美月 2019-03-24 16:45:05 |
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太鼓鐘)じゃあ、早速向かおうぜ。
太鼓鐘は上機嫌で風呂場を飛び出した。
三日月)ほんにどこもかしこも魅力的だ。
小狐丸)もっと見せてほしいですね。
美月)流石は堀川だな。
大倶利伽羅:ああ
麗奈:!?(三日月と目が合ってしまい、月のように美しい彼に見とれてしまい)
堀川:えへへ。あ、太鼓鐘さんたち
太鼓鐘)よっ!どうだ?順調か?
三日月)おや、麗奈、固まってどうした?もしかして(顔を近づけ)俺に見惚れたか?
美月)おや、太鼓鐘。このとおり、作っているところだ。あ、伊達巻なんかも良いな。
美月はレシピ本を見て言った。
燭台切)伊達巻!
燭台切は伊達巻の言葉に美月に思い切り飛びついた。
美月)ぐえ!
燭台切)あ、ごめん。伊達巻は僕の政宗公が愛した食べ物だからつい...
美月)いや、大丈夫だ。手入れするほどじゃないからな。だが、もう少し加減してくれ。
燭台切)うん。
美月)伊達巻が伊達政宗が愛した食べ物だという事は知っていた。せっかく伊達政宗の刀が来たのだ。出さなくては寂しかろう。
美月はにっこり笑った。
三日月)しかし、目は俺を見ていたぞ。
美月)せっかくだから、たくさん用意しよう。今日は宴だからな。ところで、燭台切。酒は飲めるか?
燭台切)う~ん、興味はあるよ。そもそも飲んだことが無いからね。
美月)それもそうだな。まぁ、飲んでみたらわかる。さて、こっちも急いで作ろう。
美月は伊達巻の調理に取り掛かった。
三日月)素直だな。夕餉まで俺達と楽しもうぞ。
小狐丸)岩融殿、そろそろまた膝に乗せてもよろしいですよ。私たちの力じゃ振りほどかれてしまいますが、岩融の力を振りほどくことは流石に無理でしょう。
美月)そういう大倶利伽羅こそ、ようやく伊達組がそろったからと言って、酒を飲みすぎるなよ。何せ、今日の其方の顔は穏やかだ。
美月は優しく微笑んだ。
美月)石切丸もそう思わんか?
小狐丸)私たちは乗せても良いですがやはり後ろから麗奈殿を眺めるよりかは
三日月)前から眺めるのが良い。
石切丸:ああ、初めて見たよ。大倶利伽羅さんの穏やかな表情
麗奈:三日月…小狐丸…っ
岩融:んん…(首の後ろにキスして)
麗奈:ひゃ///
美月)いつか笑顔も見てみたいものだな。燭台切、味見の為に一つやろう。
燭台切)いいの?
美月)ああ。
燭台切)じゃあ、貰うね。(一口食べる)おいしい!
美月)よし、ならそろそろ皿に乗せるか。
美月は皿に綺麗に乗せていった。
鶴丸)炎を完全に克服できて良かったな。美月。
美月)まぁそうだな。だが、記憶は消えないよ。
美月)そうだな、そろそろ出来るから麗奈だけじゃなく、みんな呼んできてくれ。麗奈だけじゃなくな。
美月は、はっきりそう言った。
三日月)岩融も隙が無いな。
小狐丸)いえ、もしかしたら麗奈殿に隙があるのかもしれませんね。あまり隙ばかり見せてしまいますと、獣に寝首を噛まれてしまいますよ。
小狐丸は指を舐めながら言った。
太鼓鐘)俺も呼びに行こうっと。
鶴丸)じゃあ、俺は光坊を広間に案内するか。光坊、こっちだ。
美月)こっちも仕上げといくか。
美月は馳走を次々と皿に盛りつけていった。
小狐丸)言っておきますが、獣は私だけではありませんのでね。
美月)麗奈、大丈夫かな?三日月達に、何かされてなきゃ、いいけど。
美月は、盛り付けながら言った。
太鼓鐘は、広場の前に経つと
太鼓鐘)宴だぜー。
と、叫んだ。
三日月)おや、もうそんな時間か。
小狐丸)楽しい時間とは、やはり早く過ぎるものですね。
美月)燭台切、伊達巻だ。いい出来映えだろう。
燭台切)うわぁ、美味しそう。
美月)まだ食べるなよ。他の馳走も持ってくるからな。
三日月)おや、伊達巻か?
小狐丸)よい出来映えですね。
太鼓鐘)美月が作ったんだぜ。
鶴丸)よーし、日本号、ありったけの酒持ってきてくれ。
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