美月 2019-03-24 16:45:05 |
通報 |
美月)って、こんなことせずにこうすればよかった。
美月は術で迷路を消した。すると、直ぐ近くに麗奈がいた。
美月)麗奈、大丈夫か?すまない、こんな姿で行かせた私が悪かった。どこか痛いところは無いか?
美月は、麗奈を抱かかえると、人力車へ向かった。
美月)座敷童、家へ連れて行ってくれ。急いで!
座敷童)は、はーい!
座敷童はなるべく早く人力車を引き始めた。家に着くと、美月は脱兎のごとく自室へ走り、コップに水を入れると
美月)麗奈、飲めるか?
美月)仕方ない。
美月は水を口に含むと麗奈に口移しで、水を飲ませた。
美月)確か意識がない状態でも、液体状の物は飲み込むと聞いた事がある。
美月)麗奈!よかった。すまなかった。ここは私と麗奈の家だ。あの着物で行かせてすまなかった。どこか痛いところはないか。
美月は、麗奈を抱き締めて言った。
美月)本当だ。
美月は、救急箱から、消毒液と濡らすものをピンセットで取ると消毒液を付けて濡らした。
美月)少し、沁みるぞ。
美月は、そっと傷口に消毒液をあてた。
美月)私と麗奈の家で、二人の部屋だ。遅いから、声をかけたが、返事がないので、倒れてるのではないかと探した。だが、出れるように作ったが、入ったのは初めてでな。迷ってしまって...消せばよかったのに、焦って気づかなかったのだ。そしたら、すぐ近くに麗奈が倒れていたから、急いで人力車でここに戻ったというわけだ。
美月は、笑った。
美月)すまなかった。あの着物で動きづらいせいで、余計に疲れたのだろう。せめて、動きやすい格好か、あるいは一緒に行けばよかった。
美月は、絆創膏を傷口に貼り言った。
トピック検索 |