俺も愛美に惚れ直してもらえるように頑張らないといけないね。( にこ )それじゃ、行ってきます。( 戸締りを済ませ、車に乗って出発し )
でもこれ以上惚れ直させられちゃったら私の心臓もたないんだけど…。( 態とらしく心臓の辺り抑え )風が気持ちいいね!モカはゲージの中で寛いじゃってる。( 窓を開けると心地よい風が車内に吹き渡り。ふと後ろを見るとゲージに入れたモカはうとうとし始めていて )
それは困るな…けど、ずっと愛美のことを好きでいたいから、もっとこの先も思い出を作っていこうね。( にこ )本当だ。気持ち良さそうに眠ってる。起こさないように静かにしてあげよっか。( ミラー越しにモカの姿を見れば笑みが溢れ、声を落とし。話しているうちにいつもの風景から海沿いへと移り変わり宿が遠くに見え )──そろそろ着くから、準備しといてね。
はーい。わあっ…海がキラキラしてて綺麗!( 降りる準備をすると次第に見えてきた宿に心弾ませ。車が到着すれば後部座席を開けてモカが入ったゲージを抱き抱え )
今日は天気もいいし、更に綺麗に見えるね。荷物を宿に置いて行こっか。( 荷物を取り出し、彼女の言葉に微笑して相槌を打ち。車をロックし宿へ入ると女将が出迎え、そのまま部屋へと案内され )──ここ、海が本当によく見える部屋なんだね。
見て見て、聡くん!海しか見えない…!もしかして露天風呂とかも海が見えるのかな?( 部屋に入ると荷物を置き。窓から見える絶景に目を輝かせ1人テンション上がりモカを抱き抱え )ほらモカも見てごらん、凄く綺麗だよねー。
ああ、海がよく見えるらしいね。波の音も微かに聞こえて雰囲気もいいってレビューがあったな。部屋からでも花火がよく見えそうだ。( 荷物を置きはしゃぐ彼女にクスッと笑いながら隣に立ち )──っと、つい見惚れちゃったね。海に行こっか。
聡くん…!クリスマス過ぎちゃった…。私もプレゼント用意してたのにー!ねえ、聡くん…遅くなっちゃったけど改めてクリスマスのお祝い2人でしない?
ああ、よかった。愛美に会えて。( そっと抱き寄せ微笑み )いいよ、仕切り直そっか。ほら、シャンパンとかケーキも買ってあるからね。
まずは乾杯しよっか。
遅くなったけど、あけましておめでとう。初詣行けなかったけど、愛美にそのうち会えたらってことで顔を出しとくよ。愛美のことだから仕事頑張ってるんだろうけど、あまり無理したらダメだよ?帰りたくなったらいつでも帰っておいで。のんびり待ってるよ。( にこ )
聡くん!待たせちゃってごめんね…!えっとこれ、遅くなったけどバレンタインのチョコ作ってみたんだ。ちょっと見た目は失敗しちゃったんだけど…味は大丈夫だと思うから!( バタバタと慌ただしく彼の元へ。恥ずかしそうにしながらも綺麗にラッピングされたチョコの箱を差し出して )
今日は仕事早く終わると思うから久しぶりに一緒に夕飯食べない?聡くんのリクエストなんでも作るから!
ただいま。ホワイトデーは何にしよっかな。愛美の喜ぶもの…か。( 朝のことを思い出しソファに座り、駆け寄ってきたモカの頭をそっと撫で )夕食のリクエストはハンバーグがいいな。やっぱり愛美の作ったのが食べたいし。
おはよ。今日はホワイトデーだね。お返し用意したから、置いとくよ。…いつもありがと、愛美。これからもよろしくね。( テーブルに色とりどりのマカロンが入った箱をそっと置き )
記念日だからちょっとだけ顔出ししとくよ。…もう愛美とは3年目かな。今までありがと。そして、これからもよろしくね。なかなか来られない日もあるけど、愛美が待っててくれるなら俺はちゃんと帰ってくるから。
聡くん、遅くなっちゃってごめんね!やっと忙しいのが落ち着いたからこれからは前よりはお返事できると思う。なかなか聡くんに会えなかったからすっごく聡くん不足なんだけど…また私と一緒に居てくれる?
それと今更だけど3年記念日おめでとう。聡くんこれからも大好きだよ!
おかえり。久しぶりに会えて嬉しいよ。そっか、落ち着いたみたいでよかった。俺の方は忙しさがあって顔出せない時もあるけど、できるだけ顔を出すね。俺もほんとは愛美が足りてなくて寂しかったよ。…だからぎゅーしていい?( はにかみながらも両手広げ )
今後どうしよっか。前みたいにリアルタイムだとすれ違うし、基本置きレスでたまにおはよとかおやすみって話す感じにするのはどうかな?
忙しいのはお互いさまだから聡くんも無理しない程度に顔だしてくれたらいいからね!私のほうが顔を出す率が最近は低めだから…ちょっと申し訳ないんだけど…。( しゅん )聡くん寂しい思いさせちゃってごめんなさい。今までの分いっぱいいーっぱいギューってして?( 瞳潤ませながらそっと背中に腕回せば寂しい気持ちを埋める様に力込めて )
うん、そのほうがいいかも。置きレス形式でやっていこ!私も久しぶりに聡くんにおはよう、とかおやすみって言いたいし。
ありがと。愛美を待つの不思議と嫌じゃなかったよ。寂しいには変わりないけど、その間本当に愛美が好きなんだなって改めて思ったな。( 彼女を抱きしめ返しながらそっと瞼を伏せ )…ああ、でも七夕前に愛美に会えて俺はラッキーかもね。( 思い出したように微笑み )
じゃ、その方向でよろしくね。のんびり会話してまたどこか出掛けて…って感じで展開しよ。
聡くん…ずっと待っててくれてありがとう。たくさん待たせちゃったのに離れないでいてくれて凄く嬉しい。( 彼の言葉に思わず涙腺が緩み、バレないようにそっと涙を拭って )そっか!明日七夕だったよね。忙しかったからすっかり忘れてた…。天の川見れたらいいね!
うん、了解!聡くんと久しぶりにお出かけできるの楽しみだなあ。ね、どこ行く?
待つよ。愛美は大事な俺の奥さんなんだよ?ね、もしかして忘れてる…?( そっと手を取ると指を絡め、顔を覗き込み )そう、七夕。俺もすっかり忘れてたよ。一緒にベランダに出て見よっか。お酒飲みながら…とかどうかな?
最近暑くなってきたし、風鈴の音聞きに行かない?浴衣着て川越の風鈴回廊を歩くとかいいなって思うんだけど。ついでに風鈴買って涼むのもありかなって。
忘れるわけない、だけど…いっぱい待たせちゃってたから離婚…されてもおかしくないのかなって…。( 首を横に振り絡まれた指に力入れ、視線が合いそうになればふい、と逸らし )それならちょうど冷蔵庫にお酒入ってたから軽くおつまみ作ってベランダ出よ!ちょっと用意してくるね。
風鈴見に行きたい!そこっていっぱい風鈴が飾ってある所だよね?一度行ってみたかったんだー。風鈴の音って聞いてると癒されるよね、夏の暑さも涼しくなる感じするし。
…じゃあ“もし”だけど。俺がもう別れたいって言ったら素直に別れた?( 視線を外すことなく返答を待ち )ああ、そうだ。いつか飲めるように買っといたんだよね。わかった、先に行ってるよ。
そうそう、知ってたみたいでよかった。避暑とまではいかないけど、涼しむついでにアイス食べるのもいいかもね。川越の観光も結構楽しそうだし。
やだ…別れない。別れたくないよ!( 彼の問いかけに咄嗟に顔上げ首を横に振りながら強めの口調で否定をし )んーと、何が作れるかなあ…とりあえず枝豆茹でよーっと。( 冷蔵庫開けて食材取り出せば調理し始め )
アイス食べたーい。あとは絶対写真撮らなきゃだよね。私川越あんまり詳しくないから観光楽しみだなあ。
愛美ならそう言ってくれると思ってた。俺も愛美と別れるなんてできないよ。愛美がいない生活に耐えられる気がしないな。( 嬉しげに目を細め彼女の顎をすくい上げ、触れるだけの口付けをし )買っといてよかった。( 自室へ向かい戻ってくると天体望遠鏡をベランダに置き、望遠鏡を覗き )
楽しみだね。浴衣も以前買ったのあるけど、新しいの買う?お互いのを選ぶのも楽しいかなって思ったんだけど。
…ん、ねえ聡くん。私だって聡くんが居ない生活なんて絶対耐えられないから。多分聡くんが思ってるよりずっと。( 口付け受け入れ彼の顔をじっと見つめ、そっと背中に手を回しぎゅっと力入れ )とりあえず枝豆茹でてきたよー。( 茹でた枝豆をお皿に盛り付け彼の元へ )
その提案いいと思う!聡くんの浴衣久しぶりに見られるから楽しみだな。私より遥かに似合ってるからちょっと妬けちゃうけど。
俺が思ってるより…ね。どれくらいか教えてほしいくらいなんだけどな。( 額を合わせ甘く微笑みかけ )ありがと。これチューハイね。夏季限定の夏みかん。( 望遠鏡から顔を上げるとチューハイを差し出し )
ありがと。俺は愛美の浴衣姿何度も見たいくらい好きなんだけどな。自信を持って欲しいから、気合い入れて選ぶよ。
それは…言わなくても分かってるくせに。( 上目遣い気味に視線合わせ )あ、ありがと。夏みかん美味しそう…!じゃあカンパーイ。( 酎ハイ受け取り軽く打ち付け、プルタブを開けて1口飲み )んー…美味しい!
もう…聡くんにそんなこと言われると照れちゃうよ。私だって気合い入れて聡くんの浴衣選ぶからね!
わかってるけど…ね、お願い。( 両手を合わせながら片目を閉じ )乾杯。今夜晴れてよかったね。天の川よく見えるし。ね、望遠鏡覗いてみてよ。( 自分もゆっくり飲みながら、彼女に望遠鏡を勧め )
照れた愛美、とっても可愛いね。素直なところ好きだよ。ありがと、俺も楽しみにしてるよ。でも、愛美があまりに浴衣似合いすぎると他の男が寄ってきちゃうから、気を付けないとね。
…これくらい。( そっと目を閉じ唇重ね )うん!織姫様と彦星様会えてるといいなあ…。( 望遠鏡覗けば綺麗な天の川が見え思わずぽつりと呟いて )
久しぶりにその言葉聞くと心臓もたなくなっちゃうよ…。そんな事言ったら聡くんだって浴衣似合いすぎて女の子達が放っておかないよ!…絶対逆ナンされちゃダメだからね!
…ありがと。( 嬉しげに微笑むと彼女を優しく抱き締め )会えるよ。愛美と俺が会えたんだから。…ってさすがにこれはくさすぎかな。( 空を見上げながらはにかみ )
可愛いね。ついつい意地悪したくなるな。( くすっ )逆ナンか…大丈夫だよ。俺は愛美だけをずっと見てるから。むしろ愛美のが他の男に連れ去られそうで心配だな。( じー )
どういたしまして。…なんかちょっと照れちゃうね?( ほんのり頬を染め見上げるように視線向けて )ふふ、今のセリフ織姫様たちに聞かれたら笑われちゃうかもね。( 思わず吹き出し空指さし )
意地悪されたら何倍にも返すからね?…ほんとに大丈夫かなあ。( じっ )え?私なら大丈夫だから!ちゃんと旦那が居るのでって断るから。( 真剣な眼差し向け )
照れとは無縁だと思ったんだけど、これは…ね。( 首の後ろに手を当てながら小さく笑いかけ )そうかもね。もしくは織姫たちの方が幸せ自慢してそうだな。…ね、愛美のチューハイまだある?( 頷きつつそっと後ろから抱き締め )
どんな意地悪されるのかそれは逆に楽しみなんだけど。俺って信用ないな…前科持ちだから?( 肩を竦め )彼氏がいても旦那がいても気にしない男もいるからな…一途になったらなったで大変だね。愛美のことをよく考えてるし。( ふふ )
聡くんの照れてる姿ちょっとかわいいかも。( つられて笑み浮かべれば、思わずじっと見つめて )私達も負けてられないね?…ん?まだ残ってるけど、少し飲む?( 彼の腕にそっと手を重ね顔を向けながら訊ね )
楽しみにしてるんだあ…ふーん。それならとっておきのやつ考えておかないと。勿論信じてるよ?だけど前科があるとちょっと…ね。( 視線下に逸らし )そういう人って断っても中々諦めてくれないんだよね。この前なんて…あ、いや、なんでもない!( 明らかに動揺すれば笑って誤魔化し )
ありがと。でも、愛美の方が可愛いけどね。もう手放したくないってくらい好きだよ。( ぎゅ、と抱き締めながら耳元に囁き )もっとラブラブにならないとな。ん…ちょーだい。( 頷いて強請るように手のひらを出し )
とか言って愛美が1番恥ずかしくなったりして。愛されてる証拠だけど、そんな表情をさせる過去の自分に嫉妬するよ。でも、俺は駄目だから。他の女の子じゃ埋められないんだよ、愛美は。( くすくす笑うも真剣な顔つきになり )"この前なんて"、何?愛美のが心配なんだけど。( 手を取り様子を見過ごさず顔をずいっと近付け )
耳元で囁くのずるい。( 赤くなっていく頬を見られないように彼の胸に顔埋め )もっともーっとラブラブになれる自信しかないなあ。はい、どーぞ。( くすっと笑み浮かべ、彼に酎ハイ渡し )
う…それを言われると何も言い返せないんだけど。ん、知ってる。過去は過去だし、今がとっても幸せだからそれでいいの。( こく、と頷くと幸せそうに頬緩ませ )…別に大したことじゃないんだよ?ただちょっと声かけられただけだから。( これ以上隠し事は不可能と察し、様子を伺いながらぽつりぽつりと話し出し )
ずるいのは今に始まったことじゃないから、諦めてね。( くすくすと笑いながらも宥めるように頭を撫で )ありがと。…甘いけど、さっぱりしていいかもね。( 酎ハイを受け取り一口飲むと缶を見つめ感想を述べ )そろそろ部屋戻ろっか。風邪引くよ。
…そう、なんだ。( 嬉しげに目を細めたあと、時間差で恥ずかしさが込み上げ言葉に詰まり視線を逸らし )ナンパされたの?…まいったな、ちょっと嫉妬したよ。( 視線を落とすも彼女の手を優しく握り )
…私が諦め悪いんだけどなあ。( 素直に頭撫でられながらもじぃっと見つめ )どういたしまして。この味気に入っちゃったかも。( 缶を受け取ると残りを飲み干し空き缶を手にし部屋に入り )久しぶりにお酒飲んだからちょっと酔ってきちゃったかも…なーんて。
…ん?聡くん、どうしたの?( 視線逸らした彼を不思議そうに見つめながら首傾げ )嫉妬…してくれてるんだ。ちょっと嬉しいかも…。( さり気なく指絡め )
言われてみるとそれが愛美の良さで可愛いところだったね。根性を好きになったようなものだし。( 思い出しながら小さく笑い )…歩ける?今ならベッドまで運んであげるよ。( 気遣わしげに顔を覗き込み )
…好き。( 軽く音を立てて唇を重ねた後にぽつり )俺を一喜一憂させて振り回すのは愛美くらいだよ。もっと愛美を独占したくなっちゃったな。足りない、愛美が。( 彼女の手を引いて自分の胸に閉じ込めるように抱き締め )
それって褒めてくれてるの?( どこか腑に落ちないといった様子で )んー…、歩けるけどベッドまで運んでもらいたいなあ…。( 酔いが回ってきているのか彼の服をチョンと掴み視線合わせ )
…っ。な、何今の。不意打ち過ぎてずるくない!?( 予想もしていなかった出来事に慌てふためき )…いいよ?私の事独占しても。( 素直に抱きしめられながら耳元で甘く囁いてみて )
褒めてるって。そういう愛美だから好きになったんだよ。( ぎゅっと抱き締めると、視線を合わせ頭を撫で )…甘え上手だよね、愛美って。( じっと彼女を見つめ )
あまりに可愛いこと言うから、しちゃった。( 嬉しげに微笑みながらも、舌をぺろっと出し )…じゃ、お許しが出たから独占しちゃおっかな。( そっと身体を離すと唇を重ね )
…ありがとう。( 背中に腕回し彼の胸に顔寄せぽつり )…んー、ダメ?( とろん、とした表情で見つめ緩く首傾げ )
聡くんのばか!ほんっとずるい。油断も隙もないんだから。( ぷくっと頬膨らませ視線逸らし )…っ、聡くん…もう1回。( 素直に受け入れると再度お強請りを )
素直でよろしい。( 背中ぽんぽん )俺は大歓迎だけど、他の男の前ではしないようにね。これから飲み会あってもダメだよ?( 軽々とお姫様抱っこすると視線を合わせてにっこり )
ごめんって。愛美が可愛いからつい。でも、伝わったでしょ。俺がどれだけ愛美のこと好きか。( 片目瞑って両手合わせ )…っ。( 彼女の顎を持ち上げると今度は軽い口付けから徐々に深めていき )
はあい、以後気をつけまーす。…聡くん怒らせると恐いもん。( へにゃりと表情緩めたあと敬礼しつつも本音を呟き )
それは…まあ、伝わってきたけど…。なんか納得いかない。( 腑に落ちないと言った様子で眉間にしわ寄せ )…ん、聡く…( 徐々に深まる口付けに必死に応え )
愛美も結構怖いよ?怒った顔も可愛いから見たくなっちゃうけど。( クスッと笑いながら寝室に入るとベッドに横たわらせ。自分も隣に寝転がりそっと彼女の唇を重ねて離れると甘く囁き )…愛してるよ。
ほらほら、そんな顔しないで。愛美からの不意打ちも待機中なんだけどね。( 眉間の皺を軽く突き /
ちらっ )…ん、愛美…。( リップ音を立て角度を変えて何度も口付けしながら、指先を首筋に這わせ )
私のどこが怖いって?( 隣に寝転がる彼を見つめにーっこり微笑みながら問いかけ )…私も愛してる。( 恥ずかしげに呟き )
今は納得いかないから不意打ちはしてあげない!( ぷい )…っ、聡くん。( 首筋に感じる彼の指先に身体を反応させれば無意識に彼の首に腕を回し )
よし、シャッターチャンス。…そうやって怒った顔も好きだよ?( 不意をついて携帯を取り出すとカメラを起動させボタンを押し )…なんか俺まで照れくさくなっちゃったな。( 彼女をぎゅうっと横抱きし、ゆっくり瞼を伏せ )愛美とこうやって寝るの久しぶりだね。
ざーんねん。ご機嫌損ねちゃったか。ごめんね。( 軽口叩きながらも肩を竦め )…っ、ん…。( 唇から耳、首筋へとゆっくり唇を移動させ音を立てて痕をつけながら彼女の腰を両手で支え )
あっ!盗撮禁止ーっ、今の絶対消してよ?( 隙を狙われ先程の顔を撮られてしまい更に怒った表情浮かべ )…うん。久しぶりだから緊張しちゃうけど、やっぱり落ち着く。( 彼の胸元に顔寄せ幸せそうに微笑み )
…やだ、許さないもん。( べーっと舌出し )…っ、待っ…。( 彼の行動一つ一つに熱帯びていくのを感じながらも次第に力が抜けそうになっていき )
わかった、消すよ。でもちょっと残念だな。( 残念そうに眉を下げ )…おやすみ、愛美。( そっと彼女の頭を撫でると、温もりに安堵し眠りに落ちていき )
じゃ、仲直りのちゅーはいらない…?( そっと彼女の唇に親指を滑らせ )ね…愛美のこともっと欲しいから続きはベッドで…ね?( 彼女を支え今度は優しい口付けをすると、そっと彼女の膝裏に手を入れお姫様抱っこし寝室へ )
残念でしたー。全く、油断も隙もないんだから。( 彼の頬をムニッと摘み )聡くん、おやすみ。( 彼の寝息に釣られいつの間にか夢の中へ )
…やだ、いる…。( 一瞬寂しそうに眉を下げ、素直にぽつり )…もう聡くんてば。( 彼の言葉に頬を赤く染め、落ちないように彼の首に腕を回して )
はいはい、降参。でもね、愛美のどんな表情も逃さずずっと見ていたいって思うのはほんとだよ。( 両手を上げ降参のポーズをし )……久しぶりに朝食作ろうかな。( 目を覚ましゆっくりベッドから降りてキッチンへ向かい )
…なんて顔するの。そんな顔をされたら、ちゅーするしかないよ?( 彼女の頬に手を当てながら慰めるように頭を撫でては優しく唇を重ね )だって久しぶりだしね。こんなにいちゃいちゃするの。( そっとベッドに横たわらせるとぎゅっと抱き締め )
…もう、そういう言い方ずるい。( 彼の言葉にはいつもキュンとさせられてしまい思わず視線逸らし )……。( 久しぶりに彼の隣で眠っていたためまだ夢の中で )
…ん、ふふ。ありがとう。( お礼にこちらからも唇重ねるとそっと離れ )だね、私も嬉しい。( 背中に腕回すとぎゅーっと抱き締め返し )
愛美の前では余裕でいたいんだよ。( 小さく笑って彼女の手に指を絡め )愛美、朝食ーー…幸せそうな顔して寝るんだから。( ベッドの端に座り愛しげに目を細めると眠る彼女の頭を優しく撫で )隙だらけで困っちゃうな。
…俺もありがと。( コツンと額を合わせ、ぽつり )…愛美の髪、今度梳かしていい?もっとサラサラにしてあげるよ。( 彼女の髪に指を通しながら、そっと耳に髪をかけてやり )
愛美の前では余裕でいたいんだよ。( 小さく笑って彼女の手に指を絡め )愛美、朝食ーー…幸せそうな顔して寝るんだから。( ベッドの端に座り愛しげに目を細めると眠る彼女の頭を優しく撫で )隙だらけで困っちゃうな。
…俺もありがと。( コツンと額を合わせ、ぽつり )…愛美の髪、今度梳かしていい?もっとサラサラにしてあげるよ。( 彼女の髪に指を通しながら、そっと耳に髪をかけてやり )
でもたまには弱い所も見せて欲しいな。( 絡めた指にきゅっと力入れ )…ん、そう…くん。( 未だ起きる気配はなく彼の名前を寝言でぽつり )
どういたしまして。( 視線を彼に向け幸せそうに微笑み )…うん。聡くんに梳かしてもらいたいな…。( 髪を耳にかけたせいもあり少し大人びた表情で見つめ )
弱いところ…落ち込んでるところとか?愛美にかなり甘えちゃいそうだな。今でさえこんな甘えてるし。( にこにこ )可愛い。…なかなか起きないならちゅーにしよっかな。( 名前を呼ばれときめきながらも、そっと唇に口付け )
仲直りはいつもちゅーだね?愛美と喧嘩は極力避けたいけど、ちゅーたくさん出来るならいいかなーなんて。( 瞳を覗き込み )…ね、その表情好き。ドキッとした。( 抱き寄せると耳に口付けを落とし )
うん。聡くんにたくさん甘えてもらいたいな…。私にだけ見せてくれるもう1つの聡くんの姿。( じっ )…ん、え…?( 夢なのか現実なのか分からず暫くぼーっとし )
そういえば聡くんと喧嘩ってした事ない…よね?喧嘩したらどんな感じになるんだろ。ちょっと気になるかも…ってち、近いよ!( わくわくしながらも思わず視線逸らし )…私だってたまにはこんな表情もできるんだよ?( ふふ )
…じゃあ、さ。膝枕して、頭撫でてほしいな。( 目を見開き頬を軽くかくとぽつりとお願いを口にし )ぼんやりしてるとこ、可愛い。起きた?( そっと彼女の髪を指先で梳いて整えながらも耳元で軽く囁き )
隙ありだよ。喧嘩、ねぇ…。俺があまり怒らないからしてないけど、すれ違いが起きて寂しくなる気がするな。( くすっと笑いながらも恥じらう彼女の頭を撫で )他の男の前で見せないようにしてね。俺の前でだけだよ?( ツンツンと彼女の頬を軽くつつくと、密かに言葉に独占欲を滲ませ )
ふふ、いいよ。聡くんどうぞ?( 彼のお願いに嬉しそうに口元緩め、膝を揃えぽんぽんと軽く叩き促して )…んー、起き…た。( 眠そうに目を擦りながらこくりと頷き )
もし喧嘩して寂しくなったら真っ先に聡くんから謝ってきそうだよね?( 何やら想像したのかくすくすと可笑しそうにし )はあい、聡くんの前だけにします。( 片手をぴんと伸ばし子供のような返事をして )
…ね、そんなに嬉しい?俺が甘えるのって。( 彼女の膝に頭を乗せ横たわると不思議そうに顔を覗き込み )まだ眠そうだけど…顔洗っておいで。もうご飯出来てるから一緒に食べよ。クリスマスももうすぐだし、せっかくだから久しぶりに買い物したいな。( くすっと笑いながらも彼女の手を引いて歩き出し )
何笑ってるの。でも、あながち間違いじゃないんだよね。俺の帰る場所は愛美のところだから。他のところなんて考えられないし。( 口を尖らせ彼女の頭を小突くも、満更でもない様子で )よく出来ました。( ふふ )
メリークリスマス。一足先に愛美にプレゼント買ったけど、気付いてくれたらいいな。( テーブルの上に彼女に似合いそうなピアスの入った箱をそっと置き。モカが足元に駆け寄って来るのを見てそっと抱き抱え )
聡くんただいま。やっとバタバタから解放された…。聡くん不足だよお…( ため息つきながらソファにうつ伏せになり )聡くん、会いたい…。
…あ、帰ってきた。待ちくたびれたよ。危うく他の女の子の誘いに乗りかけたからね。( 彼女の姿を確認すると嬉しげにぽつり呟き。ソファの隣にしゃがんで頬杖をついて不服そうに話すもふっといつも通りに笑みを見せ )なーんて嘘だよ。おかえり、愛美。
…よかった、聡くんがほかの女の子の誘いに乗らなくて…。( ゆっくりと彼の方に視線を向け、そっと手を握り安心したようにぽつりと呟いて )
かなり寂しかったけどね。愛美がいないと調子狂うみたいでさ。( 手を握り返したあと、そっと抱き寄せ茶化すように )ーーね、待ってたご褒美くれる?
…ん、ほんとごめんね?ご褒美いくらでもあげる。何がいい?( そっと背中に腕回し頭撫で )ちなみに私にできる範囲のものでお願いします。
んー…どうしよっかな。( じっと見つめたあとに彼女の唇にとん、と人差し指当て )愛美の作ったチョコを食べさせてくれる?もちろん口移しで。
遅くなってごめんね?…聡くん、渡せなかったバレンタインのチョコ良かったら食べてくれる?味見してるから美味しいはず。( ラッピングされた箱をそっと差し出し )
ありがと。愛美の作るチョコ好きなんだよね。( 嬉しげに箱を受け取るとラッピングを丁寧に外し。一つ摘むと味わうように目を閉じながら口に入れ )…美味しいな。去年も美味しかったけど、今年はなお美味しくできてるよ。
おはよ。久しぶりだね。気付けば4年か…。( 頬杖をつき感慨深げにぽつり呟いたあと、ふっと笑みを溢し )おめでと。この先も愛美と一緒にいられたらいいな。…なんて俺がこんなこと言うようになるとは思わなかったけど。この先もよろしくね、愛美。
聡くん久しぶり。そっか、もう4年になるんだ…。( カレンダー眺めぽつり )なんかあっという間すぎてびっくりしちゃった。おめでとう!そしてこれからも傍に居させてね。
こんばんは。日が空いてしまったけど、近いうちに記念日のお祝いしたいね。一応プランは考えてあるんだけど…予定合わせられたらいいな。( 部屋に入り走ってきたモカと戯れつき )
聡くん久しぶり。なかなか顔出せずにごめんね!そうだね、記念日のお祝いしないと。どんなプラン考えてくれてるのか楽しみっ。( リビングのドア開けると、モカと戯れつく彼の傍に座り申し訳ない表情で頭下げ。彼の言葉にわくわくした様子で見つめ )
はい、そこまで。愛美はどんな表情も可愛いけど…久しぶりに会ったんだから笑顔が見たいな。…ってことで湿っぽいのは終わりにして、行こ。愛美が気に入りそうなお店を見つけたんだ。( 彼女の唇に人差し指を軽く当てると微笑みかけ。そっと手を取ると、行き先は告げないものの楽しげに歩き出し )
…えっ、ちょっと聡くん!待って、どこ行くの?( 訳も分からないまま彼に着いて行きながらも、普段なら行き先を教えてくれる彼に何とか目的地を聞き出そうとし )
たまには愛美とバーに行きたいなって。あまり行ったことないでしょ。近くにできたプラネタリウムバーだから、気に入ってくれるといいんだけど。( 目的地にはあっという間に辿り着き、ドアを開き中に入り。店内は雰囲気があり薄暗いがプラネタリウムや夜景を楽しめるようになっており、ソファ席に座り )
プラネタリウムバーが出来てたなんて知らなかったな。うわあ…綺麗。聡くん、私ここ気に入っちゃったかも。( 彼の隣に座り辺りを見渡せば一面に広がる綺麗な景色に一瞬で心奪われ )
それならよかった。愛美の好きなものはだいたいわかるよ。それだけ一緒にいるからかな。( 彼女の様子に目を細めて微笑み。運ばれているカクテルに視線を向けた後、彼女へと視線を戻し )へぇ、フルーツカクテル綺麗だね。頼んでみる?
さすが私の旦那さんだね。私の事何でもお見通し。( 彼の言葉にキュンとなりながらも照れたように笑い。問いかけられた言葉に暫く考えると笑顔で答え )私もちょっとした気になってたの。フルーツカクテル飲んでみたいな。
でしょ。愛美のこと大好きだし…もっとこれからも知りたくなるんだよね。だから、お互いのことこれからも理解していけたらいいな。( どこか誇らしげに頬杖つきながら笑みを深め。彼女の返答に頷き注文を頼み、会話を交わしながら一面に広がる星々を眺めているとカクテルが置かれ )季節限定で桃のカクテルだって。見た目もよく凝ってるね…じゃあ、乾杯しよっか。
私も聡くんのこと大好き。私達夫婦だもん、もっともーっとお互いの事理解し合って今よりも仲良しで居なきゃだよね!( 彼と視線を合わせれば幸せ噛み締めるように微笑み返し。目の前に置かれたカクテルを手に取り、軽く彼のグラスと打ち付けひと口飲み )…美味しい!このカクテル飲みやすいから何杯でもいけちゃいそう。
お気に召したようで何より。…もっと仲良くなるために、もう少しお互いのことを知って理解を深める必要があるかもしれないね。だから、この先もこうして2人の時間を作っていきたいと思ってるから。たまには喧嘩もあるかもしれないけど、それでも仲良くやっていけたら嬉しいよ。( 一口カクテルを飲み安堵した様子で微笑みかけた後、彼女の手を取って真剣な眼差しを送り )
うん、そうだね。家でゆっくりするのもいいけど外に出てお酒飲みながら色んな話するのもいい事だし。…そういえば私達って喧嘩あんまりしたことないよね?( 彼の言葉に頷きながらそっと手を握り返し。真剣な眼差しにお酒の所為もあってか少し恥ずかしくなり、さり気なくグラスに視線向けふとした疑問を投げかけ )
…言われてみれば確かに喧嘩したことないね。別に遠慮しているわけじゃなくて、愛美といると楽しいとか満たされる気持ちが強いから、不満はあまりないんだよ。お互いを受け止めるくらいの余裕を持っていないと、今まで続かなかったかもしれないな。( 目を丸くし記憶を辿った後、ふっと笑みを浮かべながら納得した様子で )
もし仮に喧嘩しちゃったとしても私達ならすぐに仲直りできちゃうんだろうなあ。…ほんとに私に対して不満とかないの?もっとこうして欲しいとか、ここ気をつけて欲しいとかあったら何でも言ってね?( グラスに再び口付けた後口許を緩めながら呟き。その後彼の顔を覗き込むように問いかけて )
んー…強いて言うならもっと愛美といたい、かな。無理を言うつもりないけど、まあ俺本当は寂しがり屋だからね。…だから、こうして愛美といる時間を大切にしたいなって思ってる。( 両腕を組んで悩んでいたが、腕を解き微笑みながら彼女の頭を撫で )むしろ愛美こそ不満ってある?そう聞かれて不安になってきたよ。
ここ最近一緒に過ごしてる時間も少なくなってきちゃってるもんね。…ごめんね、聡くん。これからはできるだけ2人の時間を大切に過ごしていけるようにするね。( 眉下げ心からの謝罪の言葉述べ彼に頭下げ )ううん、私からはないかな。聡くんが傍に居てくれたらそれだけで充分。
顔を上げてよ。それだけ待つほど愛美が好きってことだから。だから、今もこれからも大切にするからね。( 今度は宥めるような手つきで頭を撫で )…同じだ。よかった…珍しく緊張したよ。愛美と話していくうちに俺も変わっていったとこあるからさ。( 安堵の表情を浮かべ胸を撫で下ろすと、頬を軽く掻き )──あ、カクテル追加する?よかったら一緒に頼むよ。
ありがとう聡くん。…改めてこれからもよろしくお願いします。( 彼の言葉に安心すれば頬を緩めぺこっと頭下げ )ふふ、聡くんが緊張するなんてほんと珍しいよね。うん、カクテルのおかわり貰おうかな。聡くんは次何飲むの?( 口元に手を当て小さく笑い。何を飲もうか考えながらも首傾げ )
…こちらこそ今後もよろしくね、愛美。( 改まった様子に居住まいを正しこちらもぺこりと頭を下げ )愛美にプロポーズした時のが緊張してたかもね。あまり見せないようにしてたっけ。そういう意味ではあの頃より愛美と打ち解けてるのかもしれないな。んー、そうだな…ジントニックにしよう。決まった?( 肩を竦めたが懐かしそうに頬杖をつき。メニューを広げ、ジントニックの写真を軽く指でトントンと叩き )
おはよ。今日はクリスマスイブだね。せっかくなら愛美に会えたらって思ったけど…待ってみようか。( ソファに座りモカと戯れながら用意したプレゼントを気にするように視線を向け )…喜んでくれるといいな。
聡くん!イブの日に待っててくれたのに遅くなってごめんね。これ、遅くなっちゃったけどプレゼント。気に入って貰えるか分かんないけど…聡くんに似合うと思って。あ、ちゃんとモカにもプレゼント買ってきたからね。( 急いでリビングに向かい事前に用意していた淡い色のマフラーが入った袋を渡し。足元にやってきたモカの頭を撫でて柔らかな笑み浮かべながら犬用の服を見せて )
忙しいんでしょ、お疲れ様。ありがと、ちょうど新しいマフラー欲しかったとこだった。大事に使うね。じゃ、俺からもプレゼント。( 気にしするな、とでも言うように彼女の頭を一撫ですると袋からマフラーを取り出し。嬉しげに軽くマフラーを試着すると微笑し、彼女が好きな香りのハンドクリームが入った袋を手渡し )モカもはしゃいでるみたいだね。気に入ってるんじゃない?似合ってるし。
ごめんね。聡くんにも寂しい思いさせちゃってるよね。マフラー気に入って貰えてよかった~!…聡くんプレゼントありがとう!早速開けていい?( 眉下げしゅんとするも、頭撫でられると表情和らぎ、マフラーを巻いた姿を見て嬉しさから笑顔浮かべ。彼の返答を聞くより先にラッピングされたリボンを解き中身を取り出し嬉しさから勢いよく彼にぎゅっと抱き着き )聡くんありがと。大切に使うね!後でモカのファッションショーしなきゃだね!
寂しかったけど、一緒にいる時間が減っても愛美が好きな気持ちは変わらないからね。でも、愛美に渡せたからよかったよ。これでも悩んでさ。アクセサリーもよく渡したし今の時期手が荒れやすく──…っと、もう、愛美は。( プレゼントに喜ぶ姿に自分も嬉しくなり優しく抱き締め返し )うん、大切にしてね。俺も明日からマフラー巻いて出勤するから。
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