ジェイド 2019-03-26 15:48:45 |
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ハニー
そうだねぇ…先生かな。
人と喋るの、好きだし。
本当だ、どうしたんだろ?マリー、起きて。
マリー
…………何?
(珍しく、一度呼び掛けられて起きる)
バルツァ \ 嗚呼、寄りによって蜘蛛だなんて…っ
( 身震いするも生徒の為と勇気を絞り廊下を駆け巡る。魔法生物界のタランチュラは大きいだけでなく小さな蜘蛛を使えているという。)
苦手なんて言ってらんないなぁ…
(無音で動く彼らは背後から迫り獲物を天井へ釣り上げる事が多いらしい。)
フローラ)バルツァ先生が使い鳥を使うとすると、よっぽどのことなんだろうな。(マリーを見て)
フローラは一瞬で部屋に戻ると、魔法使いの帽子とマントを羽織ると、カシの枝の杖を持ち、窓から飛び出した。
バルツァ \ お願いね…君たちも見つからないように、安全にだよ。
( 豪邸に住み着く小動物魔法生物達の手を借り、敷地内を徘徊する。すると遠くの方で生徒の悲鳴が響き渡り。咄嗟に転送魔法で声の元辺りに飛ぶと物陰に隠れふぅ、と息を整える )
フローラ)どこにいるんだろう?
フローラは、そろそろと歩いた。実際箒を使いたいが、校舎内を低空飛行するのは危ないし、おまけに上空から探せばすぐに見つかるため使いたくても使えないのだ。
フローラが、木の陰に隠れたとき
ベチャ
フローラ)え?...ひゃあ!
フローラは、タランチュラの罠にかかり宙づり状態になった。引きちぎりたくても、糸はべたつきなかなか取れない。
フローラ)離せ、離せ!
マリー
…………【リ・ルーンフォルテ・クレッゾ】
(響く声で歌うように呪文を唱える。すると、
炎が噴き出して糸を燃やす)
フレア
…君だねー?悪さしてる子は。
ダメだよー、【カーム】
(一言呟くなり、タランチュラの動きを縛る)
フローラは糸が燃え、そのまま、着地した。しかし、周りには小さな虫が
フローラ)【フェーレース・・ムータティオ・マギーア!花になれ!】
フローラがそう言うと、小さな虫たちは、パッと花になってしまった。
フレア
…んー、どうしたもんかなー。
(【カーム】で縛り付けたタランチュラを眺め)
マリー
……フレア先生。
フレア
あ、マリーくん。
これさ、君に渡しても良いかな?
バルツァ先生の所に届けといて。
(タランチュラを指差し)
マリー
………分かりました。
バルツァ \ タランチュラは捕まえてくれたみたいだ良かった…あ、まて!!っこのっ!
( 自身が来た頃には対処されていたようでほっと胸を撫で下ろす。が、背後から気配を感じ振り返ると怪しげなローブを着た人間が1人。無我夢中で追いかける )
【ハルト】!
( ローブを着た人間を足止めし、話を聞き出そうとしたが反撃をされその勢いで魔法を解除してしまいそのまま逃げられて。自身は敷地奥の壁まで飛ばされ立つのもやっとの事。自分を罵倒せずに居られず。)
ああ、もうばかっ!
フローラは、自室に備え付けられているシャワールームで体と頭を洗っていた。
フローラ)このベトベト、しっかり洗い落とさないと。
フローラはそう言いながら、ベトベトが取れるまで洗った。
ローブを着た人間 \ 噂でよく聞いているよ。マリーくん、だってね?天才だって評判らしいじゃないか。
( その人間はクツクツと笑い杖で君を指す。攻撃の意思はなく只面白がっている。するとくるっと身を返し、背中を向け )だがね、まだ君に自己紹介をするのは早いようだ。今回は序章に過ぎない。何れまた、会えるといいね?
( そう言い残すとボソリ、と呪文を唱え姿を消した。)
バルツァ \ あー…はは、マリーくんどうしたの?突っ立って。早くいつもの友達の所に戻って上げて?
( 何も無い空間に只立ってるマリーくんの姿を見つければ情けない姿を見られちゃうなと思いつつ壁伝いに歩きで声をかけ微笑む。)
マリー
………チッ、気障な奴だ…。
(舌打ちをし、踵を返す)
(テストを知らせる、セインの飼っている
グリフォンの鳴き声が響く)
ハニー
あ、ヤバい!もう時間か!
フローラ)間に合うか!
フローラはようやくベトベトが取れ、髪を乾かし終わったところだった。急いで、荷物をもって部屋を出る。
フローラ)(白魔法があれば、ああいうの時間短縮できるのに。何で、この学校にはないの!)
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