とある刀 2019-03-22 01:51:57 |
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……?…お前は…。そうか、新入りか…。お前には関係の無い事だ、気にするな。
(最初聞き覚えの無い声に加え普段審神者と近所以外から呼ばれることのない為か少し反応に遅れてから声の主の方へと振り向き。前の主に付けられた名を呼ばれ内心苛つきがありつつ桃色の着物に包まれた人物を眺めて何処か懐かしさ感じる相手に昔の仲間と認識すればそれのみで思考は終わり。ただ刀剣が増えただけ、自分の役割が変わるわけでは無いので然程興味を示すことも無く挨拶もまともにしなければ拭き終わらせるとそそくさと服を着て冷たく言い放ち)
(/此方もペースがゆっくりなので気にしないでください!これだけ、返信を…では失礼します!)
えぇ、宗三左文字と言います。…一振り目とは随分と雰囲気が違うんですねぇ。あちらのへし切は、僕を懐かしんでいたというのに。挨拶したんですよ、先程。…まぁ、貴方も僕を忘れてはいないのでしょうけれど。それに、関係ないといいますが……(顕現の後に軽くだが挨拶を交わした一振り目のへし切長谷部とは違い、若干暗さの纏う相手に不思議に思うも、こちらの存在を記憶はしているのだなとの事を感じればそれ以上の追求を止めて話を切り替え。更に近付き関係ないと言い放つ身長は己とそう変わらない身体を指さしては、着替えの途中に見えた戦闘の最中に付くではなさそうな傷を指摘しようと藤色の双眸に疑念の目線を送り眉をひそめ)…それ、なんの傷です?痣っぽく見えましたけど。手入れ部屋なる場所があると聞きましたが。入らないのでしょうか、貴方。
…個体差はある。一振り目と挨拶したなら十分だろう…覚えはある、あの男の元に居た刀だろう。
(一振り目、最近誰かと会う度、特に審神者には良く言われるようになった言葉「一振り目と違う」と。一振り目と違って何がいけないのだろうか、一振り目はそんなに偉いのか。その言葉を聞く度に怒りは込み上げ口調は強く当たってしまいながらも、対抗の意が現れ相手を覚えている事は伝え。より近寄って来た相手を鬱陶しく訝しげな表情で眉を寄せて見つめ、痣を指摘されれば内心心臓跳ね上がり表情には出さず眉を軽く動いてしまうのみで。本当の事を言えば楽なのかもしれないと思いながらも同情されたくは無いし報告が審神者の耳にでも入ったら面倒だと思うと嘘を吐き軽くあしらえば避けるようにして横切り、結局暴力を受けるならば資材が無駄な事は真実であり)……内番をすれば痣くらいは出来る。これ如きの怪我の手入れは不要だ…資材が無駄だからな。
個体差、ですか。同じ刀だというのに変なものだな…。あの男…えぇ、ご名答です。ご丁寧にこんなところにまで名残が(一振り目と発した此方の言葉に何となくキツい返答を貰った気はしたが、過去に同じ場所に居たことを明確に告げてくれると胸の刻印をぽんと撫でて溜め息を。しかし近寄り傷を指摘した途端、心做しか怯えた印象を受けて思わず瞬きと同時に一歩驚き後退りをして距離を置き、そう言えばこれから時間が余っていると思い出すと時間つぶしの提案を切り出して)……そうですか。この本丸では、多少の怪我でも手入れに入るのだとばかり。ねえ、へし切。貴方はこれから何をするんでしょうか。僕、皆が戻るまで自由にしろと言われているんですよ。でも何をしてよいのやら…よければ少し、話しませんか?
…環境が違えば心境も変わる、それが人の心理だ。…やはり勝手な男だ。
(自分と一振り目を比べられるのはやはり癇に障りぽつりと呟くと髪をガシガシと乱雑に掻き。相手の溜息と胸元の刻印、元主への想いはお互い同じなのかと思いつつ横暴で自分勝手な男だった事を改めて実感し。追求して来ない辺り然程興味を持っていない、若しくはそういう性分か。話が変わり、その内容は自分を誘うものであり他の仲間からそんな誘いは随分されなかった為思わずあからさまに戸惑うと咳払いしてから歩き始め部屋へと向かおうとし)…資材は有効活用するのが基本だ、お前は無駄に怪我するなよ。その呼び方はよせ…俺は、これから部屋で…は?は、なし…?…!…お、俺とか?…んんっ…勝手にしろ。
魔王が勝手なことは否定しませんが、環境…。はあ、それは僕にはまだよく分かりませんね。……そんなに驚かなくても。えぇ、勝手にします。(一振り目を口にした途端、嫌悪を示す様子にきょとりとするも、こちらの誘いには若干驚きた素振りを見せながらでも拒否はしない相手にほっと肩を撫で下ろし。自室へと進もうと歩み始めた後ろを着いて)
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