……ん、…ああ、いらっしゃい。悪かったね、本を読んでいたらすっかりうたた寝をしてしまっていたらしい。
( 顔に被せていた装飾の凝った厚めの本を片手で退かしてはソファから起き上がり、眉を下げつつ相手の方へ視線流し )
此処へ来る事が出来た、という事は…此の屋敷に棲む覚悟をして来たと解釈しても良いのかな。
──まあそうでなくとも、折角来たのなら棲む事も検討してみて欲しいね。寂れた屋敷で俺一人というのも心細かったところだから。
そこら辺に適当に腰掛けて待っていてくれ、今お茶を淹れてあげよう。
( ゆるりと腰を上げてはキッチンへ向かい、白いティーカップを棚から取り出して丁寧に並べ、紅茶を淹れ始めて )
Quiet.......
>1 『お喋り禁止』