美月 2019-03-24 16:45:05 |
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麗奈:私は刀でもないし、それを使っていた主でもない。だから、前の主が亡くなったっていうことがわからないわ。だけど、私たちにとってその人たちはみんな、後世に名前と生き様、活躍を残して行った大切な人たち。歴史が変わってしまったら、私たちはいなかったことになるかもしれない。ひょっとしたら、今のこの瞬間にも誰かの記憶が塗り替えられているかもしれない。だから、なんていえばいいのかな……とにかく、美月たちになんとしても歴史を守ってほしいの。今の現代が大和魂を失って衰退していても、どうか、日本の歴史を守ってほしい
無銘)麗奈さんにも妹が…
そう…ですか。ありがとうございます、美月さん(ぺこり)
(過去がないぼくにとってはまだよくわからないことも多いけどちゃんと知って寄り添えるようにならないと…な。主様や麗奈様やみんなのために…)(話を聞いてそう思い)
美月)今この時代が、無銘にきっと意味のあるものになるだろう。人の姿だと感じ取れるものは刀の姿で出来なかった事すべてが可能だ。なら人の姿になっただけでも有意義だと私は思うな。無銘は、人の姿で、きっとすごいことをやり遂げると私は思うぞ。
美月は、にっこり笑った。
美月)麗奈、心配しなくても、出陣命令が出れば、我々は、夜でも夜中でも行く。だから、心配するな。歴史は守る。それが我々、刀剣の一番の役目だからな。
月都)俺たちも風呂にするか
黒葉)先に入っててくれ
まんば)駄目だ、疲れ溜まってるだろ
山姥切は黒葉の腕を掴む
黒葉)仕事まだ少しあるし、明日どうするかも考えないといけないから
無銘)ありがとう…ございます。こんなぼくにそんなことを言ってくださって…(少量の桜の花びらが舞い)
現代に現れたら出陣をして対処する…と思います。そこは主様の命令ですから。ぼくと違って皆さん、強いですし心配する必要はありませんよ
美月は眠る麗奈の頭を撫でながら言った。
美月)戻るかは、麗奈が決めること。戻るなら戻る。戻らないなら戻らないで構わない。まぁ、戻られると少々寂しくはなるな。
美月は困ったように笑う。そして、真剣な顔で無銘の方を見た。
美月)無銘、そなたは、自分を卑下する癖があるな。そんなことをしていたら、いつまで経っても自分に福は降りてこぬぞ。皆が強いではなく、自分ももっと強くなって、みんなの助けになる。それが、一番福がやってくる道だと私は思うぞ。
無銘)はい、そういう道を歩みたい…とは思ってます。主様や美月さん、一期さん達はこんなぼくにでも優しくしてくださいますしきにかけてくれますし、本当に感謝しきれてもしきれません。もちろん、ぼくのもととなった皆さんを卑下にするつもりもありません。逆に刀としての役目を果たしていてすごいと思います。だからこそ自分が…嫌になるんです…(俯いて)
大丈夫ですよー、お気になさらずに
無銘)みんな、そろそろ起きるかな…(朝、はやくから起きたためか屋根にいって本をずっとみていて)
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