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美月 2019-03-24 16:45:05 |
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美月）今朝万屋に行くとき、森を通っただろう。あそこには野生の動物がすんでいる。ただ、普通は本丸に入らないのに、珍しいなぁと思ってな。
美月は、軽く驚いていた。空には、満月が軽くかけている。
美月）綺麗な月夜だ。ずっと見ていたいが、風邪を引く。そろそろ上がるか。のぼせてもいけないしな。
美月は、麗奈にそう言った。
麗奈:うん(上がる)はぁー、さっぱりした！
堀川:兼さん、三日月さんたちと何かあったの？
和泉守:べ、別に……
堀川:主さん、まだ体調よくないみたいだから、明日も主さんのところにいくね
美月）そうか、あいわかった。でも、どうしても心配なら起こしてくれ。私がいつでもそばに居よう。
美月はそう言うと、自室へ戻って行った。襖を閉める前、麗奈に笑いかけて、襖を閉めた。
美月もぐっすり眠っていたが、夢を見た。
美月は暗い空間で一匹の兎をゆっくり追いかけていた。
美月）うさぎ、うさぎよ。どこに行くの。
美月とうさぎ以外誰もいない不思議な空間だ。しばらくうさぎを追いかけると、うさぎは立ち止った。
美月）愛いやつだな。おいで。
美月はしゃがみ、うさぎに手を差し伸べた。しかし、うさぎは美月に興味を示さず来た道を戻って行ってしまった。
この夢が美月に大きな影響を及ぼすとは、この時誰も思わなかった。
美月はパチッと目を開けた。時刻は6時前。
美月）ん～、不思議な夢を見たわね。何かの兆しか？
美月はそう言って、鏡を見た。そして、目を丸くした。なんと、美月の頭にうさ耳が生えていたのだ。
美月）あなや！
美月は、主を起こそうと思ったが、毎日忙しい主を起こすのは気が引け、山姥切を起こすことにした。美月は山姥切の部屋に向かうと、襖を開け山姥切を思いきり、揺さぶった。
美月）山姥切の、起きろ。今すぐ起きてくれ。
美月）私これからどうすればいいの？刀の付喪神なのにうさぎの付喪神として生きていけって言うのか？
美月は、山姥切の言葉など無視して、揺らしたまま聞く。美月のパニックの声はほかの刀にも聞こえ、主にも聞こえた。
小狐丸）なんじゃ、なんじゃ?
三日月）何だ？朝から騒々しい。
鶴丸）叫んでるのは美月か？
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