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No.61
by レイ 2019-06-24 21:22:36
確かにそうだな。他人だったら看病なんてしてくれるはず無いか…。
(少し疲れたのか軽く息を吐きベッドに倒れ込み)
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No.62
by 百合 2019-06-25 06:24:55
「蘇芳は変わった奴でね。紙芝居の世界に
人間を閉じ込めることが出来るのさ」
シラベは笑う。
《人聞きが悪いなぁ、シラベ。
僕は《理想の世界》へ導いているだけさ》
蘇芳もまた、笑った。
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No.63
by レイ 2019-06-25 07:23:42
紙芝居の世界か…。理想と現実は違うからな…。
(そう呟くと目を瞑り寝始め)
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No.64
by 百合 2019-06-26 06:22:23
《…人間らしい理屈だね。だが…人間ならば
誰しも、思い描く《理想の世界》があるもの
なのさ》
(蘇芳の自転車の後ろに積まれた紙芝居の山。
それは今まで彼に出会った人間の
《理想の世界》を映し出したものである)
「蘇芳。相変わらずだな」
(シラベは蘇芳の発言に苦笑する。
彼の蘇芳色のマントから漂う金木犀の香りは
強く、美しく漂い始めた)
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No.65
by レイ 2019-06-26 08:50:31
………。
(蘇芳の言葉を聞くと無意識のうちに理想の世界を考え始め、強くなる金木犀の香りによって深い眠りに落ちていき)
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No.66
by 百合 2019-06-26 12:52:22
《ほら、来たぞ。君の新しい友人が描く、
《理想の世界》が》
(蘇芳の自転車に積まれた白紙の紙芝居に
色が溢れ、人が描かれ、背景が描かれ、
完成してゆく)
「…本当に、蘇芳らしいね。一体何が
変わったのかね?」
(シラベは苦笑を浮かべながら聞く)
《はは、あの頃よりは随分と丸くなったよ。
今はあの街に【カナタ】も居ることだし…》
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No.67
by レイ 2019-06-26 14:04:48
……。(すやすやと完全に熟睡しているようで身動き一つせず)
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No.68
by 百合 2019-06-26 15:11:39
「……嗚呼、例のかい?」
《そうだよ。僕が浮世の存在にして常世に
存在できるようにしたのさ》
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No.69
by レイ 2019-06-26 18:00:47
………。
(起きたようだが寝ぼけているのか二人をぼーっと見つめ)
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No.70
by 百合 2019-06-26 18:19:33
「おや、起こしてしまったかい?すまないな」
(シラベはにこりと微笑む》
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No.71
by レイ 2019-06-26 18:23:59
いや…大丈夫だ。
(少し熱が引いたようでゆっくりと体を起こして首を回し)
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No.72
by 百合 2019-06-26 19:38:05
《おや、もうこんな時間か。【カナタ】が
来る時間だから、帰らせてもらうよ》
(蘇芳はひらひらと手を振って、
自転車を押しながら去っていく)
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No.73
by レイ 2019-06-27 05:57:07
カナタ…?もう理解が追い付かないな…。また会えるかは分からないけど…また今度。
(もう苦笑しか出来なくなり蘇芳に片手を振って見送り)
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No.74
by 百合 2019-06-27 06:18:35
「はは、奴は変わり者でね。
人間が好きなのさ」
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No.75
by レイ 2019-06-27 07:23:19
その言い方だと人間が嫌いな奴もいるのか?
(少し寒気を感じながら恐る恐る聞き)
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No.76
by 百合 2019-06-27 07:46:40
「居るさ。小生は嫌いではないがね」
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No.77
by レイ 2019-06-27 15:27:26
やっぱりか…。
(少し険しい表情で考えつつ相手をチラリと見て)
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No.78
by 百合 2019-06-27 16:54:08
「人間が嫌いな奴は小生の友人には居ないがね。
類は友を呼ぶ、という奴さ」
(シラベはくすくすと笑う)
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No.79
by レイ 2019-06-27 18:50:26
まさか心が読める訳じゃ無いよな…?
(自分の行動でバレバレなのだがそんな事に気付かずに怪訝そうな顔を向け)
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No.80
by 百合 2019-06-27 20:36:33
「いや?」